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第九章 最終章 それぞれの門出
7 あれから 3年目秋口 1
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先日、春先のまだ朝方は肌寒い頃、ガーリウム王国のレンバーグ公爵邸にて、わたくしたちの結婚パーティーが開かれましたの。旦那様になるゼファーライト・タニャード殿下とわたくしアリーシャ・レンバーグは、お揃いの濃紺のお衣装でしたのよ。
そのお衣装は、2年前に、ゼファー様がわたくしに初めて贈ってくださったお揃いのお衣装ですの。わたくしは、ゼファー様と婚約してから、ゼファー様のお衣装をリメイクしてまいりました。襟に青色で刺繍をしましたのよ。青色のクラバットには、白色でタニャード王家の紋章を刺繍いたしました。
わたくしのドレスのリメイクは、タニャード王国の王妃殿下、お義母様になられるお方のオススメで、白色から青色にグラデーションとなっている布をベルトと背中のリボンにしましたの。
このパーティーの様子をオーリオダム君が『ハンディカム』でとっており、ゼファー様が呼び寄せたタニャード王国の外交官に使い方をマスターさせていたなんて、知りませんでしたの。
〰️ 〰️ 〰️
そのパーティーから、1週間後、わたくしたちは、タニャード王国へと出発いたしました。わたくしの弟ヨアンシェルと弟の妻イメルダリアさんがご一緒ですの。
お父様とお母様もご一緒の予定だったのですけれど、タニャード王国に問い合わせたところ、わたくしたちの結婚式は、秋になるそうなのです。なので、お父様とお母様は、その頃にいらっしゃることのなりましたの。
〰️ 〰️ 〰️
2週間かけて、到着したタニャード王国の王都は、白の壁に鮮やかなオレンジ色や空色やレモン色の屋根が並びとても可愛らしい街並みでした。王城はたいへん雄壮で、その後ろにある王宮は重厚感のある趣きでありました。
国王陛下ご夫妻、王太子殿下ご夫妻には、王太子殿下ご夫妻の去年の結婚式でお顔合わせさせていただいておりますので、弟夫妻の紹介を主にさせていただきましたの。
秋の叙勲式で、ゼファー様は公爵殿になられるのですが、今は王子殿下というのが肩書きになるようです。
わたくしたちは、王子殿下邸へまいりました。わたくしたちがこれから住むところですわね。白い壁の豪邸は、ガーリウム王国の実家公爵邸より大きいものでした。
「わたくし、こちらを取り仕切れるかしら?」
少し不安になってしまいましたの。
「僕たちはまだ若いんだ。子供たちに譲るまでに、僕たちの館にすればいいんだよ。」
「まあ!のんびりとしたお話ですわね。クスクス」
本当にゼファー様のお言葉はお優しくて、わたくしをすぐにリラックスさせてしまいますの。
玄関ホールに入ります。ここには、後日、ゼファー様が、大変喜んでくださった濃紺のお衣装をマネキンに着せ、ガラスケースに入れて、飾ることになりますの。何でも、『いつでも幸せを思い出せてうれしくなる』のだそうですわ。ふふ
そこから、真っ直ぐサロンを抜け、中庭へ出ました。中庭も、春の季節をそのままに花たちが咲き乱れておりました。大変よく手入れがされております。
「ヨアンたちの屋敷はこっちだよ。」
中庭の先の木立を抜けるとこれはまた立派な豪邸が建っております。ガーリウム王国でいうところの伯爵邸ほどでしょうか。
「こ、こんな豪邸をお借りするわけには参りません。」
ヨアンが少し困り顔です。
「僕とアリスが、爵位を子供に譲った後に住む家なんだ。使ってくれないと傷んでしまうなぁ。」
「ふふふ、またのんびりとしたお話ですこと。
ヨアン、ダリアさん、甘えておしまいなさいな。お顔を立てて差し上げて、ね。」
ゼファー様の援護射撃をしますと、ヨアンもダリアさんも納得しお礼を言いました。
「ここなら、君たちも子育ての心配がないだろう。もう、こちらにもメイドが来ているはずだが、今日のところは、本館で食事をしよう。」
〰️ 〰️ 〰️
それから一月は、王都周辺の町まで行ったり、馬車で2日の公爵領を見に行ったりと、4人でゆっくりと過ごしました。
翌日から、ゼファー様とヨアンが、登城されお仕えになるというので、4人で晩餐を楽しみました。
翌日からは、ヨアン夫妻とは、別々の生活をしました。とはいっても、昼間はわたくしとダリアさんだけですので、お互いに邸を取り仕切る練習の傍ら、一緒に、お茶をしたり町の貴族用の通りを散策したり、と楽しい毎日でした。
〰️ 〰️ 〰️
