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✿01:あっこれって追放ですね知っています
*11.崩壊(6)※
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「む、むりぃ」
起き上がろうとしたリュセにタグが噛みつく。口腔を犯されて、リュセはなすすべなくベッドに沈む。
「はぁ……うっ」
「いい具合だ。ほぐれていて気持ちいいぜ」
「んんっ、あ、だ、だめぇ、そこトントンやぁ」
「やじゃなくて、イイだろ? 俺がここをこうするだけで前はどろどろだし、腰だってびくびくしてる。前を触らずに後ろだけで達してみろよ」
「やぁ、で、でちゃ……はぁあっ!!」
ビクンと一際大きくリュセの背中がのけぞった。途端、彼の幹から白濁が勢いよく放出される。それは息荒いリュセの腹に胸に落ちて彼の白磁のような皮膚を穢した。
「んだよ。あっさりイけるんじゃねぇか。とんだ好きものだな」
「あ……んぁ」
タグはたぎった自身の幹に手を添えた。その怒張を見てしまい癒月は思わず息を飲んだ。
大きい。同じ性を持つ癒月からしてもそれは圧倒的な雄のオーラを持ち、太く脈打つ。
癒月は思わずごくりと生唾を飲んだ。さっきから喉が渇いて仕方がない。それだけではない。
タグの一物を目撃してしまって、自身がぴくりと動いた。少し、固くなってきて……思わず自身に向けて手を伸ばしてしまった癒月は、慌てて自身の手を引っ込める。
「しても、よいのだぞ」
声は甘い誘惑を癒月に突きつける。しかし、彼にも彼なりのプライドがある。どこにいるのかわからない声の主に向けて目を光らせた。
「はぁ、んあ、はいってくるぅ」
達したばかりで敏感になっていてつらいのか、リュセは瞳に涙を浮かべながら激しく燃え上がるタグの雄を受け入れた。
蕾は今にも裂けそうなくらいに大きくめくりあがり、それでも心底おいしそうにタグの怒張を受け入れている。
「んあ! おく、あつ、あついぃ……」
「へっ、そりゃどうも」
「あおおぅ、うあっ」
「動くぜ」
「ひぃ、アッ! やだぁ!」
タグは今にも達しそうになっているリュセの前に手をかけるとその幹を優しく上下にゆすった。それと同時に自身の腰を前後にゆする。
それだけでリュセはあっけなく達してしまった。
「ほう、またいいことしちまったのか」
「あ……や、ま、まだうごか……んぁあああ!! ひぃ、や、あっ、んぃ、無理、いっちゃぁあああああ!!」
再び律動を始めたタグについていけないとばかりにリュセがびくびくと震えた。しかし、前は弾けていない。
「おっと、可愛いな、ナカで達したのか? お前、そういうのより男娼にでもなったほうがよかったんじゃないか」
「んぁ……きもちい……」
「ほんじゃ、再開するぜ」
「んぁあ! んお、ああぁ……!」
グラインドがどんどんと激しくなるにつれ、リュセの上げる声も獣じみてくる。そうやって変化していく男の淫らな姿にタグも興奮し、余計にこの男へとのめり込んでいく。
こんな……。
癒月は絶句した。
こんな淫らで穢れた光景は見たことがなかった。淫靡で浅ましく、理性のかけらもない交わりあい。
「んっ!!」
リュセが再びビクンと大きく跳ねた。途端、癒月の背中ものけぞっていた。
(な……なんで……)
癒月は思わず自身の股間に手を伸ばした。そこは癒月が流した液体で濡れている。
「こ、こんな……人の行為を見ているだけで……」
唖然とした癒月だったが、すぐにその衝撃は痛みに変わる。
ズボンと下着の中で自身は高ぶり、その閉じ込められた質量は外に出たいとばかりに激しく脈打ちだす。
(さっきは勝手に服の中でイったのに……くそっ)
癒月は自身の股間に腕を伸ばそうとして、それを自身で止める。悔しい。苦しい。楽になりたい。
「ああん……いい、いいよぉっ、もっと、もっときてぇ」
淫らに乱れているリュセを見て、憎いはずの男を見て。そしてタグの本性を知って。
「おやおや、素直になれないなら、素直になる魔法でもかけてやろうかねぇ。うむ、最初だからちょっとは手加減してやらなくちゃな」
