魔法学校の落ちこぼれエリート

１３話

　朝、太陽の強い光で目が覚めた。いつもは寮を７時３０分に出ているが、今日は学長室へ行かなくてはならない。もちろんこの事は幼馴染みの３人も知っていて、早めに行かないとと言ったら早めの時間でも一緒に行ってくれると言ってくれた。７時頃外にでて、３人を待っていた。
　ユリ(はぁ、なんの話だろう。多分昨日のあの魔法についてだよね…………。どんなこと言われるんだろう。もしかして、いろんな検査されるのかな……)
　と考えるとなんだかﾌﾞﾙｯと寒気がした。
　数分たった頃に３人がきた。
　ショウ「おはよう、ユリ」
　シュウ「おはよ、ユリ」
　リョウ「おっはよー、ユーリ！」
　ユリ「皆おはよう！」
　いつも通り朝の挨拶を交わした。
　ショウ(ユリ、朝時間があったら話したい事があるんだけどいい？)
　ユリ(ん？いいよ？)
　ショウ(ありがとう、)
　リョウ「二人とも何してるのー？秘密の話し？でも、ショウ君だけずるいよ？ユリといつもいてさー。ほんとは俺だってユリとずっといたいんだよ？」
　ユリ「えっ…………？」
　リョウ「ユリ、今のでわからなかった？俺、ずっと前からユリの事が好きなんだよ？気づいてた？」
　ユリ(え、えぇぇぇ！)
　いきなりの告白で固まってしまったユリ。
　ショウ「お、おい！リョウ！」
　リョウ「なに？ショウ君。俺が告白しちゃいけないの？俺のものになってほしくないの？ならさ、ショウ君も告白すればいいじゃん」
　ユリ「え、えーと…………？」
　シュウ「ちょっとお前らユリが困ってるぞ？」
　リョウ「なんだよシュウ君までー！二人とも好きなら告白しなよ。俺がユリをもらっちゃうよ？」
　と、小悪魔的な笑顔で言った。
　ユリ「え、えーと……」
　ショウ「はぁ、リョウに言われるとは……。ユリ、俺の口から言っていい？」
　ユリ「う、うん」
　ショウ「ずっと前からユリの事が好きでした。付き合ってください。」
　シュウ「ちょっと待った。俺も言わせてくれ。ユリ、今さら照れくさいがお前のこと好きみたいなんだ。俺と付き合ってくれ。」
　リョウ「俺も！付き合って？ユリ。」
　ユリ「か、考えさせてくださいっ！」
　リョウ「やっぱそう来たか。いいよ、待ってる。でも俺たちの気持ちは知っててね？」
　ユリ「う、うん。わかった。待たせちゃうかもしれないけどちゃんと３人のこと、考えるよ。」
　ユリ(は、恥ずかしい！)
　内心とても恥ずかしいユリ。
　３人「待ってるよ？」
　
　いきなりの告白で驚いたユリ。これから３人からのスキンシップが増えていく！？


　　　～続く～