154 / 313
第三章 時を埋める季節
3-1 勇者の休日
しおりを挟む
「カズホー、次はあの店に行こう~」
本日俺は、我が家のマーシャお嬢様に手を引かれ、彼女がおっしゃるままにビトーの中心街を引き回されていた。
まあお姫様方ときたら本当に元気でいらっしゃる事、大人はあまり歩き回りたくないのですからね。
日頃、自分の足で山盛り歩く事が多いんだからな。アリシャお嬢様の方はまだ幼くて、油断をするとあっちこっちへいってしまいそうなので、実のお父上の手を煩わせていた。
まあ子供が元気なのはいい事なのであるが。幸いにしてフォミオという大型ベビーカーも用意してあるのだし、おチビさん達がお眠になったら、今は大型エア馬車を持ち出す事さえ可能なのだ。
あれから、あれを少し改造して、【キャンピング・エア馬車】なる物まで開発してしまった。もう空飛ぶ山小屋を作ってもいいのかもしれない。
へたな鋼材さえ凌ぐほどの丸太という素材の丈夫さに俺は惚れ込んでいるのだ。木を切った後もエリクサーをかけておけば、すぐに再生するエコ素材だし。
普通であれば、そのようなミニマムな植林事業にいちいち一本白金貨十枚もするエリクサーを用いる暴挙は不可能なのだが、俺はミスター万倍男なので何も気にならない。
それに地球のログハウスっぽくて、丸太という素材には、へたな住宅素材などよりも妙な高級感を感じてしまう。
日本で、俺のマルータ号なんかに使われているような、凄く立派な丸太なんかを一本買おうものなら目の玉が飛び出る値段がするんだ。
俺が日本で貰っていたようなボーナスで果たして買えるものだろうかね。
本日は家族サービス? で、ビトーの街へやってきているのだ。王都とどちらへ行くかマーシャは迷っていたが、まずは長年(最大六年以内)の憧れであったビトーの街から攻める事にしたようだ。
先日、俺から王都の御土産はたっぷりとせしめたところだしな。俺なんか、このビトーの街の冒険者になったというのに、相変わらずの辺境村での暮らしに終始している。
まあ慣れてしまったので田舎暮らしというのもさほど悪くない。
俺は日本では愛知県、日本で三本指に入る都会でありながら、大いなる田舎と呼ばれ揶揄される事も多い名古屋の近辺に住んでいたので、田舎という名称にまったくといっていいほど抵抗感がない。
あのあたり、ちょっと山の手に行くともう深い山ばっかりだし。昔やった愛知万博会場なんか、まだ少年だったので歩いて一周できずに途中でへばってしまい、親と一緒に物販パビリオンにてジュースを飲んでいたな。
今はその分を異世界で埋め合わせしているが。むしろ、俺は東京のような大都会での暮らしには馴染めないだろう。
今なら王都まで最大マッハ二十六で遊びに行けちゃうし、王都暮らし中の俺の彼女も飛空のスキルでマッハ三・八くらいならマークしたから、仕事がなければ彼女もいつでも遊びに来てくれるし、恋人同士のホットラインとなる通信手段もあるので何も困らない。
さすがに今日は子守り中なのでデートは無理だし、彼女にもそう伝えてあるがね。
「わあ、素敵ー」
マーシャお嬢様は、お目当ての一つであった人形店に飾られた立派なお人形を飾ったお店のショーウインドウにべったりだ。
この世界、案外と普通に透明で上質な板ガラスなんかはあったりする。当然、高価なので村では殆ど見かけないが、こういう大きな街へ行けばそう珍しいものではない。
勇者も時折召喚されてやってくるので、技術は微妙に歪んだ形で伝搬しているはずだ。
正常な技術の発達を経てではなく偏った、しかも勇者が持っているそれらの知識・物品を再現できるほどの専門技術を持った勇者がいた場合のみ、あるいは頑なに執着するほど好みの対象となる関連技術を、欲望のまま強引にこちらの職人・技術者や研究者に再現させられた物のみが一般に流通しているのだ。
俺もそのタイプの強引な勇者の一人に該当しているが、勇者の持ち込み品をある程度かき集めて特殊スキルで増やしたりしているし、あれこれと資源開発などもしているから出来るのだ。
あれから少し飛び回って、マグネシウムを海水中から抽出するのに成功した。だが、その時に魚でも獲れたら儲けものとばかりに海面でホバーリングしていたら、いきなり飛び出してきた、でかい海竜のような魔物に頭からぱっくりと食いつかれてしまって、思いっきりビビった。
モンスター映画の中でモブキャラが怪物に食われるシーンのアレそのものだった。
もちろん絶対防御の能力があるので齧られたってビクともしなかったが、あまり嬉しくはないトラウマ的な体験だった。
マッコウクジラか大王イカに捕まった時みたいに、いきなり海の底深くに連れ込まれても困るしな。
当然、中から即座にそいつを刻んで、ついでに魔核も抉り出してやったのだが。そいつをシードラゴン1と名付けたが、残念ながら魔獣ではないので魔核からそいつを復活させられなかった。
せっかく海中生物の魔核を手に入れたので、そいつを再生して漁を命じてやりたかったのに。だが魔核には強力な水中活動用のスキルが存在したので、俺自身の活動領域は広がった。
今度、このアクアラング兼、耐圧服兼、水中スクーターのような機能を持つ魔核の力で漁に行ってこよう。
例の海藻食いの勇者さんのところへ、開発中の味噌・醤油などと一緒に海藻などを持ち込めば楽しい思いが出来そうだ。
料理は得意だったみたいだし、魚も嫌いじゃなさそうだった。個人的にはマグロ・イカ・ブリなどが食べたいのですが。
あんなヤバイ魔物が海中に生息しているというのであれば、もう迂闊に人には漁を頼めないので、もはや自分で漁師をやるほかない。
幸いにしてアシスタントとして活躍してくれる主に対して忠実な魔人達も大量にいるのだ。
生憎な事に、この間王都で配下にした長物は図体がでかいだけで、文字通り無用の長物だから、こういう仕事の役には立ちそうもないのだが。
是非ともお魚系料理スキルの高そうな勇者女子による、女子会・海鮮の部を開催したいものだ。
本日俺は、我が家のマーシャお嬢様に手を引かれ、彼女がおっしゃるままにビトーの中心街を引き回されていた。
まあお姫様方ときたら本当に元気でいらっしゃる事、大人はあまり歩き回りたくないのですからね。
日頃、自分の足で山盛り歩く事が多いんだからな。アリシャお嬢様の方はまだ幼くて、油断をするとあっちこっちへいってしまいそうなので、実のお父上の手を煩わせていた。
まあ子供が元気なのはいい事なのであるが。幸いにしてフォミオという大型ベビーカーも用意してあるのだし、おチビさん達がお眠になったら、今は大型エア馬車を持ち出す事さえ可能なのだ。
あれから、あれを少し改造して、【キャンピング・エア馬車】なる物まで開発してしまった。もう空飛ぶ山小屋を作ってもいいのかもしれない。
へたな鋼材さえ凌ぐほどの丸太という素材の丈夫さに俺は惚れ込んでいるのだ。木を切った後もエリクサーをかけておけば、すぐに再生するエコ素材だし。
普通であれば、そのようなミニマムな植林事業にいちいち一本白金貨十枚もするエリクサーを用いる暴挙は不可能なのだが、俺はミスター万倍男なので何も気にならない。
それに地球のログハウスっぽくて、丸太という素材には、へたな住宅素材などよりも妙な高級感を感じてしまう。
日本で、俺のマルータ号なんかに使われているような、凄く立派な丸太なんかを一本買おうものなら目の玉が飛び出る値段がするんだ。
俺が日本で貰っていたようなボーナスで果たして買えるものだろうかね。
本日は家族サービス? で、ビトーの街へやってきているのだ。王都とどちらへ行くかマーシャは迷っていたが、まずは長年(最大六年以内)の憧れであったビトーの街から攻める事にしたようだ。
先日、俺から王都の御土産はたっぷりとせしめたところだしな。俺なんか、このビトーの街の冒険者になったというのに、相変わらずの辺境村での暮らしに終始している。
まあ慣れてしまったので田舎暮らしというのもさほど悪くない。
俺は日本では愛知県、日本で三本指に入る都会でありながら、大いなる田舎と呼ばれ揶揄される事も多い名古屋の近辺に住んでいたので、田舎という名称にまったくといっていいほど抵抗感がない。
あのあたり、ちょっと山の手に行くともう深い山ばっかりだし。昔やった愛知万博会場なんか、まだ少年だったので歩いて一周できずに途中でへばってしまい、親と一緒に物販パビリオンにてジュースを飲んでいたな。
今はその分を異世界で埋め合わせしているが。むしろ、俺は東京のような大都会での暮らしには馴染めないだろう。
今なら王都まで最大マッハ二十六で遊びに行けちゃうし、王都暮らし中の俺の彼女も飛空のスキルでマッハ三・八くらいならマークしたから、仕事がなければ彼女もいつでも遊びに来てくれるし、恋人同士のホットラインとなる通信手段もあるので何も困らない。
さすがに今日は子守り中なのでデートは無理だし、彼女にもそう伝えてあるがね。
「わあ、素敵ー」
マーシャお嬢様は、お目当ての一つであった人形店に飾られた立派なお人形を飾ったお店のショーウインドウにべったりだ。
この世界、案外と普通に透明で上質な板ガラスなんかはあったりする。当然、高価なので村では殆ど見かけないが、こういう大きな街へ行けばそう珍しいものではない。
勇者も時折召喚されてやってくるので、技術は微妙に歪んだ形で伝搬しているはずだ。
正常な技術の発達を経てではなく偏った、しかも勇者が持っているそれらの知識・物品を再現できるほどの専門技術を持った勇者がいた場合のみ、あるいは頑なに執着するほど好みの対象となる関連技術を、欲望のまま強引にこちらの職人・技術者や研究者に再現させられた物のみが一般に流通しているのだ。
俺もそのタイプの強引な勇者の一人に該当しているが、勇者の持ち込み品をある程度かき集めて特殊スキルで増やしたりしているし、あれこれと資源開発などもしているから出来るのだ。
あれから少し飛び回って、マグネシウムを海水中から抽出するのに成功した。だが、その時に魚でも獲れたら儲けものとばかりに海面でホバーリングしていたら、いきなり飛び出してきた、でかい海竜のような魔物に頭からぱっくりと食いつかれてしまって、思いっきりビビった。
モンスター映画の中でモブキャラが怪物に食われるシーンのアレそのものだった。
もちろん絶対防御の能力があるので齧られたってビクともしなかったが、あまり嬉しくはないトラウマ的な体験だった。
マッコウクジラか大王イカに捕まった時みたいに、いきなり海の底深くに連れ込まれても困るしな。
当然、中から即座にそいつを刻んで、ついでに魔核も抉り出してやったのだが。そいつをシードラゴン1と名付けたが、残念ながら魔獣ではないので魔核からそいつを復活させられなかった。
せっかく海中生物の魔核を手に入れたので、そいつを再生して漁を命じてやりたかったのに。だが魔核には強力な水中活動用のスキルが存在したので、俺自身の活動領域は広がった。
今度、このアクアラング兼、耐圧服兼、水中スクーターのような機能を持つ魔核の力で漁に行ってこよう。
例の海藻食いの勇者さんのところへ、開発中の味噌・醤油などと一緒に海藻などを持ち込めば楽しい思いが出来そうだ。
料理は得意だったみたいだし、魚も嫌いじゃなさそうだった。個人的にはマグロ・イカ・ブリなどが食べたいのですが。
あんなヤバイ魔物が海中に生息しているというのであれば、もう迂闊に人には漁を頼めないので、もはや自分で漁師をやるほかない。
幸いにしてアシスタントとして活躍してくれる主に対して忠実な魔人達も大量にいるのだ。
生憎な事に、この間王都で配下にした長物は図体がでかいだけで、文字通り無用の長物だから、こういう仕事の役には立ちそうもないのだが。
是非ともお魚系料理スキルの高そうな勇者女子による、女子会・海鮮の部を開催したいものだ。
39
お気に入りに追加
343
あなたにおすすめの小説