「は?」
声がほくそ笑むような音を立てたかと思うと、異変が起きた。
起き上がろうとしたリュセにタグが噛みつく。口腔を犯されて、リュセはなすすべなくベッドに沈む。
「はぁ……うっ」
「いい具合だ。ほぐれていて気持ちいいぜ」
「んんっ、あ、だ、だめぇ、そこトントンやぁ」
「やじゃなくて、イイだろ? 俺がここをこうするだけで前はどろどろだし、腰だってびくびくしてる。前を触らずに後ろだけで達してみろよ」
「やぁ、で、でちゃ……はぁあっ!!」
ビクンと一際大きくリュセの背中がのけぞった。途端、彼の幹から白濁が勢いよく放出される。それは息荒いリュセの腹に胸に落ちて彼の白磁のような皮膚を穢した。
「んだよ。あっさりイけるんじゃねぇか。とんだ好きものだな」
「あ……んぁ」
タグはたぎった自身の幹に手を添えた。その怒張を見てしまい癒月は思わず息を飲んだ。
大きい。同じ性を持つ癒月からしてもそれは圧倒的な雄のオーラを持ち、太く脈打つ。
癒月は思わずごくりと生唾を飲んだ。さっきから喉が渇いて仕方がない。それだけではない。
タグの一物を目撃してしまって、自身がぴくりと動いた。少し、固くなってきて……思わず自身に向けて手を伸ばしてしまった癒月は、慌てて自身の手を引っ込める。
「しても、よいのだぞ」
声は甘い誘惑を癒月に突きつける。しかし、彼にも彼なりのプライドがある。どこにいるのかわからない声の主に向けて目を光らせた。
「はぁ、んあ、はいってくるぅ」
達したばかりで敏感になっていてつらいのか、リュセは瞳に涙を浮かべながら激しく燃え上がるタグの雄を受け入れた。
蕾は今にも裂けそうなくらいに大きくめくりあがり、それでも心底おいしそうにタグの怒張を受け入れている。
「んあ! おく、あつ、あついぃ……」
「へっ、そりゃどうも」
「あおおぅ、うあっ」
「動くぜ」
「ひぃ、アッ! やだぁ!」
タグは今にも達しそうになっているリュセの前に手をかけるとその幹を優しく上下にゆすった。それと同時に自身の腰を前後にゆする。
それだけでリュセはあっけなく達してしまった。
「ほう、またいいことしちまったのか」
「あ……や、ま、まだうごか……んぁあああ!! ひぃ、や、あっ、んぃ、無理、いっちゃぁあああああ!!」
再び律動を始めたタグについていけないとばかりにリュセがびくびくと震えた。しかし、前は弾けていない。
「おっと、可愛いな、ナカで達したのか? お前、そういうのより男娼にでもなったほうがよかったんじゃないか」
「んぁ……きもちい……」
「ほんじゃ、再開するぜ」
「んぁあ! んお、ああぁ……!」
グラインドがどんどんと激しくなるにつれ、リュセの上げる声も獣じみてくる。そうやって変化していく男の淫らな姿にタグも興奮し、余計にこの男へとのめり込んでいく。
こんな……。
癒月は絶句した。
こんな淫らで穢れた光景は見たことがなかった。淫靡で浅ましく、理性のかけらもない交わりあい。
「んっ!!」
リュセが再びビクンと大きく跳ねた。途端、癒月の背中ものけぞっていた。
(な……なんで……)
癒月は思わず自身の股間に手を伸ばした。そこは癒月が流した液体で濡れている。
「こ、こんな……人の行為を見ているだけで……」
唖然とした癒月だったが、すぐにその衝撃は痛みに変わる。
ズボンと下着の中で自身は高ぶり、その閉じ込められた質量は外に出たいとばかりに激しく脈打ちだす。
(さっきは勝手に服の中でイったのに……くそっ)
癒月は自身の股間に腕を伸ばそうとして、それを自身で止める。悔しい。苦しい。楽になりたい。
「ああん……いい、いいよぉっ、もっと、もっときてぇ」
淫らに乱れているリュセを見て、憎いはずの男を見て。そしてタグの本性を知って。
「おやおや、素直になれないなら、素直になる魔法でもかけてやろうかねぇ。うむ、最初だからちょっとは手加減してやらなくちゃな」
「は?」
声がほくそ笑むような音を立てたかと思うと、異変が起きた。
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