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四十話 気付いたらイケメンハーレムができていた件
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「アイリよ! 此度の働き、実に見事だった! 俺は改めてお前に惚れ直したぞ!」
「何、ディラン。お酒でも飲んだの? 飲んでない? じゃあ場の雰囲気にあてられたの?」
ディランは単純な男だから、目の前で熱い告白をする男がいたらあっという間に影響されてしまう。
「今回のことで改めて、俺の妻となる女はお前しかいないと痛感した! ぜひ俺と結婚し、ハンドラー家の繁栄の為に協力してほしい!」
「断固拒否! ていうか、これで何度目!? この場にはあんたのお父さんもいるから、改めてハッキリ宣言させてもらうけどね! お断りったらお断り! 私はあんたの嫁にはならない!」
「何故だああああっ!?」
「ディラン。ここはできっぱり断られたのだから、お前も男らしく諦めろ」
いつの間にかディランの背後には、ハンドラー騎士団長が近付いていた。
「親父! しかし――」
「しつこい! 嫌がる女性を追い回すなど、立派な騎士のやることではないぞ!」
「ぐっ……!」
「それほどその女性が好きなら、お前自身が魅力を磨いて相手から追わせるようになってみせろ!」
「! なるほど、さすがは親父だ! アイリよ、よく覚えておけ! 俺は必ずお前を振り向かせられる男になってみせるぞ!」
「はいはい。せいぜい頑張ってね」
ディランが私を落とせる日が来るとは思えないけど。
とりあえずストーカー行為が収まってくれるのなら、それに越したことはない。
ディランを無視して、お皿に盛ったレスターさんのミートパイを頬張る。懐かしい味わいが口の中に広がった。
思えばあの日。このミートパイの味を初めて知った日から運命は動き出していた。
あの日が始まりだとするのなら、今日はゴール――じゃない。ゴールはまだまだ先にある。今日はせいぜい通過点といったところ。
それでも私は、今日この日には大きな意味があると思っていた。これからの自分の人生を大きく決める、今日もまた運命の日なのだと。
「レスターさん」
「何だ、アイリ?」
私はレスターさんに歩み寄る。ずっとバタバタしていて伝えられなかったけど、どうしても彼に伝えておきたいことがあった。
「ゲイリーの魔法をかけられた時のこと、私はよく覚えていません。どうして私が戻って来られたのか不思議だけど……一つだけ覚えていることがあるんです。私が戻ってこられたのは、レスターさんのおかげなんです」
「……俺の? どういう意味だ?」
「精神魔法の世界に囚われていた時に、ルゥが『レスターのご飯を二度と食べられなくなってもいいの!?』って呼びかけてくれたんです。私はその言葉を聞いたから、ゲイリーの魔法に打ち克つことができたんですよ! だってレスターさんのご飯を食べ尽くすまでは、絶対に死ねないから!」
「ちょっと待て。お前は何を言っている? 俺の料理? お前は俺の料理のおかげで、ゲイリーの魔法に打ち克ったというのか?」
「はい!」
「王子でもなく、仲間でもなく、何なら俺個人でもなく……俺の作る料理が突破口だったというのか?」
「はいっ!!」
「そこは否定しろ! ……喜ぶべきか、悲しむべきなのか。所詮俺自身の魅力は、まだ俺の作る料理に敵わないということか……」
「レスターさん?」
「何でもない、こちらの話だ。……だが、そうだな。お前がそこまで言うのなら、王子が国王に就任し俺の役割が必要なくなった暁には、王都でレストランでも経営するのもいいかもな」
「それ、最高ですね! 毎日通いますよ!」
「なんなら下宿したらどうだ? 朝夕の食事と弁当を毎日用意してやるぞ」
「いいんですか!? やったー!」
「ちょっと待て!!」
その時、背後から唸り声が聞こえた。私たちのやり取りを聞いていたディランの声だ。
「レスター殿! 何も理解していないアイリを餌付けで囲い込もうとするのは止めてもらおうか!」
「ちっ」
「え、何々? 囲い込むって何のこと??」
「アイリは知らなくていい」
