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第637話 世界滅亡へ(幕開け)2
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第637話 世界滅亡へ(幕開け)2
地震で起きた割れ目を探査中に、すごい音がして、壁や土が崩れてきたので、大急ぎで、メンバーがいるところに戻ってきた。
地表に戻った俺はメンバー全員が見ている方向を確認してみると、遠くの山で噴火が起きていた。
その時に噴火の衝撃波が、俺たちを襲った。
すごい強い衝撃波で、俺たちは、飛ばされそうになったけど、なんとかやり過ごすことができた。
数人は、立っていられないで、ひっくり返されたが。
噴火した山は、かなりの勢いで上へマグマを噴出している。
もう、ここまで何かが焼ける臭いがしてきている。
メンバー全員が、地割れの次が、山の噴火だったので、全員がボー然としている。
近くにいた動物が逃げてきている。
鳥や馬や小動物、鹿、熊などもいるが、魔物の姿も見える。
ありとあらゆる動物が山から遠くに逃げようとしている。
魔物は討伐する必要があるが、パニックなっているようであれば動物も討伐しておかなければ危険だ。
逃げてくる魔物は、ゴブリンどもを筆頭に、ワイバーン、オーク、スライムなど色々な種類に及ぶ。
こんな一斉に魔物が逃げ出す事態に、俺たちも混乱しながらも、討伐をしていく。
しかし、数が多すぎて手に負えない。
メンバーに初めは任せて、俺は魔力を練ることにした。
そう大規模魔法の発動準備だ。
どこまで倒せるか、やってみなければわからないが、少しでも減らさないとまずい。
俺は魔力を練る前にアイリスに頼んで、オーリス王国の王都に連絡してもらうことにした。
もし、うちもらした魔物がいれば王都が大変なことになってしまう。
で、結局、十二人で討伐しながら、俺が大規模魔法を準備する。
地震を確認するために早めに来たのが仇あだになってしまった。
俺たちは、基礎魔法から展開していくので、疲れは、他の魔法師よりも少ないが、それでも疲労しないわけではないし、魔力欠乏症にならないわけじゃない。
長時間、魔法を行使することはできても、やはり負担にはなるが、消費した分だけ、魔力が充填させるようにはなっている。
全員に渡した指輪の力も手伝っていることが、よかったと思える瞬間だ。
今までは魔物や魔族を倒してきたが、ここまで数が増えることはなかった。
「みんな、頑張って」と俺が応援すると、「とろとろしていないで、あんたは、早く魔力を練りなさいよ」とイザベラから言われた。
「‥‥‥うん、わかった」言い終えると素早く魔力を集める。
数秒の間があって「みんな、下がって」と、下がったことを確認して「いくよ」と光線魔法を発動する。
口から火は吹けないから、指先に魔力を纏わせて右から左に薙ぎ払う。
「発射」
まずは右にいる魔物をビーム光線で薙ぎ払っていく。
そして、そのまま、指先を移動させつつ、中央、そして左と展開していく。
「やっぱり、クリスの魔力は、すごいわね」と後ろにいるイザベラの声だ。
光線を収束して威力を強くして、できるだけ遠くに届くように調節する。
土埃が、激しく舞い上がり視界を奪っていくが、そんなことは関係なく、魔法を使う前の光景を思い出しながら‥‥‥
そして光線が切れてきたところで終了とした。
まだ土埃がもうもうとしているけど、目では見えないまでもメンバーが検索魔法で確認して魔法で生き残りを倒していく。
そこにアイリスが帰ってきた。
俺の横にきて「ご主人さま、王様に報告してきました。すぐに対処するとのことです」
「うん、了解、アイリス、ご苦労まさ」と言ってアイリスの頭を撫でてあげた。
そこに攻撃を終えた、アデルとアクレが並び始めた。
「えへへ」とアレクがちょっと恥ずかしそうだけど‥‥‥まぁ、仕方ない、
俺は二人にも頭を撫で撫ですると、エイミーも最後に並んだ。
俺は、まとめてアデル、アレク、エイミー、アイリスの頭を順番にワシャワシャと撫で回す。
それを、どうしてかわからないが、全員が見ている‥‥‥
*
魔物は、多分、ここだけじゃなく、他にも行っているだろうが、そこは冒険者に任せる。
俺たちには、俺たちの分野がある。
山の噴火を抑えることをしないと、いけない。
しかし、どうやって抑えるのか?
