76 / 148
8章
76、怒髪衝天
しおりを挟む
グルガンは怒りに満ちていた。
久しぶりに帰郷し、家族との幸せな団欒を過ごしている最中に起こった侵入劇。大切なひと時の邪魔をした侵入者を許しては置けない。至って冷静に対処したいところだが、どうしても早足で歩いてしまう。逸る気持ちを抑え切れず最下層にさっさとたどり着き、玉座の間への扉を開け放った。
「おやぁっグルガン様!早かったですねぇ!」
「何のつもりだベルギルツ!!我が城に勝手に入るなど許されざる行為だ!!その汚い尻を玉座から退けろ!!」
玉座に座って調子に乗るベルギルツにグルガンは牙を剥き出しにして叫ぶ。ベルギルツは含み笑いでくつくつと笑い、素直に立ち上がった。
「私はねグルガン様。非常に納得のいかないことが起こりすぎていて極度のストレスを抱えておりまして、このくらいの非礼はお許しいただきたく思っております」
「吐かせっ!もう貴公の発言など聞きたくもない!とっとと出て行かぬなら実力行使を取らせてもらうぞ!!」
「私が何の考えもなくこのような行いに走ると本気でお思いですか?……そう目くじらを立てずにお聞きください。すぐに済みますとも」
玉座に上がる階段を1段1段ゆっくり降りるベルギルツ。距離が縮まる度にグルガンは臨戦態勢となっていくが、その殺気を見ないふりでもしているのか、ベルギルツは一切無視して歩みを止めることはない。
「いくら考えても女神復活はあり得ないことだと私たちは考えているのです。あの時は気の迷いで交換条件を出しましたが、やはり反故にすべきだと判断を下しました。なので勝手ながらここに侵入し、女神の欠片を強奪しようと考えたのですが、何とも素晴らしいことにあれだけ多くの欠片がどこを探しても見当たらないのですよ。よくも完璧に隠し通せたものです。お手上げですので、あなたの帰りをここで待たせてもらいました」
「……なるほど。よくもぬけぬけとそこまで正直に話せたものだな。どいつもこいつもこの阿呆の口車に乗せられたマヌケどもと言うことか」
ギロリと周辺を見渡すと、上手くカモフラージュされた他の皇魔貴族が姿を現した。
「ベルギルツ殿!せっかく隠れていたのに何を言っているのですか!?完全に優位性が失われましたぞ!」
「いや、グルガン殿は最初から気付いている。ベルギルツ殿が口を滑らさずとも背後を取っていれば首が飛んでいたであろうな」
男爵と子爵の姿がグルガンを囲んで殺気立っている。ベルギルツは肩を竦ませて余裕綽々に言い放つ。
「正面切って戦えば私たちは負けるでしょうが、こうして囲んでしまえば猛獣の相手でも容易いもの。魔力の総量や腕力一辺倒では勝てぬ世界を学んでいただきましょう。さぁ少々脅し文句を使わせていただきますが、殺されたくなければ女神の欠片をこちらに渡してもらいましょうか?」
「その小さな脳みそではそれが限界だなベルギルツ。レッド=カーマインとの戦いから何も学んでいないと見える。力が全てではない。納得させる知力もまた力なのだ。こうして囲んで我を脅したところで欠片が出てくると思うか?貴公らが陳謝し罰を受けるか、実力行使に出て一戦交えるか。どちらか選ぶが良い」
「ふはははっ!!」
ベルギルツは高らかに笑う。グルガンが訝しそうに眉をひそめたところで得意げに話し始めた。
「実は私はあなたが思っても見ないところで監視の目を光らせておりましてなぁ、ある地点でいつも見失っていることに気付き、最近まで調査していたのですよ。私が向かわせた者共がすでに結界の突破を試みていることでしょう。あなたのひた隠す弱みへの結界をねぇ!……言ったでしょう?私はあなたを見ていますとね」
その瞬間にグルガンの目がカッと見開く。
「そう来たか……そこに踏み入るならば命はないと思え」
「これは良い!グルガン様が狼狽するほどの何かがそこにはあるということですね?!いやぁ楽しみですねぇ!……どうでしょうグルガン様。ここはひとつ私の脅しに屈してみませんか?悪いようには致しません。今ここで、私たちに欠片をお渡しください。ひとつだけでも結構です。そうすれば今来た道を引き返し、大切なものを守ることが出来ます。さぁ!」
ベルギルツの広げた手に対し、グルガンはスッと指を1本立てた。そして次の瞬間、ボッと空気を切り裂く音と共に見えなくなるほどの速度で腕を振り抜いた。
ビキィッ
ベルギルツの陶器のようなツルツルで白い仮面に蜘蛛の巣のようなヒビが走る。あまりの威力に頭は仰け反り、足は背後にたたらを踏んだ。
「グルガン!貴様!!」
周りの男爵たちが熱り立つが、ベルギルツが高らかに笑った。
「はーっはっはっはっ!!よろしいよろしい!!戦争ですねぇ!!こうなったらあなたの大切なものをすべて粉々にして……!!」
「黙れベルギルツ。もう愛想が尽きたわ。貴公らも覚悟しておけよ」
「覚悟するのは貴様の方だ!!この包囲を抜けられると思うのか!!」
「……我はフィニアスにすら話していないことがある。例えば……ある地点からある地点までをひと息で移動可能であるとかな」
グルガンの言葉の意味を理解出来たのは、目の前から瞬時に消えたのを確認した直後だった。
「瞬間移動だと?!馬鹿な!!」
「こんな……!あり得ん!?」
全員が狼狽える中、ベルギルツは腕を上げて雲を掴むような動きをしながら「待てぇぇぇっ!!」と声を張り上げた。瞬間移動などというふざけた力を目の当たりにし、何も出来ない悔しさから出たのは虚空を掴むという意味のないポーズだった。
ガチャッ
ベルギルツの願いが通じたのか、扉が開け放たれた。グルガンの背後を取っていた男爵は振り向きざまに飛び退く。誰が来たのか目を凝らすと、赤髪の男の姿があった。男爵と目があった男は小さくぺこりと頭を下げた。
「あ、えっと……ど、どうも~。グルガンさんはいますか?」
忘れもしないその顔はレッド=カーマイン。レッドを認識した皇魔貴族の面々は背筋を凍らせた。
久しぶりに帰郷し、家族との幸せな団欒を過ごしている最中に起こった侵入劇。大切なひと時の邪魔をした侵入者を許しては置けない。至って冷静に対処したいところだが、どうしても早足で歩いてしまう。逸る気持ちを抑え切れず最下層にさっさとたどり着き、玉座の間への扉を開け放った。
「おやぁっグルガン様!早かったですねぇ!」
「何のつもりだベルギルツ!!我が城に勝手に入るなど許されざる行為だ!!その汚い尻を玉座から退けろ!!」
玉座に座って調子に乗るベルギルツにグルガンは牙を剥き出しにして叫ぶ。ベルギルツは含み笑いでくつくつと笑い、素直に立ち上がった。
「私はねグルガン様。非常に納得のいかないことが起こりすぎていて極度のストレスを抱えておりまして、このくらいの非礼はお許しいただきたく思っております」
「吐かせっ!もう貴公の発言など聞きたくもない!とっとと出て行かぬなら実力行使を取らせてもらうぞ!!」
「私が何の考えもなくこのような行いに走ると本気でお思いですか?……そう目くじらを立てずにお聞きください。すぐに済みますとも」
玉座に上がる階段を1段1段ゆっくり降りるベルギルツ。距離が縮まる度にグルガンは臨戦態勢となっていくが、その殺気を見ないふりでもしているのか、ベルギルツは一切無視して歩みを止めることはない。
「いくら考えても女神復活はあり得ないことだと私たちは考えているのです。あの時は気の迷いで交換条件を出しましたが、やはり反故にすべきだと判断を下しました。なので勝手ながらここに侵入し、女神の欠片を強奪しようと考えたのですが、何とも素晴らしいことにあれだけ多くの欠片がどこを探しても見当たらないのですよ。よくも完璧に隠し通せたものです。お手上げですので、あなたの帰りをここで待たせてもらいました」
「……なるほど。よくもぬけぬけとそこまで正直に話せたものだな。どいつもこいつもこの阿呆の口車に乗せられたマヌケどもと言うことか」
ギロリと周辺を見渡すと、上手くカモフラージュされた他の皇魔貴族が姿を現した。
「ベルギルツ殿!せっかく隠れていたのに何を言っているのですか!?完全に優位性が失われましたぞ!」
「いや、グルガン殿は最初から気付いている。ベルギルツ殿が口を滑らさずとも背後を取っていれば首が飛んでいたであろうな」
男爵と子爵の姿がグルガンを囲んで殺気立っている。ベルギルツは肩を竦ませて余裕綽々に言い放つ。
「正面切って戦えば私たちは負けるでしょうが、こうして囲んでしまえば猛獣の相手でも容易いもの。魔力の総量や腕力一辺倒では勝てぬ世界を学んでいただきましょう。さぁ少々脅し文句を使わせていただきますが、殺されたくなければ女神の欠片をこちらに渡してもらいましょうか?」
「その小さな脳みそではそれが限界だなベルギルツ。レッド=カーマインとの戦いから何も学んでいないと見える。力が全てではない。納得させる知力もまた力なのだ。こうして囲んで我を脅したところで欠片が出てくると思うか?貴公らが陳謝し罰を受けるか、実力行使に出て一戦交えるか。どちらか選ぶが良い」
「ふはははっ!!」
ベルギルツは高らかに笑う。グルガンが訝しそうに眉をひそめたところで得意げに話し始めた。
「実は私はあなたが思っても見ないところで監視の目を光らせておりましてなぁ、ある地点でいつも見失っていることに気付き、最近まで調査していたのですよ。私が向かわせた者共がすでに結界の突破を試みていることでしょう。あなたのひた隠す弱みへの結界をねぇ!……言ったでしょう?私はあなたを見ていますとね」
その瞬間にグルガンの目がカッと見開く。
「そう来たか……そこに踏み入るならば命はないと思え」
「これは良い!グルガン様が狼狽するほどの何かがそこにはあるということですね?!いやぁ楽しみですねぇ!……どうでしょうグルガン様。ここはひとつ私の脅しに屈してみませんか?悪いようには致しません。今ここで、私たちに欠片をお渡しください。ひとつだけでも結構です。そうすれば今来た道を引き返し、大切なものを守ることが出来ます。さぁ!」
ベルギルツの広げた手に対し、グルガンはスッと指を1本立てた。そして次の瞬間、ボッと空気を切り裂く音と共に見えなくなるほどの速度で腕を振り抜いた。
ビキィッ
ベルギルツの陶器のようなツルツルで白い仮面に蜘蛛の巣のようなヒビが走る。あまりの威力に頭は仰け反り、足は背後にたたらを踏んだ。
「グルガン!貴様!!」
周りの男爵たちが熱り立つが、ベルギルツが高らかに笑った。
「はーっはっはっはっ!!よろしいよろしい!!戦争ですねぇ!!こうなったらあなたの大切なものをすべて粉々にして……!!」
「黙れベルギルツ。もう愛想が尽きたわ。貴公らも覚悟しておけよ」
「覚悟するのは貴様の方だ!!この包囲を抜けられると思うのか!!」
「……我はフィニアスにすら話していないことがある。例えば……ある地点からある地点までをひと息で移動可能であるとかな」
グルガンの言葉の意味を理解出来たのは、目の前から瞬時に消えたのを確認した直後だった。
「瞬間移動だと?!馬鹿な!!」
「こんな……!あり得ん!?」
全員が狼狽える中、ベルギルツは腕を上げて雲を掴むような動きをしながら「待てぇぇぇっ!!」と声を張り上げた。瞬間移動などというふざけた力を目の当たりにし、何も出来ない悔しさから出たのは虚空を掴むという意味のないポーズだった。
ガチャッ
ベルギルツの願いが通じたのか、扉が開け放たれた。グルガンの背後を取っていた男爵は振り向きざまに飛び退く。誰が来たのか目を凝らすと、赤髪の男の姿があった。男爵と目があった男は小さくぺこりと頭を下げた。
「あ、えっと……ど、どうも~。グルガンさんはいますか?」
忘れもしないその顔はレッド=カーマイン。レッドを認識した皇魔貴族の面々は背筋を凍らせた。
0
お気に入りに追加
60
あなたにおすすめの小説
ゲームの世界に堕とされた開発者 ~異世界化した自作ゲームに閉じ込められたので、攻略してデバックルームを目指す~
白井よもぎ
ファンタジー
河井信也は会社帰りに、かつての親友である茂と再会する。
何年か振りの再会に、二人が思い出話に花を咲かせていると、茂は自分が神であると言い出してきた。
怪しい宗教はハマったのかと信也は警戒するが、茂は神であることを証明するように、自分が支配する異世界へと導いた。
そこは高校時代に二人で共同制作していた自作ゲームをそのまま異世界化させた世界だという。
驚くのも束の間、茂は有無を言わさず、その世界に信也を置いて去ってしまう。
そこで信也は、高校時代に喧嘩別れしたことを恨まれていたと知る。
異世界に置いてけぼりとなり、途方に暮れる信也だが、デバックルームの存在を思い出し、脱出の手立てを思いつく。
しかしデバックルームの場所は、最難関ダンジョン最奥の隠し部屋。
信也は異世界から脱出すべく、冒険者としてダンジョンの攻略を目指す。
アルゴノートのおんがえし
朝食ダンゴ
ファンタジー
『完結済!』【続編製作中!】
『アルゴノート』
そう呼ばれる者達が台頭し始めたのは、半世紀以上前のことである。
元来アルゴノートとは、自然や古代遺跡、ダンジョンと呼ばれる迷宮で採集や狩猟を行う者達の総称である。
彼らを侵略戦争の尖兵として登用したロードルシアは、その勢力を急速に拡大。
二度に渡る大侵略を経て、ロードルシアは大陸に覇を唱える一大帝国となった。
かつて英雄として名を馳せたアルゴノート。その名が持つ価値は、いつしか劣化の一途辿ることになる。
時は、記念すべき帝国歴五十年の佳節。
アルゴノートは、今や荒くれ者の代名詞と成り下がっていた。
『アルゴノート』の少年セスは、ひょんなことから貴族令嬢シルキィの護衛任務を引き受けることに。
典型的な貴族の例に漏れず大のアルゴノート嫌いであるシルキィはセスを邪険に扱うが、そんな彼女をセスは命懸けで守る決意をする。
シルキィのメイド、ティアを伴い帝都を目指す一行は、その道中で国家を巻き込んだ陰謀に巻き込まれてしまう。
セスとシルキィに秘められた過去。
歴史の闇に葬られた亡国の怨恨。
容赦なく襲いかかる戦火。
ーー苦難に立ち向かえ。生きることは、戦いだ。
それぞれの運命が絡み合う本格派ファンタジー開幕。
苦難のなかには生きる人にこそ読んで頂きたい一作。
○表紙イラスト:119 様
※本作は他サイトにも投稿しております。
一般トレジャーハンターの俺が最強の魔王を仲間に入れたら世界が敵になったんだけど……どうしよ?
大好き丸
ファンタジー
天上魔界「イイルクオン」
世界は大きく分けて二つの勢力が存在する。
”人類”と”魔族”
生存圏を争って日夜争いを続けている。
しかしそんな中、戦争に背を向け、ただひたすらに宝を追い求める男がいた。
トレジャーハンターその名はラルフ。
夢とロマンを求め、日夜、洞窟や遺跡に潜る。
そこで出会った未知との遭遇はラルフの人生の大きな転換期となり世界が動く
欺瞞、裏切り、秩序の崩壊、
世界の均衡が崩れた時、終焉を迎える。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
異世界生活研修所~その後の世界で暮らす事になりました~
まきノ助
ファンタジー
清水悠里は先輩に苛められ会社を辞めてしまう。異世界生活研修所の広告を見て10日間の研修に参加したが、女子率が高くテンションが上がっていた所、異世界に連れて行かれてしまう。現地実習する普通の研修生のつもりだったが事故で帰れなくなり、北欧神話の中の人に巻き込まれて強くなっていく。ただ無事に帰りたいだけなのだが。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる