異世界ボタンのその先に・・小話 スローライフ編

5クラフト 災難です

ニャはクラフトにゃ。ある日とんでもない人物（スズネ）に関わってからという物、不幸の連続にゃ。


その人物　スズネは、変なことばかりするニャ。ある日そのスズネの仕事を手伝っていたら、「好き。愛してる。結婚して」と抱きしめて言われたニャ。するとニャの前にスッゴい笑顔の、リーンハルト様が居たニャ。恐ろしくて、目がそらせなかったニャ。その後は、リーンハルト様に、何もしていないのにお手伝いというなの、労働をさせられたニャ。

別の日は　庭仕事をスズネとしていたら、服などが汚れたので、スズネが洗浄魔法で全て綺麗にしてくれた。その事を食堂で話し、感謝をしていたら。「クラフト。後で一緒にお風呂に入ろうね。」と雷魔法より強烈な言葉を言った。
その言葉を聞いた、メイド達や執事　料理長は、慌てていた。周りは、衝撃的な言葉に驚き、鍋などが落ちていたニャ。スズネは後ろにいる、リーンハルト様の顔を見てないし、その事に気がついてもいない。

スズネはニコニコしながら。「体を、洗いっこしようね。」と嬉しそうに話してくる。

「「ちょ。まっ、何」」と皆が止めてる。するとニャの前に、恐ろしいほどの笑顔のリーンハルト様が居るニャ。

「一緒にお風呂に入らにゃいにゃ。」と話すとスズネが悲しい顔をする。

無言のリーンハルト様が恐ろしいが、首を横に振る。「ニャは、ニャニも言ってニャイニャよ。」と話す。

スズネは「えー。じゃ。クラフト。お風呂上がったら、マッサージか毛繕いしてあげるね。」もう口が開いたままニャ。「ニャは。どっちらも嫌ニャ。」と話すと明らかにがっかりのスズネが居た。
そのまま、ニャはリーンハルト様に連れて行かれたニャ。

スズネはその後、メイド長達女性陣に、「「「殿方とお風呂は、行けません。ましてや誘っても行けません。毛繕いなど・・・・」」」と怒られたそうで、庭のお掃除をしてるニャニなんでと聞いてきた。

獣人には、毛繕い＝求愛行動　給餌行動＝求愛行動　お風呂＝求愛行動　全て求愛行動に繋がるとお説教していたら。目を輝かせたスズネが、その通りだよ。と抱きついてきた。ニャはここでさよならニャ・・・・・

庭の木を、蹴り飛ばしてる。リーンハルト様がいるニャ。スズネはそれを見て、「あの木、切る予定があったんだね。」とのんきに話している。もう、ニャは死ぬかも知れニャイ。「求愛行動は、そのまま子作りに繋がるニャーーーーー。人前で　破廉恥ニャ。ましてや　耳やしっぽ　毛繕いは、人様に情事を見せるなんて・・・・スズネは最低にゃーーーーーー。」と絶叫して。クラフトが倒れてしまった。

後ろを振り向くと、厩舎のおじいちゃんが「見せたいのか？やるな？」と言われたが、何のことですか？そこに先ほどから木を蹴り飛ばしていた、リーンハルト様が現れそのまま、リーンハルト様の執務室で、さらにお説教をされたスズネがニャのせいだと言いに来た。

スズネは、ニャが好きと言うが、その言葉を聞く度に、ニャの命が削られて行く。その言葉を一つ聞くことに、リーンハルト様のニャを見る目が、鋭さを増す。

一度スズネにニャのことを聞いた。「クラフトはね。昔一緒にいた子に似ていたの。食事もね。私の手から食べていたし。一緒に寝てた。お風呂もね。猫なのに一緒に入ってくれてたの・・何処に行くのも一緒でね。私の大好きな子だったんだ。最後のお別れできなかったの。」と遠くを見てる。ニャも遠くに行きそうニャ。その話を食堂にいる、者達が、聞き耳を立てていた。

「スズネの大切な　人だったんだね。」とリーンハルト様に聞かれたスズネが「はい。大事です。」と答えたので。

ニャは、泣いてしまった。

その後ニャは庭で泣きながら仕事をしていた。本当に　災難ニャ。