「みんな、山の噴火を抑えるためには、どうすればいいと思う?」と聞いてみた。
イザベラ「どでかい石で噴火口を塞ぐ」
「う~ん、それで抑えられればいいけど、圧力が強いと、抑えた石ごと飛ばされるような気がするけど‥‥‥あと、隙間があれば、そこから溶岩が湧き出てくると思うけど‥‥‥」
ソフィア「それは却下ね」
イザベラが本気だったのか、少しシュンとしている。
シャーロットが「あの山は活火山じゃなかったはずですが」
ソフィアが「地震で動き出したとか?」
シャーロット「そうですね、それもあり得ることですね」
セラフィーナ「どうします?」
「ジャネット、何か方法がない?」
「う~ん、そうですね、何か、良い方法が‥‥‥う~ん」あのジャネットでさえ、考え込んでしまった。
「上から押さえつけるのはダメだから、要は圧力がある部分を、どうにかしないとダメと言うことか?」
「冷凍魔法で冷やしてみるとか?」とアリシア
「冷凍魔法って、言葉では知っているだけ、それだけ大規模な冷凍魔法を使うことができるのかな?」
「そうだね、やってみないとわからないか」とアリシア
で、チラッと山を見ると、結構、でかい。
と言うことは範囲が広い‥‥‥
他には、方法が見当たらないな‥‥‥
「よし、他には方法が見当たらないから、やってみようか」と言ってみたものの、もし、それが成果を上げることができなくて、さらに噴火を煽ることになってしまったら?
しかし、噴火を抑えられないと、マグマが、どこまで焼き尽くすのか、わからない。
もしかしたら近隣の村まで行く可能性もある。
しかし噴火で、何かが焼けるような嫌な匂いもしてきた。
そして風も生暖かくなってきた。
俺は仲間に何も言わないで目を閉じて集中してみた。
先ほどから山の状態は、何回も見ているので目に焼き付いている。
焼き付いている山をイメージしながら、どこに注目すれば良いのか、確認するためだ。
山が噴火しているのは、どこかにエネルギーがあるはずだ。
マグマを揺り動かすエネルギー‥‥‥
それが星につながっていると思われること、もし、つながっていないであれば、その部分が、どうして高くなっているのか?
