36 / 41
三十五話 消えた王子の足取りを追え
しおりを挟む
ゲイリーとの会談が行われる前々日の昼。私たち第一分隊は、騎士学校の食堂に集まっていた。
「いよいよ明後日ですわね」
「ああ。アルスター中の、いや、王国中の人々が注目している会談だ。ルゥは大丈夫かな……」
「お前も奴の胆力を見ただろう、ヴィンセントよ。ルゥなら大丈夫だ。我々が心配するまでもない。なあ、アイリよ?」
「うーん……」
昼食のパンを齧りながら、私は唸る。
「まあアイリったら。何個目のパンですの?」
「僕が数えていた限りだと、十個は軽いな」
「健啖なのは素晴らしいことだ!」
「私も大丈夫だと思いたいんだけど……ルゥ本人が気になるようなことを言っていたからなあ……そこが心配で……」
さらに追加のパンに手を伸ばす。
「うーん、うーん……あっ、もうパンがない。おかわりもらってこようっと」
ふと気が付くと籠の中が空っぽになっていた。厨房に向かおうとすると、廊下から血相を変えたレスターさんが走ってくるのが見えた。
「レスターさん? どうしたんですか?」
「……お前たち、ルーファス王子を見ていないか!?」
「え? いや、見ていないですけど……ひょっとしてルゥがいなくなったんですか!?」
「おい、声を落とせ!」
幸い他の人たちには聞きとがめられていない。私は口をつぐみ、仲間たちに目配せをして集まってきてもらう。場所を移動して人気のない裏庭にやって来るとレスターさんが口を開いた。
「ルーファス王子は朝からずっと部屋にいた。しかし正午過ぎに俺が部屋へ伺うと、王子が泣きついてきたんだ。そしてこう言った。自分は王子ではない、王城に残されていた影武者だ――と」
「えぇっ!? 影武者って、確かゲイリーに正体がバレた後は監禁されている筈じゃ……!?」
「一時は監禁され、ひどい生活を強いられていたそうだ。だが密かに解放され、王子と入れ替わる為に連れてこられたそうだ」
「ゲイリーの策略ですか!?」
「……直接奴から命令されたわけではないようだ。ある夜、傭兵らしき姿の男たちに解放されると、自分たちの言うことを聞けと脅されて無理やり連れてこられたらしい」
「解放っていうか、誘拐じゃないですか!」
「ああ、そうだ。だが影武者に選択権はなく、従うより他になかった。彼はアルスター伯の屋敷にやって来ると、見張りの騎士に連れられて王子の部屋に入った。そこで騎士たちは即効性の高い催眠魔法を発動させ、王子を眠らせると連れ去ったと証言している」
「アルスター騎士団の人たちが裏切ったんですか!?」
「……残念ながら、そういうことになるな。騎士団の中にもゲイリー派閥の人間が混ざっていたということだ」
「なんということだ! アルスター騎士団の中に、裏切り者がいたというのか!」
ディランが拳を叩きつける。
アルスター騎士団の団長はディランの父親だ。その騎士団の中から裏切り者が出てしまったことに憤りを感じずにはいられないんだろう。
「もちろんゲイリー派の騎士団員はごく一部だと思われる。それでも裏切り者が出てしまった以上、誰がゲイリー派で、誰がそうでないのか分からなくなってしまった」
「そうなるでしょうね……」
「影武者はしばらく部屋で大人しくしていたが、俺が部屋に入ると泣きついてきた。そして事情を話してくれたという経緯だ」
ルゥは影武者と入れ替わって、レスターさんと一緒に城を出たと言っていた。ということは、当然影武者とレスターさんにも面識があったということになる。だからレスターさんは信用できると判断して、すべてを打ち明けたんだろう。
「話を聞いた俺はすぐにアルスター伯たちに事情を打ち明けた。おかげで今、屋敷は大騒ぎだ。会談直前に王子がいなくなったなんて公表すれば、アルスターどころか国中が大混乱に陥ってしまう。現時点ではあまり事態を公にするわけには行かないと判断して、密かに行方を捜しているんだ。お前たちも手伝ってくれないか?」
「もちろんですっ!!」
教官に事情を話すと早退が認められ、私たちはアルスター伯の屋敷に向かう。屋敷の敷地に一歩足を踏み入れると、異様な空気が漂っているのが分かった。
レスターさんは私たちを引きつれて伯爵の執務室に向かう。執務室には騎士団長やお偉いさん方が集まっていた。
「ああ、なんということだ……! 犯人は王子を攫って何をしようと目論んでいるのだ!まさか暗殺を狙っているのではないだろうな!?」
「それはないと思います」
アルスター伯の懸念を、レスターさんはきっぱりと否定する。
