128 / 313
第二章 はずれスキルの冒険者
2-55 社会見学
しおりを挟む
というわけで、まずはメインストリートのお店ツアーだ。
この子達の中には靴屋アルフの主人みたいに、この村で仕事をするようになる子もいるかもしれないので社会見学も兼ねて。行くのは当然、真っ先に馴染みの靴屋さんだ。
「ちは~」
「おお、お前さんかい。おやまあ、今日は子供がいっぱいじゃな。お前達、危ないから勝手にあれこれ触らんように」
目を輝かせて、置かれていた道具に手を出そうとしていた子が慌てて手を引っ込めた。
「はっは、道具に触りたいのなら、こっちにおいで」
そう言ってブートンは彼を招き、椅子に座らせた。
「お前さんは、もう大きいからこの革切り鋏を持たせてもいいだろう。この革は端材だから好きなように切ってもよろしい。
どうだ、どうせならこの型に沿って練習で切ってみなさい。真摯に修行して腕を磨くなら、革職人はどこに行っても食っていけるぞ。
わしもそうじゃったが、あのアルフ村ではすべての子供が満足に食っていくことは難しいからのう」
そう聞いて、えらく真剣に取り組むその男の子。茶色の癖ッ毛で雀斑のある、同じく茶色の瞳を手元に集中させている。
素晴しい集中力だな、この手の職人には必須の能力だ。この子はベンリ村で働きたいのかもしれない。あの村じゃこういう体験もできないからな。
いっそ、簡易な職業訓練センターでも作るか。所長はもちろん、うちの雑用万能勇者のフォミオ大先生だ。
勇者が暇な時なら、女性勇者を王都から講師に招いてもいいな。縫物・編み物・イラスト・料理・お菓子作りなどなどの科目でね。
「ほお、なかなか上手にできたじゃないか、お前さんは筋がよいな。よかったら、来れる時にうちにきなさい。
わしでよければ基本を教えてやろう。革の扱いを覚えると、仕事は靴だけではないぞ。大きな街で働くのなら、武具屋やその修理職人の仕事、冒険者ギルドなどからの革服の依頼もあるし、その手入れも任される事がある。
皮革製品関連の仕事は都会なら仰山ある。職人ギルドに入れれば、食うにも困らんし独立する夢もあるじゃろう。
わしは生まれ故郷を遠く離れるのは嫌なので、ここで小さな店を構えておるがな。どうじゃ、後はお前さん次第じゃ」
「本当? いいの?」
「ああ、いいとも。どうじゃカズホ」
「ああ、俺は構わないよ。フォミオ、この子がベンリ村に来る時は送迎してあげなさい」
「はあい、そうしやしょう。よかったですねえ、ソムル」
「うん、ありがとう~。僕三男だから仕事を決めないと、そのうちには家を出ていかないといけなくなるから」
どうやら、早くも進路が決まった子がいるようだ。いやー、異世界もなかなか厳しいなあ。あの最果ての過疎の村では特にな。
お次は洋服屋だ。この村のメインストリートには服屋さんが二軒ある。
片一方は綺麗な子供服や比較的お洒落系の若向けの服を売っている店で値段もそれなりにするのだが、当然の流れで俺はもっぱらこっちで買うわけだ。
そして、もう一軒はなんというか実用一点張りで、地味系だな。
どちらかというと年齢的には、いわゆるアッパー層を中心としたお客さんがお買いになる店だ。
子供服なども置いてあるが、地味で本当に実用というか普段使いというか、そういう物で見事に客層が別れる構成となっている。
カイザは当然こちらの店の常連で、当然のようにあそこの子もこちらの服を着ていたのだ。
あの子達は最近に限れば俺の土産を着ている事も多いので、村の人間からも「そういえば、あそこの子は農民の子じゃあなくって騎士の子供だったよね」などと今更のように言われていて笑える。主にカイザがな。
まず一軒目は地味な方の品揃えのお店から。それでも子供達は熱心に商品を見ていた。こっちの店の商品がいつも自分の着ているような服だからな。
