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三十九話 祝賀会にて
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「王子誘拐、暗殺未遂、魔法を用いた精神破壊――アルフレッド=ゲイリーはすべての罪を認め、国賊として投獄された。彼が掴んでいる情報、癒着している貴族や官僚などの情報を聞き出す為にも処刑は先送りになっているけど、ひとまずの脅威は去った。それもこれも、今夜この場にいる皆のおかげだ。改めて礼を言わせてもらう。みんな、本当にありがとう!」
ゲイリーが起こした誘拐事件から半月が経とうとしていた。
ようやく表立った仕事が片付いたルゥは、アルスター伯の屋敷で晩餐会を開く。
アルスター伯や騎士団の面々、そして私たち第一分隊やレスターさんも賓客として招待されている。
残念ながらクリフはいない。彼のおかげでゲイリーを追い詰められたけど、数年前に王子誘拐事件の下手人となった過去がある以上、公には姿を現せなかった。
もっとも、本人も表舞台に出るつもりはないようだ。報酬としてルゥから大量の宝石類を受け取ると、満足したように姿を消した。
クリフは去り際、同じ場所に護衛として居合わせた私を見て行った。
『そういえば、お前とは決着がついていなかったな……』
『え? ああ、そうだったね。今から一戦交える?』
『それも一興……』
『ちょっと待ってよ、二人とも! せっかくゲイリーを倒してめでたしめでたしなのに、水を差さないでよ!』
『ルゥ。でもこれはプライドというか、戦いをコミュニケーション手段とする者同士のコミュニケーションというか。そんな感じなんだよ』
『同意見だ』
『野蛮だなぁ……』
『でもこの場はルゥの顔を立てるよ。この後は祝賀会だし、ボロボロの姿で出向くわけには行かないもんね。ってことでクリフ、決着は次の機会に!』
『……仕方がない。次に見えた時こそ、決着をつけよう……』
そう言い残して彼は姿を消した。次に見える機会、それがいつなのかは分からない。けれど必ず再会するだろうという謎の革新があった。
ルゥは今、部屋の上座に用意された檀上で挨拶を述べている。挨拶が終わると、ふっと表情を柔らかくしてグラスを掲げた。
「……堅苦しい挨拶はここまでにしようか。今宵の宴は、皆さんへの感謝を込めて開催したものです。せっかくの料理が覚めてしまうのは忍びないので、今からは気楽にやりましょう。それでは皆さん、グラスを手に――乾杯!」
「乾杯!!」
ルゥが檀上から降りると、賑やかだけど和気藹々とした立食形式の晩餐会が始まった。
「はあ~、おいしい! このローストビーフ最高! こっちのキノコのキッシュもイケるね! 色どり野菜と生ハムのサラダもおいしいよ~! 白身魚のピカタもたまらないね! 帆立のクリームソースも、合鴨のパストラミも、スモークサーモンもマグロのカルパッチョもミックスピザパイも絶品だよ!!」
「相変わらずの食べっぷりだな」
「レスターさん! この料理、レスターさんが作ったんでしょう!?」
「分かるのか?」
「はい! だってレスターさんが作ったご飯の味がしますから!」
私が間違える筈がない!
さっきから山のように盛ったお皿の料理が、短時間で次々と消えていく。
いくら大食いの私でも、こんなに食が進むのはレスターさんのご飯だからだ!