とにかくマグマを噴出させる部分をイメージと透視で見てみる。
集中‥‥集中‥‥‥と目を閉じていても山が見えてきた。
さらに意識を集中させて、透視魔法で山の中を見えるまで意識を集中させる。
こんな魔法なんて、初めて使うから、できるかわからなかったけど、だんだんと山の中が透明になってきた。
もっと深くだ‥‥‥そうだ、もっと深く‥‥
そうすると徐々に紅くなっている部分に近づいてきた。
!‥はっ
そこで俺は意識を戻して目を開けた。
そう見たのは灼熱になっている部分。
感じたのは、別に現場にいるわけではないのに、あまりにも熱すぎるマグマの上方。
危なかった‥‥‥
俺は冷や汗をかいていた。
「ちょっと、クリス、大丈夫?」と心配してくれているイザベラ
「ご主人さま、何か分かりましたか?」とジャネット
みんなは俺が何も言わなくても、何をしているのか、おおよそ理解していたみたいだ。
「危なかった~」
「どこに行っていたの」とソフィア
「ああ、うん、山を透視していたんだよ、あまりに中に入りすぎてね」
「危険だよ、いくら実際に入るわけじゃないにしても」とアリシア
「なんせ、初めて使う魔法だから、加減がわからなくてね」
地震で起きた割れ目を探査中に、すごい音がして、壁や土が崩れてきたので、大急ぎで、メンバーがいるところに戻ってきた。
地表に戻った俺はメンバー全員が見ている方向を確認してみると、遠くの山で噴火が起きていた。
その時に噴火の衝撃波が、俺たちを襲った。
すごい強い衝撃波で、俺たちは、飛ばされそうになったけど、なんとかやり過ごすことができた。
数人は、立っていられないで、ひっくり返されたが。
噴火した山は、かなりの勢いで上へマグマを噴出している。
もう、ここまで何かが焼ける臭いがしてきている。
メンバー全員が、地割れの次が、山の噴火だったので、全員がボー然としている。
近くにいた動物が逃げてきている。
鳥や馬や小動物、鹿、熊などもいるが、魔物の姿も見える。
ありとあらゆる動物が山から遠くに逃げようとしている。
魔物は討伐する必要があるが、パニックなっているようであれば動物も討伐しておかなければ危険だ。
逃げてくる魔物は、ゴブリンどもを筆頭に、ワイバーン、オーク、スライムなど色々な種類に及ぶ。
こんな一斉に魔物が逃げ出す事態に、俺たちも混乱しながらも、討伐をしていく。
しかし、数が多すぎて手に負えない。
メンバーに初めは任せて、俺は魔力を練ることにした。
そう大規模魔法の発動準備だ。
どこまで倒せるか、やってみなければわからないが、少しでも減らさないとまずい。
俺は魔力を練る前にアイリスに頼んで、オーリス王国の王都に連絡してもらうことにした。
もし、うちもらした魔物がいれば王都が大変なことになってしまう。
で、結局、十二人で討伐しながら、俺が大規模魔法を準備する。
地震を確認するために早めに来たのが仇あだになってしまった。
俺たちは、基礎魔法から展開していくので、疲れは、他の魔法師よりも少ないが、それでも疲労しないわけではないし、魔力欠乏症にならないわけじゃない。
長時間、魔法を行使することはできても、やはり負担にはなるが、消費した分だけ、魔力が充填させるようにはなっている。
全員に渡した指輪の力も手伝っていることが、よかったと思える瞬間だ。
今までは魔物や魔族を倒してきたが、ここまで数が増えることはなかった。
「みんな、頑張って」と俺が応援すると、「とろとろしていないで、あんたは、早く魔力を練りなさいよ」とイザベラから言われた。
「‥‥‥うん、わかった」言い終えると素早く魔力を集める。
数秒の間があって「みんな、下がって」と、下がったことを確認して「いくよ」と光線魔法を発動する。
口から火は吹けないから、指先に魔力を纏わせて右から左に薙ぎ払う。
「発射」
まずは右にいる魔物をビーム光線で薙ぎ払っていく。
そして、そのまま、指先を移動させつつ、中央、そして左と展開していく。
「やっぱり、クリスの魔力は、すごいわね」と後ろにいるイザベラの声だ。
光線を収束して威力を強くして、できるだけ遠くに届くように調節する。
土埃が、激しく舞い上がり視界を奪っていくが、そんなことは関係なく、魔法を使う前の光景を思い出しながら‥‥‥
そして光線が切れてきたところで終了とした。
まだ土埃がもうもうとしているけど、目では見えないまでもメンバーが検索魔法で確認して魔法で生き残りを倒していく。
そこにアイリスが帰ってきた。
俺の横にきて「ご主人さま、王様に報告してきました。すぐに対処するとのことです」
「うん、了解、アイリス、ご苦労まさ」と言ってアイリスの頭を撫でてあげた。
そこに攻撃を終えた、アデルとアクレが並び始めた。
「えへへ」とアレクがちょっと恥ずかしそうだけど‥‥‥まぁ、仕方ない、
俺は二人にも頭を撫で撫ですると、エイミーも最後に並んだ。
俺は、まとめてアデル、アレク、エイミー、アイリスの頭を順番にワシャワシャと撫で回す。
それを、どうしてかわからないが、全員が見ている‥‥‥
*
魔物は、多分、ここだけじゃなく、他にも行っているだろうが、そこは冒険者に任せる。
俺たちには、俺たちの分野がある。
山の噴火を抑えることをしないと、いけない。
しかし、どうやって抑えるのか?
