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第二章

俺の行動は間違いらしい

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「に、兄さん、何してるの…?頭でも打った…?」とリアムは言い、俺の頭を撫でた。
「え?!リアム、おr、…僕の事嫌いなんじゃなかったの?!僕てっきり寂しかったのかなって…」とリアムを見るとリアムは、顔を朱色に染め、明後日の方向を見ながらキョロキョロさせていた。

俺は一旦リアムから離れ、リアムに対して言った。

「リ、リアム?」
「んん…」
「どうかしたの…?」
「ちょ、ちょっと…黙って………」
「ぇ………」

どうしよ……怒らせちゃったぁぁぁ!!
殺される?嫌だ、嫌だ!!
まだBLを拝んでないんだよ!!
お願い!!頼む!

「ち、違う…。」
「ぇ…﹖」
「そうじゃなくて………は、恥ずかしくて、つい…。」

おい、このシーン見たことあるぞ。
転校生がリアムたんとの初対面時に“寂しいの…?大丈夫、僕がいるからね。”って言ったらリアムたんが、“そうじゃなくて…は、恥ず~以下略~”って言ったシーン!!

何故そんな大事なシーンをこんなモブが…?

「つ、つまり…?」
「僕…、優しくされるの、慣れてないから…。」


段々リアムの顔が暗くなっていく。

「前の、お母様………怖かったから…。こんな事されるの…初めてだから………。」
「うん、ゆっくりでいいよ…。」
「慣れて、なくて…。心許しちゃった途端に、前の、お母様みたいに…、皆なっちゃうのかなって…。怖くて…。そんな事になるくらいなら、信じない方が楽だって…。」

リアムの綺麗な緑色の瞳に涙が浮かぶ。

「うん、怖かったんだもんね。大丈夫だよ。」
「うっ…ふぇっ……」
「大丈夫、僕のお母様とお父様はとっても優しい人なの、勿論僕もね。信じて大丈夫。それでも、怖かったらこれを持ってて。」と俺はリアムの手にネックレスを渡した。

そのネックレスは、青く綺麗に輝いている宝石が付いていて、首に掛ける部分は、細くて細かく繋げられた鉄製の物である。
このネックレスは、レイの1歳の誕生日にお父様から貰った誕生日プレゼントの内の1つ。その時お父様は、「寂しくなったら、このネックレスを見なさい。きっと、助けてくれる筈だよ。そして、大人になった時に大事で守りたい人に渡しなさい」ってこのネックレスの意味を聞いたときに言われた。

まだ年端も行かぬ子供にそんな話をするなって思うけど。
作中に、“レイは、涙を流しながら青い綺麗なネックレスを見た。”と書いてあって、その文を見てた俺は気にも止めずに読んでたけど、まさかそんな裏話があるとは…!
それに、リアムのトラウマ虐待説とか作中に書いてなかった!!
もう!!

「こ、れは…?」
「ふふ、これはね~」と俺はリアムにネックレスの事を話した。
「僕が大事な、人?」とリアムは不思議そうに俺の事を見つめた。
「ふふ、うん!勿論だよ!大切な家族だもの!!」と答えるとリアムは顔を朱色に染めながら「じゃあ…兄さんは僕の事が好きですか……?」と言った。

「うん!!大好きだよ~!」とリアムに勢いよく抱き着く。

実際、前世ではリアムたん×転校生推しだったし。

「ぁゎゎ…」とリアムは小声で呟いた。
「ね!僕にもお母様にも、お父様にと甘えて!!」と言い、リアムから離れた。

すると、リアムは頬を朱色に染め、真面目な顔で「兄さん、僕から離れて行かないでね…」とリアムがいった。
「え、えぇ…?」と思わず間抜けな声が出る。

それから、リアムは俺やお母様、お父様に甘える様になった。
お父様とお母様には、少しだけ甘えたり…。
甘えるといっても、「飴を食べたいです…」という、甘えるといっても良いのか分からないレベルなのだが。

しかし、俺には「兄さん、ぎゅってしてください」「兄さん、褒めてください」「兄さん、撫でてください」etc…。

でも、とても可愛いから良い。

そして、今!

今日は、待ちに待ってたリアムの入学式!
因みに、高校の名前は「私立名門ノウブル高等学校」
ノウブルは、堂々とした、立派なって意味だよ。

私立名門ノウブル高等学校…略してノウ校

ノウ校での入学式の時間は、9時45分から。
現在時刻は7時30分。

それまでは、自由時間となっている。

俺が寮部屋がずらっと並んでいる寮校舎の廊下に立っていると「あっ!レイおはよっ」と後方から声を掛けてきたのは、ノア。
ノアは、作中には登場してない完全モブだけど、金髪で綺麗な金色の目をしてて、血色の良い、少しピンクがかったウォーム系の肌の色をしている美形なのだ。

「おはよう、ノア」と俺が微笑むとノアも微笑んだ。

すると、「はよ…ったくめんどくせー」と部屋からダルそうに出てきたのはギル。

ギルは、作中に登場している主人公枠。
本当は俺達と関わりが一切無いが、まー色々あって、友達になった。

「ギル、おはよう」と俺が挨拶をするとノアも、「あ、ギル!おはよ!!」と言った。
「おぉ…。腹減った、レイ。」とギル。
ギルに続いてノアも「そう言えば、僕もぉー」と言った。

「確かにそうだね~。食堂にでも行こっか」



───食堂

「わっ…めっちゃ混んでる…。」と食堂に着いいてから、俺が言うと奥から「レイ様?!」「ねぇ!ギル様も、ノア様も居る!!!」という声が一気に聞こえる。

「うぅ…」と俺が言うとノアが「レイ、大丈夫?はぁ、食堂なんて来るんじゃ無かった…。僕の部屋で食べよう?」と言った。


どうして、食堂に行っただけで、こんなにも歓声が出るかって?
簡単に言うと、本編では俺の家って俺が我儘言い過ぎて、そこまで高い地位でもなく、本編俺の態度が悪いから、キャー!とか言われなく逆にうわ…的な声しか出なかったんだけど、記憶取り戻した俺は推し作品の世界観に入れただけで大満足だったから、我儘を言わず、良い態度で接してたから地位、権力のり、更に態度良く接していたので、こんな俺に歓声がでる。

ギルとノアは、家もいいし、態度も顔も良いから、親衛隊が出来たんだ。
ギルは、態度はあんまりだけど。

親衛隊ってのは、アイドルのガチ勢ファンみたいな物。


「でも…、お兄ちゃんとしてリアムに学校案内したいっ」と俺が言うとギルが「あ?レイ、弟いたのか?」と言った。
「うん、そうだよ。あれ、言ってなかった?」
「僕も初耳~」とノアがいった

「言ってなかったか~。今日入学してくるんだよ!」と俺が言うとギルが「ふーん。リアムか…。まー、取り敢えず食堂か部屋、どっちで食う?」と俺に聞いた。

「食堂!!」と俺が言うと二人は笑って座る席が無いか探した。

すると「レイ~!ノア~!ギル~!席、取っておいたよ~~!!」と奥から声がした。
「あっ、ルカ!」

ルカは、本編に登場している主人公枠!
ルカは、赤色の綺麗な髪に赤茶の目の、美青年!!

「席取ってくれて、ありがとっ!」と俺が礼を言うとルカは可愛く笑って「ふふ、どう致しまして。さ、早く注文しよう」と言った。
ルカは本当に可愛いし、格好良い!!

「ん~、何食べよっかなぁ」

メインメニューには[𝙷𝙾𝚃 𝙲𝙰𝙺𝙴🥞] [𝙷𝙾𝙽𝙴𝚈 𝚃𝙾𝙰𝚂𝚃🍞] [𝙲𝙴𝚁𝙴𝙰𝙻🌾] [𝚂𝙰𝙻𝙰𝙳🥗]等、各写真付きで書かれている。

「俺は、肉にする」とギルが言った。

朝から肉なんてメニューにあるの?…と、思うかもしれないが、メインメニューの下の方に、[よく食べる方!! 𝙱𝙴𝙴𝙵🐄,𝙿𝙾𝚁𝙺🐖,𝙿𝙾𝙻𝚃𝚁𝙰𝚈🐔  ヴィーガンの方!!  ~省略~]と書いてある。

ドリンクメニューも水から何まで、色々と豊富だ。

「よしっ!決まった!!俺は~ホットケーキで!」と俺が言うとノアとルカもホットケーキにした。
その後、ギルはデザートとしてホットケーキを注文していた。


──「んん~!ご馳走様でしたぁ!!あ~~美味しかった!あっ、ちょっと出てくるね!」と俺は言い、とある場所に向かった。




俺が来たのは、家族と会える〈Family room〉って場所。
ファミリールームは、特別なカードキーを持ってる人しか使えないんだ。
カードキーをGETする方法が、成績でトップ10に入ること。
リアムに会うために頑張ったんだから!

ここでお母様とお父様、そしてリアムに会う予定。


突然、扉を勢い良く開ける音がした。

「っ!兄さん!!」とリアムはファミリールームに入るや否や、俺に抱きついて来た。
「わっ。リアム、久し振り!元気してたか?」と俺がリアムを抱き返すとリアムは嬉しそうに頬擦りしてきた。

「兄さんが居なくて寂しかった……。でも、今日からずっといれるから嬉しい…」と頬擦りを辞めて、俺を

そう、リアムは俺より背が高くなっているのだ。
攻め力凄い。

「ふふ、良かった。お母様とお父様は?」とリアムに聞くとリアムは、「お母様とお父様は、先生の説明を受けてから来るって」と言った。

「そう。その間何もすること無いね…?」
「うん、でも僕は兄さんといれるだけで楽しいよ」
「えぇ~。ふふ、ねえ、リアム」
「何?」

「校内探検してみる?」

「うん!兄さん、目がキラキラしてるよ」とリアムが俺と目を合わせた。

前世陰キャな俺は、こんなthe陽キャ系のリアムと心の準備もせずに目を合わせるのは、慣れないので目を逸らすと、リアムは不満そうに俺の頭を撫でた。

「むぅ…」とリアムは声を漏らす。
「ふふ、ごめん、ごめん。ほら、いいよじ~っくり見て?」と俺がリアムの目を見ると今度はリアムが目を逸らした。
「あ、リアムも目逸らしたぁ~!」と言うと部屋の外からノアの声が聞こえた。

《レイ~!出て来てよぉ~!》とノアの声がする。
ドアを開けると、ノア、ギル、ルカ…そして、2年のテディが居た。

「あっ、テディどうかしたの?」と俺がテディに挨拶をするとテディは、フンッとそっぽを向いた。

あちゃ~、これ拗ねてる…。

テディは、2年生で俺の先輩。
本当は家柄関係無く、先輩だったら呼び捨てもタメ口も礼儀が悪い、と自然とその様なルールが出来たがテディが俺に呼び捨てしろだの敬語やめろだの言ってきたので、している。
因みにテディは、ハニーブロンド色の髪で、目はキラキラ輝く蜂蜜みたいな色をしている。
そして、テディは本編ではモブ役なのに、テディ×転校生が人気過ぎて、二次創作も作られたものだ。

「この人達は誰?」とリアムが俺の首に手を回してバックハグをしてきた。
何故かリアムはニヤニヤしている。

「ふふ、俺の友達だよ!左から、ノア、ギル、ルカ、そして先輩のテディ!」と言うとリアムが「ふーん…」と拗ねたような声を出した。

「えっと、君は誰?」とルカが言うとリアムが「兄さんの弟のリアム…」と言った。
 「そう、君がリアム君ね。よろしくね」とルカがリアムに微笑むとリアムは「あー、うん。」と言った。

「こら、リアム!ちゃんとお返事して!」と言うとリアムは拗ねた声で「…ども」と言った。

「おい、レイ。来い」とテディが「不満です」という顔で言った。

この顔をしている時のテディは、色々と手間が掛かる…。
はぁ………。


「兄さん…行っちゃうの…?」とリアムが目尻を下げいった。

「………行かない」

「いや、来い!!弟、悪ぃな。全然レイに会えなくて、少し話したい事があるんだ。」とテディが俺の腕を掴み、スタスタと歩き出した。
「えっ、わっ、リアム、また後でね!」とリアムに急いでお礼を言い、テディに足をもたつかせながらも、付いていく。



ふとテディを見ると、テディの耳が紅く染まっていた。
これは、“寂しかった”という合図だ。

テディは、ぶっきらぼうな口調とは裏腹に、とても繊細で傷付きやすく、寂しがり屋なのだ。
まるで兎みたいだ…。

因みに、テディは主人公枠で本編では、癒しを求める対象が転校先だったのだが、今は俺となっている。
きっと、転校先に会ったら対象も変わるんだろうけど。

そして、テディとは1ヶ月以上会えていない。記録更新だ。
今までは会っていなくても最高1週間だというのに。
でも、会えないかったのには理由がある。
それは、勉学やら何やらでタイミングが合わず、会えなかったのだ。

その時は、拝もう。

そして、いつもの場所__人気のない、日光によって緑色に輝く森林の中に来た。

「………俺のこと嫌いになったんだ…」とテディが呟く。
テディは長期間会えないと、ネガティブ発言をしてしまう。
「テディ、嫌いになんてなってないよ。大丈夫…、大丈夫。」とすかさず慰める。

「違う。嫌いになったんだ…。」

「大丈夫、嫌いになってないよ…。」

「嘘だ…。も、もうレイなんか嫌いっ…だ、大き、らい…」

「そ、そんな………嫌いになるなんて…悲しいなぁ…。泣いちゃうなぁ。はぁぁ、やっぱりテディの事、嫌いになっちゃうかもなぁ」

「っ、や、やだ…。ご、ごめんなさ…ふぇっ」とテディのひとみから涙が溢れたところで、俺はテディの涙を拭う。

「嘘だから、泣かないで?ほら、おいでテディ」とテディに向けて腕を広げるとテディが勢い良く抱きついてくる。

「わっ…。ふふ、寂しかった?」

「ん。」

「ごめんね、お勉強とかで色々と時間が合わなかったみたい。でもね、決してテディの事が嫌いになった訳じゃないよ、大丈夫だから。」

「ん…。嫌いって言って…ごめん、なさい…。ほんとは、嫌いじゃない…、大好き…。」とテディが頬擦りをしてくる。

「うん、大丈夫。俺も大好きだよ。さ、戻ろっか」とテディの背中を撫でるとテディは「ん…。それより、レイ、宿題終わったの??」とニヤけた顔で言った。

この顔は満足した後に必ず嫌味と共にしてくる。

「宿題………いやぁぁぁ!宿題の話をしないでぇぇ!!!」と俺が叫ぶとテディが更にニヤけた。

「…何してるの」と突然、聞き覚えのある男の声がした。

「チュリー!久し振りだね」と俺は挨拶をした。

チュリーは、テディの弟。
本編にも出てる、ヤンデレキャラだ。
だうして俺と面識があるかって?
それは、休日にテディの家にお邪魔した時に会ったから。

チュリーは、ヤンデレという言葉が似合わない程、俺にはベロベロに懐いてくれたが、テディにはあまり懐いていないらしく、チュリーとの仲は最悪らしい。
俺にヤンデレ化(?)していないのは、きっと転校生のみに発動するからだ。

「レイさん、おはよう御座います。」とチュリーが礼儀正しく言ったが、いつもはこんな子ではない。
リアムより甘えてくるのだ。

「チュリー、そんな他人行儀にならないでよ~」と俺が頬を膨らませてチュリーに言うとチュリーは「レイ、どうしてソイツと抱き合っているの?」とチュリーは言った。


あ、チュリー怒ってる………。

───どうする、修羅場!!

次回予告

「僕の兄さんだ。お前のではない」
「り、リアム??」
~~~~~~~
「皆さん!もうすぐ入学式ですわよ?!」
「?!?!」


次回をお楽しみに!
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