4 / 718
第一章 出会い
第三話 黒の円卓 前
しおりを挟む
ミーシャはイミーナを連れて円卓室に入る。
ミーシャと”銀爪”以外の面々はすでに自分の席に座っていた。
でかい円卓の机に主催者合わせて、七つの椅子が用意され今日出席する人数を表していた。上座に”黒雲”右回りに見ると一席空きがあり、次に第三の席があり、四が欠席で、五の席と時計回りに順番があるようだ。
ミーシャは魔王のメンツを一瞥し、久々の顔ぶれに懐かしさを覚えた。
ミーシャは円卓会議において皆勤賞である。
百十数年前に魔王に成ってから今日まで欠席したことがない。創立メンバー内にも皆勤賞の記録は残されていないことから彼女が魔王の中でも異例なことがわかる。
よく言えば律儀でまじめ、悪く言えば頑なで融通が利かないと捉えられる。
フンッと鼻を鳴らし、迷うことなく自分の席に座る。彼女は第二魔王なのでこの場合は”黒雲”と第三の間だ。イミーナはすぐ後ろに控える。
到着したという割に、いまだ現れない”銀爪”を待つ。
他の連中を盗み見ると、それぞれが各々の行動をしているようだ。側近と話す魔王、書類に目を通している魔王、瞑想する魔王、ミーシャと同じく周りを見渡している魔王、いやこの魔王は最初からミーシャを見ていたようだ。バッチリ目が合った。
彼女は”蒼玉”
第五魔王であり「ぺルタルク丘陵」の統治者だ。
”蒼玉”はその名の通り蒼を基調としたカラーリングをしている。蒼い髪をポニーテールに結い、鮮やかな蒼い目をしている。その上、和服を改造したような雅な正装は白と青で清楚なイメージを醸し出す。帯どめのひもが、かろうじて赤いくらいで他が目立つことはない。その蒼さを強調する透き通るほど白い肌。一見精巧な人形に見えてしまう程整った容姿。
しかし確かな息遣いが妖艶さを引き立て、まるで花魁のような気品と淫靡さを兼ね備えている。
彼女はミーシャにそっとお辞儀をする。その所作一つ一つが美しい。ミーシャは円卓の会議場と言う事もあり近くに行って挨拶したい気持ちをぐっと我慢し、軽く会釈する。
本当は「ヲルト大陸」に到着した時から現在に至るまで挨拶する機会はいくらでもあったのだが、
気恥ずかしさが先行したのだ。照れてしまって挨拶に行けなかった。
それを長年の付き合いから察していた”蒼玉”は、ミーシャの返礼を見て嬉しそうに微笑む。かわいい。それが彼女のミーシャに対する思いだった。
彼女はミーシャを気に入っている。食べてしまいたくなるほど初心なミーシャの言動は”蒼玉”の心の癒しだった。
ミーシャは彼女の統治している「ぺルタルク丘陵」の美しさを気に入って遠出の度、休憩という名ばかりの観光に何度も訪れている。その都度、”蒼玉”の屋敷に訪問し話をするうちに友達となっていた。
バンッ
とその時、けたたましい音を立てドアが開く。その音にみんなの視線が集中する。
そこに立つのは猫背で逆髪の男。サングラスをしていて目元は見えないものの、顎や頬骨の骨格、鼻の形から切れ長の顔立ちだと分かる。尖った両耳にピアスを3個ずつ着け、胸元が大きく開いた黒いYシャツを着て、細マッチョ特有の引き締まった胸筋を見せつけてくる。銀色で装飾されたゴテゴテのジャケットを羽織り、ネックレスの量も多い。
その上指輪を全部の指にはめ、手首にはリングを何個かはめている。スリム型のスラックスを履き、ベルトの部分のチェーンがじゃりじゃり音を立てる。足元を見れば先が尖り、その先が銀の装飾の革靴を履いている。その姿は、誰の目にも装飾過多だ。手足が長いので一応似合っているのが救いだった。
その指で日常生活を不自由なく送れるのか、ネックレスは邪魔じゃないのか、ツッコミたいことはいくらでも挙げられたが何より気になったのはこの暗黒大陸でサングラスをしていることだった。ミーシャにとって意味不明すぎて混乱を呼ぶレベルだった。
みんなの視線が集まったところでそのチンピラは口を開く
「ようお前らぁ、待たせたなぁ」
口が開いたことで一瞬光が反射したから気が付いたが、舌にもピアスをしている。
(誰だ?)
この会議上に広がった空気はまさにそれだ。「待たせた」というセリフに、出席する魔王で唯一登場していないのは”銀爪”ただ一柱。だが今待っている魔王はこんな貧相な男ではない。
こんなやつを見たことがない。
「なんだよなんだよ辛気くせぇなぁ…親父の葬式は終わったんだぜ?挨拶くらい返せよなぁ」
このセリフで、注目を集めるためにわざわざでかい音を立てたのだとミーシャは察した。
ミーシャの知る”銀爪”はこんな男ではない。
第七魔王”銀爪”。
ここから南西に位置する大陸の、海に面して14の小島が密集し、そのすべてを領地とする”カサブリア王国”の主。人間の国が近くにあり、年に2回はぶつかっている情報をよく聞く。
体つきは筋肉過多の超マッチョで、ドッグタグのようなネックレスを一つしていた指輪も右手の中指に幅のあるゴツイのを一つはめていたのを覚えている。ピチピチのタンクトップに迷彩柄のジャケットを羽織り、ミリタリーパンツにミリタリーブーツの出で立ちは、魔王というより将軍である。
その”銀爪”が死んだのだろう。あの寡黙につがいがいたのも驚きだが、息子がいたのも驚いた。魔王の座が次代に引き継がれ、今回がそのお披露目なのだ。
「待っていたよ”銀爪”…君の席は…わかるね?」
新”銀爪”に返答したのは第一魔王”黒雲”。
この瞬間この場の疑問が完全に氷解し、程度の違いはあれ警戒を解く。
”黒雲”は一切の感情なく着席を進める。黒子のように顔を隠し表情が読めない。体は大きいような気もするが、黒いブカブカの着物のような上着を羽織っていて男性か女性かも不明だ。声も魔法でいじっているのか、こもった様な変な声だ。
ニヤニヤしながら側近を二人連れ”蒼玉”の隣の席にドカッと座る。すぐ後ろに侍る側近は”銀爪”の趣味だろうか、娼婦のように肌を露出させた女性二人。円卓の机上に足を乗せ不遜な態度で、あたりを威圧するように見ている。
特に”蒼玉”には、ねっとりとしたいやらしい視線を向けている。
「…では、そろったところで”黒の円卓”の会議を始めよう」
みんなの視線が”黒雲”に向いた時
「いいぞぉ!始めてくれぇ!」
”銀爪”がそれに茶々を入れる。後ろの側近もその光景にクスクス笑っている。役員会議に会社の人間でないチンピラが何も知らずイキっているような場違い感に一部の部下たちは困惑する。
このチンピラ的には場が和んだと錯覚したところで”黒雲”に顎をしゃくって続きを促す。
(まさか”銀爪”いまのでこの場を支配したつもりなのか?!)
”蒼玉”の家臣は主の隣に座り、不遜な態度をとり続けるチンピラに力や見た目ではなく、その馬鹿さ加減に恐怖していた。様々な魔王を見てきた。当然、不遜な態度をとるような魔王もチラホラいたが時間と場所はわきまえていたし、魔王同士にも上下があることくらい理解していた。
だがこいつは何よりも第一印象を大事にしているらしい。注目が集まるように音を立て、装飾過多の見た目で存在を刻み、不遜な態度で威圧し、有無を言わせないよう布石を打っている。
やりたいことは分かるがやり方が幼稚すぎる。その上、魔王全員の実力が拮抗しているならこの態度は分からなくもないが、異次元の領域まで違う御方がいる現円卓に、この態度は無謀を極める。
現”銀爪”が破格の実力なら別だが、前”銀爪”からそんな情報は聞いたことがない。
”蒼玉”含めここにいる全魔王の様子をこっそりうかがいながら”銀爪”の部下でもないのに心の奥で戦々恐々としていた。
「ふざけるな…」
その声に注目が集まる。
この態度に不快感を覚えたのはこの円卓全員の総意だが言葉にして出したのは他ならぬミーシャだった。
ミーシャと”銀爪”以外の面々はすでに自分の席に座っていた。
でかい円卓の机に主催者合わせて、七つの椅子が用意され今日出席する人数を表していた。上座に”黒雲”右回りに見ると一席空きがあり、次に第三の席があり、四が欠席で、五の席と時計回りに順番があるようだ。
ミーシャは魔王のメンツを一瞥し、久々の顔ぶれに懐かしさを覚えた。
ミーシャは円卓会議において皆勤賞である。
百十数年前に魔王に成ってから今日まで欠席したことがない。創立メンバー内にも皆勤賞の記録は残されていないことから彼女が魔王の中でも異例なことがわかる。
よく言えば律儀でまじめ、悪く言えば頑なで融通が利かないと捉えられる。
フンッと鼻を鳴らし、迷うことなく自分の席に座る。彼女は第二魔王なのでこの場合は”黒雲”と第三の間だ。イミーナはすぐ後ろに控える。
到着したという割に、いまだ現れない”銀爪”を待つ。
他の連中を盗み見ると、それぞれが各々の行動をしているようだ。側近と話す魔王、書類に目を通している魔王、瞑想する魔王、ミーシャと同じく周りを見渡している魔王、いやこの魔王は最初からミーシャを見ていたようだ。バッチリ目が合った。
彼女は”蒼玉”
第五魔王であり「ぺルタルク丘陵」の統治者だ。
”蒼玉”はその名の通り蒼を基調としたカラーリングをしている。蒼い髪をポニーテールに結い、鮮やかな蒼い目をしている。その上、和服を改造したような雅な正装は白と青で清楚なイメージを醸し出す。帯どめのひもが、かろうじて赤いくらいで他が目立つことはない。その蒼さを強調する透き通るほど白い肌。一見精巧な人形に見えてしまう程整った容姿。
しかし確かな息遣いが妖艶さを引き立て、まるで花魁のような気品と淫靡さを兼ね備えている。
彼女はミーシャにそっとお辞儀をする。その所作一つ一つが美しい。ミーシャは円卓の会議場と言う事もあり近くに行って挨拶したい気持ちをぐっと我慢し、軽く会釈する。
本当は「ヲルト大陸」に到着した時から現在に至るまで挨拶する機会はいくらでもあったのだが、
気恥ずかしさが先行したのだ。照れてしまって挨拶に行けなかった。
それを長年の付き合いから察していた”蒼玉”は、ミーシャの返礼を見て嬉しそうに微笑む。かわいい。それが彼女のミーシャに対する思いだった。
彼女はミーシャを気に入っている。食べてしまいたくなるほど初心なミーシャの言動は”蒼玉”の心の癒しだった。
ミーシャは彼女の統治している「ぺルタルク丘陵」の美しさを気に入って遠出の度、休憩という名ばかりの観光に何度も訪れている。その都度、”蒼玉”の屋敷に訪問し話をするうちに友達となっていた。
バンッ
とその時、けたたましい音を立てドアが開く。その音にみんなの視線が集中する。
そこに立つのは猫背で逆髪の男。サングラスをしていて目元は見えないものの、顎や頬骨の骨格、鼻の形から切れ長の顔立ちだと分かる。尖った両耳にピアスを3個ずつ着け、胸元が大きく開いた黒いYシャツを着て、細マッチョ特有の引き締まった胸筋を見せつけてくる。銀色で装飾されたゴテゴテのジャケットを羽織り、ネックレスの量も多い。
その上指輪を全部の指にはめ、手首にはリングを何個かはめている。スリム型のスラックスを履き、ベルトの部分のチェーンがじゃりじゃり音を立てる。足元を見れば先が尖り、その先が銀の装飾の革靴を履いている。その姿は、誰の目にも装飾過多だ。手足が長いので一応似合っているのが救いだった。
その指で日常生活を不自由なく送れるのか、ネックレスは邪魔じゃないのか、ツッコミたいことはいくらでも挙げられたが何より気になったのはこの暗黒大陸でサングラスをしていることだった。ミーシャにとって意味不明すぎて混乱を呼ぶレベルだった。
みんなの視線が集まったところでそのチンピラは口を開く
「ようお前らぁ、待たせたなぁ」
口が開いたことで一瞬光が反射したから気が付いたが、舌にもピアスをしている。
(誰だ?)
この会議上に広がった空気はまさにそれだ。「待たせた」というセリフに、出席する魔王で唯一登場していないのは”銀爪”ただ一柱。だが今待っている魔王はこんな貧相な男ではない。
こんなやつを見たことがない。
「なんだよなんだよ辛気くせぇなぁ…親父の葬式は終わったんだぜ?挨拶くらい返せよなぁ」
このセリフで、注目を集めるためにわざわざでかい音を立てたのだとミーシャは察した。
ミーシャの知る”銀爪”はこんな男ではない。
第七魔王”銀爪”。
ここから南西に位置する大陸の、海に面して14の小島が密集し、そのすべてを領地とする”カサブリア王国”の主。人間の国が近くにあり、年に2回はぶつかっている情報をよく聞く。
体つきは筋肉過多の超マッチョで、ドッグタグのようなネックレスを一つしていた指輪も右手の中指に幅のあるゴツイのを一つはめていたのを覚えている。ピチピチのタンクトップに迷彩柄のジャケットを羽織り、ミリタリーパンツにミリタリーブーツの出で立ちは、魔王というより将軍である。
その”銀爪”が死んだのだろう。あの寡黙につがいがいたのも驚きだが、息子がいたのも驚いた。魔王の座が次代に引き継がれ、今回がそのお披露目なのだ。
「待っていたよ”銀爪”…君の席は…わかるね?」
新”銀爪”に返答したのは第一魔王”黒雲”。
この瞬間この場の疑問が完全に氷解し、程度の違いはあれ警戒を解く。
”黒雲”は一切の感情なく着席を進める。黒子のように顔を隠し表情が読めない。体は大きいような気もするが、黒いブカブカの着物のような上着を羽織っていて男性か女性かも不明だ。声も魔法でいじっているのか、こもった様な変な声だ。
ニヤニヤしながら側近を二人連れ”蒼玉”の隣の席にドカッと座る。すぐ後ろに侍る側近は”銀爪”の趣味だろうか、娼婦のように肌を露出させた女性二人。円卓の机上に足を乗せ不遜な態度で、あたりを威圧するように見ている。
特に”蒼玉”には、ねっとりとしたいやらしい視線を向けている。
「…では、そろったところで”黒の円卓”の会議を始めよう」
みんなの視線が”黒雲”に向いた時
「いいぞぉ!始めてくれぇ!」
”銀爪”がそれに茶々を入れる。後ろの側近もその光景にクスクス笑っている。役員会議に会社の人間でないチンピラが何も知らずイキっているような場違い感に一部の部下たちは困惑する。
このチンピラ的には場が和んだと錯覚したところで”黒雲”に顎をしゃくって続きを促す。
(まさか”銀爪”いまのでこの場を支配したつもりなのか?!)
”蒼玉”の家臣は主の隣に座り、不遜な態度をとり続けるチンピラに力や見た目ではなく、その馬鹿さ加減に恐怖していた。様々な魔王を見てきた。当然、不遜な態度をとるような魔王もチラホラいたが時間と場所はわきまえていたし、魔王同士にも上下があることくらい理解していた。
だがこいつは何よりも第一印象を大事にしているらしい。注目が集まるように音を立て、装飾過多の見た目で存在を刻み、不遜な態度で威圧し、有無を言わせないよう布石を打っている。
やりたいことは分かるがやり方が幼稚すぎる。その上、魔王全員の実力が拮抗しているならこの態度は分からなくもないが、異次元の領域まで違う御方がいる現円卓に、この態度は無謀を極める。
現”銀爪”が破格の実力なら別だが、前”銀爪”からそんな情報は聞いたことがない。
”蒼玉”含めここにいる全魔王の様子をこっそりうかがいながら”銀爪”の部下でもないのに心の奥で戦々恐々としていた。
「ふざけるな…」
その声に注目が集まる。
この態度に不快感を覚えたのはこの円卓全員の総意だが言葉にして出したのは他ならぬミーシャだった。
0
お気に入りに追加
41
あなたにおすすめの小説
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
(完結)足手まといだと言われパーティーをクビになった補助魔法師だけど、足手まといになった覚えは無い!
ちゃむふー
ファンタジー
今までこのパーティーで上手くやってきたと思っていた。
なのに突然のパーティークビ宣言!!
確かに俺は直接の攻撃タイプでは無い。
補助魔法師だ。
俺のお陰で皆の攻撃力防御力回復力は約3倍にはなっていた筈だ。
足手まといだから今日でパーティーはクビ??
そんな理由認められない!!!
俺がいなくなったら攻撃力も防御力も回復力も3分の1になるからな??
分かってるのか?
俺を追い出した事、絶対後悔するからな!!!
ファンタジー初心者です。
温かい目で見てください(*'▽'*)
一万文字以下の短編の予定です!
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる