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アレフ達と別れてから初めてのダンジョンです!
じゅうひち。『角が前向きに長く伸びた、バイソンやヌーみたいなシルエット。背筋に添って中ほどまで続く短く硬い黒い鬐は山猪のよう』──巨獣と対戦
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🐗
角が前向きに長く伸びた、バイソンやヌーみたいなシルエット、背筋に添って中ほどまで続く短く硬い黒い鬐は山猪のよう。
筋骨隆々な偶蹄類の脚。でも前脚は鋭い爪の生えた熊の手みたいで、攻撃を仕掛けるフィルタさんを払おうとする、その振り抜きはかなりスピードがあって、また力強そう。
これまた大きさはかなりあって、小さな山が動いてるみたいだ。
つやのあるごく短い毛が密集している様子は水牛の皮みたい。
つまり、波打つように上向きに反った角が前向きに生えているのと、前足が熊の掌のようなのを除けばほぼ、巨大な黒い水牛に見える巨獣。
重たそうな身体に反して、かなり動きは素早く、一撃が重い。
フィルタさんは魔力を乗せた剣圧で攻撃してて、ベヒモスの腕を振り抜く横薙ぎも喰らわない。
アネッタさんは少し苦戦。
魔法が効かないのだ。あの水牛の毛皮のような身体は、魔法を吸収するみたい。
弾くのでもなく、弱体化・無効化するのでもなく、吸収するのである。
何でも食べて何でも飲み込むって、体表からでも有効なの!?
仕方なく、試験管型魔族とのキメラや、袋を持った魔族が時折増えるのを落とす事にしたみたい。
あれらも、放置していると、魔力を吸われたり、閉じ込められてしまうから後回しにも出来ないのだ。
それにしても、いくら、魔力は吸いとって集め放題とはいえ、これだけの数の試験管や瓶と魔族を、錬金術で融合させたなぁ⋯⋯
皮袋を持った妖精も、瓶とキメラにした魔族も、こんなにたくさん召喚出来るのは、純粋に凄いと思う。
本当に、どんどん出て来るのだ。疲れないのかな。
なんだか、ここまで来ると、手段のための目的に変わりつつないのだろうか?
何かをなすための、魔力を集める手段のための錬金術じゃなかったのかな。
フィルタさんの物理攻撃は有効なものの、乗せてる魔力が吸収されて回復に回されていて、効率が悪い上に、アネッタさんの魔族を打ち漏らした魔法まで拾って食べている。
あれじゃ、いつまで経っても終わらないよ。
角が前向きに長く伸びた、バイソンやヌーみたいなシルエット、背筋に添って中ほどまで続く短く硬い黒い鬐は山猪のよう。
筋骨隆々な偶蹄類の脚。でも前脚は鋭い爪の生えた熊の手みたいで、攻撃を仕掛けるフィルタさんを払おうとする、その振り抜きはかなりスピードがあって、また力強そう。
これまた大きさはかなりあって、小さな山が動いてるみたいだ。
つやのあるごく短い毛が密集している様子は水牛の皮みたい。
つまり、波打つように上向きに反った角が前向きに生えているのと、前足が熊の掌のようなのを除けばほぼ、巨大な黒い水牛に見える巨獣。
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フィルタさんは魔力を乗せた剣圧で攻撃してて、ベヒモスの腕を振り抜く横薙ぎも喰らわない。
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魔法が効かないのだ。あの水牛の毛皮のような身体は、魔法を吸収するみたい。
弾くのでもなく、弱体化・無効化するのでもなく、吸収するのである。
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何かをなすための、魔力を集める手段のための錬金術じゃなかったのかな。
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あれじゃ、いつまで経っても終わらないよ。
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