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二十六話 イケメン執事の悲しい過去
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「ひょっとしてレスターさんも平民出身だったりします? でも王子の専属執事になれるぐらいの人となると、貴族や名家の関係者に占められるんじゃないんですか?」
近衛騎士は実力主義で採用されることもあるけど、王族の身の回りの世話をする執事やメイドは上流階級の人間が多いと聞いている。だからてっきりレスターさんも貴族階級の人だと思っていたんだけど。
「ワイズマン家は地方の名門貴族だが、俺は実子ではなく養子だ。俺の生家は没落寸前の貧乏貴族だった。日々の暮らしぶりは農民と大差ないレベルの、な」
「そうだったんですか」
「俺は幼い頃から文武両道、才気煥発で知られていた。……何だ、その目は。客観的な事実を述べたまでだ。だからこそ俺は、嫡子のいなかったワイズマン家に目をつけられた。俺の生家は息子を養子に出すことでワイズマン家に取り入り、家の立て直しを図ろうと目論んだ」
「そんなことが……」
「俺が養子に出されたのは、八歳の時だった。しかし翌年、ワイズマン家に待望の跡取りが誕生した。俺という養子を取ったことで、跡取りを作るプレッシャーから解放されたのかもしれないな」
「うわあ……」
「生まれたのは元気な男の子だった。一応俺の義弟ということになるが、まあ俺は用済みになったというわけだ。ワイズマン夫妻は実子を跡取りにすると決めたからな。一方で今さら俺を元の家に戻すわけにいかず、実家の方でも受け取りは拒否された。ワイズマン家との縁を失いたくなかったのだろうな」
「そんな……ひどい! ワイズマン家はともかく、レスターさんの実家は血の繋がった家族なんでしょう!? それなのに……」
「よくある話だ。お前が気にすることじゃない」
「そうかもしれませんけどっ」
レスターさんは何気ない口調と態度だった。私に心配をかけまいとして気丈に振る舞っているって感じでもない。本当にもうどうでもいいんだ。
家族のことなのに……。
もちろんレスターさんが悪いんじゃない。私はレスターさんにどうでもいいと思わせてしまった彼の家族に腹を立てていた。
「ワイズマン家でも俺の扱いをどうするかが懸念材料になったが、最終的には王宮へ奉公に出されることに決まった。王宮仕えなら一応面目が立つからな。こうして俺は生まれ育った土地を離れ、王都に向かったというわけだ」
「そしてルゥと知り合ったんですね」
「最初は厨房で働いていたがな。数年働いた後、執事として抜擢された。王宮の執事はただ主君の身の周りの世話をするだけではない。いざとなれば主君を護る技術も必要だ。俺としては願ったり叶ったりだったがな。いざとなれば誰も頼れない俺には、生きる為のスキルが必要だった。だからどんなことでも積極的に学んだ。調理も、礼儀作法も、諜報術も、戦闘技術も。それらの働きが認められ、晴れて王子専属の執事になれたというわけだ」
感心する反面で、ちょっと悲しくなる。いつもおいしいレスターさんのご飯。おいしさの裏に、そんな切ない背景があったなんて。
「レスターさん。その、何て言ったらいいか……」
「重ねて言うが、お前が気にすることじゃない。同情してほしくて話したわけでもない。俺にもそうした事情があるから、お前の気持ちも分からないでもないと言いたかっただけだ。一度上の生活を知ってしまうと、今さら元には戻れないからな。俺もそうだった。俺の実家もそうだった。それだけの話だ」
レスターさんは最後の皿を拭き終わって食器棚に戻した。背中を向ける彼からは、「これで話はお終いだ」と言われているように感じた。
「さて。そろそろ休暇の予定を話し合うとするか」
「あ、はい!」
リビングに戻って、ルゥと一緒に三人でテーブルを囲む。
「先日、王子から例の男について報告を受けてから、俺の方で調査を進めておきました」
「一体どうやって調査したんですか?」
「企業秘密だ。……だが、そうだな。相手の“欲望”に訴えるのがもっとも効果的な手段だとでも言っておこうか」
「欲望……」
ひょ、ひょっとしてエッチなこと!?
レスターさんってば、情報を入手為にあんなことやこんなことを!?
