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災難2 王子の不貞
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ウデルタは、ユリティナとは学園で成績順のクラス分けで同じAクラスであった。その中で、成績はユリティナの方がいつでも上であったことも、ウデルタを卑屈にさせユリティナから距離を取りたい気持ちにさせた。
ウデルタはユリティナを避けるように、メーデル―王太子―とノエルダム―宰相家次男―と一緒に行動するようになった。
メーデルはラビオナ・テレエル公爵令嬢と婚約している。しかし、いつの間にかメーデルとシエラ―男爵令嬢―が懇意になり学園内では常に横に侍らせていた。すると、自然にウデルタとノエルダムもシエラと親しくなっていく。
メーデルとシエラが性的関係であることはわざわざ確認などはしないが公然の秘密だ。
シエラは鈴が鳴るように可愛らしく笑う。決して男に楯突くような意見は言わない。何でもウンウンと頷き、いつでもニコニコして受け入れてくれる。
シエラが勉強していないから意見が言えないだけだとは考えつかないウデルタは、次第にシエラに惹かれていった。
ウデルタはシエラを知るとユリティナを疎ましく感じるようになってしまう。婚約者としての義務は勉強を理由に断るようになった。
メーデルが王宮へ戻っていたある日、シエラは男子寮に忍び込み予め聞いていたウデルタの部屋へやってきた。
「一人は寂しいの……」
潤んだ瞳でそう言われたウデルタはシエラを喜んで受け入れた。だが、メーデルの手前、キスまでで止めおいた。
〰️ 〰️ 〰️
メヘンレンド侯爵家の者たちの予定を把握する執事は、ウデルタがユリティナとの交流を避けていることをいち早く察した。だが、執事には『ウデルタは学園の寮にいるので、本当に勉強しているのかもしれない』とウデルタを信じたい気持ちもある。
なので、気性の激しいメヘンレンド侯爵夫妻に真っ先に報告することは憚られ、まずは長男チハルタに報告することにした。そこには、次男ギバルタとチハルタの嫁アーニャが同席していた。
「突然のキャンセルか……。 ソチアンダ侯爵家の面目を潰すわけにはいかないな」
「兄上。とりあえず、俺が向かいましょう。ウデルタは病気であるということにしておきます」
「そうだな。ユリティナ嬢に恥をかかせないことが優先だ。しっかり代役を務めてきてくれ」
「婚約者でない男女を二人にするわけにはいかないわ。私も一緒に参りましょう。義理の妹になるのだもの、私が行っても問題ないわ」
「義姉上。それは助かります。俺は武骨で会話も苦手ですから」
快活なアーニャは明朗闊達なユリティナと大変気が合い、楽しい茶会となった。
それからというもの、執事からウデルタがユリティナとの交流をキャンセルするという報告がある度に、ギバルタとアーニャが代行した。
初めこそ話を聞くだけだったギバルタだったが、明るく話す二人につられていつの間にか積極的に話をするようになっていった。そして、パーティーのエスコートも代行するようになっていく。
アーニャは何かを察して、時には茶会を遠慮するようになり、いつしかギバルタとユリティナ二人きりの茶会となった。その頃には、ユリティナの父親ソチアンダ侯爵もソチアンダ侯爵家の使用人たちもギバルタのことを認めており、ユリティナと二人きりの茶会を許していた。
〰️
そんなことが一年も続き、チハルタの堪忍袋がとうとう切れた。チハルタはアーニャと相談し、両親にウデルタの行動を報告する。報告を聞いたメヘンレンド侯爵夫妻は次の週末にウデルタを学園の寮から呼び戻し詰問することにした。
しかしそんな時、西方の隣国と小競り合いがあり、メヘンレンド侯爵家はウデルタ以外の家族―父、母、長兄チハルタ、長兄嫁アーニャ、次兄ギバルタ―が赴くことになった。
近年西方の森の所有権を主張してきた隣国との小競り合いは収まる気配はなく、西方辺境伯からの要請で王立騎士団は幾度となくそちらへ足を運んでいた。今回は相手も人数を増やしてきたと報告があったのだ。
ウデルタのことは戦闘モードである状態で対処するような内容ではなく、後回しになる。チハルタは執事に学園でのウデルタの様子を調査しておくように命じてから戦地へ向かった。
そして、家族が戦地へ赴いている間にメヘンレンド侯爵邸で事件が起きた。ウデルタがシエラを連れて来たのだ。
家族に『ユリティナを蔑ろにしていることを知られている』とは知らないウデルタは、シエラの甘えに負けてメヘンレンド侯爵邸に一晩だけ泊めることになった。ウデルタの部屋に一緒に泊まった二人だが、いつものようにキスと添い寝だけだ。
だが、それも良くないことだと理解しているウデルタは、執事やメイドを含めた使用人たちに家族への口止めをした。口止めを命じたが誰も返事をしなかったことまでは気に留めていなかった。
一月半後、隣国を森の半分ほどまで押し返し防衛線を張ったので、メヘンレンド侯爵一家は王家への報告を兼ねて王都の侯爵邸に戻ってきた。
疲れ切っている五人は、陰鬱な顔をした執事からウデルタに関する留守の間の邸のことと学園での行動を知らされることになる。
ウデルタはユリティナを避けるように、メーデル―王太子―とノエルダム―宰相家次男―と一緒に行動するようになった。
メーデルはラビオナ・テレエル公爵令嬢と婚約している。しかし、いつの間にかメーデルとシエラ―男爵令嬢―が懇意になり学園内では常に横に侍らせていた。すると、自然にウデルタとノエルダムもシエラと親しくなっていく。
メーデルとシエラが性的関係であることはわざわざ確認などはしないが公然の秘密だ。
シエラは鈴が鳴るように可愛らしく笑う。決して男に楯突くような意見は言わない。何でもウンウンと頷き、いつでもニコニコして受け入れてくれる。
シエラが勉強していないから意見が言えないだけだとは考えつかないウデルタは、次第にシエラに惹かれていった。
ウデルタはシエラを知るとユリティナを疎ましく感じるようになってしまう。婚約者としての義務は勉強を理由に断るようになった。
メーデルが王宮へ戻っていたある日、シエラは男子寮に忍び込み予め聞いていたウデルタの部屋へやってきた。
「一人は寂しいの……」
潤んだ瞳でそう言われたウデルタはシエラを喜んで受け入れた。だが、メーデルの手前、キスまでで止めおいた。
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メヘンレンド侯爵家の者たちの予定を把握する執事は、ウデルタがユリティナとの交流を避けていることをいち早く察した。だが、執事には『ウデルタは学園の寮にいるので、本当に勉強しているのかもしれない』とウデルタを信じたい気持ちもある。
なので、気性の激しいメヘンレンド侯爵夫妻に真っ先に報告することは憚られ、まずは長男チハルタに報告することにした。そこには、次男ギバルタとチハルタの嫁アーニャが同席していた。
「突然のキャンセルか……。 ソチアンダ侯爵家の面目を潰すわけにはいかないな」
「兄上。とりあえず、俺が向かいましょう。ウデルタは病気であるということにしておきます」
「そうだな。ユリティナ嬢に恥をかかせないことが優先だ。しっかり代役を務めてきてくれ」
「婚約者でない男女を二人にするわけにはいかないわ。私も一緒に参りましょう。義理の妹になるのだもの、私が行っても問題ないわ」
「義姉上。それは助かります。俺は武骨で会話も苦手ですから」
快活なアーニャは明朗闊達なユリティナと大変気が合い、楽しい茶会となった。
それからというもの、執事からウデルタがユリティナとの交流をキャンセルするという報告がある度に、ギバルタとアーニャが代行した。
初めこそ話を聞くだけだったギバルタだったが、明るく話す二人につられていつの間にか積極的に話をするようになっていった。そして、パーティーのエスコートも代行するようになっていく。
アーニャは何かを察して、時には茶会を遠慮するようになり、いつしかギバルタとユリティナ二人きりの茶会となった。その頃には、ユリティナの父親ソチアンダ侯爵もソチアンダ侯爵家の使用人たちもギバルタのことを認めており、ユリティナと二人きりの茶会を許していた。
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そんなことが一年も続き、チハルタの堪忍袋がとうとう切れた。チハルタはアーニャと相談し、両親にウデルタの行動を報告する。報告を聞いたメヘンレンド侯爵夫妻は次の週末にウデルタを学園の寮から呼び戻し詰問することにした。
しかしそんな時、西方の隣国と小競り合いがあり、メヘンレンド侯爵家はウデルタ以外の家族―父、母、長兄チハルタ、長兄嫁アーニャ、次兄ギバルタ―が赴くことになった。
近年西方の森の所有権を主張してきた隣国との小競り合いは収まる気配はなく、西方辺境伯からの要請で王立騎士団は幾度となくそちらへ足を運んでいた。今回は相手も人数を増やしてきたと報告があったのだ。
ウデルタのことは戦闘モードである状態で対処するような内容ではなく、後回しになる。チハルタは執事に学園でのウデルタの様子を調査しておくように命じてから戦地へ向かった。
そして、家族が戦地へ赴いている間にメヘンレンド侯爵邸で事件が起きた。ウデルタがシエラを連れて来たのだ。
家族に『ユリティナを蔑ろにしていることを知られている』とは知らないウデルタは、シエラの甘えに負けてメヘンレンド侯爵邸に一晩だけ泊めることになった。ウデルタの部屋に一緒に泊まった二人だが、いつものようにキスと添い寝だけだ。
だが、それも良くないことだと理解しているウデルタは、執事やメイドを含めた使用人たちに家族への口止めをした。口止めを命じたが誰も返事をしなかったことまでは気に留めていなかった。
一月半後、隣国を森の半分ほどまで押し返し防衛線を張ったので、メヘンレンド侯爵一家は王家への報告を兼ねて王都の侯爵邸に戻ってきた。
疲れ切っている五人は、陰鬱な顔をした執事からウデルタに関する留守の間の邸のことと学園での行動を知らされることになる。
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