明日は結婚式です。先週には、お父様お母様もこちらにご到着なさり、ヨアン夫妻が住む別宅にて過ごしております。
午前中に結婚式を済ませ、お昼すぎに叙勲式、夜に夜会と大変な予定になっております。ゼファー様とわたくしは、王宮に泊まることとなりました。ゼファー様とご一緒に、食堂室で夕食をとり、サロンでワインを嗜み、ゼファー様はわたくしを部屋の前までエスコートしてくださいます。部屋の前で、わたくしに優しく口づけなさり、抱きしめて、頭にも口づけを落としてくださいます。そして、わたくしがお部屋に入るのを見守ってくださるのです。
タニャード王国へ参ってから、4ヶ月ほどになりますが、いつもこうしてくださるのです。ゼファー様は大変紳士でいらっしゃって、わたくしは大切にされているのだと、温かい気持ちになります。
王宮へ泊まった翌朝、今日は、結婚式です。
メイドたちに、湯浴みやマッサージから始まり、お支度をやっていただきました。
わたくしのいる部屋のお隣が今日の控え室になっておりますので、そちらに参りますと、すでにゼファー様にはお待ちいただいていたようです。
「アリス!アリス!なんて美しいのだ。私の女神、私は毎日貴女に恋をしてしまう。」
と、おっしゃり、私の前に跪き右手の手袋越しに、口づけをしてくださいます。
ゼファー様は、すぐにこんなに誉めてくださいますが、本当に美しいのは、ゼファー様なのです。
「大変お似合いなご夫婦でいらっしゃいますよ。」
メイドが、大きな大きな鏡を持ってきてくださり、二人でそちらに並びます。
タニャード王国では、新郎新婦は、純白が、基調となるそうです。類に漏れず、わたくしたちも、純白です。
ゼファー様の純白のタキシードは、金糸と銀糸とを、織り混ぜた素晴らしい刺繍が、施されております。王家に伝わる刺繍だそうです。ゼファー様の凛々しいお顔に相まって、わたくしは直視も難しいほど、ドキドキしてしまいます。
わたくしのドレスも、王家に伝わるデザインだそうで、肩にもフリル腰にもフリルがついているのですが、スカート部分は前と脇はあまりふわっとしておりません。しかし、後ろは大変大きくふんわりとした上に、後ろ裾はなんと3メートルだそうです。正直、重たいです。わたくしが、歩くときには、常にメイドが二人もついています。ベールの後ろ側も2メートルほどあります。
ブーケも純白で、爪先あたりまで長いのです。
そのお衣装は、2年前に、ゼファー様がわたくしに初めて贈ってくださったお揃いのお衣装ですの。わたくしは、ゼファー様と婚約してから、ゼファー様のお衣装をリメイクしてまいりました。襟に青色で刺繍をしましたのよ。青色のクラバットには、白色でタニャード王家の紋章を刺繍いたしました。
わたくしのドレスのリメイクは、タニャード王国の王妃殿下、お義母様になられるお方のオススメで、白色から青色にグラデーションとなっている布をベルトと背中のリボンにしましたの。
このパーティーの様子をオーリオダム君が『ハンディカム』でとっており、ゼファー様が呼び寄せたタニャード王国の外交官に使い方をマスターさせていたなんて、知りませんでしたの。
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そのパーティーから、1週間後、わたくしたちは、タニャード王国へと出発いたしました。わたくしの弟ヨアンシェルと弟の妻イメルダリアさんがご一緒ですの。
お父様とお母様もご一緒の予定だったのですけれど、タニャード王国に問い合わせたところ、わたくしたちの結婚式は、秋になるそうなのです。なので、お父様とお母様は、その頃にいらっしゃることのなりましたの。
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2週間かけて、到着したタニャード王国の王都は、白の壁に鮮やかなオレンジ色や空色やレモン色の屋根が並びとても可愛らしい街並みでした。王城はたいへん雄壮で、その後ろにある王宮は重厚感のある趣きでありました。
国王陛下ご夫妻、王太子殿下ご夫妻には、王太子殿下ご夫妻の去年の結婚式でお顔合わせさせていただいておりますので、弟夫妻の紹介を主にさせていただきましたの。
秋の叙勲式で、ゼファー様は公爵殿になられるのですが、今は王子殿下というのが肩書きになるようです。
わたくしたちは、王子殿下邸へまいりました。わたくしたちがこれから住むところですわね。白い壁の豪邸は、ガーリウム王国の実家公爵邸より大きいものでした。
「わたくし、こちらを取り仕切れるかしら?」
少し不安になってしまいましたの。
「僕たちはまだ若いんだ。子供たちに譲るまでに、僕たちの館にすればいいんだよ。」
