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・Day3 目覚めたら天井

32.

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 そんな、何を言っている? まるで、己の体を気遣っているかのような……。
 少年は戸惑う青年の枕元へ、解熱剤の入った薬袋を水とともに静かに置いた。そして、体温計を取り出して、青年に体温を測らせる。
「まだ熱がありますね」
「お、おい……本当にあの男の命令なのか?」
「え?」
「いや……なんでもない……」
 すこし、調子が狂う。こそばゆいような、変な気持ちだ。
 ここでも、きっと、自分が、使い物にならなくなったら、それ相応の仕打ちを受けると思った。なのに。これは。
「どうぞ、横になっていてください。お大事に」
 そう言うと、少年は青年を残して、部屋をあとにした。



「あっ、あ、ああっ……!!」
 蒸れた匂いがその空間に充満する。
 別室。裏屋敷の奥まった部屋では今日も艶やかな色を求めて男たちが通いに来ていた。
 その部屋の中央で芹那は、仰向けになる青年男の上に腰を落として、その肉茎を後ろで受け止めていた。
「ああっ、おっきいぃ、おっきぃよぉ」
 彼の縦割れたそこは、男のペニスをまだすべて受け止めてはいないのに、既にはち切れそうなばかりに広がり、必死に男の欲望に食らいついていた。
「んおおっ、おっ……アァっ!」
 びくびくと太腿が痙攣する。かと思えば、少年は弓なりに仰け反って、精を放った。彼の中で、男の亀頭がごりごりと前立腺を擦り上げ、その刺激で少年は達してしまったのだ。
「んおお……あ、ああ……」
 彼の開きっぱなしになった口元から、唾液が溢れてこぼれ落ちた。恍惚として、少年はオーガニズムを感じていた。しかし、客より先に達してしまったという事実は消えない。
「も、もうしわけっ、ありま……ア! んぁん。やっ、も、あっ、ああっ!」
 謝ろうとして、下から凶暴なペニスの突上げにあい、謝罪のことばは嬌声にたち消えた。
「ひっ、あ、アアッ、んあっ、おっ、おゆるし、ひいぃ」
 中をえぐられるように突き上げられて、少年は泣き崩れる。
「んおお、きもち、いいよぉ……あっ、あっ、あっ」
 達したばかりのそこは再び立ちあがる。しかし、少年を襲ったのは、雄の頂点ではなく雌の頂点であった。
「ひっ、ンンゥ~~ッ!!」
 ぴんと少年の肉体が張り詰めたかと思うと、途端に体から力が抜けてぽろりと少年は中年の腹の上に倒れてくる。ペニスは精を吐き出してなどおらず、少年は中だけで達した。
「うおぉ……しゅきぃ……」
 少年は、とろんとした顔つきで頂点を極めた肉悦を味わった。
「本当にこの子はお×ンポが大好きみたいだね……」
 中年は態勢を変える。力の抜けて抵抗できない少年を横たえると、ぱちゅばちゅと睾丸を打ち付けながらプレス運動を再開した。
「ア、ぁぅ、おほっ、うあん、あ、ア……」
 次々とひっきりなしに少年は身悶え、嬌声を放ち続けた。
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