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7章 スウォーティーの村
129話 色々なお菓子
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「ミエーレ!」
「失礼いたします」
店主さんが呼んだ人を見る。
その人はコック……いや、パティシエの服を着た人が入ってきた。
ミエーレと呼ばれた人は金髪を背中に垂らすようにまとめていて背は結構高い、表情は見るからに自信満々と言ったような顔をしている。
そして、わたしやヴァイス達を見て一瞬眉を寄せた。
その顔は一瞬で他の人は気付いた様子はない。
なのでわたしの勘違いかもしれないと思う。
「ご紹介に預かりました。ミエーレを申します。本日は菓子のご紹介をさせて頂きます」
「ということで、菓子の事でお聞きしたいことがありましたらこのミエーレにお聞きください。新人ではありますが、その腕前はベテランにも匹敵しています。なにとぞよろしくお願いします」
「はぁ……」
そんな人いらないと思うんだけど……と思っていたら、先生が耳元でささやいてくれる。
「ああやって菓子のことを教えるということをしつつ、パティシエの顔見せを貴族にしているんだよ。そうやって王都の貴族のパーティに呼ばれるように人脈作りもしているんだ。だから受け入れてあげて」
「はぁ……」
わたしは別に貴族でもないし、パティシエを呼ぶようなことをするつもりもないんだけど……。
まぁ、説明してくれるのであればいいか。
「よろしくお願いします!」
「……ええ」
ということで、わたしは必要な時にだけ頼もうと思ってなにから手をつけようか迷う。
「これだ!」
わたしは少し迷ったあと、近くにあったバウムクーヘンを取った。
綺麗な円形になっていて、それを自分で食べる分だけ切り取る。
ちなみに他の子達や先生は食べたい物をすでに取っていたから、手伝う必要はない。
その姿を見て、彼が口を開く。
「それはバウムクーヘンと言って、ここでも歴史あるお菓子なのです」
「そうなんですね! 確か綺麗な円を作るのが難しいんでしたっけ? すごいです!」
「……はい。よくご存じですね」
「お菓子が好きなので!」
ということで、わたしは彼との話もそこそこにバウムクーヘンを食べる。
ふんわりとした歯触りに、しっとりとした感触が舌の上に広がった。
前に出過ぎず、かといって主張をしない訳でもない。
芯はないけど、確かな芯があるように感じられるとても美味しいものだった。
「すごい……確か作るのも大変なんですよねぇ……」
「作り方を知っておいでになるのですか?」
「ミエーレさんのように知っている訳じゃないですよ? たしか小麦粉、バター、砂糖、卵とかを混ぜて細長い棒に層を作っていくように塗りながら焼いていくんでしたっけ……。あぁ美味しい」
わたしはミエーレさんの言葉に確かそんな感じだった気がするという適当な事を言いながら、美味しいバームクーヘンを食べる。
一つ食べきってしまったところで、わたしはこのままではまずいことに気付く。
いけない。
これだけを食べていては他の物が食べれなくなる。
いっぱいあるんだから、ある程度は選んでいかないと。
こんな時は、子供であるこの姿が恨めしい。
「……」
「ウィンも食べたい?」
わたしが美味しく食べていたからか、ウィンが食べたそうな顔をしていた。
聞いてみると頷いたので、バームクーヘンを切ってた彼の前の皿に置く。
『美味いぞサクヤ。菓子を見る目もあるのだな』
『たまたまだよ。次食べよう?』
わたしはそう返して、次のお菓子を取る。
「次は……これがいいかな」
わたしが手にとったのはカヌレだった。
ふんわりとしたものを食べたから、次は少し固い物を食べたい。
それを手に取ると、ちょっと驚いて手を放す。
「温かい?」
「はい。カヌレは焼きたてがもっとも美味しいので、当店では焼きたてのものしか販売しておりません」
「なるほど……」
わたしは再び手に取って口にいれる。
カリッ!
