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第二章 本編 ご令嬢たちの幸せ編
3 ご令嬢たちの未来 2
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「私は、もう新しい婚約者がいるんです。」
ヴィオリアが若干ばつの悪そうに言った。
イメルダリアがアリーシャを待っていたという言葉の後だからだろう。
「まあ!喜ばしいことでは、ありませんか。ヴィオリア様、おめでとうございます。」
アリーシャが笑顔でヴィオリアの手を握った。その笑顔でヴィオリアも安心したようだ。
「どなた様とご縁がありましたの?」
「あの…、カザシュタント・ノーザンバード様です。」
名前を言っただけなのに、ヴィオリアはすでに真っ赤だ。この調子なので、イメルダリアたちがどんなに聞いても照れてしまって馴れ初めは話してもらっていない。
アリーシャ以外の3人は、ヴィオリアの婚約や婚約者が誰であるかを知っていたが、馴れ初めも聞けそうなので、興味津々に、アリーシャに任せた。
「ノーザンバード子爵様の三番目のご子息様ね。騎士団の部隊長様でいらっしゃるお方ですわね。確か、26になられるのよね?
実力で部隊長になられたと強さが評判の殿方ではありませんか!すばらしいわ。」
両手を胸の前でパチンとさせ、正確にパーソナルデーターを確認する。さすがに王妃教育を受けたアリーシャである。部隊長は、団長、副団長に次ぐ役職で、数名の隊長をまとめている。
三人は、感心してアリーシャの解説を聞き、ヴィオリアが続けるのを待つ。
「そ、そうなんですね。部隊長様なのは知っていたけど、確かにお強いなと思いました。」
アリーシャが相手だからか、照れているからなのか、ヴィオリアの言葉は、敬語か敬語じゃないのか、バラバラだ。
「まあ、鍛練のお姿をご覧になったのね。ヴィオリア様が王城にいらしたの?」
「いえ、カザシュタント様が我マーペリエ軍の演習などを見たいと、視察ということで、辺境伯領地へいらしたんです。ちょうど私も学園が夏の長期休暇だったので、領地におりましたので。」
「そうでしたの。ノーザンバード様はお一人で?」
「いえ、我領地へ来てくれそうな新人の方も数十名と側近の方が一緒でした。」
「まあ、それはマーペリエ家のメイドの方々も大変でしたわね。」
「新人の方々は、軍の寄宿舎で寝泊まりして、鍛練に参加していましたから問題なかったですよ。元々人数が多いので、数十人増えても、使用人たちの働きは大きく変わりませんから。」
「ノーザンバード様もそちらで寝食をとられましたの?」
「カザシュタント様は、騎士団からお預かりのお客様ということで、側近の方と一緒に屋敷で寝泊まりしてもらいました。」
「まあ、では、お顔合わせの機会はたくさんありましたのね。ふふ」
楽しそうに笑うアリーシャを見て、ヴィオリアは照れくさくなった。
「あ、あ、そうですね。食事はご一緒のことが多かったような…」
「お食事だけですの?」
「……まあ、その後少しお茶とか???」
「ノーザンバード様は紳士的ですもの。きっと楽しい時間を過ごされたのでしょうね。」
アリーシャが、ヴィオリアににっこりと微笑む。
「カザシュタント様はとても博識で、武術や戦術などはもちろん、自然などについてもたくさんお話してもらいました。私の話もまっすぐに聞いてくれて。」
話すヴィオリアは嬉しそうだが、少し照れている。
「そう。
ヴィオリア様は普段も軍の鍛練をご覧になりにいきますの?」
矛先が少し変わったことで照れていたヴィオリアは自然に話を続けた。
「いえ、見に行くのではなく、私も鍛練に参加するために行くのです。私は一人娘ですので、縁がなければ、私が辺境伯になる覚悟でしたから。」