「ダメですよ、レスターさん! そんなことをするなんて! いくら情報を手に入れる為とはいえ、そんな……ああっ、ダメ! 自分の体は大切にしてください!」
「……少なくともお前が考えているようなことは一切していない。というか、何を考えているんだ」
視線が冷たい。ていうか怖い! すっごい睨まれてる!
「でも、欲望って……」
「欲望にも種類があるだろう。お前の場合は食欲。ある人間は金銭欲。ある人間は承認欲求。ある人間は名誉欲。千差万別だ。もちろん性欲も欲望の一つではあるがな。すぐ性欲に直結させたお前の脳内は、意外にもピンク色なのか」
「ううう……」
「アイリのパーソナリティを更新する必要があるかもな。食欲だけかと思いきや、人並みに色事にも興味津々――と」
「あ、あんまりイジメないでくださいよおっ!?」
とはいえ、実際変な妄想をしてしまった手前、否定しきれない……。
「まあまあ、レスター。アイリをいじめるのはそれぐらいにして、話の続きを」
「はい。情報源を使って例の男について調べてみたところ、それらしき男がアルスター近くの宿場町にいるらしいという話を入手しました」
「本当かい!?」
「出没した時期、詳しい人となりを聞いてみると、まず間違いないようです。しかし何の目的で宿場町にいるのか、いつまで滞在するのかは分かりません。情報提供者によると、しばらく町に腰を落ち着けるのではないかという予想ですが、あくまでその男の判断ですからね。どこまで当てになるものか」
「……ということは、なるべく早くその宿場町に向かわないといけないってことですね!」
「そうだな。できれば明日にでも出発したいのですが……」
「僕は構わないよ。今すぐ出発したっていいぐらいだ」
「準備がありますので、明日の朝までお待ちください。アイリ、お前も構わないか?」
「問題ありません!」
さらに詳しい予定を練っているうちに、夜が更けていく。大まかな流れは次の通りだ。
(1)宿場町に着いたらまず宿を取って、例の男を探す。
(2)例の男を見つけたら、王子の誘拐事件に関わっていたのか確認を取る。
(3)関係を認めたら、誘拐事件に摂政が関与していたのではないか、情報を聞き出す。
「そんなに上手く行きますかね?」
「交渉や尋問は俺が行う。アイリは相手の捜索と、暴れた時の対応を頼んだ」
「分業分担ってわけですね! 任せてください!」
「僕は何をすればいいの?」
「王子は尋問を行う際に同席をお願いします。それ以外ではなるべく男に近寄らず、安全な場所に待機していてください」
「僕だって騎士学校に入学して以来、ずっと鍛えているんだ! レスターやアイリ任せではなくて、もっと協力したいんだ」
「では俺やアイリが負傷した時に、治療をお願いします」
「……」
「治療も大事な役割です。王子、お願いします」
「……分かったよ」
ちょっと拗ねたような返事をするルゥに、私は少し同情してしまう。
ルゥは腕力こそ強くない。だけど騎士学校で厳しい訓練に励み、空いた時間には自主訓練も重ねて強くなろうとしている。
私は同じ分隊の仲間、そしてルームメイトとしてルゥの努力を知っている。
それでもやっぱり、ルゥの安全は最優先事項だ。危ないことはさせられないというレスターさんの判断も分かる。
どっちの立場も分かる以上、私には何も言えなかった。
「明日の出発は早いので、そろそろ床に入りましょう。アイリ、お前は俺のベッドで寝ろ」
「えぇっ!? レスターさんのベッドで!? ま、まさか、同衾……!? そんな、ダメですよ! 若い男女が同じベッドで寝るなんて……!」
「俺はリビングのソファで寝る。このアパートに寝室はないからな。気心知れたお前とはいえ、女性かつ客人をソファで寝かせて、自分がベッドで寝るわけにはいかないだろう」
「あ――あははははははっ! そうですよねっ」
ううう、私ってばさっきから何を考えているの!
