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第2章 風の大龍穴編
25 オアシス到着
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デザートウルフの解体作業も終わったので、あらためてオアシスに向かうことになった。
僕は魔石を全部回収して、1匹だけ毛皮の回収もした。残りの毛皮はルシアが回収するということで、火で焼けてないやつだけ毛皮を回収したらしいけど、僕が1匹解体している間に全部終わらせたらしい。どんな速さなんだか。僕に解体の才能があるって言ってたけど、それならルシアはどんだけの才能なんだよって話だよね。
そして今はオアシスに向かって走ってるところ。出発前にルシアから、『探知魔法は我が使うからお主は切っておけ』と言われたからルシアに任せてる。いざ戦闘するときに魔力が足りないなんて怖すぎるし。
そんなわけで走ること1時間。特に魔物に遭遇することもなく、オアシスが見えてきた。
あれがオアシスか! すっごいな! 砂漠の中に小さな森があるみたいだ。
『我ら以外にも休憩をしているものがいるようだな』
「本当だ。テントのようなものが張ってあるね」
そこから少し進むと無事にオアシスに到着した。
「ここがオアシスか。周りより少し温度が低い感じで過ごしやすいね」
『砂漠の移動はオアシスを経由して行くのが基本だな。我らは日中の温度を気にせずに進むこともできるが、今日はセオリー通りにここで夕方まで滞在してから再度出発することにしよう』
「それまでは休憩するの?」
『あほう。お主に勉強を教えるのだ。今日は語学と算術の授業だぞ』
「あっ。そうだったね……勉強のことをスッカリ忘れてたよ」
『勉強のあとで重要なことを教える。それもしっかりと覚えるのだぞ』
僕とルシアがオアシスの木陰で話をしていると、少し先に張ってあるテントから人が出てきた。
耳に髭に尻尾! 獣人族だ! 姿を見ただけで分かる、キツネの獣人だ! 見た感じで男ってことは分かるけど、年齢が分かりにくいな。何となく20代後半ぐらいかな。
「おっ! 何か声がすると思って出てきたら、人族のハンターかな?」
「ハンター?」
『ハンターとはハンターギルドに登録し、クエストを引き受けることで生計を立てている者のことだ』
「いや、ハンターギルドは王都にも支部があったから、どういう意味かは大体知ってるけど、何でハンターに見えたのかなと思ってさ」
キツネの獣人が興味深そうに僕たちを見ている。
「あれ? ハンターじゃなかったかな? 2人とも小さいバッグを1つずつしか持っていないし、何と言ってもそっちのカッコいいお兄さんの身体つきを見る限り行商人には見えない。まさか迷子でもないでしょ?」
『たしかに我々は行商人ではない。しかしハンターでもない。そういうお主は何者なのだ?』
キツネの獣人は軽い笑みを見せて答えた。
「おっと、ごめんよ。どうやらお兄さんたちは怪しいものじゃなさそうだね。それでは自己紹介をさせてもらおう。
俺は北部の町ボレアザントで活動しているBランクハンターのレナールだ。仲間たちと素材集めのクエスト帰りに休憩をしていたところだ。よかったらそちらも自己紹介してくれるかい?」
僕がルシアを見ると軽く頷いてるので、自己紹介をすることにした。
「僕はレアンデルです。ハンターじゃないけど魔物を倒したりしながら修行をしてます」
「修行!? そいつは珍しいね。砂漠では色んな人に会うけど、修行をしてる人なんて初めて会ったよ」
『我はルシアという。その小僧と修行の旅をしておる。まあ、我が先生みたいなものだ』
「へ~。本当に修行の旅をしてるんだね~。何にしても2人とも強いね。強い気配をビンビン感じるよ」
『そういうお主も中々のものだ。ハンターでもBランクと言えば相当な実力者しかなれないからな。他の4人も手練れのようだな。よいパーティーだ』
ルシアとは旅に出る前に、自分たちの関係は修行の旅の先生と生徒ということにしようと決めてたんだよね。実際に先生と生徒で間違いないんだけどさ。
しかしルシアはいつの間にか仲間の情報までしっかりと探ってたみたいだね。レナールさんが警戒した顔つきに変わったよ。
「さすがだね、お兄さん。仲間の実力まで看破しているとは。ところでオアシスには休憩をしにきたのかい?」
『正確には休憩ではない。夕方までこの小僧に語学と算術の勉強を教えねばならぬのでな』
「勉強? 砂漠まで来て修行に勉強? ……カッカッカッカッ! そいつは面白れえや!
どうやら嘘は言っていないみたいだし、敵意も全く感じられねぇ。おい、みんなこっちにこいよ!」
レナールさんが声をかけると、瞬時に4人のキツネの獣人が集まってきた。
「あらためて紹介させてもらう。ボレアザントで活動しているBランクパーティー”砂漠の変幻”のリーダーをしているレナールだ。そしてこの4人が仲間たちだ。オアシスに向かってくる強い気配を感じたので警戒していたんだが、悪い人らじゃないみたいだな」
「僕たちは修行の途中でオアシスに寄っただけなので、また夕方には出発します」
「そうかい。俺たちも夕方まで休憩してから町に戻る予定だから、お互いのんびり過ごすとしような」
「はい。そうしましょう」
そういうとレナールさんたちは自分たちのテントに戻って行った。
『それではレアンデルよ。我々は勉強を始めるぞ。……と、その前に。もうすぐ昼食の時間だな。昼を軽めに済ませるとするか』
ルシアが自分のバッグに手を入れるとサンドイッチを2つと飲み物を2つ取り出した。
『勉強の前に昼食をすませるとしよう』
「ありがとう」
そういうと僕の手にサンドイッチと飲み物を1つずつ渡してくれた。
……ん?
このサンドイッチめちゃくちゃ美味しいぞ! それにこの飲み物アイスコーヒーじゃないか! しっかりと冷えてるしどうなってるの?
「もしかしてルシアのバッグってすごい魔道具なの?」
『おお、これか。これにはちょっとした秘密があるのだ。夕方出発する前に説明してやろう。とりあえず昼食を食べたら授業を始めるぞ」
ラムセト砂漠のオアシスでサンドイッチとアイスコーヒーなんて最高に幸せな気分だよ。食べ終わったら勉強に集中しないとね!
『今日の授業はここまで。算術のレベルを上げてみたが全く問題ないようだな。この調子でどんどん覚えていってもらうぞ』
ふぅ~。語学も算術も充実した授業だったな。それにしても本当にルシアは教えるのが上手だぞ。まだ習っていなかった算術の問題も分かるようになったし、勉強もすごく面白いよ。
周りを見ると少し日が落ちてきている。気温も大分下がってきたな。もう少ししたら出発だろうな。
すると向こうからレナールさんが近寄ってきた。
「本当に勉強をやってたな。すごくシュールな光景だったから仲間と顔を合わせて笑ってたよ。すごくリラックスして休憩することができた。ありがとな」
「いえ、休憩の邪魔にならなかったのなら良かったです」
「それじゃ俺たちは出発するが、ボレアザントに来ることがあったら町を案内するから、ぜひハンターギルドでレナールを訪ねてきてくれ」
「ありがとう。ボレアザントに行ったときはぜひよろしくお願いします」
「おう。それじゃあな」
レナールさんたちは慣れた手際でテントを片付けて北の方に向かっていった。初めて獣人族に会ったけどなんか気持ちの良い人だったな。
『ボレアザントか。大龍穴のあとは王都に向かうつもりだったが、北部の町も面白いかも知れんな。意外とそういうところに隠れたグルメがあるものだ』
「そうだった、グルメの旅でもあったんだよね」
『美味しい食事は大事なのだぞ! お主もサンドイッチを美味しそうに食べていたではないか! あれは有名なパン職人が作った最上の品なのだ。なかなか手に入らない一品なのだぞ』
「あのサンドイッチはめちゃくちゃ美味しかったよ! そういえばルシアのバッグについて教えてくれるって言ってたよね?」
『ふむ。もうすぐ出発する時間だな。よし。お主に教えたい重要なこともあることだし、出発前にいくつか説明しておこう』
ルシアがまた先生モードに入るのだった。
僕は魔石を全部回収して、1匹だけ毛皮の回収もした。残りの毛皮はルシアが回収するということで、火で焼けてないやつだけ毛皮を回収したらしいけど、僕が1匹解体している間に全部終わらせたらしい。どんな速さなんだか。僕に解体の才能があるって言ってたけど、それならルシアはどんだけの才能なんだよって話だよね。