「今の状態でルーファス王子を暗殺すれば、ゲイリーが疑われるに決まっています。奴の狙いはもっと別のところにあるのではないでしょうか」
「では一体何が狙いだというんだ……いや、待てよ。もしかするとゲイリーの仕業ではないかもしれない。ゲイリーと敵対する勢力が、ゲイリーに疑いを向ける為に仕組んだということは考えられないだろうか?」
「それもないでしょう。影武者が監禁されていた牢は、ゲイリーの手の者に厳重に監視されていたと言います。彼らの監視を掻い潜って出入りできたとは思えません。ゲイリーの手引きがあったと見て間違いないでしょう」
「そうか……」
レスターさんは推理を働かせる。
「では結局のところ、ゲイリーの目的は何だと思う?」
「……奴と奴の一派が吹聴している噂にヒントがあると考えます。連中はルーファス王子が精神を患い、正気を失っているといった噂を流しているとのことですが」
「まさか!?」
「もう十年以上も文官として過ごしているので忘れている人も多いようですが、元々ゲイリーは優れた魔法の使い手でした。俺はつい先日、ここにいるアイリとの会話でそのことを思い出しました。そして改めて奴の経歴を調査し直した結果、ゲイリーがもっとも得意とするのは精神魔法であると発覚しました」
「精神魔法?」
「なるほど……精神魔法なら、よほどの術師が用いれば相手の正気を壊すことも可能かもしれませんわね」
精神魔法に詳しいマギーが言うと、その場にいる誰しもが顔色を青く変えた。
……正気を壊す? ルゥの?
あれほどしっかりした人の正気を破壊する?
「そんなの絶対にダメ! 私たちで止めないと! レスターさん! 影武者はいつルゥと入れ替わったと言っているんですか!?」
「午前中、朝食が終わった後だと言っている。ただし影武者は入れ替わっただけで、王子がどこに行ったかは知らないそうだ。催眠魔法を使って聞き出したから間違いない」
「万事休すですか……!」
だからといって、じっとしていられない! 私たちは独自に思い思いの場所を探しにいくことになった。
ゲイリーは公には、まだアルスターに到着していない。だから彼が宿泊する予定の場所へ行ったところでどうしようもない。
仮に本人に尋ねられたところで、知らぬ存ぜぬで押し通されるだけだと思う。
「アイリ!」
「レスターさん! みんな! ルゥは見つかりましたか!?」
「いや、だが……」
街の外に出て捜索にあたり、集合時間がくると決めた場所で落ち合って情報を共有する。集合場所に到着すると、さっきまでいなかった人物が合流していた。……クリフだ!
「クリフ! どうしてここに!?」
「アルスターの付近に潜んで、調査に当たっていた……ゲイリーが何をしてくるか分からないからな……周辺に怪しいものはないかと探っていた。お前たちが街の外に出て来るのに気付くと、そこの男に接近してきたので事情を聞き出した。恐らくは自分の痕跡を残すまいと、金で雇った連中を下手人にしたのだろう……俺たちの時と同じだ」
「そうか! じゃあやっぱり――」
「十中八九、ゲイリーの仕業だ。そして俺たちの時とやり口が似ているというのなら、ルーファス王子が連行された先にも心当たりがある」
「ど、どこっ!?」
「アルスターの街の北には山がある。あの山奥には、長い間使われていない山小屋があるのを知っているか? 俺たちが雇われていた時、合流場所に決められていた小屋によく似た建物だ。以前アルスター周辺を調査していた時に発見した。一目見て嫌な場所だと思ったものだが……前回の手口と今回の手口が似ているというのなら、あそこへ連れて行かれた可能性が高いだろう。人は無意識のうちに、成功体験にこだわるものだからな」
経験者の言葉なだけに説得力がある。第一、他に手がかりもない。
「すぐに向かいましょう! もうルゥが連れて行かれて数時間が経っています! 事態は一刻を争いますよ!」
「ああ、アイリの言う通りだ。だがこのことをアルスター伯に伝えに行く者も必要だ。……そして伝令役に適任なのは、この俺以外にいないだろうな」
レスターさんが言う。確かに私たち訓練生が伝令に向かうよりも、彼が行った方がいい。でもレスターさんは、誰よりもルゥのことを心配している筈なのに……。
「アイリ! クリフ! それに第一分隊の皆! お前たちにルーファス王子を託す! 俺はアルスター伯たちに事情を離した後、すぐに山へと向かう! だからどうか……ルーファス王子を救ってくれ!」
「――はい!」
レスターさんは不安を押し隠して、ルゥの奪還を私たちに頼んだ。
なら応えるしかない!
私たちは視線を交わし合うとレスターさんと別れ、クリフに案内されて北の山へと向かった。
「いよいよ明後日ですわね」
「ああ。アルスター中の、いや、王国中の人々が注目している会談だ。ルゥは大丈夫かな……」
「お前も奴の胆力を見ただろう、ヴィンセントよ。ルゥなら大丈夫だ。我々が心配するまでもない。なあ、アイリよ?」
「うーん……」
昼食のパンを齧りながら、私は唸る。
「まあアイリったら。何個目のパンですの?」
「僕が数えていた限りだと、十個は軽いな」
「健啖なのは素晴らしいことだ!」
「私も大丈夫だと思いたいんだけど……ルゥ本人が気になるようなことを言っていたからなあ……そこが心配で……」
さらに追加のパンに手を伸ばす。
「うーん、うーん……あっ、もうパンがない。おかわりもらってこようっと」
ふと気が付くと籠の中が空っぽになっていた。厨房に向かおうとすると、廊下から血相を変えたレスターさんが走ってくるのが見えた。
「レスターさん? どうしたんですか?」
「……お前たち、ルーファス王子を見ていないか!?」
「え? いや、見ていないですけど……ひょっとしてルゥがいなくなったんですか!?」
「おい、声を落とせ!」
幸い他の人たちには聞きとがめられていない。私は口をつぐみ、仲間たちに目配せをして集まってきてもらう。場所を移動して人気のない裏庭にやって来るとレスターさんが口を開いた。
「ルーファス王子は朝からずっと部屋にいた。しかし正午過ぎに俺が部屋へ伺うと、王子が泣きついてきたんだ。そしてこう言った。自分は王子ではない、王城に残されていた影武者だ――と」
「えぇっ!? 影武者って、確かゲイリーに正体がバレた後は監禁されている筈じゃ……!?」
「一時は監禁され、ひどい生活を強いられていたそうだ。だが密かに解放され、王子と入れ替わる為に連れてこられたそうだ」
「ゲイリーの策略ですか!?」
「……直接奴から命令されたわけではないようだ。ある夜、傭兵らしき姿の男たちに解放されると、自分たちの言うことを聞けと脅されて無理やり連れてこられたらしい」
「解放っていうか、誘拐じゃないですか!」
「ああ、そうだ。だが影武者に選択権はなく、従うより他になかった。彼はアルスター伯の屋敷にやって来ると、見張りの騎士に連れられて王子の部屋に入った。そこで騎士たちは即効性の高い催眠魔法を発動させ、王子を眠らせると連れ去ったと証言している」
「アルスター騎士団の人たちが裏切ったんですか!?」
「……残念ながら、そういうことになるな。騎士団の中にもゲイリー派閥の人間が混ざっていたということだ」
「なんということだ! アルスター騎士団の中に、裏切り者がいたというのか!」
ディランが拳を叩きつける。
アルスター騎士団の団長はディランの父親だ。その騎士団の中から裏切り者が出てしまったことに憤りを感じずにはいられないんだろう。
「もちろんゲイリー派の騎士団員はごく一部だと思われる。それでも裏切り者が出てしまった以上、誰がゲイリー派で、誰がそうでないのか分からなくなってしまった」
「そうなるでしょうね……」
「影武者はしばらく部屋で大人しくしていたが、俺が部屋に入ると泣きついてきた。そして事情を話してくれたという経緯だ」
ルゥは影武者と入れ替わって、レスターさんと一緒に城を出たと言っていた。ということは、当然影武者とレスターさんにも面識があったということになる。だからレスターさんは信用できると判断して、すべてを打ち明けたんだろう。
