魔法学校の落ちこぼれエリート

８話 新たな環境

　学校へと登校中に今までのこと、ちょっとした話を四人でした。
　ユリ(やっぱり楽しいな。)
　リョウ「ユーリー？聞いてる？」
　ユリ「う、うん。聞いてるよ？ごめんね？」
　そう話してるうちに学校についた。周りの目がとても気になり、下を向いているとシュウが見ている人に見えないように動いてくれた。シュウは昔からちょっとした優しいところがあった。
　ユリ「ありがとう」
　と、小さな声でお礼を言った。周りの人には聞こえないような声で。
　シュウ「気にするな。お前はお前のままでいいんだ。」
　ショウもショウもリョウも３人とも身長や声は変わったが優しいところ、元気なところが変わっていなかった。それがなんだかとても嬉しかった。
　ユリ(やっぱりみんな昔と変わってないな……。)
　そうしている間に教室に着いた。とても緊張はしたが、一人じゃなくて３人がいたから普通に入れた。やはり周りからの視線はあったが、あまり気にしなくなっていて普通にいられた。
　先生「よしっ、今日は他のクラスと合同でちょっとした戦いをしてもらう。まずこのクラスで四人組になれ。ただし一人は魔法を使えるものを入れるんだぞ？」
　クラスの人「はいっ！」
　初日から戦いとはとても緊張する。
　ユリ(誰となろうかな……。)
　今日来たばかりで幼馴染みの３人以外と話したことがない。周りを見回していると、３人が来た。
　ショウ「ユリ、まだ決まってないなら俺たちと組まない？良かったらだけど。」
　ショウが誘ってくれた。
　ユリ「私でいいの？」
　リョウ「ユリがいいんだよっ！ねっ？いいでしょ？」
　ユリ「うん、私でよければ一緒にいい？」
　シュウ「もちろん。じゃあ、報告してくるな。」
　ショウ「よしっ、頑張るか！」
　ユリ「うん、宜しくね！」

　　

　　次回　作戦会議