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4章
79話 レールトン
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上から降りてきた男は俺の前に立ち、口を開く。
「良く来たな、シュタル」
「ああ、久しぶりだな。レールトン」
俺は久しぶりに会い、少し老けた男と握手を交わす。
彼は俺と手を握りながら豪快に声をあげる。
「しっかし、よくやったなお前! いくら何でもあいつ等相手に動かないなんて芸当出来るとはな?」
「それくらいならお前も出来るだろう?」
「がっはっはっはっはっは。そいつはやってみないと分かんねぇな!」
「全く、たった1人で魔族の軍勢すら跳ね返す男がよく言う」
「昔の話だ。そんな事もある。お前こそ、他の仲間はどうした?」
「……色々とあってな。別れた」
「……そうか。そんなこともある。俺だって今はソロだからな」
「ああ、それでどうしたんだ? 【守護神】様と戦えるのか?」
「やめておこう。お前と戦うとギルドが……いや、この街がなくなるかもしれないだろう?」
「……そうかもしれんな」
俺は彼と戦った時の事を考えると、そうなってもおかしくないと感じる。
それほどに彼は強く、その実力は桁違いだ。
彼であればミリアムですら瞬殺出来るだろう。
「さ、こんな所で話すのもあれだ。積もる話もある、上に行こう」
「いいのか?」
「当然。文句があるやつは力で……な?」
「なるほど」
「だがその前に、そいつらを開放してやってはくれないか?」
「ん? そいつら?」
俺はレールトンの示す方を見ると、そこには『水牢魔法』に入れらた2人がいた。
「あ、悪い悪い」
俺はすぐに魔法を解き、2人を解き放つ。
「うぅ……」
「そんな……なんてでたらめな……解除出来なかった……」
「まだまだ精進が足りんな。Sランク冒険者パーティを名乗るのなら。あの程度は出て見せろ」
俺はそれだけ残すと、レールトンに続いてギルドの中を歩いて行く。
その途中で、ヒソヒソと話す声が聞こえた。
「あれは……誰だ?」
「この街の英雄、【守護神】のレールトンさんとタメ……?」
「それだけ……すごい男なのか?」
「ありえるのか? 彼がいるからこの街は保たれていると言ってもいいんだぞ……?」
やはりレールトンの存在はそれほどに大きいらしい。
「人気者だな」
「なりたくてなった訳じゃないんだがな」
そんな事を言いながら、上に登ろうとすると、リュミエールがいないことに気が付く。
「おっと、リュミエール! お前も来い!」
「え? い、いいんですか!?」
「ダメだと言った奴は俺がぶっ飛ばす。いいから来い」
「は、はい!」
リュミエールは俺の方に走ってくるけれど、それを邪魔する者は誰もいない。
まぁ、さっきあれだけの力を見せたのだから当然か。
「しかし、あの嬢ちゃんが次の仲間か?」
「いや、あいつは俺が護衛をする相手だ」
「そうか」
そんな事があり、上に登るとそこはかなり違った世界になっていた。
テーブルは広々としていて、イスも下にあるものよりも圧倒的に質がいい。
受付も絶対に待たせる気がないのか、3人も常駐していた。
俺達の他にメンバーは10人もいないのに……だ。
流石力こそ全て、それを体現するかのような場所だ。
俺とリュミエールは並んでレールトンの正面に座る。
「さて、それで要件を聞こうか? 一度は夜逃げする様にこの街を出て行ったんだ。それなのに何か理由があったんだろう?」
「理由……か。特にないぞ」
「……は?」
「いや、本当だ。あの時……俺がまだ『至高の剣』だったころ、他のメンバーがいいから早くこの街から出たい。そう言っていたからだな」
「……ああ、そう言えばあいつらの実力はそこそこだったか」
「一応な」
「と、話がそれた。それで、要件は?」
「勇者を探している。居場所を聞こうと思ってな。領主の館にでも行った方が良かったか?」
