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暗いダンジョンの中で捨てられました──捨てる勇者あれば拾う妖精あり?
きゅう。『みんなには内緒だけど、この単眼鏡は、宝箱の罠や中味を100%見抜く』──鑑定スキルを持ってる人は稀なので、秘密です
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私の、処理ミスによりこの九話、消失しました
現在復旧中です(⚠️書き直しました✨)
読みかけの方、読み直しされる方、違和感出たら申し訳ありません
(バックアップするクセをつけねば・・・)
🔍
みんなには内緒だけど、この鑑定単眼鏡は、宝箱の罠や中味を100%見抜く。
特殊技能とカテゴリされるくらい、【鑑定】を持つ人は稀な上に、鑑別能力と判定確率はその人の知識知能に左右される。
私のような、教養のない田舎娘が100%なんてありえないのだ。
クリスやキャロラインには、バレてると思う。
アレフやエドガーには、運気999ってすごいねーで通している。
この魔法具『お宝を探す探偵単眼鏡』 アイテム、魔物の鑑別はもちろん、隠し通路見つけたり、──秘密にしているのだけれど、なんと人間にまで使えちゃうのだ。
誰だって、勝手に能力値見られたり、秘密にしておきたい技能や神様からの贈り物を知られたくないよね?
女神様に【英雄】を与えられているアレフは、実は特殊技能【鑑定】も持っている。
アレフが色んな経験を積んだりお勉強したりして、知識知能を上げることで鑑別範囲や確率がよくなるのだけれど、まだ人にはうまく使えないみたい。
それでもたまたま、私の運気999を視て、声をかけてきたのだ。
「失礼した。君の能力値が視えてしまった。その事は詫びよう。その上でお願いなのだが、私と共に行かないか?」
──私と共に生きないか?
オウジサマにプロポーズされたのかと思った。
聞き間違いだったのだけど。
私の住んでた町では、子供はみな、5~6歳で家業を手伝い始め、10歳には自分の仕事を持つ。
私は、針仕事も家畜の世話もあまり手早く上手くできなくて、掃除洗濯などの家事も目立った失敗はしないものの、褒められたり役立つほどではなかった。
そんな私が、嫁に行けるはずもなく、手堅い職にも就けず、このまま田舎にいたのでは、何も起こらないし、何も出来ない。
そう思ったので、12歳になる年に、町の教会で神父様の学舎を卒業するとすぐこの大きな街に出て、ギルドカードが身分証にもなる事もあって、冒険者協会で登録をした。
神父様のおかげで、読み書きは出来るし、ひとりでお買い物も出来る。
お祖母さんの形見の魔法具、『無限収納付与ポーチ』と『お宝を探す探偵単眼鏡』『癒しの夜光石の杖』があれば、多少怪我してもなんとかなるだろうから、冒険出来ると思ったのだ。
協会の受付や依頼掲示板のまわりには、強そうな戦士や賢そうな魔法使いがいっぱいいて、ちょっと怖かった。
私みたいな田舎から出てきたおのぼりさん丸出しの子供を仲間にしてくれるような人もいるはずもなく。
教会で、薬になる植物の栽培のお手伝いもしてたので、初めは薬草採取くらいから、まずはひとりでと思っていたところ、きらきら王子さまのようなアレフに声をかけられたのだ。
以来、約2年、一緒に旅してきた。
現在復旧中です(⚠️書き直しました✨)
読みかけの方、読み直しされる方、違和感出たら申し訳ありません
(バックアップするクセをつけねば・・・)
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みんなには内緒だけど、この鑑定単眼鏡は、宝箱の罠や中味を100%見抜く。
特殊技能とカテゴリされるくらい、【鑑定】を持つ人は稀な上に、鑑別能力と判定確率はその人の知識知能に左右される。
私のような、教養のない田舎娘が100%なんてありえないのだ。
クリスやキャロラインには、バレてると思う。
アレフやエドガーには、運気999ってすごいねーで通している。
この魔法具『お宝を探す探偵単眼鏡』 アイテム、魔物の鑑別はもちろん、隠し通路見つけたり、──秘密にしているのだけれど、なんと人間にまで使えちゃうのだ。
誰だって、勝手に能力値見られたり、秘密にしておきたい技能や神様からの贈り物を知られたくないよね?
女神様に【英雄】を与えられているアレフは、実は特殊技能【鑑定】も持っている。
アレフが色んな経験を積んだりお勉強したりして、知識知能を上げることで鑑別範囲や確率がよくなるのだけれど、まだ人にはうまく使えないみたい。
それでもたまたま、私の運気999を視て、声をかけてきたのだ。
「失礼した。君の能力値が視えてしまった。その事は詫びよう。その上でお願いなのだが、私と共に行かないか?」
──私と共に生きないか?
オウジサマにプロポーズされたのかと思った。
聞き間違いだったのだけど。
私の住んでた町では、子供はみな、5~6歳で家業を手伝い始め、10歳には自分の仕事を持つ。
私は、針仕事も家畜の世話もあまり手早く上手くできなくて、掃除洗濯などの家事も目立った失敗はしないものの、褒められたり役立つほどではなかった。
そんな私が、嫁に行けるはずもなく、手堅い職にも就けず、このまま田舎にいたのでは、何も起こらないし、何も出来ない。
そう思ったので、12歳になる年に、町の教会で神父様の学舎を卒業するとすぐこの大きな街に出て、ギルドカードが身分証にもなる事もあって、冒険者協会で登録をした。
神父様のおかげで、読み書きは出来るし、ひとりでお買い物も出来る。
お祖母さんの形見の魔法具、『無限収納付与ポーチ』と『お宝を探す探偵単眼鏡』『癒しの夜光石の杖』があれば、多少怪我してもなんとかなるだろうから、冒険出来ると思ったのだ。
協会の受付や依頼掲示板のまわりには、強そうな戦士や賢そうな魔法使いがいっぱいいて、ちょっと怖かった。
私みたいな田舎から出てきたおのぼりさん丸出しの子供を仲間にしてくれるような人もいるはずもなく。
教会で、薬になる植物の栽培のお手伝いもしてたので、初めは薬草採取くらいから、まずはひとりでと思っていたところ、きらきら王子さまのようなアレフに声をかけられたのだ。
以来、約2年、一緒に旅してきた。
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