「はあ、そうですか」
「ぐぬぬぬぬ……だが見つけたぞ、アイリの攻略方法を! 料理だな! うむ、言われてみればアイリは健啖家だからな! 胃袋を掴むのが心を掴むコツというのは妥当なところか!!」
「は?」
「よし、俺の目標は決まった! 俺は明日から料理の修行に励む! そしていつの日にか、アイリを唸らせる料理を作ってみせようではないか!!」
「え……本気で言ってるの?」
「俺は常に本気だ! 俺の料理に感動した暁には、アイリは自ら俺の妻になりたいと頼んでくるだろう!!」
「私を唸らせるような料理かあ……それはそれで、食べてみたいような……」
「おいアイリ、しっかりしろ! お前には俺の料理があるでしょう!」
「はっ! そうだった!」
だけど本当にディランが私を感動させられる料理を作れるようになるのなら……。
それはそれで……。
多少は前向きに考えてみてもいいかも……。
「宣戦布告だ、レスター殿! 俺は必ずや貴殿を倒し、アイリの胃袋を手に入れてみせる!!」
「ふん、やれるものならやってみろ。残念だがお前の分はだいぶ悪い。予想では俺の圧勝だ。お手並み拝見だな」
「ぐぬぬぬぬ……!」
何故か二人が火花を散らしていると、不意にルゥが笑い出した。
心から楽しそうに、面白そうに。その笑いはこの場にいる誰しもに伝播していく。
同じ場を共有する者に、同じ喜びを共有する者に。
今この瞬間、王子の喜びは全員の喜びでもあった。
「あはははは! いいじゃないか、レスター、ディラン! チャンスはみんな平等に用意されている方がフェアというものさ。……この僕にだってね」
「え? 王子、まさか貴方もアイリを――」
レスターさんたちに背を向けると、ルゥは私に向き直った。
「アイリ。君がゲイリーの精神魔法から帰還してくれた時、僕には君が輝いて見えたよ。あの魔法は僕にとって忌まわしい思い出の象徴だった。高潔な人格者だった兄上の正気を破壊して死に追いやった魔法……それを君が打ち破ってくれたおかげで、僕も忌まわしい記憶から解放されたんだ」
「買い被りすぎだよ」
「そんなことはないよ。君は素晴らしい人だ。……最初は利害関係の一致が、君に声をかけた理由だった。けれど今、君は僕にとってかけがえのない存在だと思っている」
そう言うとルゥは右手を差し出した。
「ぜひとも僕とこの国を、これからも支え続けてほしい」
「もちろんだよ、王子様! ……ところで約束、覚えてる? 玉座についたら――」
「近衛騎士にするって約束だろう? もちろん覚えているよ。今の君なら、誰も反対しないだろうね」
「ということは――」
「その為にも、無事に卒業して正式な騎士にならないとね」
「! うんっ!」
私とルゥは握手を交わす。手を取り合うように、支え合うように。
ルゥとの出会いが私の運命を切り開き、私の騎士物語が始まった。
多くの仲間たちと出会い、きっとこれからも多くの仲間と出会うことになるだろう。
そうしてずっと続いていく。彼らと共に。
「うふふふ、アイリったらモテモテですわね」
「え? マギー、何のこと?」
「自覚がありませんの? まあ、それもいいですわね。傍で見ている限りでは、とっても面白いですもの」
「だから何のこと?」
「さあ、ご自分でお考えなさいまし」
マギーはクスクスと笑いながら嘯く。考えろと言われても、ヒントすら与えられていないんだから考えようがないんだけど……。
「考えろ、か」
私の思考は、マギーの言葉とは別のところに向けられる。
――始まりは出世したいという、単純な願いだった。
けれど今は違う。
もちろん出世はしたい。生活水準を向上させて、おいしいものをいっぱい食べて暮らしたい。
だけど、それだけじゃない。
ルゥやレスターさん、第一分隊を始めとする騎士学校の仲間たち。
多くの人と関わりを持った今、私もそれなりにこの国の将来について考えるようになっていた。
出世するということは、それだけ責任も増えるということだ。
自分の欲望だけ追い求めていては、きっとあのゲイリーのようになってしまう。
そういう意味では、彼は良い反面教師になった。
自分の役割。果たすべきこと。信念や大義。
それらを意識して、これからの日々を歩んでいこう。
