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3章
68話 連れてきた
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「魔法陣……か」
「うん……私たちじゃあ……これは分からない」
「よし。じゃあ分かるやつらを連れて来よう」
「え? いるんですか?」
「ああ、少し行って来る」
「あ、は、はい。そんなすぐ近くにいるんだ……」
それから1時間後に俺はリュミエールとアントゥーラを連れて戻ってきた。
「連れて来たぞ」
「早すぎませんか!?」
「そうでもない。守り神の為と言ったら2人は快く来てくれだぞ」
「え……ええ……。守り神様を……助ける為であれば……うぷ」
「そうだね……。これでもワシはサラスの街のギルドマスター。それくらいは力になるとも……。酔い止めの魔法陣を開発した方がいいかもしれないな……」
リュミエールとアントゥーラはちょっと顔色を悪くしていた。
ずっと徹夜で魔法陣の事で話していたらしいので、体調も悪くなっているだろう。
「それで、魔法陣を見てくれるか? あの2人がリート一族で、守り神には魔法陣が施されているらしい」
「わ、分かりましたけど……。う……少し時間をください」
「ワシも……久々の運動は体に堪える」
それから2人はしばらく休んでから、ゆっくりと起き上がってメディ達の方に向かう。
2人はメディが見付けた魔法陣を見て、ああでもないこうでもないと意見をぶつけている。
「これだけだと……そこまで効果はないと思うんですけど、どうでしょうか? 先生」
「ワシもそう思う。確かにこの魔法陣は複雑に様々な効果が絡み合っているが、与える効果はただ1つ。苦痛だけだろう」
「ということは……他にもありそうではないですか?」
「そうだな。守り神様はこれだけ大きな体だ。1つだけというのではなく、他の場所にも色々と施してあるに違いない」
「分かりました。シュタルさん!」
「どうした」
「あの……他にもこの様な魔法陣があると思うので、凍り付かせている所を少しずつ解除して頂けませんか?」
「分かった。と言いたい所だが……。あまり氷を溶かすと暴れた拍子に壊れてしまうかもしれないぞ? かと言って凍らす面積を増やすと守り神がの命が危険にさらされるかもしれない」
俺がそう言うと、リュミエールは何でもないことの様に話してくれる。
「シュタルさんなら大丈夫ですよね! 私、信じてますから!」
「気軽に言ってくれるな」
「シュタルさんだから言っているんですよ」
「そこまで言われたのなら仕方ない。いいだろう。やってやる」
「流石シュタルさんです!」
俺は守り神の氷を少しずつ溶かして行き、全身隈なく見れるようにする。
そして、さっきはああいった手前、既に見たであろう場所を凍り漬けにしていき、守り神を動けないままの状態をキープした。
そんな事を多少時間をかけながらやっていると、守り神に施された魔法陣の位置を全て見つけ出す。
場所は4本の足の付け根、その内側に施してあった。
「これはどんな効果なんだ?」
俺はとりあえずアントゥーラに聞くと、彼は唸るようにして答えてくれた。
「この場所はリート一族からの攻撃命令を拒否できなくなるものだな。他のも、対象の認識をぼやけさせ、操り人形の様にさせるものもあるし、4つとも全てが連動していつつも、違った効果を発揮している。これを施した者は魔法陣の天才だな」
「……恐らく、これを施したのは【魔陣】だろう」
「【魔陣】!? それは魔王四天王のあの【魔陣】のことか!?」
アントゥーラが驚きで声が大きくなり、側で聞いていたメディとシビラも目を見開いている。
唯一、リュミエールだけはじっとそれを聞いていた。
「ああ、王都で【策謀】を倒して来たんだが、そいつが【魔陣】も同様にこの国に入っているということを聞いている。そして、そいつが勇者を狙っていることも」
「そんな! それだったらこんな場所にいる場合では!」
「構わない。仮に勇者なのだろう? 多少【魔陣】に狙われた程度で死んでしまうのであればそれは勇者としての器が足りなかっただけのこと。それよりも、今は目の前のこの事態を解決せねばなるまい」