「話を聞いた俺はすぐにアルスター伯たちに事情を打ち明けた。おかげで今、屋敷は大騒ぎだ。会談直前に王子がいなくなったなんて公表すれば、アルスターどころか国中が大混乱に陥ってしまう。現時点ではあまり事態を公にするわけには行かないと判断して、密かに行方を捜しているんだ。お前たちも手伝ってくれないか?」
「もちろんですっ!!」
教官に事情を話すと早退が認められ、私たちはアルスター伯の屋敷に向かう。屋敷の敷地に一歩足を踏み入れると、異様な空気が漂っているのが分かった。
レスターさんは私たちを引きつれて伯爵の執務室に向かう。執務室には騎士団長やお偉いさん方が集まっていた。
「ああ、なんということだ……! 犯人は王子を攫って何をしようと目論んでいるのだ!まさか暗殺を狙っているのではないだろうな!?」
「それはないと思います」
アルスター伯の懸念を、レスターさんはきっぱりと否定する。
「今の状態でルーファス王子を暗殺すれば、ゲイリーが疑われるに決まっています。奴の狙いはもっと別のところにあるのではないでしょうか」
「では一体何が狙いだというんだ……いや、待てよ。もしかするとゲイリーの仕業ではないかもしれない。ゲイリーと敵対する勢力が、ゲイリーに疑いを向ける為に仕組んだということは考えられないだろうか?」
「それもないでしょう。影武者が監禁されていた牢は、ゲイリーの手の者に厳重に監視されていたと言います。彼らの監視を掻い潜って出入りできたとは思えません。ゲイリーの手引きがあったと見て間違いないでしょう」
「そうか……」
レスターさんは推理を働かせる。
「では結局のところ、ゲイリーの目的は何だと思う?」
「……奴と奴の一派が吹聴している噂にヒントがあると考えます。連中はルーファス王子が精神を患い、正気を失っているといった噂を流しているとのことですが」
「まさか!?」
「もう十年以上も文官として過ごしているので忘れている人も多いようですが、元々ゲイリーは優れた魔法の使い手でした。俺はつい先日、ここにいるアイリとの会話でそのことを思い出しました。そして改めて奴の経歴を調査し直した結果、ゲイリーがもっとも得意とするのは精神魔法であると発覚しました」
「精神魔法?」
「なるほど……精神魔法なら、よほどの術師が用いれば相手の正気を壊すことも可能かもしれませんわね」
精神魔法に詳しいマギーが言うと、その場にいる誰しもが顔色を青く変えた。
……正気を壊す? ルゥの?
あれほどしっかりした人の正気を破壊する?
「そんなの絶対にダメ! 私たちで止めないと! レスターさん! 影武者はいつルゥと入れ替わったと言っているんですか!?」
「午前中、朝食が終わった後だと言っている。ただし影武者は入れ替わっただけで、王子がどこに行ったかは知らないそうだ。催眠魔法を使って聞き出したから間違いない」
「万事休すですか……!」
だからといって、じっとしていられない! 私たちは独自に思い思いの場所を探しにいくことになった。
ゲイリーは公には、まだアルスターに到着していない。だから彼が宿泊する予定の場所へ行ったところでどうしようもない。
仮に本人に尋ねられたところで、知らぬ存ぜぬで押し通されるだけだと思う。
「アイリ!」
「レスターさん! みんな! ルゥは見つかりましたか!?」
「いや、だが……」
街の外に出て捜索にあたり、集合時間がくると決めた場所で落ち合って情報を共有する。集合場所に到着すると、さっきまでいなかった人物が合流していた。……クリフだ!