パーティーもいよいよ盛り上がりを見せる喧騒の中。
私はこれから始まる未来に――これからも続いていく日常に、思いを馳せていた。
「何、ディラン。お酒でも飲んだの? 飲んでない? じゃあ場の雰囲気にあてられたの?」
ディランは単純な男だから、目の前で熱い告白をする男がいたらあっという間に影響されてしまう。
「今回のことで改めて、俺の妻となる女はお前しかいないと痛感した! ぜひ俺と結婚し、ハンドラー家の繁栄の為に協力してほしい!」
「断固拒否! ていうか、これで何度目!? この場にはあんたのお父さんもいるから、改めてハッキリ宣言させてもらうけどね! お断りったらお断り! 私はあんたの嫁にはならない!」
「何故だああああっ!?」
「ディラン。ここはできっぱり断られたのだから、お前も男らしく諦めろ」
いつの間にかディランの背後には、ハンドラー騎士団長が近付いていた。
「親父! しかし――」
「しつこい! 嫌がる女性を追い回すなど、立派な騎士のやることではないぞ!」
「ぐっ……!」
「それほどその女性が好きなら、お前自身が魅力を磨いて相手から追わせるようになってみせろ!」
「! なるほど、さすがは親父だ! アイリよ、よく覚えておけ! 俺は必ずお前を振り向かせられる男になってみせるぞ!」
「はいはい。せいぜい頑張ってね」
ディランが私を落とせる日が来るとは思えないけど。
とりあえずストーカー行為が収まってくれるのなら、それに越したことはない。
ディランを無視して、お皿に盛ったレスターさんのミートパイを頬張る。懐かしい味わいが口の中に広がった。
思えばあの日。このミートパイの味を初めて知った日から運命は動き出していた。
あの日が始まりだとするのなら、今日はゴール――じゃない。ゴールはまだまだ先にある。今日はせいぜい通過点といったところ。
それでも私は、今日この日には大きな意味があると思っていた。これからの自分の人生を大きく決める、今日もまた運命の日なのだと。
「レスターさん」
「何だ、アイリ?」
私はレスターさんに歩み寄る。ずっとバタバタしていて伝えられなかったけど、どうしても彼に伝えておきたいことがあった。
「ゲイリーの魔法をかけられた時のこと、私はよく覚えていません。どうして私が戻って来られたのか不思議だけど……一つだけ覚えていることがあるんです。私が戻ってこられたのは、レスターさんのおかげなんです」
「……俺の? どういう意味だ?」
「精神魔法の世界に囚われていた時に、ルゥが『レスターのご飯を二度と食べられなくなってもいいの!?』って呼びかけてくれたんです。私はその言葉を聞いたから、ゲイリーの魔法に打ち克つことができたんですよ! だってレスターさんのご飯を食べ尽くすまでは、絶対に死ねないから!」
「ちょっと待て。お前は何を言っている? 俺の料理? お前は俺の料理のおかげで、ゲイリーの魔法に打ち克ったというのか?」
「はい!」
「王子でもなく、仲間でもなく、何なら俺個人でもなく……俺の作る料理が突破口だったというのか?」
「はいっ!!」
「そこは否定しろ! ……喜ぶべきか、悲しむべきなのか。所詮俺自身の魅力は、まだ俺の作る料理に敵わないということか……」
「レスターさん?」
「何でもない、こちらの話だ。……だが、そうだな。お前がそこまで言うのなら、王子が国王に就任し俺の役割が必要なくなった暁には、王都でレストランでも経営するのもいいかもな」
「それ、最高ですね! 毎日通いますよ!」
「なんなら下宿したらどうだ? 朝夕の食事と弁当を毎日用意してやるぞ」
「いいんですか!? やったー!」
「ちょっと待て!!」
その時、背後から唸り声が聞こえた。私たちのやり取りを聞いていたディランの声だ。
「レスター殿! 何も理解していないアイリを餌付けで囲い込もうとするのは止めてもらおうか!」
「ちっ」
「え、何々? 囲い込むって何のこと??」
「アイリは知らなくていい」
「はあ、そうですか」
「ぐぬぬぬぬ……だが見つけたぞ、アイリの攻略方法を! 料理だな! うむ、言われてみればアイリは健啖家だからな! 胃袋を掴むのが心を掴むコツというのは妥当なところか!!」
「は?」
