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第一章 ヒロイン編
63.
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カルを怒らすと大変なことになると身に染みましたわ。
「三日間ですわ!!」
「そうだな。たった三日間だな。」
カルは真面目な顔で私の言葉をすんなり返した。
いやいやいや、ここはその返し方おかしいでしょう。
「三日間もですわ。」
「俺は三日間じゃ足りないな。リティは嫌だったのか?」
なんですって!?
大事なことなので二回言ってみるが、真面目な顔したカルから恐ろしい言葉が返ってきた。
「いっ嫌だなんて思ってはないですが毎日こんなことしていていいのかと………私家にも帰れてません。それに服もずっと着てなんんっ………。」
言ってる側からカルにキスをされ唇を塞がれた。
「俺から離れたい?駄目だ。まだリティが全然足りない。」
たった足りない??
三日間もカルの部屋に閉じ込められ抱き潰されてるのにまだ足りない?
「カル………もう機嫌直して。私が好きなのはカルだけですわ。好意を寄せられてもカル以外の人なんてみませんわ。」
「…………………リティは信用しているが他の者は信用ならない。側にいないと安心できないな。」
言いながら私の髪に頬に胸に腕に………あらゆるところにキスをするカル。
「リティの全ては俺のものだ。」
「ちょっ………ちょっとカル??」
「まだ足りないと言っただろ。」
私が察したのがわかったのか足りないことを強調してきたカル。
こうなったときのカルは何を言っても私を抱きますね。
私と触れあうことで安心してくれるなら拒むことはしないですが、カルにはもっと自信もってほしいです。
私のこと以外は自信にみち溢れているのに、私のことになると不安なのかねちっこくなるので……。
「カル、もう一度言わせてください。話した通り今回のことは私も知りませんでしたわ。隣国の叔母様の友達の子供さんとだけ聞かされてましたしもちろん女性の方だと思ってましたわ。………まさか皇太子だなんて知っていたら文通なんて恐れ多いですもの。知らなかったとはいえ文通や髪飾りでカルに不快な思いさせてごめんなさい。マシューリ皇太子も私ではなくモーリス男爵令嬢に出逢ったらきっと私に対してのフラグもなくなりますわ。今は出逢えてなく身近な文通相手の私に好意を寄せてると勘違いされてますの。心配は無用ですわ。」
カルは私の言葉を聞いてもまだ顔が緩やかにならない……まだ不安はとれないんだろう。
「もう、そんな顔をしないでください。カルを不安にさせてごめんなさい。カルが私に触れると安心するならいくらでも触れ合いましょう。私の全てをカルで染めてください。大好きなカルに求められるのは…………嬉しいし好きですわ。強いて言えば服を着れないのは恥ずかしいので……着たいですが……ふふふ。」
「………………………はぁ。リティには敵わないな。」
困った顔をしていたが少し落ち着いたのか優しく微笑んでくれた。
急に私から離れ水を飲みに行ったからもう大丈夫かなと思ったのもつかの間、
「んっ……ゴクンッ。」
口移しで水を私に飲ませてくれたカルにビックリしたけど「ありがとう。」と伝えると
「少し潤ったから再開しようか。」
えっ!?再開って………
端麗な顔で微笑みながら深いキスをしてきたカルに身を任せると激しく抱き潰されて、私はいつの間にか意識を飛ばしていた。
「三日間ですわ!!」
「そうだな。たった三日間だな。」
カルは真面目な顔で私の言葉をすんなり返した。
いやいやいや、ここはその返し方おかしいでしょう。
「三日間もですわ。」
「俺は三日間じゃ足りないな。リティは嫌だったのか?」
なんですって!?
大事なことなので二回言ってみるが、真面目な顔したカルから恐ろしい言葉が返ってきた。
「いっ嫌だなんて思ってはないですが毎日こんなことしていていいのかと………私家にも帰れてません。それに服もずっと着てなんんっ………。」
言ってる側からカルにキスをされ唇を塞がれた。
「俺から離れたい?駄目だ。まだリティが全然足りない。」
たった足りない??
三日間もカルの部屋に閉じ込められ抱き潰されてるのにまだ足りない?
「カル………もう機嫌直して。私が好きなのはカルだけですわ。好意を寄せられてもカル以外の人なんてみませんわ。」
「…………………リティは信用しているが他の者は信用ならない。側にいないと安心できないな。」
言いながら私の髪に頬に胸に腕に………あらゆるところにキスをするカル。
「リティの全ては俺のものだ。」
「ちょっ………ちょっとカル??」
「まだ足りないと言っただろ。」
私が察したのがわかったのか足りないことを強調してきたカル。
こうなったときのカルは何を言っても私を抱きますね。
私と触れあうことで安心してくれるなら拒むことはしないですが、カルにはもっと自信もってほしいです。
私のこと以外は自信にみち溢れているのに、私のことになると不安なのかねちっこくなるので……。
「カル、もう一度言わせてください。話した通り今回のことは私も知りませんでしたわ。隣国の叔母様の友達の子供さんとだけ聞かされてましたしもちろん女性の方だと思ってましたわ。………まさか皇太子だなんて知っていたら文通なんて恐れ多いですもの。知らなかったとはいえ文通や髪飾りでカルに不快な思いさせてごめんなさい。マシューリ皇太子も私ではなくモーリス男爵令嬢に出逢ったらきっと私に対してのフラグもなくなりますわ。今は出逢えてなく身近な文通相手の私に好意を寄せてると勘違いされてますの。心配は無用ですわ。」
カルは私の言葉を聞いてもまだ顔が緩やかにならない……まだ不安はとれないんだろう。
「もう、そんな顔をしないでください。カルを不安にさせてごめんなさい。カルが私に触れると安心するならいくらでも触れ合いましょう。私の全てをカルで染めてください。大好きなカルに求められるのは…………嬉しいし好きですわ。強いて言えば服を着れないのは恥ずかしいので……着たいですが……ふふふ。」
「………………………はぁ。リティには敵わないな。」
困った顔をしていたが少し落ち着いたのか優しく微笑んでくれた。
急に私から離れ水を飲みに行ったからもう大丈夫かなと思ったのもつかの間、
「んっ……ゴクンッ。」
口移しで水を私に飲ませてくれたカルにビックリしたけど「ありがとう。」と伝えると
「少し潤ったから再開しようか。」
えっ!?再開って………
端麗な顔で微笑みながら深いキスをしてきたカルに身を任せると激しく抱き潰されて、私はいつの間にか意識を飛ばしていた。
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