「お前を喜ばせる為なら、俺が腕を振るった方がいいかと思ってな。お前は俺の料理を気に入っているようだならな」
「気に入ってるなんてレベルじゃないですよ! レスターさんの料理は世界一です!」
「相変わらず大袈裟だな」
「大袈裟じゃありませんっ! でもレスターさんだってゲイリーを捕まえるのに活躍したのに、なんだかすみません」
「構わない。お前が駆け付けなければゲイリーの精神魔法の餌食にかかっていたかもしれないのだろう。お前は王子を、ひいてはこの国を救ったんだ。この程度では釣り合わないほどの貢献だ」
「いやあ、そんなあ」
「その通りだよ、アイリ」
照れていると背後から声が聞こえた。
「ルゥ! ……じゃなかった、ルーファス王子!」
「ルゥでいいよ。……と言いたいところだけど、この場では王子と呼んでもらった方が無難かもしれないね」
ルゥは苦笑いを浮かべる。
この場にはアルスター伯やその他の貴族、アルスター騎士団の面々がいる。いくら私でもルゥを呼び捨てにしては、睨まれるかもしれない。
「今回の一件で、君たち第一分隊に対する評価は飛ぶ鳥を落とす勢いで高まっているよ。同じ分隊の仲間として誇らしく思っているんだ。現在、王都ではゲイリーと繋がっていた貴族や政治家、官僚の洗い出しが行われている。落ち着くまでは王都に戻ると危険だから、僕はもうしばらくアルスターで過ごすことになっている。来月には騎士学校に戻るから、またよろしく頼むよ」
「もちろん! でもいいの? 騎士学校に戻るって、周りから反対されない?」
「今回の事件を知った上で、一番安全なのがどこかは周知の事実さ。アルスター伯や騎士団長も賛成してくれたよ。特に騎士団長は、身内にゲイリー派の人間が潜んでいたのが堪えているようだね。騎士団内でゲイリーと繋がっていた人間はすべて捕らえたとはいえ、責任を感じているようだ。彼のせいではないから気にしなくていいと言ったんだけど……」
「親父もアルスター騎士団を束ねる身だ。責任を感じずにはいられないのだろう」
「ディラン」
ディランやヴィンセント、マギーもやって来て会話に混ざる。
「気にするな。内通者に然るべき処罰を与え、しばらく時が経てば元に戻る。親父はそういう男だ」
「ディランもこう言っていることですし、王子がお気になさることではありませんわ」
「それよりも来月から騎士学校に戻るって本当かい? また君と一緒に訓練に励めるんだね、嬉しいよ!」
「みんな、ありがとう。またよろしくね」
第一分隊の仲間たちと話しているうちにルゥの表情はますます柔らかくなり、年相応の少年らしい――あるいは少女らしい顔付きになる。
「……ところで参考までに聞きたいんだけど。騎士学校に戻るって、男として? それともまさか――」
「さすがに女の子としては戻れないよ。今度は男として戻るよ」
「なら良かった」
あ、でも私は一人部屋になるのか。それはちょっと寂しいかも……。
「男として、か……」
「ヴィンセント?」
「いいや、今さらそんなことは関係ないな。君が男であろうと女であろうと、僕の気持ちは変わらない。ああ、分かっている。君は王子で、僕は王子に仕える騎士……この想いが許されるものではないってことぐらいはね。それでも僕は、この気持ちを抑えきることができない! ごめんよ……でも誰かにこんな気持ちを抱くのは初めてなんだ!」
ヴィンセントは唐突に告白を始めた。幸いパーティーの喧騒にかき消されて、他の人の耳には届いていなかったようだけど。
「この場で告白するなんて、ヴィンセントってば勇気あるね」
「最近のヴィンセントは男として一皮剥けたようですわ。入学当初の震えていた姿からは想像もつきませんわね」
「一皮剥けたっていうか、ネジがぶっ飛んだっていうか……」
「そうとも言いますわね」
「言っていいんだ」
でも実際にそうとしか形容しようがない。
だってネジがぶっ飛んでいなければ、この場で王子に告白しようなんて思わないだろう。
ルゥが男の娘だったせいで、ヴィンセントは色んな面で吹っ切れてしまった。
最初は女性恐怖症なだけで常識人寄りだったのに。今では見る影もない。
「ヴィンセント……君の気持ちは嬉しいよ。ありがとう。でも君の言うように、僕は王子だ。王家の人間として血を残す責務もある。だから君の気持ちに応えることはできない……」
「ああ、分かっている……だけど、僕は……!」
「あ、そうだ、こういうのはどうかな? 君のその気持ちを忠誠心、すなわち主従愛に変換して、王子である僕とイース王国の為に尽くすっていうのは。それなら僕は主君として、最大限の愛情を君に返してあげることができるよ」
「!! ああ、なんて素晴らしい提案なんだ! やっぱり君は最高だよ! 僕は君の為に、一生賭けてこの国に尽くす愛の聖騎士になると誓ってみせよう!」
「うわあ」
いろいろツッコミどころはあるけど、本人がいいのなら構わないか。
目の前で見たものを忘れようと、グラスの中に注がれたジュースを飲み干した。
ゲイリーが起こした誘拐事件から半月が経とうとしていた。
ようやく表立った仕事が片付いたルゥは、アルスター伯の屋敷で晩餐会を開く。
アルスター伯や騎士団の面々、そして私たち第一分隊やレスターさんも賓客として招待されている。
残念ながらクリフはいない。彼のおかげでゲイリーを追い詰められたけど、数年前に王子誘拐事件の下手人となった過去がある以上、公には姿を現せなかった。
もっとも、本人も表舞台に出るつもりはないようだ。報酬としてルゥから大量の宝石類を受け取ると、満足したように姿を消した。
クリフは去り際、同じ場所に護衛として居合わせた私を見て行った。
『そういえば、お前とは決着がついていなかったな……』
『え? ああ、そうだったね。今から一戦交える?』
『それも一興……』
『ちょっと待ってよ、二人とも! せっかくゲイリーを倒してめでたしめでたしなのに、水を差さないでよ!』
『ルゥ。でもこれはプライドというか、戦いをコミュニケーション手段とする者同士のコミュニケーションというか。そんな感じなんだよ』
『同意見だ』
『野蛮だなぁ……』
『でもこの場はルゥの顔を立てるよ。この後は祝賀会だし、ボロボロの姿で出向くわけには行かないもんね。ってことでクリフ、決着は次の機会に!』
『……仕方がない。次に見えた時こそ、決着をつけよう……』
そう言い残して彼は姿を消した。次に見える機会、それがいつなのかは分からない。けれど必ず再会するだろうという謎の革新があった。
ルゥは今、部屋の上座に用意された檀上で挨拶を述べている。挨拶が終わると、ふっと表情を柔らかくしてグラスを掲げた。
「……堅苦しい挨拶はここまでにしようか。今宵の宴は、皆さんへの感謝を込めて開催したものです。せっかくの料理が覚めてしまうのは忍びないので、今からは気楽にやりましょう。それでは皆さん、グラスを手に――乾杯!」
「乾杯!!」
ルゥが檀上から降りると、賑やかだけど和気藹々とした立食形式の晩餐会が始まった。
「はあ~、おいしい! このローストビーフ最高! こっちのキノコのキッシュもイケるね! 色どり野菜と生ハムのサラダもおいしいよ~! 白身魚のピカタもたまらないね! 帆立のクリームソースも、合鴨のパストラミも、スモークサーモンもマグロのカルパッチョもミックスピザパイも絶品だよ!!」
「相変わらずの食べっぷりだな」
「レスターさん! この料理、レスターさんが作ったんでしょう!?」
「分かるのか?」
「はい! だってレスターさんが作ったご飯の味がしますから!」
私が間違える筈がない!
さっきから山のように盛ったお皿の料理が、短時間で次々と消えていく。
いくら大食いの私でも、こんなに食が進むのはレスターさんのご飯だからだ!
「お前を喜ばせる為なら、俺が腕を振るった方がいいかと思ってな。お前は俺の料理を気に入っているようだならな」
「気に入ってるなんてレベルじゃないですよ! レスターさんの料理は世界一です!」
「相変わらず大袈裟だな」
「大袈裟じゃありませんっ! でもレスターさんだってゲイリーを捕まえるのに活躍したのに、なんだかすみません」
「構わない。お前が駆け付けなければゲイリーの精神魔法の餌食にかかっていたかもしれないのだろう。お前は王子を、ひいてはこの国を救ったんだ。この程度では釣り合わないほどの貢献だ」
「いやあ、そんなあ」
「その通りだよ、アイリ」
照れていると背後から声が聞こえた。
「ルゥ! ……じゃなかった、ルーファス王子!」
「ルゥでいいよ。……と言いたいところだけど、この場では王子と呼んでもらった方が無難かもしれないね」
ルゥは苦笑いを浮かべる。
この場にはアルスター伯やその他の貴族、アルスター騎士団の面々がいる。いくら私でもルゥを呼び捨てにしては、睨まれるかもしれない。
「今回の一件で、君たち第一分隊に対する評価は飛ぶ鳥を落とす勢いで高まっているよ。同じ分隊の仲間として誇らしく思っているんだ。現在、王都ではゲイリーと繋がっていた貴族や政治家、官僚の洗い出しが行われている。落ち着くまでは王都に戻ると危険だから、僕はもうしばらくアルスターで過ごすことになっている。来月には騎士学校に戻るから、またよろしく頼むよ」
「もちろん! でもいいの? 騎士学校に戻るって、周りから反対されない?」
「今回の事件を知った上で、一番安全なのがどこかは周知の事実さ。アルスター伯や騎士団長も賛成してくれたよ。特に騎士団長は、身内にゲイリー派の人間が潜んでいたのが堪えているようだね。騎士団内でゲイリーと繋がっていた人間はすべて捕らえたとはいえ、責任を感じているようだ。彼のせいではないから気にしなくていいと言ったんだけど……」
「親父もアルスター騎士団を束ねる身だ。責任を感じずにはいられないのだろう」
「ディラン」
ディランやヴィンセント、マギーもやって来て会話に混ざる。
「気にするな。内通者に然るべき処罰を与え、しばらく時が経てば元に戻る。親父はそういう男だ」
「ディランもこう言っていることですし、王子がお気になさることではありませんわ」
「それよりも来月から騎士学校に戻るって本当かい? また君と一緒に訓練に励めるんだね、嬉しいよ!」
「みんな、ありがとう。またよろしくね」
第一分隊の仲間たちと話しているうちにルゥの表情はますます柔らかくなり、年相応の少年らしい――あるいは少女らしい顔付きになる。
「……ところで参考までに聞きたいんだけど。騎士学校に戻るって、男として? それともまさか――」
「さすがに女の子としては戻れないよ。今度は男として戻るよ」
「なら良かった」
あ、でも私は一人部屋になるのか。それはちょっと寂しいかも……。
「男として、か……」
「ヴィンセント?」
「いいや、今さらそんなことは関係ないな。君が男であろうと女であろうと、僕の気持ちは変わらない。ああ、分かっている。君は王子で、僕は王子に仕える騎士……この想いが許されるものではないってことぐらいはね。それでも僕は、この気持ちを抑えきることができない! ごめんよ……でも誰かにこんな気持ちを抱くのは初めてなんだ!」
ヴィンセントは唐突に告白を始めた。幸いパーティーの喧騒にかき消されて、他の人の耳には届いていなかったようだけど。
「この場で告白するなんて、ヴィンセントってば勇気あるね」
「最近のヴィンセントは男として一皮剥けたようですわ。入学当初の震えていた姿からは想像もつきませんわね」
「一皮剥けたっていうか、ネジがぶっ飛んだっていうか……」
「そうとも言いますわね」
「言っていいんだ」
でも実際にそうとしか形容しようがない。
だってネジがぶっ飛んでいなければ、この場で王子に告白しようなんて思わないだろう。
ルゥが男の娘だったせいで、ヴィンセントは色んな面で吹っ切れてしまった。
最初は女性恐怖症なだけで常識人寄りだったのに。今では見る影もない。
「ヴィンセント……君の気持ちは嬉しいよ。ありがとう。でも君の言うように、僕は王子だ。王家の人間として血を残す責務もある。だから君の気持ちに応えることはできない……」
「ああ、分かっている……だけど、僕は……!」
「あ、そうだ、こういうのはどうかな? 君のその気持ちを忠誠心、すなわち主従愛に変換して、王子である僕とイース王国の為に尽くすっていうのは。それなら僕は主君として、最大限の愛情を君に返してあげることができるよ」
「!! ああ、なんて素晴らしい提案なんだ! やっぱり君は最高だよ! 僕は君の為に、一生賭けてこの国に尽くす愛の聖騎士になると誓ってみせよう!」
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