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第十三章 再生
第四十五話 揺るがぬ勝利
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巨神同士の戦い。雷鳴の激突。衝撃波と爆音、そして大地の振動。全てが集約された元安息の地。
第三勢力だった古代竜も死に絶え、魔族も人間も、神という超常の存在も入り乱れる最前線。すっかり魔障壁が晴れた空には雲一つない。
この時、クロノスの秘書である……秘書であったウェイブは膝を付いて項垂れていた。
共に捕虜として捕まっていた血の騎士の働きで自由を手にし、いざ主人に加勢をと意気込んでいた矢先、彼の目に飛び込んだのは主人クロノスの死。生涯かけて主人をお支えするために今日まで生きてきたウェイブには意識を飛ばすほどのショックだった。その死体を目の前に挟み、向かい合う男が二人。
ゼアルとラルフは目の前が争いで変化しようがどうなろうが知ったこっちゃないと睨み合う。この沈黙に耐えきれず、先に口を開いたのはゼアルだった。
「……貴様如きがこの私に立ち塞がるとはな……教てくれ、ただのしがない盗賊風情に何故これほどの戦力を所有出来た?マクマイン様や魔王、その他多くの憎しみや恨みを買いながらも今日まで生き延び、蒼玉をも殺すとは……興味が尽きん」
『何を今更……そんなの全てサトリのお陰だにゃ。それ以上でもそれ以下でも無いにゃ』
アルテミスは横から口を出すが、ゼアルは微動だにしない。ラルフの言葉を待っている。ラルフはその様子を見てハットの鍔を指でクイっと上げた。
「全ては巡り合わせだよ」
その短い言葉に全てが詰まっていた。ミーシャと出会い、吸血鬼と出会い、ゴブリンと出会い、半人半魔と大賢者の孫と出会い……。その過程で白の騎士団と争い、魔族と戦い、古代種を滅ぼした。
「ふん……数奇な運命だな」
「数奇?そいつは違うぜ、団長さん。こいつらとの出会いは俺の全てだ。そいつを不幸話にしようなんて思っちゃいない。どころか俺は感謝すらしてる。ただのしがないトレジャーハンターに嘘みたいな人生をくれた。みーんな俺の宝物だ」
「……失礼した、訂正させてもらおう。幸運だったな。素晴らしい財産だ。……その遺産の引き取り手が居ないのは残念だが……」
ゼアルは魔剣をかざしてラルフに突きつける。
「聞いてなかったのか?みーんな俺の宝だ。死んだって誰にも譲らねぇし、誰にも奪わせねぇ」
「試してみるか?死ねば何も無くなる。奪わせないなどと……貴様のその気概なんぞ嘲笑ってくれるわ」
一歩踏み出す。ラルフと間合いを詰め、一刀のもとその体を泣き別れにするつもりだ。しかしそれが単なる強がりなことはゼアル自身がよく分かっている。何故ならすぐ後ろに控えるのは世界最強の生き物だから。
「ラルフを殺す?それなら私が相手になるよ」
ザッと前に出るミーシャ。これに出てこられたら、いくらアシュタロトに強化されようが魔剣イビルスレイヤーのスキルを発揮しようが勝ち目は皆無。ファーストコンタクトの時点で既に分かっていた。
イビルスレイヤーのスキルが時間を超越していたのなら多少なりとも勝ち目はあったが、あくまで使用者の速度を限界まで引き上げる効果しか持ち合わせていない。今回、ブレイドとの戦いで限界が見えた上に、最初期にラルフを殺すために放った一撃をミーシャに摘み止められている。
まとめると、光の速さを体現出来る魔剣があろうが、その他の能力を使用しようがミーシャには通用しない。足下にも及ばない。ゼアルの主人であるマクマインが何としてでも殺したがった理由が分かる。
魔族や魔王を超えた魔神。かくあるべき無敵の存在。
「マジ?俺の代わりにミーシャが戦ってくれんの?」
「ラルフじゃ勝てないでしょ?」
「まぁねっ!」
ラルフはハットを被りなおす。その顔はひょうきんな笑顔だった。
「……女の影に隠れて恥ずかしくないのか?来いラルフ。イルレアンでの決闘を再現しよう」
「恥ずかしくない!決闘の再現?バカ言ってんなよ。俺は勝ち目のありそうな戦いしかしない主義なんだ。ここで戦うのは主義に反するぜ」
ラルフは胸を張って言い切る。清々しいほどに情けない。
『みっともない主義だにゃ……ゼアルと言ったにゃ?ラルフを跡形もなく殺してしまうにゃらウチも手を貸さないことはないにゃよ?主にあの怪物を引きつけてやるにゃ』
アルテミスは先の無視にめげない。すぐにゼアルにとって良い提案をする。その言葉に流石のゼアルも視線をアルテミスに向ける。
「なるほど。ならば宜しくお願いしたい」
ゼアルは神の加勢に心が踊る。
「……あのさ……ミーシャばかりじゃないことを……お忘れなく……」
白絶は不快そうな顔で口を挟んだ。ゼアルは怪訝な顔で見下す。
「何の得がある?そこの化け物はまだ分かる。だがお前は新参者だろう?この男にどれだけの価値がある?」
「……面白い……それだけで十分……」
白絶はニコリともせずに言い放つ。逆にラルフは嬉しそうにゼアルを見た。
「……だってさ。というかよ、こう言っちゃ何だけど戦える奴が少ないそっちと俺たちじゃそもそも戦いにならねぇだろ?もう蒼玉も死んじまったんだし、これ以上は無駄じゃねぇかな?」
この戦いの最大の障害はクロノスとミーシャ。どちらかが倒れればその時点で勝敗は決する。クロノスが死んだ今、ゼアル側の負けが確定したも同然。
「ふむ、それはそノ通りじゃな。諦めて逃げれば良いもノを……」
突然ベルフィアの声が聞こえる。先ほどまで居なかった吸血鬼の登場には、調子付いたラルフも驚かずには居られない。
「よぉっ。えっと……いつから……?」
「今し方じゃ。デュラハン姉妹が目減りしてノぅ……これ以上死なれても困ルと思って下がっとっタが、蒼玉ノ死で戦況が変ワっタ。今はもう安心じゃ」
「……そうか。寂しくなるな……」
肩を落とすラルフ。仲間の死を憂いたが、今はまだ葬儀には早い。
「で、どうする?また増えたぜ?」
魔王クラスが三体。アルテミスを相手にするのが魔王二体ならミーシャを止める手立てはない。それは誰もが思うことだが、実は少し違う。
『確かにこのままじゃ勝てないにゃ。ウチの力が発揮出来なければの話にゃけど』
ギラッ
アルテミスの目が光る。特異能力”狂化”。睨んだ相手を狂わせ、同士討ちに誘う。神の加護を受けているラルフとミーシャには効かなかったが、それ以外であるなら効く。その目はベルフィアを睨んでいた。
吸血鬼。いくら傷つけてもいくら潰しても瞬く間に再生する不死身の怪物。その上ベルフィアは第六魔王”灰燼”を取り込んでその力を底上げしている。敵になればタダでは済まない。
アルテミスの誤算。それはベルフィアを狙ったことだ。
白絶ならラルフ側も面倒な目にあっていたが、睨まれたのはベルフィア。実は吸血鬼には弱体化、強化付与に至る体に変化を及ぼすものは一切通用しない。生まれつき持っている”吸血身体強化”以外では何も起こらないのだ。アルテミスの神の力すら彼女にはどこ吹く風だ。吸血鬼はこの世の理には居ないが故、神ですら精神操作が出来なかった。
ただ何かをされたことは分かった。ベルフィアはすぐに情報を共有する。
「あノ目は厄介じゃ!妾に何かさせヨうとしとルぞ!」
ビクッとなるアルテミス。効かなかったことへの驚きが彼女の行動を阻害した。その隙を狙うかのようにミーシャは動く。彼女の動きはアルテミスの阻害された体には速すぎた。ミーシャの拳はアルテミスの顔を殴る。握り込んだ拳が頬にめり込み、そのまま頭を爆散させた。
パァンッと景気の良い音が鳴り響き、神の一柱であったアルテミスを殺害した。
全員の顔が驚愕に塗れる。神殺しの一撃。
「……え?神って殺せるの?」
その疑問は次の言葉に否定される。
『いいえ、死にませんよ?』
サトリが突然現れてラルフの問いに答えた。ビクッと体が跳ねた。先ほどから一々驚かされる。
『あの体は言わばアバター。我々は空気のようなもの。アルテミスは一度”間”に送還されますが、割とすぐに戻ってくるでしょう』
「何だよ。それじゃ何度でも殺しに来ちゃうじゃん。これは早急に神との和解が必要だな……」
ラルフは何とかアルテミスを丸め込めないか考え始めた。ふと、大事なことを思い出す。
「ゼアル。今回も俺の勝ちのようだ。尻尾巻いて帰んなよ。生きてるうちに」
第三勢力だった古代竜も死に絶え、魔族も人間も、神という超常の存在も入り乱れる最前線。すっかり魔障壁が晴れた空には雲一つない。
この時、クロノスの秘書である……秘書であったウェイブは膝を付いて項垂れていた。
共に捕虜として捕まっていた血の騎士の働きで自由を手にし、いざ主人に加勢をと意気込んでいた矢先、彼の目に飛び込んだのは主人クロノスの死。生涯かけて主人をお支えするために今日まで生きてきたウェイブには意識を飛ばすほどのショックだった。その死体を目の前に挟み、向かい合う男が二人。
ゼアルとラルフは目の前が争いで変化しようがどうなろうが知ったこっちゃないと睨み合う。この沈黙に耐えきれず、先に口を開いたのはゼアルだった。
「……貴様如きがこの私に立ち塞がるとはな……教てくれ、ただのしがない盗賊風情に何故これほどの戦力を所有出来た?マクマイン様や魔王、その他多くの憎しみや恨みを買いながらも今日まで生き延び、蒼玉をも殺すとは……興味が尽きん」
『何を今更……そんなの全てサトリのお陰だにゃ。それ以上でもそれ以下でも無いにゃ』
アルテミスは横から口を出すが、ゼアルは微動だにしない。ラルフの言葉を待っている。ラルフはその様子を見てハットの鍔を指でクイっと上げた。
「全ては巡り合わせだよ」
その短い言葉に全てが詰まっていた。ミーシャと出会い、吸血鬼と出会い、ゴブリンと出会い、半人半魔と大賢者の孫と出会い……。その過程で白の騎士団と争い、魔族と戦い、古代種を滅ぼした。
「ふん……数奇な運命だな」
「数奇?そいつは違うぜ、団長さん。こいつらとの出会いは俺の全てだ。そいつを不幸話にしようなんて思っちゃいない。どころか俺は感謝すらしてる。ただのしがないトレジャーハンターに嘘みたいな人生をくれた。みーんな俺の宝物だ」
「……失礼した、訂正させてもらおう。幸運だったな。素晴らしい財産だ。……その遺産の引き取り手が居ないのは残念だが……」
ゼアルは魔剣をかざしてラルフに突きつける。
「聞いてなかったのか?みーんな俺の宝だ。死んだって誰にも譲らねぇし、誰にも奪わせねぇ」
「試してみるか?死ねば何も無くなる。奪わせないなどと……貴様のその気概なんぞ嘲笑ってくれるわ」
一歩踏み出す。ラルフと間合いを詰め、一刀のもとその体を泣き別れにするつもりだ。しかしそれが単なる強がりなことはゼアル自身がよく分かっている。何故ならすぐ後ろに控えるのは世界最強の生き物だから。
「ラルフを殺す?それなら私が相手になるよ」
ザッと前に出るミーシャ。これに出てこられたら、いくらアシュタロトに強化されようが魔剣イビルスレイヤーのスキルを発揮しようが勝ち目は皆無。ファーストコンタクトの時点で既に分かっていた。
イビルスレイヤーのスキルが時間を超越していたのなら多少なりとも勝ち目はあったが、あくまで使用者の速度を限界まで引き上げる効果しか持ち合わせていない。今回、ブレイドとの戦いで限界が見えた上に、最初期にラルフを殺すために放った一撃をミーシャに摘み止められている。
まとめると、光の速さを体現出来る魔剣があろうが、その他の能力を使用しようがミーシャには通用しない。足下にも及ばない。ゼアルの主人であるマクマインが何としてでも殺したがった理由が分かる。
魔族や魔王を超えた魔神。かくあるべき無敵の存在。
「マジ?俺の代わりにミーシャが戦ってくれんの?」
「ラルフじゃ勝てないでしょ?」
「まぁねっ!」
ラルフはハットを被りなおす。その顔はひょうきんな笑顔だった。
「……女の影に隠れて恥ずかしくないのか?来いラルフ。イルレアンでの決闘を再現しよう」
「恥ずかしくない!決闘の再現?バカ言ってんなよ。俺は勝ち目のありそうな戦いしかしない主義なんだ。ここで戦うのは主義に反するぜ」
ラルフは胸を張って言い切る。清々しいほどに情けない。
『みっともない主義だにゃ……ゼアルと言ったにゃ?ラルフを跡形もなく殺してしまうにゃらウチも手を貸さないことはないにゃよ?主にあの怪物を引きつけてやるにゃ』
アルテミスは先の無視にめげない。すぐにゼアルにとって良い提案をする。その言葉に流石のゼアルも視線をアルテミスに向ける。
「なるほど。ならば宜しくお願いしたい」
ゼアルは神の加勢に心が踊る。
「……あのさ……ミーシャばかりじゃないことを……お忘れなく……」
白絶は不快そうな顔で口を挟んだ。ゼアルは怪訝な顔で見下す。
「何の得がある?そこの化け物はまだ分かる。だがお前は新参者だろう?この男にどれだけの価値がある?」
「……面白い……それだけで十分……」
白絶はニコリともせずに言い放つ。逆にラルフは嬉しそうにゼアルを見た。
「……だってさ。というかよ、こう言っちゃ何だけど戦える奴が少ないそっちと俺たちじゃそもそも戦いにならねぇだろ?もう蒼玉も死んじまったんだし、これ以上は無駄じゃねぇかな?」
この戦いの最大の障害はクロノスとミーシャ。どちらかが倒れればその時点で勝敗は決する。クロノスが死んだ今、ゼアル側の負けが確定したも同然。
「ふむ、それはそノ通りじゃな。諦めて逃げれば良いもノを……」
突然ベルフィアの声が聞こえる。先ほどまで居なかった吸血鬼の登場には、調子付いたラルフも驚かずには居られない。
「よぉっ。えっと……いつから……?」
「今し方じゃ。デュラハン姉妹が目減りしてノぅ……これ以上死なれても困ルと思って下がっとっタが、蒼玉ノ死で戦況が変ワっタ。今はもう安心じゃ」
「……そうか。寂しくなるな……」
肩を落とすラルフ。仲間の死を憂いたが、今はまだ葬儀には早い。
「で、どうする?また増えたぜ?」
魔王クラスが三体。アルテミスを相手にするのが魔王二体ならミーシャを止める手立てはない。それは誰もが思うことだが、実は少し違う。
『確かにこのままじゃ勝てないにゃ。ウチの力が発揮出来なければの話にゃけど』
ギラッ
アルテミスの目が光る。特異能力”狂化”。睨んだ相手を狂わせ、同士討ちに誘う。神の加護を受けているラルフとミーシャには効かなかったが、それ以外であるなら効く。その目はベルフィアを睨んでいた。
吸血鬼。いくら傷つけてもいくら潰しても瞬く間に再生する不死身の怪物。その上ベルフィアは第六魔王”灰燼”を取り込んでその力を底上げしている。敵になればタダでは済まない。
アルテミスの誤算。それはベルフィアを狙ったことだ。
白絶ならラルフ側も面倒な目にあっていたが、睨まれたのはベルフィア。実は吸血鬼には弱体化、強化付与に至る体に変化を及ぼすものは一切通用しない。生まれつき持っている”吸血身体強化”以外では何も起こらないのだ。アルテミスの神の力すら彼女にはどこ吹く風だ。吸血鬼はこの世の理には居ないが故、神ですら精神操作が出来なかった。
ただ何かをされたことは分かった。ベルフィアはすぐに情報を共有する。
「あノ目は厄介じゃ!妾に何かさせヨうとしとルぞ!」
ビクッとなるアルテミス。効かなかったことへの驚きが彼女の行動を阻害した。その隙を狙うかのようにミーシャは動く。彼女の動きはアルテミスの阻害された体には速すぎた。ミーシャの拳はアルテミスの顔を殴る。握り込んだ拳が頬にめり込み、そのまま頭を爆散させた。
パァンッと景気の良い音が鳴り響き、神の一柱であったアルテミスを殺害した。
全員の顔が驚愕に塗れる。神殺しの一撃。
「……え?神って殺せるの?」
その疑問は次の言葉に否定される。
『いいえ、死にませんよ?』
サトリが突然現れてラルフの問いに答えた。ビクッと体が跳ねた。先ほどから一々驚かされる。
『あの体は言わばアバター。我々は空気のようなもの。アルテミスは一度”間”に送還されますが、割とすぐに戻ってくるでしょう』
「何だよ。それじゃ何度でも殺しに来ちゃうじゃん。これは早急に神との和解が必要だな……」
ラルフは何とかアルテミスを丸め込めないか考え始めた。ふと、大事なことを思い出す。
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