俺がそういうとリュミエールが口を開いた。
「勇者様が死ぬことはないと思いますけどね」
「何か言ったか? リュミエール」
「あ! い、いえ、何でもないです。それよりこれをどうやって解きましょうか?」
リュミエールは慌てて話を魔法陣の方に戻した。
それに答えるのはアントゥーラだ。
「まぁ……守り神様を助ける為には、この魔法陣を同時に消すしかない。お前達にも手伝ってもらうぞ」
「ぼ、僕達もですか?」
「そうだ。お前達はこれから守り神様と共にあるのだろう? ならば、守り神様が大変な時に手伝ってやらずに誰がやると言うのだ」
「……分かりました。僕にも出来る事をやらせてもらいます!」
「私もやります。シビラが……あの……小さかったこの子がやるって言っているのなら、私もやらない訳にはいかないから」
「いい判断だ。リュミエールはやるな?」
「勿論です。これでも光の巫女なんですよ? 最近空気な気がしていますが」
「よし。では俺が何かあった時のヘルプに入ろう」
「よろしくお願いします」
「だが、その前に確認することがある」
これからやるという時に、アントゥーラが止めてくる。
「どうした」
「この魔法陣を解除している時に、守り神様に最大限の苦痛が訪れるように作られている。その事を考えるとすると、かなり危険だ。それでもいいか?」
「それくらいなら俺が守ってやる」
「それだけではない。こんな巨体が暴れたらどうなるか。分かっているのか?」
「当然だ。俺は最強。その程度の事は簡単に止めて見せる」
「そうか分かった。では任せよう。皆これから説明する。分からない事があったら絶対に聞くように」
こうしてこれから4人で魔法陣を消し、守り神を元に戻す。
という事が決まった。
俺は4人に『結界魔法』を張り、万が一に備える。
それから、アントゥーラの先導で魔法陣を消す作業が始まった。
しかし、それは俺の想像を越えるものだった。
魔法陣を消し始めて数分。
守り神が氷を砕いて暴れはじめたのだ。
「ガ~~~メ~~~!!!!!」
バッシャアアアアアアアアアン!!!
「な!?」
暴れる守り神は、その大きな足を湖に叩きつけ、100mはある様な水柱を作り出した。
「うん……私たちじゃあ……これは分からない」
「よし。じゃあ分かるやつらを連れて来よう」
「え? いるんですか?」
「ああ、少し行って来る」
「あ、は、はい。そんなすぐ近くにいるんだ……」
それから1時間後に俺はリュミエールとアントゥーラを連れて戻ってきた。
「連れて来たぞ」
「早すぎませんか!?」
「そうでもない。守り神の為と言ったら2人は快く来てくれだぞ」
「え……ええ……。守り神様を……助ける為であれば……うぷ」
「そうだね……。これでもワシはサラスの街のギルドマスター。それくらいは力になるとも……。酔い止めの魔法陣を開発した方がいいかもしれないな……」
リュミエールとアントゥーラはちょっと顔色を悪くしていた。
ずっと徹夜で魔法陣の事で話していたらしいので、体調も悪くなっているだろう。
「それで、魔法陣を見てくれるか? あの2人がリート一族で、守り神には魔法陣が施されているらしい」
「わ、分かりましたけど……。う……少し時間をください」
「ワシも……久々の運動は体に堪える」
それから2人はしばらく休んでから、ゆっくりと起き上がってメディ達の方に向かう。
2人はメディが見付けた魔法陣を見て、ああでもないこうでもないと意見をぶつけている。
「これだけだと……そこまで効果はないと思うんですけど、どうでしょうか? 先生」
「ワシもそう思う。確かにこの魔法陣は複雑に様々な効果が絡み合っているが、与える効果はただ1つ。苦痛だけだろう」
「ということは……他にもありそうではないですか?」
「そうだな。守り神様はこれだけ大きな体だ。1つだけというのではなく、他の場所にも色々と施してあるに違いない」
「分かりました。シュタルさん!」
「どうした」
「あの……他にもこの様な魔法陣があると思うので、凍り付かせている所を少しずつ解除して頂けませんか?」
「分かった。と言いたい所だが……。あまり氷を溶かすと暴れた拍子に壊れてしまうかもしれないぞ? かと言って凍らす面積を増やすと守り神がの命が危険にさらされるかもしれない」