「やあ、すいませんね。今日は村の子供達をたくさん連れてきたので」
「いえいえ、ごゆっくり。まあこんな辺境地域ですから、そうそうお客も参りませんのでね」
そして、子供達の服にかなりツギハギが増えていたのに気が付いたので、各自一着ずつ選ぶように言った。
「スカートやズボンの子は、上下で一式ね。ワンピースの子はそれと上に着るようなカーディガンなんかは一緒に買っていいよ。もうすぐ冬だから厚めの服がいいんじゃないかな」
「わあ、ありがとう、カズホ」
「嬉しい。冬のいい服がないんだよね」
「ワンピースの方が可愛いの」
子供達には荷物を入れるようなフォミオに作らせておいた手提げ鞄を持たせて、それから隣のお洒落な店へと向かった。そちらはまた皆が熱心に見ていたので言ってある。
「こっちも村のお祭り用にまた一着ずつ買っていいよ。今年は盛大なお祭りだから、みんなも御洒落をしていこう」
「本当~! ありがとう~、カズホさん」
「こっちは秋物にした方がいいかもな。お祭りは熱気があるから冬物だと汗をかいちゃいそうだ。お祭りなんかは、また来年もあるしな」
こっちの店は俺が常連なので、向こうから声をかけてくれる。
「やあ、カズホ。今日は賑やかですな」
ナイスミドルといった感じの口ひげを生やした四十歳くらいの店主、ナイーザが話しかけてきた。
「ああ、なんか最近仲良くしている村の子達でね。まあ社会見学みたいなものでして」
「そうですか、じゃあ買う服が決まった子からおいで。サイズ合わせをしてあげよう。作業が見たい子は見学していきなさい」
これには何人かの女の子が手早く選んで、見学のために待っていた。洋裁は職業として人気が高いようだ。
まあ裁縫なら鍛冶屋ほどの高等スキルは必要ないだろうしな。裁縫だって極めて行けば、かなり厳しいのだが、入門は女の子でも比較的楽だと思う。
あの村にいると一生最果ての村で農民生活だものね。
この子達の中には靴屋アルフの主人みたいに、この村で仕事をするようになる子もいるかもしれないので社会見学も兼ねて。行くのは当然、真っ先に馴染みの靴屋さんだ。
「ちは~」
「おお、お前さんかい。おやまあ、今日は子供がいっぱいじゃな。お前達、危ないから勝手にあれこれ触らんように」
目を輝かせて、置かれていた道具に手を出そうとしていた子が慌てて手を引っ込めた。
「はっは、道具に触りたいのなら、こっちにおいで」
そう言ってブートンは彼を招き、椅子に座らせた。
「お前さんは、もう大きいからこの革切り鋏を持たせてもいいだろう。この革は端材だから好きなように切ってもよろしい。
どうだ、どうせならこの型に沿って練習で切ってみなさい。真摯に修行して腕を磨くなら、革職人はどこに行っても食っていけるぞ。
わしもそうじゃったが、あのアルフ村ではすべての子供が満足に食っていくことは難しいからのう」
そう聞いて、えらく真剣に取り組むその男の子。茶色の癖ッ毛で雀斑のある、同じく茶色の瞳を手元に集中させている。
素晴しい集中力だな、この手の職人には必須の能力だ。この子はベンリ村で働きたいのかもしれない。あの村じゃこういう体験もできないからな。
いっそ、簡易な職業訓練センターでも作るか。所長はもちろん、うちの雑用万能勇者のフォミオ大先生だ。
勇者が暇な時なら、女性勇者を王都から講師に招いてもいいな。縫物・編み物・イラスト・料理・お菓子作りなどなどの科目でね。
「ほお、なかなか上手にできたじゃないか、お前さんは筋がよいな。よかったら、来れる時にうちにきなさい。
わしでよければ基本を教えてやろう。革の扱いを覚えると、仕事は靴だけではないぞ。大きな街で働くのなら、武具屋やその修理職人の仕事、冒険者ギルドなどからの革服の依頼もあるし、その手入れも任される事がある。
