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✿03:淫紋の次は淫呪かよ、知りたくなんかない!!
***06.初めての…(3)※
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「は……あ、いや、だめぇ」
癒月はその上体をねじるようにして悶えていた。そんな彼の反応にグレイがもしやと声をかける。
「そんな初めてじゃないだろ?」
こんなに行為になじむような肉体を持っていて、それはないと、尋ねてくる。
もう、ほんとうに、ついていないを通り越して凶悪な話だ。
「いい加減にしてくれって、俺はまじで、こーいうこと、したことなかったんだってば!!」
こんな不運な運命に遭遇する前は……!!
グレイは癒月の浮かべた涙にぞっと背筋を震わせた。それは冷たいものではなく逆に彼の体温を高めるとようなもので、グレイは気が付くと完全に癒月の放つ場に取り込まれていた。
「まじかよ……」
「信じられないのなら別に、もう、俺はなんでもいい……」
「そんな投げやりなこと、言うなよ。てことは、俺が初めての男ってわけだ。こんなにアガることはないよ。ユージィンちゃん」
優しく耳朶を噛んできたと思ったら、グレイは癒月の前にも手を伸ばしてきた。
「あっ」
「大丈夫、リラックスしていてね。前もいじってやるからな」
「は、あ、う……」
前をゆるゆると愛撫されて、じわじわと悦が襲ってくる。
「そうそういい子、いい子」
(ふ、ふざけやがて……って!)
前に夢中になりだしたころを見計らって、後ろをほぐしにかかる。と、いえど、そこは指三本は余裕にたくわえこむ余裕を見せるくらいゆるく、けれど、ぎゅっと収縮してきてグレイの節の強い指を締め付けた。
「うわぁ、ここに入れたらサイコーなんだろうな」
中の具合に、グレイはごくりと生唾を飲んだ。
けれど、グレイの目的はほぐすこと以外にあった。後ろの良さを引き出すという。
「んぁ!」
「おっと、ここかな? ようやく見つけた」
ある一点を刺激されて、癒月は激しく身もだえた。
(そ、そこ、ほんと、だめだ……おかしくなるっ!!)
けれど、グレイは見つけた癒月のくるみを何度もしつこく指で擦り続ける。そのたびに癒月の口元から甘い声が流れ続けた。
「そろそろ、いい?」
ぷっくりと内側で腫れあがった前立腺に満足してグレイが行動を起こす。
「ふぁ……」
ぐずぐずにくずれおちた癒月は、自身の後ろをねっとりと動き回っていた指がすべて引き抜かれる感覚に、びくびくと震えた。
そして、それが当てられた。
「あ……」
お尻に熱い怒張の先端が触れる。
まずい、と思う前にそれは癒月の蕾を散らし始めた。
「あっ、あうぅ」
ぐいっと押されて、後ろがきゅっと一時抵抗しかけたが、すぐにぐずぐずの本性を見せて、内壁を絡めながら受け入れる。
「あ、はいってき、て……んああ」
ごりごりと先端が膨れ上がった癒月の弱点を押しつぶした。途端、真っ白になって、癒月は前を爆ぜさせる。
液体はやけに水っぽくて量も少ない。
「うっ!」
達したことで癒月の内側がぎゅーっと収縮していく。グレイが息をつめた。
癒月はその上体をねじるようにして悶えていた。そんな彼の反応にグレイがもしやと声をかける。
「そんな初めてじゃないだろ?」
こんなに行為になじむような肉体を持っていて、それはないと、尋ねてくる。
もう、ほんとうに、ついていないを通り越して凶悪な話だ。
「いい加減にしてくれって、俺はまじで、こーいうこと、したことなかったんだってば!!」
こんな不運な運命に遭遇する前は……!!
グレイは癒月の浮かべた涙にぞっと背筋を震わせた。それは冷たいものではなく逆に彼の体温を高めるとようなもので、グレイは気が付くと完全に癒月の放つ場に取り込まれていた。
「まじかよ……」
「信じられないのなら別に、もう、俺はなんでもいい……」
「そんな投げやりなこと、言うなよ。てことは、俺が初めての男ってわけだ。こんなにアガることはないよ。ユージィンちゃん」
優しく耳朶を噛んできたと思ったら、グレイは癒月の前にも手を伸ばしてきた。
「あっ」
「大丈夫、リラックスしていてね。前もいじってやるからな」
「は、あ、う……」
前をゆるゆると愛撫されて、じわじわと悦が襲ってくる。
「そうそういい子、いい子」
(ふ、ふざけやがて……って!)
前に夢中になりだしたころを見計らって、後ろをほぐしにかかる。と、いえど、そこは指三本は余裕にたくわえこむ余裕を見せるくらいゆるく、けれど、ぎゅっと収縮してきてグレイの節の強い指を締め付けた。
「うわぁ、ここに入れたらサイコーなんだろうな」
中の具合に、グレイはごくりと生唾を飲んだ。
けれど、グレイの目的はほぐすこと以外にあった。後ろの良さを引き出すという。
「んぁ!」
「おっと、ここかな? ようやく見つけた」
ある一点を刺激されて、癒月は激しく身もだえた。
(そ、そこ、ほんと、だめだ……おかしくなるっ!!)
けれど、グレイは見つけた癒月のくるみを何度もしつこく指で擦り続ける。そのたびに癒月の口元から甘い声が流れ続けた。
「そろそろ、いい?」
ぷっくりと内側で腫れあがった前立腺に満足してグレイが行動を起こす。
「ふぁ……」
ぐずぐずにくずれおちた癒月は、自身の後ろをねっとりと動き回っていた指がすべて引き抜かれる感覚に、びくびくと震えた。
そして、それが当てられた。
「あ……」
お尻に熱い怒張の先端が触れる。
まずい、と思う前にそれは癒月の蕾を散らし始めた。
「あっ、あうぅ」
ぐいっと押されて、後ろがきゅっと一時抵抗しかけたが、すぐにぐずぐずの本性を見せて、内壁を絡めながら受け入れる。
「あ、はいってき、て……んああ」
ごりごりと先端が膨れ上がった癒月の弱点を押しつぶした。途端、真っ白になって、癒月は前を爆ぜさせる。
液体はやけに水っぽくて量も少ない。
「うっ!」
達したことで癒月の内側がぎゅーっと収縮していく。グレイが息をつめた。
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