「!」
カリカリになったカヌレに歯を突き立てると、口の中にはほろ甘苦い味が広がる。
ずっと甘かった口をリセットしてくれているようで、とても心地よい甘さだ。
外側はカリカリだったけれど、中はモチモチとしていてほろ苦かった甘さをよりよい甘さに変えてくれる。
ミエーレさんがわたしに訪ねてくる。
「お味はいかがですか?」
「すっごい……このカリカリ感……たまりません。蜜蝋が美味しいからなんですかね? バターではこんなにいい味は出ないと思いますし、艶感もとても素敵です」
最初はかじることしか考えていなかったけれど、いざ食べてみて、カヌレの外側を見るととても美しい見た目をしている。
「それに……この中に入っている気泡もちゃんと温度管理をしているんですよね。結構温度が低くなったりして、大変なんですよね~」
確かこれもそんな話を聞いたことがある。
という感じだったけれど、思っていることを適当に放すと、ミエーレさんが口を開く。
「ええ、当店では温度管理を任されるのはとても重要な仕事です。日々美味しいお菓子を食べていただけるように邁進しております」
「そうなんですね~これ、本当に美味しいです」
わたしはそんな感じで食べながら彼に聞かれたことを適当に話したりする。
「……」
「ルビーも食べてみる?」
今度はルビーがじっとわたしを見つめていたので、そう提案すると頷く。
「はい。どうぞ」
「……キュイイイイィィィィィ!!!」
「ははは、おいしいんだね」
ルビーはカリカリの触感が好きなのか、それから何個もカヌレをカリカリと食べて喜んでいた。
かわいい。
ちなみに、ヴァイスと全部制覇するつもりか色々なお菓子に挑戦していて、わたしの出る幕はなかった。
それから何種類かのお菓子を食べて、もうこれ以上食べられないというくらいまでお腹に詰め込んだ。
「もう……お腹いっぱい……」
美味しすぎて止めるに止めることができなかった。
「ふぅ……」
「あの……高貴な方にしてもいいのか分かりませんが、一つだけ……よろしいでしょうか?」
「え? わたしですか?」
別に高貴な生まれでもなんでもないですけど?
でも、とりあえず話を聞いてみよう。
「あの、とりあえず、どんなことでしょうか?」
「はい。サクヤ様、あなたのアドバイスが欲しいのです」
アドバイス……とはなんのアドバイスだろうか?
「失礼いたします」
店主さんが呼んだ人を見る。
その人はコック……いや、パティシエの服を着た人が入ってきた。
ミエーレと呼ばれた人は金髪を背中に垂らすようにまとめていて背は結構高い、表情は見るからに自信満々と言ったような顔をしている。
そして、わたしやヴァイス達を見て一瞬眉を寄せた。
その顔は一瞬で他の人は気付いた様子はない。
なのでわたしの勘違いかもしれないと思う。
「ご紹介に預かりました。ミエーレを申します。本日は菓子のご紹介をさせて頂きます」
「ということで、菓子の事でお聞きしたいことがありましたらこのミエーレにお聞きください。新人ではありますが、その腕前はベテランにも匹敵しています。なにとぞよろしくお願いします」
「はぁ……」
そんな人いらないと思うんだけど……と思っていたら、先生が耳元でささやいてくれる。
「ああやって菓子のことを教えるということをしつつ、パティシエの顔見せを貴族にしているんだよ。そうやって王都の貴族のパーティに呼ばれるように人脈作りもしているんだ。だから受け入れてあげて」
「はぁ……」
わたしは別に貴族でもないし、パティシエを呼ぶようなことをするつもりもないんだけど……。
まぁ、説明してくれるのであればいいか。
「よろしくお願いします!」
「……ええ」
ということで、わたしは必要な時にだけ頼もうと思ってなにから手をつけようか迷う。
「これだ!」
わたしは少し迷ったあと、近くにあったバウムクーヘンを取った。
綺麗な円形になっていて、それを自分で食べる分だけ切り取る。
ちなみに他の子達や先生は食べたい物をすでに取っていたから、手伝う必要はない。
その姿を見て、彼が口を開く。
「それはバウムクーヘンと言って、ここでも歴史あるお菓子なのです」
「そうなんですね! 確か綺麗な円を作るのが難しいんでしたっけ? すごいです!」
「……はい。よくご存じですね」
「お菓子が好きなので!」