「いや、領主も詳しい情報は知らんだろう。この街では冒険者ギルドの方が強いからな」
「あの時から変わっていないか。それで、居場所は? レールトンなら知っているだろう?」
「……事情によるな」
「リュミエール。いいか?」
俺は一応確認を取るために彼女に聞く。
「は、はい。問題ありません!」
「そうか。では言うとな。彼女は光の巫女だ」
「……光の巫女……とはあの、勇者と共にいると言われいてるあの……光の巫女か?」
「それ以外にいるなら知らないが、一応そうだぞ」
俺がそう言うと、リュミエールは立ち上がって鞄から光の巫女の服を取り出す。
「これがその証拠です!」
「おお……そうか。悪かったな。嬢ちゃん。でもそういう事なら言っていいか。勇者は今ダンジョンに潜っている」
「まぁ……ここに来ているという事はそういうことだとは思っていたが……。今どこらへんにいるのか分かるか?」
「今はこの街のSランク冒険者を2人と……元々勇者についていた2人の系5人でダンジョンの最深部を目指している。上手くいっていれば35~38階層あたりにいるだろう。だがまぁ……そこからが鬼門だな」
「何を言っている。レールトンなら行けるのだろう?」
「……俺はいかんよ。俺が行くのはあの時のメンバーだけと決まっているからな」
「そうか……」
レールトンは強い。
その圧倒的な実力を持っているが故に、昔の俺と同じようにメンバーとの間に実力差が生まれてしまう。
その結果として、彼らは……最深部の40階層を突破した際に、彼を残して死んでしまった。
彼はそれ以降ダンジョンに潜る事はしなくなり、この街を守り続けている。
彼はそんな思い出を振り払うように話しかけてきた。
「だがそれは俺の理由だ。別にお前は関係ない。ダンジョンの最深部を……いや、踏破してもいいんだぞ?」
彼は冗談めかして言ってくるので、俺も彼に告げる。
「踏破なら前にしたぞ? 確か……3,4回はしたかな。他のメンバーが他の街に行きたいと言わなければ後5,6周はしたかったところだ」
「は……」
「え……」
リュミエールとレールトンは、俺をじっと凝視していた。
「良く来たな、シュタル」
「ああ、久しぶりだな。レールトン」
俺は久しぶりに会い、少し老けた男と握手を交わす。
彼は俺と手を握りながら豪快に声をあげる。
「しっかし、よくやったなお前! いくら何でもあいつ等相手に動かないなんて芸当出来るとはな?」
「それくらいならお前も出来るだろう?」
「がっはっはっはっはっは。そいつはやってみないと分かんねぇな!」
「全く、たった1人で魔族の軍勢すら跳ね返す男がよく言う」
「昔の話だ。そんな事もある。お前こそ、他の仲間はどうした?」
「……色々とあってな。別れた」
「……そうか。そんなこともある。俺だって今はソロだからな」
「ああ、それでどうしたんだ? 【守護神】様と戦えるのか?」
「やめておこう。お前と戦うとギルドが……いや、この街がなくなるかもしれないだろう?」
「……そうかもしれんな」
俺は彼と戦った時の事を考えると、そうなってもおかしくないと感じる。
それほどに彼は強く、その実力は桁違いだ。
彼であればミリアムですら瞬殺出来るだろう。
「さ、こんな所で話すのもあれだ。積もる話もある、上に行こう」
「いいのか?」
「当然。文句があるやつは力で……な?」
「なるほど」
「だがその前に、そいつらを開放してやってはくれないか?」
「ん? そいつら?」
俺はレールトンの示す方を見ると、そこには『水牢魔法』に入れらた2人がいた。
「あ、悪い悪い」
俺はすぐに魔法を解き、2人を解き放つ。
「うぅ……」
「そんな……なんてでたらめな……解除出来なかった……」
「まだまだ精進が足りんな。Sランク冒険者パーティを名乗るのなら。あの程度は出て見せろ」
俺はそれだけ残すと、レールトンに続いてギルドの中を歩いて行く。
その途中で、ヒソヒソと話す声が聞こえた。
「あれは……誰だ?」
「この街の英雄、【守護神】のレールトンさんとタメ……?」
「それだけ……すごい男なのか?」
「ありえるのか? 彼がいるからこの街は保たれていると言ってもいいんだぞ……?」
やはりレールトンの存在はそれほどに大きいらしい。
「人気者だな」
「なりたくてなった訳じゃないんだがな」
そんな事を言いながら、上に登ろうとすると、リュミエールがいないことに気が付く。
「おっと、リュミエール! お前も来い!」
「え? い、いいんですか!?」
「ダメだと言った奴は俺がぶっ飛ばす。いいから来い」
「は、はい!」
リュミエールは俺の方に走ってくるけれど、それを邪魔する者は誰もいない。
まぁ、さっきあれだけの力を見せたのだから当然か。
「しかし、あの嬢ちゃんが次の仲間か?」
「いや、あいつは俺が護衛をする相手だ」
「そうか」
そんな事があり、上に登るとそこはかなり違った世界になっていた。
テーブルは広々としていて、イスも下にあるものよりも圧倒的に質がいい。
受付も絶対に待たせる気がないのか、3人も常駐していた。
俺達の他にメンバーは10人もいないのに……だ。
流石力こそ全て、それを体現するかのような場所だ。
俺とリュミエールは並んでレールトンの正面に座る。
「さて、それで要件を聞こうか? 一度は夜逃げする様にこの街を出て行ったんだ。それなのに何か理由があったんだろう?」
「理由……か。特にないぞ」
「……は?」
「いや、本当だ。あの時……俺がまだ『至高の剣』だったころ、他のメンバーがいいから早くこの街から出たい。そう言っていたからだな」
「……ああ、そう言えばあいつらの実力はそこそこだったか」
「一応な」
「と、話がそれた。それで、要件は?」
「勇者を探している。居場所を聞こうと思ってな。領主の館にでも行った方が良かったか?」
「いや、領主も詳しい情報は知らんだろう。この街では冒険者ギルドの方が強いからな」
「あの時から変わっていないか。それで、居場所は? レールトンなら知っているだろう?」
「……事情によるな」
「リュミエール。いいか?」
俺は一応確認を取るために彼女に聞く。
「は、はい。問題ありません!」
「そうか。では言うとな。彼女は光の巫女だ」
「……光の巫女……とはあの、勇者と共にいると言われいてるあの……光の巫女か?」
「それ以外にいるなら知らないが、一応そうだぞ」
俺がそう言うと、リュミエールは立ち上がって鞄から光の巫女の服を取り出す。
「これがその証拠です!」
「おお……そうか。悪かったな。嬢ちゃん。でもそういう事なら言っていいか。勇者は今ダンジョンに潜っている」
「まぁ……ここに来ているという事はそういうことだとは思っていたが……。今どこらへんにいるのか分かるか?」
「今はこの街のSランク冒険者を2人と……元々勇者についていた2人の系5人でダンジョンの最深部を目指している。上手くいっていれば35~38階層あたりにいるだろう。だがまぁ……そこからが鬼門だな」
「何を言っている。レールトンなら行けるのだろう?」
「……俺はいかんよ。俺が行くのはあの時のメンバーだけと決まっているからな」
「そうか……」
レールトンは強い。
その圧倒的な実力を持っているが故に、昔の俺と同じようにメンバーとの間に実力差が生まれてしまう。
その結果として、彼らは……最深部の40階層を突破した際に、彼を残して死んでしまった。
彼はそれ以降ダンジョンに潜る事はしなくなり、この街を守り続けている。
彼はそんな思い出を振り払うように話しかけてきた。
「だがそれは俺の理由だ。別にお前は関係ない。ダンジョンの最深部を……いや、踏破してもいいんだぞ?」
彼は冗談めかして言ってくるので、俺も彼に告げる。
「踏破なら前にしたぞ? 確か……3,4回はしたかな。他のメンバーが他の街に行きたいと言わなければ後5,6周はしたかったところだ」
「は……」
「え……」
リュミエールとレールトンは、俺をじっと凝視していた。
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