あ、でもレスターさん、一応私を女性って考えてくれてるんだな。そこはちょっと嬉しいかも。
「……アイリってば、僕とは同じ部屋で生活してるのに。どうしてレスターに対しては過剰反応するのかな?」
「え? だってルゥは性別を超越した存在だし」
「それって褒め言葉?」
「うん、そのつもりだけど」
「ならいいや」
ルゥはどこか面白くなさそうに、素っ気なく言った。
「部屋は掃除してある。マットレスや布団も干してあるから問題ないだろう。アイリ、構わないか?」
「もちろん構いませんよ。それじゃ、お休みなさーい」
野宿と比べればどこだって天国だ。ソファに横になって毛布をかぶると、私は即眠りに落ちていった。
近衛騎士は実力主義で採用されることもあるけど、王族の身の回りの世話をする執事やメイドは上流階級の人間が多いと聞いている。だからてっきりレスターさんも貴族階級の人だと思っていたんだけど。
「ワイズマン家は地方の名門貴族だが、俺は実子ではなく養子だ。俺の生家は没落寸前の貧乏貴族だった。日々の暮らしぶりは農民と大差ないレベルの、な」
「そうだったんですか」
「俺は幼い頃から文武両道、才気煥発で知られていた。……何だ、その目は。客観的な事実を述べたまでだ。だからこそ俺は、嫡子のいなかったワイズマン家に目をつけられた。俺の生家は息子を養子に出すことでワイズマン家に取り入り、家の立て直しを図ろうと目論んだ」
「そんなことが……」
「俺が養子に出されたのは、八歳の時だった。しかし翌年、ワイズマン家に待望の跡取りが誕生した。俺という養子を取ったことで、跡取りを作るプレッシャーから解放されたのかもしれないな」
「うわあ……」
「生まれたのは元気な男の子だった。一応俺の義弟ということになるが、まあ俺は用済みになったというわけだ。ワイズマン夫妻は実子を跡取りにすると決めたからな。一方で今さら俺を元の家に戻すわけにいかず、実家の方でも受け取りは拒否された。ワイズマン家との縁を失いたくなかったのだろうな」
「そんな……ひどい! ワイズマン家はともかく、レスターさんの実家は血の繋がった家族なんでしょう!? それなのに……」
「よくある話だ。お前が気にすることじゃない」
「そうかもしれませんけどっ」
レスターさんは何気ない口調と態度だった。私に心配をかけまいとして気丈に振る舞っているって感じでもない。本当にもうどうでもいいんだ。
家族のことなのに……。
もちろんレスターさんが悪いんじゃない。私はレスターさんにどうでもいいと思わせてしまった彼の家族に腹を立てていた。
「ワイズマン家でも俺の扱いをどうするかが懸念材料になったが、最終的には王宮へ奉公に出されることに決まった。王宮仕えなら一応面目が立つからな。こうして俺は生まれ育った土地を離れ、王都に向かったというわけだ」
「そしてルゥと知り合ったんですね」
「最初は厨房で働いていたがな。数年働いた後、執事として抜擢された。王宮の執事はただ主君の身の周りの世話をするだけではない。いざとなれば主君を護る技術も必要だ。俺としては願ったり叶ったりだったがな。いざとなれば誰も頼れない俺には、生きる為のスキルが必要だった。だからどんなことでも積極的に学んだ。調理も、礼儀作法も、諜報術も、戦闘技術も。それらの働きが認められ、晴れて王子専属の執事になれたというわけだ」
感心する反面で、ちょっと悲しくなる。いつもおいしいレスターさんのご飯。おいしさの裏に、そんな切ない背景があったなんて。
「レスターさん。その、何て言ったらいいか……」
「重ねて言うが、お前が気にすることじゃない。同情してほしくて話したわけでもない。俺にもそうした事情があるから、お前の気持ちも分からないでもないと言いたかっただけだ。一度上の生活を知ってしまうと、今さら元には戻れないからな。俺もそうだった。俺の実家もそうだった。それだけの話だ」
レスターさんは最後の皿を拭き終わって食器棚に戻した。背中を向ける彼からは、「これで話はお終いだ」と言われているように感じた。
「さて。そろそろ休暇の予定を話し合うとするか」
「あ、はい!」
リビングに戻って、ルゥと一緒に三人でテーブルを囲む。
「先日、王子から例の男について報告を受けてから、俺の方で調査を進めておきました」
「一体どうやって調査したんですか?」
「企業秘密だ。……だが、そうだな。相手の“欲望”に訴えるのがもっとも効果的な手段だとでも言っておこうか」
「欲望……」
ひょ、ひょっとしてエッチなこと!?
レスターさんってば、情報を入手為にあんなことやこんなことを!?
「ダメですよ、レスターさん! そんなことをするなんて! いくら情報を手に入れる為とはいえ、そんな……ああっ、ダメ! 自分の体は大切にしてください!」
「……少なくともお前が考えているようなことは一切していない。というか、何を考えているんだ」
視線が冷たい。ていうか怖い! すっごい睨まれてる!
「でも、欲望って……」
「欲望にも種類があるだろう。お前の場合は食欲。ある人間は金銭欲。ある人間は承認欲求。ある人間は名誉欲。千差万別だ。もちろん性欲も欲望の一つではあるがな。すぐ性欲に直結させたお前の脳内は、意外にもピンク色なのか」
「ううう……」
「アイリのパーソナリティを更新する必要があるかもな。食欲だけかと思いきや、人並みに色事にも興味津々――と」
「あ、あんまりイジメないでくださいよおっ!?」
とはいえ、実際変な妄想をしてしまった手前、否定しきれない……。
「まあまあ、レスター。アイリをいじめるのはそれぐらいにして、話の続きを」
「はい。情報源を使って例の男について調べてみたところ、それらしき男がアルスター近くの宿場町にいるらしいという話を入手しました」
「本当かい!?」
「出没した時期、詳しい人となりを聞いてみると、まず間違いないようです。しかし何の目的で宿場町にいるのか、いつまで滞在するのかは分かりません。情報提供者によると、しばらく町に腰を落ち着けるのではないかという予想ですが、あくまでその男の判断ですからね。どこまで当てになるものか」
「……ということは、なるべく早くその宿場町に向かわないといけないってことですね!」
「そうだな。できれば明日にでも出発したいのですが……」
「僕は構わないよ。今すぐ出発したっていいぐらいだ」
「準備がありますので、明日の朝までお待ちください。アイリ、お前も構わないか?」
「問題ありません!」
さらに詳しい予定を練っているうちに、夜が更けていく。大まかな流れは次の通りだ。
(1)宿場町に着いたらまず宿を取って、例の男を探す。
(2)例の男を見つけたら、王子の誘拐事件に関わっていたのか確認を取る。
(3)関係を認めたら、誘拐事件に摂政が関与していたのではないか、情報を聞き出す。
「そんなに上手く行きますかね?」
「交渉や尋問は俺が行う。アイリは相手の捜索と、暴れた時の対応を頼んだ」
「分業分担ってわけですね! 任せてください!」
「僕は何をすればいいの?」
「王子は尋問を行う際に同席をお願いします。それ以外ではなるべく男に近寄らず、安全な場所に待機していてください」
「僕だって騎士学校に入学して以来、ずっと鍛えているんだ! レスターやアイリ任せではなくて、もっと協力したいんだ」
「では俺やアイリが負傷した時に、治療をお願いします」
「……」
「治療も大事な役割です。王子、お願いします」
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ちょっと拗ねたような返事をするルゥに、私は少し同情してしまう。
ルゥは腕力こそ強くない。だけど騎士学校で厳しい訓練に励み、空いた時間には自主訓練も重ねて強くなろうとしている。
私は同じ分隊の仲間、そしてルームメイトとしてルゥの努力を知っている。
それでもやっぱり、ルゥの安全は最優先事項だ。危ないことはさせられないというレスターさんの判断も分かる。
どっちの立場も分かる以上、私には何も言えなかった。
「明日の出発は早いので、そろそろ床に入りましょう。アイリ、お前は俺のベッドで寝ろ」
「えぇっ!? レスターさんのベッドで!? ま、まさか、同衾……!? そんな、ダメですよ! 若い男女が同じベッドで寝るなんて……!」
「俺はリビングのソファで寝る。このアパートに寝室はないからな。気心知れたお前とはいえ、女性かつ客人をソファで寝かせて、自分がベッドで寝るわけにはいかないだろう」
「あ――あははははははっ! そうですよねっ」
ううう、私ってばさっきから何を考えているの!
あ、でもレスターさん、一応私を女性って考えてくれてるんだな。そこはちょっと嬉しいかも。
「……アイリってば、僕とは同じ部屋で生活してるのに。どうしてレスターに対しては過剰反応するのかな?」
「え? だってルゥは性別を超越した存在だし」
「それって褒め言葉?」
「うん、そのつもりだけど」
「ならいいや」
ルゥはどこか面白くなさそうに、素っ気なく言った。
「部屋は掃除してある。マットレスや布団も干してあるから問題ないだろう。アイリ、構わないか?」
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