ということで、わたしは彼との話もそこそこにバウムクーヘンを食べる。
ふんわりとした歯触りに、しっとりとした感触が舌の上に広がった。
前に出過ぎず、かといって主張をしない訳でもない。
芯はないけど、確かな芯があるように感じられるとても美味しいものだった。
「すごい……確か作るのも大変なんですよねぇ……」
「作り方を知っておいでになるのですか?」
「ミエーレさんのように知っている訳じゃないですよ? たしか小麦粉、バター、砂糖、卵とかを混ぜて細長い棒に層を作っていくように塗りながら焼いていくんでしたっけ……。あぁ美味しい」
わたしはミエーレさんの言葉に確かそんな感じだった気がするという適当な事を言いながら、美味しいバームクーヘンを食べる。
一つ食べきってしまったところで、わたしはこのままではまずいことに気付く。
いけない。
これだけを食べていては他の物が食べれなくなる。
いっぱいあるんだから、ある程度は選んでいかないと。
こんな時は、子供であるこの姿が恨めしい。
「……」
「ウィンも食べたい?」
わたしが美味しく食べていたからか、ウィンが食べたそうな顔をしていた。
聞いてみると頷いたので、バームクーヘンを切ってた彼の前の皿に置く。
『美味いぞサクヤ。菓子を見る目もあるのだな』
『たまたまだよ。次食べよう?』
わたしはそう返して、次のお菓子を取る。
「次は……これがいいかな」
わたしが手にとったのはカヌレだった。
ふんわりとしたものを食べたから、次は少し固い物を食べたい。
それを手に取ると、ちょっと驚いて手を放す。
「温かい?」
「はい。カヌレは焼きたてがもっとも美味しいので、当店では焼きたてのものしか販売しておりません」
「なるほど……」
わたしは再び手に取って口にいれる。
カリッ!
「!」
カリカリになったカヌレに歯を突き立てると、口の中にはほろ甘苦い味が広がる。
ずっと甘かった口をリセットしてくれているようで、とても心地よい甘さだ。
外側はカリカリだったけれど、中はモチモチとしていてほろ苦かった甘さをよりよい甘さに変えてくれる。
ミエーレさんがわたしに訪ねてくる。
「お味はいかがですか?」
「すっごい……このカリカリ感……たまりません。蜜蝋が美味しいからなんですかね? バターではこんなにいい味は出ないと思いますし、艶感もとても素敵です」
最初はかじることしか考えていなかったけれど、いざ食べてみて、カヌレの外側を見るととても美しい見た目をしている。
「それに……この中に入っている気泡もちゃんと温度管理をしているんですよね。結構温度が低くなったりして、大変なんですよね~」
確かこれもそんな話を聞いたことがある。
という感じだったけれど、思っていることを適当に放すと、ミエーレさんが口を開く。
「ええ、当店では温度管理を任されるのはとても重要な仕事です。日々美味しいお菓子を食べていただけるように邁進しております」
「そうなんですね~これ、本当に美味しいです」
わたしはそんな感じで食べながら彼に聞かれたことを適当に話したりする。
「……」
「ルビーも食べてみる?」
今度はルビーがじっとわたしを見つめていたので、そう提案すると頷く。
「はい。どうぞ」
「……キュイイイイィィィィィ!!!」
「ははは、おいしいんだね」
ルビーはカリカリの触感が好きなのか、それから何個もカヌレをカリカリと食べて喜んでいた。
かわいい。
ちなみに、ヴァイスと全部制覇するつもりか色々なお菓子に挑戦していて、わたしの出る幕はなかった。
それから何種類かのお菓子を食べて、もうこれ以上食べられないというくらいまでお腹に詰め込んだ。
「もう……お腹いっぱい……」
美味しすぎて止めるに止めることができなかった。
「ふぅ……」
「あの……高貴な方にしてもいいのか分かりませんが、一つだけ……よろしいでしょうか?」
「え? わたしですか?」
別に高貴な生まれでもなんでもないですけど?
でも、とりあえず話を聞いてみよう。
「あの、とりあえず、どんなことでしょうか?」
「はい。サクヤ様、あなたのアドバイスが欲しいのです」
アドバイス……とはなんのアドバイスだろうか?
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