そして今はオアシスに向かって走ってるところ。出発前にルシアから、『探知魔法は我が使うからお主は切っておけ』と言われたからルシアに任せてる。いざ戦闘するときに魔力が足りないなんて怖すぎるし。
そんなわけで走ること1時間。特に魔物に遭遇することもなく、オアシスが見えてきた。
あれがオアシスか! すっごいな! 砂漠の中に小さな森があるみたいだ。
『我ら以外にも休憩をしているものがいるようだな』
「本当だ。テントのようなものが張ってあるね」
そこから少し進むと無事にオアシスに到着した。
「ここがオアシスか。周りより少し温度が低い感じで過ごしやすいね」
『砂漠の移動はオアシスを経由して行くのが基本だな。我らは日中の温度を気にせずに進むこともできるが、今日はセオリー通りにここで夕方まで滞在してから再度出発することにしよう』
「それまでは休憩するの?」
『あほう。お主に勉強を教えるのだ。今日は語学と算術の授業だぞ』
「あっ。そうだったね……勉強のことをスッカリ忘れてたよ」
『勉強のあとで重要なことを教える。それもしっかりと覚えるのだぞ』
僕とルシアがオアシスの木陰で話をしていると、少し先に張ってあるテントから人が出てきた。
耳に髭に尻尾! 獣人族だ! 姿を見ただけで分かる、キツネの獣人だ! 見た感じで男ってことは分かるけど、年齢が分かりにくいな。何となく20代後半ぐらいかな。
「おっ! 何か声がすると思って出てきたら、人族のハンターかな?」
「ハンター?」
『ハンターとはハンターギルドに登録し、クエストを引き受けることで生計を立てている者のことだ』
「いや、ハンターギルドは王都にも支部があったから、どういう意味かは大体知ってるけど、何でハンターに見えたのかなと思ってさ」
キツネの獣人が興味深そうに僕たちを見ている。
「あれ? ハンターじゃなかったかな? 2人とも小さいバッグを1つずつしか持っていないし、何と言ってもそっちのカッコいいお兄さんの身体つきを見る限り行商人には見えない。まさか迷子でもないでしょ?」
『たしかに我々は行商人ではない。しかしハンターでもない。そういうお主は何者なのだ?』
キツネの獣人は軽い笑みを見せて答えた。
「おっと、ごめんよ。どうやらお兄さんたちは怪しいものじゃなさそうだね。それでは自己紹介をさせてもらおう。
俺は北部の町ボレアザントで活動しているBランクハンターのレナールだ。仲間たちと素材集めのクエスト帰りに休憩をしていたところだ。よかったらそちらも自己紹介してくれるかい?」
僕がルシアを見ると軽く頷いてるので、自己紹介をすることにした。
「僕はレアンデルです。ハンターじゃないけど魔物を倒したりしながら修行をしてます」
「修行!? そいつは珍しいね。砂漠では色んな人に会うけど、修行をしてる人なんて初めて会ったよ」
『我はルシアという。その小僧と修行の旅をしておる。まあ、我が先生みたいなものだ』
「へ~。本当に修行の旅をしてるんだね~。何にしても2人とも強いね。強い気配をビンビン感じるよ」
『そういうお主も中々のものだ。ハンターでもBランクと言えば相当な実力者しかなれないからな。他の4人も手練れのようだな。よいパーティーだ』
ルシアとは旅に出る前に、自分たちの関係は修行の旅の先生と生徒ということにしようと決めてたんだよね。実際に先生と生徒で間違いないんだけどさ。
しかしルシアはいつの間にか仲間の情報までしっかりと探ってたみたいだね。レナールさんが警戒した顔つきに変わったよ。
「さすがだね、お兄さん。仲間の実力まで看破しているとは。ところでオアシスには休憩をしにきたのかい?」
『正確には休憩ではない。夕方までこの小僧に語学と算術の勉強を教えねばならぬのでな』
「勉強? 砂漠まで来て修行に勉強? ……カッカッカッカッ! そいつは面白れえや!
どうやら嘘は言っていないみたいだし、敵意も全く感じられねぇ。おい、みんなこっちにこいよ!」
レナールさんが声をかけると、瞬時に4人のキツネの獣人が集まってきた。
「あらためて紹介させてもらう。ボレアザントで活動しているBランクパーティー”砂漠の変幻”のリーダーをしているレナールだ。そしてこの4人が仲間たちだ。オアシスに向かってくる強い気配を感じたので警戒していたんだが、悪い人らじゃないみたいだな」
「僕たちは修行の途中でオアシスに寄っただけなので、また夕方には出発します」
「そうかい。俺たちも夕方まで休憩してから町に戻る予定だから、お互いのんびり過ごすとしような」
「はい。そうしましょう」
そういうとレナールさんたちは自分たちのテントに戻って行った。
『それではレアンデルよ。我々は勉強を始めるぞ。……と、その前に。もうすぐ昼食の時間だな。昼を軽めに済ませるとするか』
ルシアが自分のバッグに手を入れるとサンドイッチを2つと飲み物を2つ取り出した。
『勉強の前に昼食をすませるとしよう』
「ありがとう」
そういうと僕の手にサンドイッチと飲み物を1つずつ渡してくれた。
……ん?
このサンドイッチめちゃくちゃ美味しいぞ! それにこの飲み物アイスコーヒーじゃないか! しっかりと冷えてるしどうなってるの?
「もしかしてルシアのバッグってすごい魔道具なの?」
『おお、これか。これにはちょっとした秘密があるのだ。夕方出発する前に説明してやろう。とりあえず昼食を食べたら授業を始めるぞ」
ラムセト砂漠のオアシスでサンドイッチとアイスコーヒーなんて最高に幸せな気分だよ。食べ終わったら勉強に集中しないとね!
『今日の授業はここまで。算術のレベルを上げてみたが全く問題ないようだな。この調子でどんどん覚えていってもらうぞ』
ふぅ~。語学も算術も充実した授業だったな。それにしても本当にルシアは教えるのが上手だぞ。まだ習っていなかった算術の問題も分かるようになったし、勉強もすごく面白いよ。
周りを見ると少し日が落ちてきている。気温も大分下がってきたな。もう少ししたら出発だろうな。
すると向こうからレナールさんが近寄ってきた。
「本当に勉強をやってたな。すごくシュールな光景だったから仲間と顔を合わせて笑ってたよ。すごくリラックスして休憩することができた。ありがとな」
「いえ、休憩の邪魔にならなかったのなら良かったです」
「それじゃ俺たちは出発するが、ボレアザントに来ることがあったら町を案内するから、ぜひハンターギルドでレナールを訪ねてきてくれ」
「ありがとう。ボレアザントに行ったときはぜひよろしくお願いします」
「おう。それじゃあな」
レナールさんたちは慣れた手際でテントを片付けて北の方に向かっていった。初めて獣人族に会ったけどなんか気持ちの良い人だったな。
『ボレアザントか。大龍穴のあとは王都に向かうつもりだったが、北部の町も面白いかも知れんな。意外とそういうところに隠れたグルメがあるものだ』
「そうだった、グルメの旅でもあったんだよね」
『美味しい食事は大事なのだぞ! お主もサンドイッチを美味しそうに食べていたではないか! あれは有名なパン職人が作った最上の品なのだ。なかなか手に入らない一品なのだぞ』
「あのサンドイッチはめちゃくちゃ美味しかったよ! そういえばルシアのバッグについて教えてくれるって言ってたよね?」
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