皮革製品関連の仕事は都会なら仰山ある。職人ギルドに入れれば、食うにも困らんし独立する夢もあるじゃろう。
わしは生まれ故郷を遠く離れるのは嫌なので、ここで小さな店を構えておるがな。どうじゃ、後はお前さん次第じゃ」
「本当? いいの?」
「ああ、いいとも。どうじゃカズホ」
「ああ、俺は構わないよ。フォミオ、この子がベンリ村に来る時は送迎してあげなさい」
「はあい、そうしやしょう。よかったですねえ、ソムル」
「うん、ありがとう~。僕三男だから仕事を決めないと、そのうちには家を出ていかないといけなくなるから」
どうやら、早くも進路が決まった子がいるようだ。いやー、異世界もなかなか厳しいなあ。あの最果ての過疎の村では特にな。
お次は洋服屋だ。この村のメインストリートには服屋さんが二軒ある。
片一方は綺麗な子供服や比較的お洒落系の若向けの服を売っている店で値段もそれなりにするのだが、当然の流れで俺はもっぱらこっちで買うわけだ。
そして、もう一軒はなんというか実用一点張りで、地味系だな。
どちらかというと年齢的には、いわゆるアッパー層を中心としたお客さんがお買いになる店だ。
子供服なども置いてあるが、地味で本当に実用というか普段使いというか、そういう物で見事に客層が別れる構成となっている。
カイザは当然こちらの店の常連で、当然のようにあそこの子もこちらの服を着ていたのだ。
あの子達は最近に限れば俺の土産を着ている事も多いので、村の人間からも「そういえば、あそこの子は農民の子じゃあなくって騎士の子供だったよね」などと今更のように言われていて笑える。主にカイザがな。
まず一軒目は地味な方の品揃えのお店から。それでも子供達は熱心に商品を見ていた。こっちの店の商品がいつも自分の着ているような服だからな。
「やあ、すいませんね。今日は村の子供達をたくさん連れてきたので」
「いえいえ、ごゆっくり。まあこんな辺境地域ですから、そうそうお客も参りませんのでね」
そして、子供達の服にかなりツギハギが増えていたのに気が付いたので、各自一着ずつ選ぶように言った。
「スカートやズボンの子は、上下で一式ね。ワンピースの子はそれと上に着るようなカーディガンなんかは一緒に買っていいよ。もうすぐ冬だから厚めの服がいいんじゃないかな」
「わあ、ありがとう、カズホ」
「嬉しい。冬のいい服がないんだよね」
「ワンピースの方が可愛いの」
子供達には荷物を入れるようなフォミオに作らせておいた手提げ鞄を持たせて、それから隣のお洒落な店へと向かった。そちらはまた皆が熱心に見ていたので言ってある。
「こっちも村のお祭り用にまた一着ずつ買っていいよ。今年は盛大なお祭りだから、みんなも御洒落をしていこう」
「本当~! ありがとう~、カズホさん」
「こっちは秋物にした方がいいかもな。お祭りは熱気があるから冬物だと汗をかいちゃいそうだ。お祭りなんかは、また来年もあるしな」
こっちの店は俺が常連なので、向こうから声をかけてくれる。
「やあ、カズホ。今日は賑やかですな」
ナイスミドルといった感じの口ひげを生やした四十歳くらいの店主、ナイーザが話しかけてきた。
「ああ、なんか最近仲良くしている村の子達でね。まあ社会見学みたいなものでして」
「そうですか、じゃあ買う服が決まった子からおいで。サイズ合わせをしてあげよう。作業が見たい子は見学していきなさい」
これには何人かの女の子が手早く選んで、見学のために待っていた。洋裁は職業として人気が高いようだ。
まあ裁縫なら鍛冶屋ほどの高等スキルは必要ないだろうしな。裁縫だって極めて行けば、かなり厳しいのだが、入門は女の子でも比較的楽だと思う。
あの村にいると一生最果ての村で農民生活だものね。
39
お気に入りに追加
343
あなたにおすすめの小説

異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️

外れスキル【転送】が最強だった件
名無し
ファンタジー
三十路になってようやくダンジョン入場試験に合格したケイス。
意気揚々と冒険者登録所に向かうが、そこで貰ったのは【転送】という外れスキル。
失意の中で故郷へ帰ろうとしていた彼のもとに、超有名ギルドのマスターが訪れる。
そこからケイスの人生は目覚ましく変わっていくのだった……。

S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。

神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました
向原 行人
ファンタジー
僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。
実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。
そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。
なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!
そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。
だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。
どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。
一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!
僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!
それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?
待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。

外れスキル【削除&復元】が実は最強でした~色んなものを消して相手に押し付けたり自分のものにしたりする能力を得た少年の成り上がり~
名無し
ファンタジー
突如パーティーから追放されてしまった主人公のカイン。彼のスキルは【削除&復元】といって、荷物係しかできない無能だと思われていたのだ。独りぼっちとなったカインは、ギルドで仲間を募るも意地悪な男にバカにされてしまうが、それがきっかけで頭痛や相手のスキルさえも削除できる力があると知る。カインは一流冒険者として名を馳せるという夢をかなえるべく、色んなものを削除、復元して自分ものにしていき、またたく間に最強の冒険者へと駆け上がっていくのだった……。
異世界召喚されたら無能と言われ追い出されました。~この世界は俺にとってイージーモードでした~
WING/空埼 裕@書籍発売中
ファンタジー
1~8巻好評発売中です!
※2022年7月12日に本編は完結しました。
◇ ◇ ◇
ある日突然、クラスまるごと異世界に勇者召喚された高校生、結城晴人。
ステータスを確認したところ、勇者に与えられる特典のギフトどころか、勇者の称号すらも無いことが判明する。
晴人たちを召喚した王女は「無能がいては足手纏いになる」と、彼のことを追い出してしまった。
しかも街を出て早々、王女が差し向けた騎士によって、晴人は殺されかける。
胸を刺され意識を失った彼は、気がつくと神様の前にいた。
そしてギフトを与え忘れたお詫びとして、望むスキルを作れるスキルをはじめとしたチート能力を手に入れるのであった──
ハードモードな異世界生活も、やりすぎなくらいスキルを作って一発逆転イージーモード!?
前代未聞の難易度激甘ファンタジー、開幕!

固有スキルが【空欄】の不遇ソーサラー、死後に発覚した最強スキル【転生】で生まれ変わった分だけ強くなる
名無し
ファンタジー
相方を補佐するためにソーサラーになったクアゼル。
冒険者なら誰にでも一つだけあるはずの強力な固有スキルが唯一《空欄》の男だった。
味方に裏切られて死ぬも復活し、最強の固有スキル【転生】を持っていたことを知る。
死ぬたびにダンジョンで亡くなった者として転生し、一つしか持てないはずの固有スキルをどんどん追加しながら、ソーサラーのクアゼルは最強になり、自分を裏切った者達に復讐していく。

パーティーを追放されるどころか殺されかけたので、俺はあらゆる物をスキルに変える能力でやり返す
名無し
ファンタジー
パーティー内で逆境に立たされていたセクトは、固有能力取得による逆転劇を信じていたが、信頼していた仲間に裏切られた上に崖から突き落とされてしまう。近隣で活動していたパーティーのおかげで奇跡的に一命をとりとめたセクトは、かつての仲間たちへの復讐とともに、助けてくれた者たちへの恩返しを誓うのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる