男はエルフが常識？男女比1：1000の世界で100歳エルフが未来を選ぶ

9話 トラウマ

80年前の20歳の時に母親死んで叔母に誘拐された。

いや～チートとか困りながらも実はテンション上がったんだけど、
安易に行動してトラウマ増やすと引きこもりになる未来しかない。そうすると社会不安？でおそらく俺もみんなも未来が暗い感じになる。

今世の振り返りもして慎重な行動を心がけないとな。

親が死ぬと男は結構保護施設行きになる。未成年の場合は特に。
そうしないと身内が親権欲しさに母親をコロしちゃうことがあるらしくてそためのあらかじめの予防。
成人してる場合は恋人になりたい女性が、男の母親が邪魔だと思ってとか・・・怖。

ただ、俺の場合は母さんが突然死で一緒に住んでた叔母とも離れることになったんだよね。

成人してたしとりあえず3年ぐらい施設でって話が進んでて、身内の面会もOKにしてたんだけど叔母さんがそれ頭にあったかの分からない。

叔母さんからしたら姉である母が突然死んだのは青天の霹靂で、
俺とは一生離れ離れだと思いこんだぽい。そのまま施設暮らし快適だからその可能性あったけどさ・・・

『宝ちゃん・・・私から離れないで・・』

誘拐監禁、それ以上・・・をする前に言ってくれたら話し合いもできたんだけどねぇ・・・

・・・これも人生の分岐点だったんじゃ？
・・・今の分岐の方が重大だったと思っておこう。

童貞喪失の後に俺は警察に保護されて叔母とはそれっきり。
俺が100歳になってるし死んでるはず。

それからしばらくは引きこもってて30年前位から奉仕活動に僅かにだが参加し始めた。

それでも警察や施設員以外の女性はちょっと怖く感じて
男性耐性1級を取得してる人達限定としての握手会とか警察署に見学など、奉仕活動をしてない訳じゃないけど、
交友ランクBという高ランクとしては許容範囲がかなり狭い方なのである。

これからどうするかだよなぁ～
1つしかやる事決まってない。

記憶戻って約１週間経ったけど特になにかしてるわけじゃない。

パラパラと施設員さんに買ってきてもらった雑誌や恋愛本（女性用）を雑に読む。

何も知らないと話のきっかけとかも難しそうだし、女性の事を知らないとね。