異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️

S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。

外れスキル【転送】が最強だった件
名無し
ファンタジー
三十路になってようやくダンジョン入場試験に合格したケイス。
意気揚々と冒険者登録所に向かうが、そこで貰ったのは【転送】という外れスキル。
失意の中で故郷へ帰ろうとしていた彼のもとに、超有名ギルドのマスターが訪れる。
そこからケイスの人生は目覚ましく変わっていくのだった……。

外れスキル【削除&復元】が実は最強でした~色んなものを消して相手に押し付けたり自分のものにしたりする能力を得た少年の成り上がり~
名無し
ファンタジー
突如パーティーから追放されてしまった主人公のカイン。彼のスキルは【削除&復元】といって、荷物係しかできない無能だと思われていたのだ。独りぼっちとなったカインは、ギルドで仲間を募るも意地悪な男にバカにされてしまうが、それがきっかけで頭痛や相手のスキルさえも削除できる力があると知る。カインは一流冒険者として名を馳せるという夢をかなえるべく、色んなものを削除、復元して自分ものにしていき、またたく間に最強の冒険者へと駆け上がっていくのだった……。

神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました
向原 行人
ファンタジー
僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。
実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。
そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。
なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!
そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。
だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。
どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。
一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!
僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!
それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?
待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。

転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位

さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!

パーティーを追放されるどころか殺されかけたので、俺はあらゆる物をスキルに変える能力でやり返す
名無し
ファンタジー
パーティー内で逆境に立たされていたセクトは、固有能力取得による逆転劇を信じていたが、信頼していた仲間に裏切られた上に崖から突き落とされてしまう。近隣で活動していたパーティーのおかげで奇跡的に一命をとりとめたセクトは、かつての仲間たちへの復讐とともに、助けてくれた者たちへの恩返しを誓うのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる