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第31 話 魔法の練習
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1人部屋だからできることなんだけど、他人に見られたくない魔法もあるし、 可能な限り集中してしなければいけない方法もあるので、俺は1人で、できるだけランプの光を小さくして、魔法の練習をしてみる。
ただ魔法は時々、光る魔法もあるので、窓から明かりが漏れないように毛布をかけている。
俺はベッドの上で、あぐらを組むようにして座って集中する。
そうすると部屋の空気が一瞬にして変わり始めた。
床から風が揺らぎだし、空気の揺らぎを感じる。
自分の体を中心として、周りの空間に揺らぎが生じる。
部屋の中で火系の魔法を使うことができないので、使うのは治癒魔法にしてみる。
アリシアを治癒魔法で治したときに使ったが、前世からの能力から比べると100分の1も使いきれなかったから。
治癒魔法といってもいろいろなレベルがあるので、何をどうするか考えなければならないので単純なものではない。
俺が治癒魔法を使おうと、集中すればするほど、色が変化し始める。
初めは無色透明だが、濃密になればなるほど、黄色から金色に輝いてくる。
治癒魔法といっても、ただ、かければいいわけではなく、操作しなければならない時も多い。
人体の構造や働きなども加味しながら治癒魔法は使わなければ効果は半減どころではない。
治癒魔法を発動させるのを早ければ早いほど効果が大きくなるので俺は何回も繰り返しながら、発動させたり、やめたりを繰り返している。
魔法を早く発動させること、範囲を決めて発動させること、どれぐらいのレベルの魔法力を使うのか。
濃密になればなるほど集中力が必要だから。
何があっても、すぐに対処が出来るようにしなければ。
修練を怠っていては、手遅れになる。
治癒魔法の訓練を終えて、俺は感覚を研ぎすませながら、魔力を街中まで広がっていく。
今度は、自分の魔力の範囲まで広げて感知魔法を使う練習をする。
感知魔法は広げれば広げるほど魔力は薄くなっていくので、薄くならないように広げながら自分を中心に、宿全体の人数を把握したり、行動を確認したりすることから始めていく。
ほとんどは夜遅いから寝ているけど。
起きているのは宿屋の人くらい。
宿屋の周りには、働いている人や歩いてる人がいる。
感知魔法を広げながら、働いている人や歩いてる人や動いてる人を男性か女性かまで判断しながら確認していく。
感知魔法を使う時には、以前は、ここまでできなかったけど、さらに精度を上げることも考えなければ。
魔法の練習をして疲れたので、もうだいぶ遅い時間になってしまったのでベッドに入って寝ることにした。
俺の魔法力は、前世の時でも、両親からバケモノ扱いされて酷い目にあったけど、それが今でも、俺の脳裏に残っている。
あの時は両親を守るために、魔物を やっつけたのに、俺のことをバケモノと言われたことに、子供だった俺は、相当精神的なショックを受けてしまった。
俺は無我夢中で使った魔法が、あまりにも威力が高すぎて、俺は両親から捨てられた‥‥‥
そして村長に預けられても、次第に邪魔者扱いされて、軍に引き渡された。
軍でも殴られたり、蹴飛ばされたり、寒い小屋で寝ることも出来ずに過ごしたけど、その時に練習した魔法で、軍の入隊試験の時に、すごい魔法力を示すことができて、俺は今ままでのウサを晴らすように思い上がっていた。
一緒に合格した貴族たちからも一目、置かれることにもなり、いい気分になり、のぼせ上がっていた。
さらに増長させたのが、魔法師団の一つの師団長を任されることになり、2年で魔法師団長になったことだった。
つまり魔法師のトップに立ったことで有頂天になっていた。
そして俺をさらに増長させたのが、王国の姫様との結婚だった。
人生の中で、俺は最高に良い思いをしていたが、それがドン底に落とされた。
それが隣国から戦争を仕掛けてきた。
それから悲惨だった。
今でも、その思いが残っている。
俺が、死ぬことになる戦争が‥‥‥
前世のようにはなりたくない‥‥‥
ただ魔法は時々、光る魔法もあるので、窓から明かりが漏れないように毛布をかけている。
俺はベッドの上で、あぐらを組むようにして座って集中する。
そうすると部屋の空気が一瞬にして変わり始めた。
床から風が揺らぎだし、空気の揺らぎを感じる。
自分の体を中心として、周りの空間に揺らぎが生じる。
部屋の中で火系の魔法を使うことができないので、使うのは治癒魔法にしてみる。
アリシアを治癒魔法で治したときに使ったが、前世からの能力から比べると100分の1も使いきれなかったから。
治癒魔法といってもいろいろなレベルがあるので、何をどうするか考えなければならないので単純なものではない。
俺が治癒魔法を使おうと、集中すればするほど、色が変化し始める。
初めは無色透明だが、濃密になればなるほど、黄色から金色に輝いてくる。
治癒魔法といっても、ただ、かければいいわけではなく、操作しなければならない時も多い。
人体の構造や働きなども加味しながら治癒魔法は使わなければ効果は半減どころではない。
治癒魔法を発動させるのを早ければ早いほど効果が大きくなるので俺は何回も繰り返しながら、発動させたり、やめたりを繰り返している。
魔法を早く発動させること、範囲を決めて発動させること、どれぐらいのレベルの魔法力を使うのか。
濃密になればなるほど集中力が必要だから。
何があっても、すぐに対処が出来るようにしなければ。
修練を怠っていては、手遅れになる。
治癒魔法の訓練を終えて、俺は感覚を研ぎすませながら、魔力を街中まで広がっていく。
今度は、自分の魔力の範囲まで広げて感知魔法を使う練習をする。
感知魔法は広げれば広げるほど魔力は薄くなっていくので、薄くならないように広げながら自分を中心に、宿全体の人数を把握したり、行動を確認したりすることから始めていく。
ほとんどは夜遅いから寝ているけど。
起きているのは宿屋の人くらい。
宿屋の周りには、働いている人や歩いてる人がいる。
感知魔法を広げながら、働いている人や歩いてる人や動いてる人を男性か女性かまで判断しながら確認していく。
感知魔法を使う時には、以前は、ここまでできなかったけど、さらに精度を上げることも考えなければ。
魔法の練習をして疲れたので、もうだいぶ遅い時間になってしまったのでベッドに入って寝ることにした。
俺の魔法力は、前世の時でも、両親からバケモノ扱いされて酷い目にあったけど、それが今でも、俺の脳裏に残っている。
あの時は両親を守るために、魔物を やっつけたのに、俺のことをバケモノと言われたことに、子供だった俺は、相当精神的なショックを受けてしまった。
俺は無我夢中で使った魔法が、あまりにも威力が高すぎて、俺は両親から捨てられた‥‥‥
そして村長に預けられても、次第に邪魔者扱いされて、軍に引き渡された。
軍でも殴られたり、蹴飛ばされたり、寒い小屋で寝ることも出来ずに過ごしたけど、その時に練習した魔法で、軍の入隊試験の時に、すごい魔法力を示すことができて、俺は今ままでのウサを晴らすように思い上がっていた。
一緒に合格した貴族たちからも一目、置かれることにもなり、いい気分になり、のぼせ上がっていた。
さらに増長させたのが、魔法師団の一つの師団長を任されることになり、2年で魔法師団長になったことだった。
つまり魔法師のトップに立ったことで有頂天になっていた。
そして俺をさらに増長させたのが、王国の姫様との結婚だった。
人生の中で、俺は最高に良い思いをしていたが、それがドン底に落とされた。
それが隣国から戦争を仕掛けてきた。
それから悲惨だった。
今でも、その思いが残っている。
俺が、死ぬことになる戦争が‥‥‥
前世のようにはなりたくない‥‥‥
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