「よし、俺の目標は決まった! 俺は明日から料理の修行に励む! そしていつの日にか、アイリを唸らせる料理を作ってみせようではないか!!」
「え……本気で言ってるの?」
「俺は常に本気だ! 俺の料理に感動した暁には、アイリは自ら俺の妻になりたいと頼んでくるだろう!!」
「私を唸らせるような料理かあ……それはそれで、食べてみたいような……」
「おいアイリ、しっかりしろ! お前には俺の料理があるでしょう!」
「はっ! そうだった!」
だけど本当にディランが私を感動させられる料理を作れるようになるのなら……。
それはそれで……。
多少は前向きに考えてみてもいいかも……。
「宣戦布告だ、レスター殿! 俺は必ずや貴殿を倒し、アイリの胃袋を手に入れてみせる!!」
「ふん、やれるものならやってみろ。残念だがお前の分はだいぶ悪い。予想では俺の圧勝だ。お手並み拝見だな」
「ぐぬぬぬぬ……!」
何故か二人が火花を散らしていると、不意にルゥが笑い出した。
心から楽しそうに、面白そうに。その笑いはこの場にいる誰しもに伝播していく。
同じ場を共有する者に、同じ喜びを共有する者に。
今この瞬間、王子の喜びは全員の喜びでもあった。
「あはははは! いいじゃないか、レスター、ディラン! チャンスはみんな平等に用意されている方がフェアというものさ。……この僕にだってね」
「え? 王子、まさか貴方もアイリを――」
レスターさんたちに背を向けると、ルゥは私に向き直った。
「アイリ。君がゲイリーの精神魔法から帰還してくれた時、僕には君が輝いて見えたよ。あの魔法は僕にとって忌まわしい思い出の象徴だった。高潔な人格者だった兄上の正気を破壊して死に追いやった魔法……それを君が打ち破ってくれたおかげで、僕も忌まわしい記憶から解放されたんだ」
「買い被りすぎだよ」
「そんなことはないよ。君は素晴らしい人だ。……最初は利害関係の一致が、君に声をかけた理由だった。けれど今、君は僕にとってかけがえのない存在だと思っている」
そう言うとルゥは右手を差し出した。
「ぜひとも僕とこの国を、これからも支え続けてほしい」
「もちろんだよ、王子様! ……ところで約束、覚えてる? 玉座についたら――」
「近衛騎士にするって約束だろう? もちろん覚えているよ。今の君なら、誰も反対しないだろうね」
「ということは――」
「その為にも、無事に卒業して正式な騎士にならないとね」
「! うんっ!」
私とルゥは握手を交わす。手を取り合うように、支え合うように。
ルゥとの出会いが私の運命を切り開き、私の騎士物語が始まった。
多くの仲間たちと出会い、きっとこれからも多くの仲間と出会うことになるだろう。
そうしてずっと続いていく。彼らと共に。
「うふふふ、アイリったらモテモテですわね」
「え? マギー、何のこと?」
「自覚がありませんの? まあ、それもいいですわね。傍で見ている限りでは、とっても面白いですもの」
「だから何のこと?」
「さあ、ご自分でお考えなさいまし」
マギーはクスクスと笑いながら嘯く。考えろと言われても、ヒントすら与えられていないんだから考えようがないんだけど……。
「考えろ、か」
私の思考は、マギーの言葉とは別のところに向けられる。
――始まりは出世したいという、単純な願いだった。
けれど今は違う。
もちろん出世はしたい。生活水準を向上させて、おいしいものをいっぱい食べて暮らしたい。
だけど、それだけじゃない。
ルゥやレスターさん、第一分隊を始めとする騎士学校の仲間たち。
多くの人と関わりを持った今、私もそれなりにこの国の将来について考えるようになっていた。
出世するということは、それだけ責任も増えるということだ。
自分の欲望だけ追い求めていては、きっとあのゲイリーのようになってしまう。
そういう意味では、彼は良い反面教師になった。
自分の役割。果たすべきこと。信念や大義。
それらを意識して、これからの日々を歩んでいこう。
パーティーもいよいよ盛り上がりを見せる喧騒の中。
私はこれから始まる未来に――これからも続いていく日常に、思いを馳せていた。
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