「まあ!のんびりとしたお話ですわね。クスクス」
本当にゼファー様のお言葉はお優しくて、わたくしをすぐにリラックスさせてしまいますの。
玄関ホールに入ります。ここには、後日、ゼファー様が、大変喜んでくださった濃紺のお衣装をマネキンに着せ、ガラスケースに入れて、飾ることになりますの。何でも、『いつでも幸せを思い出せてうれしくなる』のだそうですわ。ふふ
そこから、真っ直ぐサロンを抜け、中庭へ出ました。中庭も、春の季節をそのままに花たちが咲き乱れておりました。大変よく手入れがされております。
「ヨアンたちの屋敷はこっちだよ。」
中庭の先の木立を抜けるとこれはまた立派な豪邸が建っております。ガーリウム王国でいうところの伯爵邸ほどでしょうか。
「こ、こんな豪邸をお借りするわけには参りません。」
ヨアンが少し困り顔です。
「僕とアリスが、爵位を子供に譲った後に住む家なんだ。使ってくれないと傷んでしまうなぁ。」
「ふふふ、またのんびりとしたお話ですこと。
ヨアン、ダリアさん、甘えておしまいなさいな。お顔を立てて差し上げて、ね。」
ゼファー様の援護射撃をしますと、ヨアンもダリアさんも納得しお礼を言いました。
「ここなら、君たちも子育ての心配がないだろう。もう、こちらにもメイドが来ているはずだが、今日のところは、本館で食事をしよう。」
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それから一月は、王都周辺の町まで行ったり、馬車で2日の公爵領を見に行ったりと、4人でゆっくりと過ごしました。
翌日から、ゼファー様とヨアンが、登城されお仕えになるというので、4人で晩餐を楽しみました。
翌日からは、ヨアン夫妻とは、別々の生活をしました。とはいっても、昼間はわたくしとダリアさんだけですので、お互いに邸を取り仕切る練習の傍ら、一緒に、お茶をしたり町の貴族用の通りを散策したり、と楽しい毎日でした。
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明日は結婚式です。先週には、お父様お母様もこちらにご到着なさり、ヨアン夫妻が住む別宅にて過ごしております。
午前中に結婚式を済ませ、お昼すぎに叙勲式、夜に夜会と大変な予定になっております。ゼファー様とわたくしは、王宮に泊まることとなりました。ゼファー様とご一緒に、食堂室で夕食をとり、サロンでワインを嗜み、ゼファー様はわたくしを部屋の前までエスコートしてくださいます。部屋の前で、わたくしに優しく口づけなさり、抱きしめて、頭にも口づけを落としてくださいます。そして、わたくしがお部屋に入るのを見守ってくださるのです。
タニャード王国へ参ってから、4ヶ月ほどになりますが、いつもこうしてくださるのです。ゼファー様は大変紳士でいらっしゃって、わたくしは大切にされているのだと、温かい気持ちになります。
王宮へ泊まった翌朝、今日は、結婚式です。
メイドたちに、湯浴みやマッサージから始まり、お支度をやっていただきました。
わたくしのいる部屋のお隣が今日の控え室になっておりますので、そちらに参りますと、すでにゼファー様にはお待ちいただいていたようです。
「アリス!アリス!なんて美しいのだ。私の女神、私は毎日貴女に恋をしてしまう。」
と、おっしゃり、私の前に跪き右手の手袋越しに、口づけをしてくださいます。
ゼファー様は、すぐにこんなに誉めてくださいますが、本当に美しいのは、ゼファー様なのです。
「大変お似合いなご夫婦でいらっしゃいますよ。」
メイドが、大きな大きな鏡を持ってきてくださり、二人でそちらに並びます。
タニャード王国では、新郎新婦は、純白が、基調となるそうです。類に漏れず、わたくしたちも、純白です。
ゼファー様の純白のタキシードは、金糸と銀糸とを、織り混ぜた素晴らしい刺繍が、施されております。王家に伝わる刺繍だそうです。ゼファー様の凛々しいお顔に相まって、わたくしは直視も難しいほど、ドキドキしてしまいます。
わたくしのドレスも、王家に伝わるデザインだそうで、肩にもフリル腰にもフリルがついているのですが、スカート部分は前と脇はあまりふわっとしておりません。しかし、後ろは大変大きくふんわりとした上に、後ろ裾はなんと3メートルだそうです。正直、重たいです。わたくしが、歩くときには、常にメイドが二人もついています。ベールの後ろ側も2メートルほどあります。
ブーケも純白で、爪先あたりまで長いのです。
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