「クリフ! どうしてここに!?」
「アルスターの付近に潜んで、調査に当たっていた……ゲイリーが何をしてくるか分からないからな……周辺に怪しいものはないかと探っていた。お前たちが街の外に出て来るのに気付くと、そこの男に接近してきたので事情を聞き出した。恐らくは自分の痕跡を残すまいと、金で雇った連中を下手人にしたのだろう……俺たちの時と同じだ」
「そうか! じゃあやっぱり――」
「十中八九、ゲイリーの仕業だ。そして俺たちの時とやり口が似ているというのなら、ルーファス王子が連行された先にも心当たりがある」
「ど、どこっ!?」
「アルスターの街の北には山がある。あの山奥には、長い間使われていない山小屋があるのを知っているか? 俺たちが雇われていた時、合流場所に決められていた小屋によく似た建物だ。以前アルスター周辺を調査していた時に発見した。一目見て嫌な場所だと思ったものだが……前回の手口と今回の手口が似ているというのなら、あそこへ連れて行かれた可能性が高いだろう。人は無意識のうちに、成功体験にこだわるものだからな」
経験者の言葉なだけに説得力がある。第一、他に手がかりもない。
「すぐに向かいましょう! もうルゥが連れて行かれて数時間が経っています! 事態は一刻を争いますよ!」
「ああ、アイリの言う通りだ。だがこのことをアルスター伯に伝えに行く者も必要だ。……そして伝令役に適任なのは、この俺以外にいないだろうな」
レスターさんが言う。確かに私たち訓練生が伝令に向かうよりも、彼が行った方がいい。でもレスターさんは、誰よりもルゥのことを心配している筈なのに……。
「アイリ! クリフ! それに第一分隊の皆! お前たちにルーファス王子を託す! 俺はアルスター伯たちに事情を離した後、すぐに山へと向かう! だからどうか……ルーファス王子を救ってくれ!」
「――はい!」
レスターさんは不安を押し隠して、ルゥの奪還を私たちに頼んだ。
なら応えるしかない!
私たちは視線を交わし合うとレスターさんと別れ、クリフに案内されて北の山へと向かった。
5
お気に入りに追加
488
あなたにおすすめの小説
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
【完結】目覚めたら男爵家令息の騎士に食べられていた件
三谷朱花
恋愛
レイーアが目覚めたら横にクーン男爵家の令息でもある騎士のマットが寝ていた。曰く、クーン男爵家では「初めて契った相手と結婚しなくてはいけない」らしい。
※アルファポリスのみの公開です。
神様のミスで女に転生したようです
結城はる
ファンタジー
34歳独身の秋本修弥はごく普通の中小企業に勤めるサラリーマンであった。
いつも通り起床し朝食を食べ、会社へ通勤中だったがマンションの上から人が落下してきて下敷きとなってしまった……。
目が覚めると、目の前には絶世の美女が立っていた。
美女の話を聞くと、どうやら目の前にいる美女は神様であり私は死んでしまったということらしい
死んだことにより私の魂は地球とは別の世界に迷い込んだみたいなので、こっちの世界に転生させてくれるそうだ。
気がついたら、洞窟の中にいて転生されたことを確認する。
ん……、なんか違和感がある。股を触ってみるとあるべきものがない。
え……。
神様、私女になってるんですけどーーーー!!!
小説家になろうでも掲載しています。
URLはこちら→「https://ncode.syosetu.com/n7001ht/」
キャンプに行ったら異世界転移しましたが、最速で保護されました。
新条 カイ
恋愛
週末の休みを利用してキャンプ場に来た。一歩振り返ったら、周りの環境がガラッと変わって山の中に。車もキャンプ場の施設もないってなに!?クマ出現するし!?と、どうなることかと思いきや、最速でイケメンに保護されました、
迷い人と当たり人〜伝説の国の魔道具で気ままに快適冒険者ライフを目指します〜
青空ばらみ
ファンタジー
一歳で両親を亡くし母方の伯父マークがいる辺境伯領に連れて来られたパール。 伯父と一緒に暮らすお許しを辺境伯様に乞うため訪れていた辺境伯邸で、たまたま出くわした侯爵令嬢の無知な善意により 六歳で見習い冒険者になることが決定してしまった! 運良く? 『前世の記憶』を思い出し『スマッホ』のチェリーちゃんにも協力してもらいながら 立派な冒険者になるために 前世使えなかった魔法も喜んで覚え、なんだか百年に一人現れるかどうかの伝説の国に迷いこんだ『迷い人』にもなってしまって、その恩恵を受けようとする『当たり人』と呼ばれる人たちに貢がれたり…… ぜんぜん理想の田舎でまったりスローライフは送れないけど、しょうがないから伝説の国の魔道具を駆使して 気ままに快適冒険者を目指しながら 周りのみんなを無自覚でハッピーライフに巻き込んで? 楽しく生きていこうかな! ゆる〜いスローペースのご都合ファンタジーです。
小説家になろう様でも投稿をしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる