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第60話 屋敷の生活

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初めて屋敷で寝て朝を迎えたが、以前、泊まっていた宿と違って.ベッドも豪華だし布団も良いのでゆっくり休むことができた。

開けているカーテンから朝日が差し込んできている。

部屋が広くて、宿に泊まっていた時と違って、明るくて豪華で引いてあるカーペットもふかふかなので、なんだか別世界にいるような感じだ。

まだ布団の中で別世界にいる感じを楽しみながら、二度寝日そうになったが、はっとして目が覚めた。

俺はベッドから出て、寝間着から洋服に着替える。

着替え終わった頃、ドアがノックされる。

誰だろうと思ったけど、「私、アリシアだけどちょっといい」と言う声が聞こえたので、どうぞと答えた。

扉を開けて入ってきたアリシアは、寝間着から洋服に着替えてはいたが、街で買ったのかミニスカートを履いていた。

アリシアの洋服でもあまり見たことがないミニスカートに俺は少しドキドキした。

そしてアリシアは部屋の中のテーブルの椅子に腰かけて、手で、こっちに来てと言っているので、近くに腰かけた。

昨日もしつこく質問されたが、アリシアから、ねぇ伯爵様って呼んだほうがいいの?と聞いてきたので、今までと一緒でいいよ!と答えた。

アリシアは、一応経緯を説明しなければいけなかったので、冒険者名の偽名でアルベルトとつけていると説明している。

だからアリシアは時々、2人の時はクリスと俺のことを呼ぶ。

「ねぇクリス、これからどうする」

「どうとは?」

「冒険者だから冒険もするんでしょ?」

「もちろん」

だから今日も冒険者ギルドに行ってみようかと思っていると説明するとアリシアは、ほっとしたような笑顔をした。

土地も持っていない伯爵位なので管理するものもなく、暇だから。

そしてすべてを国が管理しているから。

俺は、ここではやる事は無い。

でも考えてみると、Bランクの冒険者なのに、伯爵と言うのもなんか変だな?

そして朝食の時間になったので、眠そうにしている店他のパーティーメンバーを起こして食堂に行った。


屋敷の執事さんに、今日は冒険者ギルドに行ってくると伝えた。

そして5人で屋敷を出た。

俺たちは冒険者ギルドまで歩いて行ったが、本当は貴族であれば場所に乗らなければいけないと言われて、お金があるので街中で馬車を購入してみると執事に伝えたら、

「それでしたら旦那様、私がご用意して起きます。」と言われたのでお願いした。その料金も国が持ってくれるらしい。

さすが、すばらしい執事さんだ!

今日は間に合わなかったので、歩いてギルド本部まで向かった。

この王都にあるギルド支部だと思ってたところは、実は本部だそうだ。

道理で建物も大きいはず。

パーティーメンバー全員でギルド本部の扉を開けて中に入っていくと、朝早くなので中には人が多い。

我々はBランクに上がって初めて依頼を受けることになる。

実力的にはまだまだだろうけど、功績が大きいことからBランクに上がっている。

だから過信は禁物だ。

一番、安全な薬草採取と言う手段もあるけど、薬草が生えているところが問題だったり、魔物がいるところもあるので注意しなければいけない。

ギルド本部で確認した以来の中に、その時に受けなくても、違う依頼を受けている途中に薬草を発見と言うこともある。

主に薬草と言うとポーションの作成に使われたり、漢方の様に煎じて飲むこともあるようだ。

どれにしようかなとBランクの依頼が貼ってある掲示板を見ている。

さすがBランクともなると危険度が増す。

以前は俺たちのパーティーはソフィアがランクが1番上だったけどそれでも、まだBランクではなかった。

確か新人のアリシアは、一番下のFランクだったような。

それが、いつの間にか国の貢献に置いて一気にBランクだと。

いや~なんかすごいね。

でも貢献と言うわけだから実力的には劣っている。

俺以外の全員が。

と言うことで少しでも実践をつけるために、魔物を狩る練習をしようと思う。

そういう目的で掲示板を見ているといいのがあった。

ウルフの討伐だ。

以前も苦い経験があって苦手意識が少しあるけど、そういうのこそ早めに解消しなければいけない。

だから今回はウルフの討伐にした。

Bランクの依頼が貼ってある掲示板から紙を剥がして受付のお姉さんのところにもっていく。

普通はウルフがいる場所だとBランクになる事はあまりないんだけど、今回は群が多いみたいで別の種類のものも混じっている可能性もあるのでBランク依頼になっている。

ウルフが2~3頭とか10頭以下だったらCランク以下だ。
もちろん、こういう場合は特殊なものが混じっていない。

俺たちは以前もウルフの討伐をしたことがあるので、この依頼にした。

あとは、数が多いのと、大型が混じっている。

フォーメーションを確認したり、前衛と後衛をはっきりとさせるためにも訓練にもなる。
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