俺がそう言うと、リュミエールは何でもないことの様に話してくれる。
「シュタルさんなら大丈夫ですよね! 私、信じてますから!」
「気軽に言ってくれるな」
「シュタルさんだから言っているんですよ」
「そこまで言われたのなら仕方ない。いいだろう。やってやる」
「流石シュタルさんです!」
俺は守り神の氷を少しずつ溶かして行き、全身隈なく見れるようにする。
そして、さっきはああいった手前、既に見たであろう場所を凍り漬けにしていき、守り神を動けないままの状態をキープした。
そんな事を多少時間をかけながらやっていると、守り神に施された魔法陣の位置を全て見つけ出す。
場所は4本の足の付け根、その内側に施してあった。
「これはどんな効果なんだ?」
俺はとりあえずアントゥーラに聞くと、彼は唸るようにして答えてくれた。
「この場所はリート一族からの攻撃命令を拒否できなくなるものだな。他のも、対象の認識をぼやけさせ、操り人形の様にさせるものもあるし、4つとも全てが連動していつつも、違った効果を発揮している。これを施した者は魔法陣の天才だな」
「……恐らく、これを施したのは【魔陣】だろう」
「【魔陣】!? それは魔王四天王のあの【魔陣】のことか!?」
アントゥーラが驚きで声が大きくなり、側で聞いていたメディとシビラも目を見開いている。
唯一、リュミエールだけはじっとそれを聞いていた。
「ああ、王都で【策謀】を倒して来たんだが、そいつが【魔陣】も同様にこの国に入っているということを聞いている。そして、そいつが勇者を狙っていることも」
「そんな! それだったらこんな場所にいる場合では!」
「構わない。仮に勇者なのだろう? 多少【魔陣】に狙われた程度で死んでしまうのであればそれは勇者としての器が足りなかっただけのこと。それよりも、今は目の前のこの事態を解決せねばなるまい」
俺がそういうとリュミエールが口を開いた。
「勇者様が死ぬことはないと思いますけどね」
「何か言ったか? リュミエール」
「あ! い、いえ、何でもないです。それよりこれをどうやって解きましょうか?」
リュミエールは慌てて話を魔法陣の方に戻した。
それに答えるのはアントゥーラだ。
「まぁ……守り神様を助ける為には、この魔法陣を同時に消すしかない。お前達にも手伝ってもらうぞ」
「ぼ、僕達もですか?」
「そうだ。お前達はこれから守り神様と共にあるのだろう? ならば、守り神様が大変な時に手伝ってやらずに誰がやると言うのだ」
「……分かりました。僕にも出来る事をやらせてもらいます!」
「私もやります。シビラが……あの……小さかったこの子がやるって言っているのなら、私もやらない訳にはいかないから」
「いい判断だ。リュミエールはやるな?」
「勿論です。これでも光の巫女なんですよ? 最近空気な気がしていますが」
「よし。では俺が何かあった時のヘルプに入ろう」
「よろしくお願いします」
「だが、その前に確認することがある」
これからやるという時に、アントゥーラが止めてくる。
「どうした」
「この魔法陣を解除している時に、守り神様に最大限の苦痛が訪れるように作られている。その事を考えるとすると、かなり危険だ。それでもいいか?」
「それくらいなら俺が守ってやる」
「それだけではない。こんな巨体が暴れたらどうなるか。分かっているのか?」
「当然だ。俺は最強。その程度の事は簡単に止めて見せる」
「そうか分かった。では任せよう。皆これから説明する。分からない事があったら絶対に聞くように」
こうしてこれから4人で魔法陣を消し、守り神を元に戻す。
という事が決まった。
俺は4人に『結界魔法』を張り、万が一に備える。
それから、アントゥーラの先導で魔法陣を消す作業が始まった。
しかし、それは俺の想像を越えるものだった。
魔法陣を消し始めて数分。
守り神が氷を砕いて暴れはじめたのだ。
「ガ~~~メ~~~!!!!!」
バッシャアアアアアアアアアン!!!
「な!?」
暴れる守り神は、その大きな足を湖に叩きつけ、100mはある様な水柱を作り出した。
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