ヴィオリアは、忙しい学園生活の傍ら、騎士団見習いの鍛練場には暇を見つけては通っていた。そういうこともあり、ウズライザーがメノールを連れてきたことに、見習い騎士たちは、いい顔をしなかったのだ。見習い騎士たちから見たら、たまにしか来ないウズライザーより、頻繁に来るヴィオリアの方に仲間意識が向くのは当然だ。
「そのお考えは、すばらしいわね。軍の鍛練場でのノーザンバード様はいかがでした?」
「それはもう!!指導も的確ですし、ご本人も一緒に鍛練されることを当たり前のようになさいますし、短い間でしたが、すぐにみんなの信頼を受けてました!私にも分け隔てなく、指導してくれて、すごくためになりました。」
興奮してカザシュタントを誉めるヴィオリアを4人は嬉しそうに見つめる。
『ああ、それはお見合いとノーザンバード様が辺境伯当主に相応しいかの試験であったのだな』と4人は気がついた。が、指摘はしない。
「まあ、さすがに騎士団の部隊長様ですわね。研修は長期間でしたの?」
「新人の方々は、3ヶ月ほど滞在して、それぞれ辺境伯領に残るか王城へ戻るか決めるのです。カザシュタント様は、私が学園に戻る時に、調度いいということで、一緒の馬車で王都へ戻りました。」
『ああ、わざわざ合わせたな』と思うがそれも指摘はしない。
ヴィオリアが王都にある騎士団見習いの鍛練場に通っていたこと、ウズライザーがバカをしていたことが鍛錬場には知れ渡っており、今年の新人希望者数は、例年を大幅に上回ったことは、思わぬ副産物であった。
ヴィオリアの名誉のために付け加えると、馬車で一緒と言っても、未婚の男女が婚約者でもないのに二人きりで密室に入ることはないので、ちゃんとヴィオリアのメイドが一緒である。これは当たり前のことなので、これもわざわざ確認はしない。
辺境伯領地から王都までは馬車で1週間ほどだ。夜は宿に泊まるにしても、馬車の中で長時間過ごすのだ。
「マーペリエ領からのお帰りですと、大変でしたわね。」
アリーシャがヴィオリアを労う。
「いえいえ、私は慣れたものですよ。今回はカザシュタント様もご一緒でしたのでとても楽しかったですし。」
と、言って漸くしてから、4人の笑顔が温かいことに気がついたヴィオリアは『ボンッ』と音が聞こえそうな勢いで顔を真っ赤にした。惚気たことに気がついたようだ。
王都に戻ってからは、カザシュタントの誘いで何度か二人で会い、夏の休暇明けから一月で正式に婚約したそうだ。
アリーシャの誘導尋問から逃げるすべをヴィオリアは持ち合わせておらず、しどろもどろになりながら馴れ初めをすべて話すことになった。
アリーシャはさすがだと、3人は心の中で感心した。
カザシュタントとヴィオリアは、数ヶ月後、夏前に王都で結婚式とパーティーを行い、晩秋には領地でパーティーをする予定だそうだ。なんでも、その間に新人研修があるとかないとか。
王都での式やパーティーは喜んで出席すると、約束した。
ヴィオリアが若干ばつの悪そうに言った。
イメルダリアがアリーシャを待っていたという言葉の後だからだろう。
「まあ!喜ばしいことでは、ありませんか。ヴィオリア様、おめでとうございます。」
アリーシャが笑顔でヴィオリアの手を握った。その笑顔でヴィオリアも安心したようだ。
「どなた様とご縁がありましたの?」
「あの…、カザシュタント・ノーザンバード様です。」
名前を言っただけなのに、ヴィオリアはすでに真っ赤だ。この調子なので、イメルダリアたちがどんなに聞いても照れてしまって馴れ初めは話してもらっていない。
アリーシャ以外の3人は、ヴィオリアの婚約や婚約者が誰であるかを知っていたが、馴れ初めも聞けそうなので、興味津々に、アリーシャに任せた。
「ノーザンバード子爵様の三番目のご子息様ね。騎士団の部隊長様でいらっしゃるお方ですわね。確か、26になられるのよね?
実力で部隊長になられたと強さが評判の殿方ではありませんか!すばらしいわ。」
両手を胸の前でパチンとさせ、正確にパーソナルデーターを確認する。さすがに王妃教育を受けたアリーシャである。部隊長は、団長、副団長に次ぐ役職で、数名の隊長をまとめている。
三人は、感心してアリーシャの解説を聞き、ヴィオリアが続けるのを待つ。
「そ、そうなんですね。部隊長様なのは知っていたけど、確かにお強いなと思いました。」
アリーシャが相手だからか、照れているからなのか、ヴィオリアの言葉は、敬語か敬語じゃないのか、バラバラだ。
「まあ、鍛練のお姿をご覧になったのね。ヴィオリア様が王城にいらしたの?」
「いえ、カザシュタント様が我マーペリエ軍の演習などを見たいと、視察ということで、辺境伯領地へいらしたんです。ちょうど私も学園が夏の長期休暇だったので、領地におりましたので。」
「そうでしたの。ノーザンバード様はお一人で?」
「いえ、我領地へ来てくれそうな新人の方も数十名と側近の方が一緒でした。」
「まあ、それはマーペリエ家のメイドの方々も大変でしたわね。」
「新人の方々は、軍の寄宿舎で寝泊まりして、鍛練に参加していましたから問題なかったですよ。元々人数が多いので、数十人増えても、使用人たちの働きは大きく変わりませんから。」
「ノーザンバード様もそちらで寝食をとられましたの?」
「カザシュタント様は、騎士団からお預かりのお客様ということで、側近の方と一緒に屋敷で寝泊まりしてもらいました。」
「まあ、では、お顔合わせの機会はたくさんありましたのね。ふふ」
楽しそうに笑うアリーシャを見て、ヴィオリアは照れくさくなった。
「あ、あ、そうですね。食事はご一緒のことが多かったような…」
「お食事だけですの?」
「……まあ、その後少しお茶とか???」
「ノーザンバード様は紳士的ですもの。きっと楽しい時間を過ごされたのでしょうね。」
アリーシャが、ヴィオリアににっこりと微笑む。
「カザシュタント様はとても博識で、武術や戦術などはもちろん、自然などについてもたくさんお話してもらいました。私の話もまっすぐに聞いてくれて。」
話すヴィオリアは嬉しそうだが、少し照れている。
「そう。
ヴィオリア様は普段も軍の鍛練をご覧になりにいきますの?」
矛先が少し変わったことで照れていたヴィオリアは自然に話を続けた。
「いえ、見に行くのではなく、私も鍛練に参加するために行くのです。私は一人娘ですので、縁がなければ、私が辺境伯になる覚悟でしたから。」
ヴィオリアは、忙しい学園生活の傍ら、騎士団見習いの鍛練場には暇を見つけては通っていた。そういうこともあり、ウズライザーがメノールを連れてきたことに、見習い騎士たちは、いい顔をしなかったのだ。見習い騎士たちから見たら、たまにしか来ないウズライザーより、頻繁に来るヴィオリアの方に仲間意識が向くのは当然だ。
「そのお考えは、すばらしいわね。軍の鍛練場でのノーザンバード様はいかがでした?」
「それはもう!!指導も的確ですし、ご本人も一緒に鍛練されることを当たり前のようになさいますし、短い間でしたが、すぐにみんなの信頼を受けてました!私にも分け隔てなく、指導してくれて、すごくためになりました。」
興奮してカザシュタントを誉めるヴィオリアを4人は嬉しそうに見つめる。
『ああ、それはお見合いとノーザンバード様が辺境伯当主に相応しいかの試験であったのだな』と4人は気がついた。が、指摘はしない。
「まあ、さすがに騎士団の部隊長様ですわね。研修は長期間でしたの?」
「新人の方々は、3ヶ月ほど滞在して、それぞれ辺境伯領に残るか王城へ戻るか決めるのです。カザシュタント様は、私が学園に戻る時に、調度いいということで、一緒の馬車で王都へ戻りました。」
『ああ、わざわざ合わせたな』と思うがそれも指摘はしない。
ヴィオリアが王都にある騎士団見習いの鍛練場に通っていたこと、ウズライザーがバカをしていたことが鍛錬場には知れ渡っており、今年の新人希望者数は、例年を大幅に上回ったことは、思わぬ副産物であった。
ヴィオリアの名誉のために付け加えると、馬車で一緒と言っても、未婚の男女が婚約者でもないのに二人きりで密室に入ることはないので、ちゃんとヴィオリアのメイドが一緒である。これは当たり前のことなので、これもわざわざ確認はしない。
辺境伯領地から王都までは馬車で1週間ほどだ。夜は宿に泊まるにしても、馬車の中で長時間過ごすのだ。
「マーペリエ領からのお帰りですと、大変でしたわね。」
アリーシャがヴィオリアを労う。
「いえいえ、私は慣れたものですよ。今回はカザシュタント様もご一緒でしたのでとても楽しかったですし。」
と、言って漸くしてから、4人の笑顔が温かいことに気がついたヴィオリアは『ボンッ』と音が聞こえそうな勢いで顔を真っ赤にした。惚気たことに気がついたようだ。
王都に戻ってからは、カザシュタントの誘いで何度か二人で会い、夏の休暇明けから一月で正式に婚約したそうだ。
アリーシャの誘導尋問から逃げるすべをヴィオリアは持ち合わせておらず、しどろもどろになりながら馴れ初めをすべて話すことになった。
アリーシャはさすがだと、3人は心の中で感心した。
カザシュタントとヴィオリアは、数ヶ月後、夏前に王都で結婚式とパーティーを行い、晩秋には領地でパーティーをする予定だそうだ。なんでも、その間に新人研修があるとかないとか。
王都での式やパーティーは喜んで出席すると、約束した。
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