「みんな、山の噴火を抑えるためには、どうすればいいと思う?」と聞いてみた。
イザベラ「どでかい石で噴火口を塞ぐ」
「う~ん、それで抑えられればいいけど、圧力が強いと、抑えた石ごと飛ばされるような気がするけど‥‥‥あと、隙間があれば、そこから溶岩が湧き出てくると思うけど‥‥‥」
ソフィア「それは却下ね」
イザベラが本気だったのか、少しシュンとしている。
シャーロットが「あの山は活火山じゃなかったはずですが」
ソフィアが「地震で動き出したとか?」
シャーロット「そうですね、それもあり得ることですね」
セラフィーナ「どうします?」
「ジャネット、何か方法がない?」
「う~ん、そうですね、何か、良い方法が‥‥‥う~ん」あのジャネットでさえ、考え込んでしまった。
「上から押さえつけるのはダメだから、要は圧力がある部分を、どうにかしないとダメと言うことか?」
「冷凍魔法で冷やしてみるとか?」とアリシア
「冷凍魔法って、言葉では知っているだけ、それだけ大規模な冷凍魔法を使うことができるのかな?」
「そうだね、やってみないとわからないか」とアリシア
で、チラッと山を見ると、結構、でかい。
と言うことは範囲が広い‥‥‥
他には、方法が見当たらないな‥‥‥
「よし、他には方法が見当たらないから、やってみようか」と言ってみたものの、もし、それが成果を上げることができなくて、さらに噴火を煽ることになってしまったら?
しかし、噴火を抑えられないと、マグマが、どこまで焼き尽くすのか、わからない。
もしかしたら近隣の村まで行く可能性もある。
しかし噴火で、何かが焼けるような嫌な匂いもしてきた。
そして風も生暖かくなってきた。
俺は仲間に何も言わないで目を閉じて集中してみた。
先ほどから山の状態は、何回も見ているので目に焼き付いている。
焼き付いている山をイメージしながら、どこに注目すれば良いのか、確認するためだ。
山が噴火しているのは、どこかにエネルギーがあるはずだ。
マグマを揺り動かすエネルギー‥‥‥
それが星につながっていると思われること、もし、つながっていないであれば、その部分が、どうして高くなっているのか?
とにかくマグマを噴出させる部分をイメージと透視で見てみる。
集中‥‥集中‥‥‥と目を閉じていても山が見えてきた。
さらに意識を集中させて、透視魔法で山の中を見えるまで意識を集中させる。
こんな魔法なんて、初めて使うから、できるかわからなかったけど、だんだんと山の中が透明になってきた。
もっと深くだ‥‥‥そうだ、もっと深く‥‥
そうすると徐々に紅くなっている部分に近づいてきた。
!‥はっ
そこで俺は意識を戻して目を開けた。
そう見たのは灼熱になっている部分。
感じたのは、別に現場にいるわけではないのに、あまりにも熱すぎるマグマの上方。
危なかった‥‥‥
俺は冷や汗をかいていた。
「ちょっと、クリス、大丈夫?」と心配してくれているイザベラ
「ご主人さま、何か分かりましたか?」とジャネット
みんなは俺が何も言わなくても、何をしているのか、おおよそ理解していたみたいだ。
「危なかった~」
「どこに行っていたの」とソフィア
「ああ、うん、山を透視していたんだよ、あまりに中に入りすぎてね」
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