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ごしょう!
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<人生には三つの坂があるというけれど、今のとこ『まさか』にしかお目にかかってない。上り坂下り坂どこいった……>
わら半紙10枚くらいなら余裕で挟まりそうな程眉間の皺を深くして、ディランはエミリオを睨みつけた。
「敵を知り己を知れば百戦殆からず……私は王太子として己を鍛えに鍛え、エルバートの発展のために尽力している。それに引き換えエミリオ、お前は一体何をしていたのだ。こちらが遊学先に送る手紙はことごとく無視、たまに連絡があったかと思えば金の無心。王族ゆえに、我らは汗をかかねばならぬというのに……」
ディランの背後でごごごごご、という擬音が発生する。自然4属性の精霊たちが荒ぶる鷹のポーズを決めていた。ものすごく強そうっていうか、弱き者を愛する精霊にしてはアウトローな見た目だ。
《なるほどなるほど。アリー、おばあちゃんたちが言うには『掟に反した振る舞いによって精霊の称号を剥奪された子たちだよ。あれまあ立派になって』だそうです》
《ふむ、ディランとの出会いには壮絶なドラマがありそうだな。そこは長くなりそうだから、我は聞きたくない》
たっくんと黒点の言葉に、アリーは内心で盛大にうなずいた。マクシミリアンたちだけでもお腹いっぱいなのに、そこまでのドラマ性のおかわりは正直御遠慮したい。
「アガイル王、マクシミリアン、私はここへ愚弟を連れ戻しに参ったのです。エミリオはこの大舞踏会に、必ず顔を出すだろうと踏んでおりましたから。エミリオ、もう逃げられんぞ。お前の惰弱な根性、貧弱すぎる体をいちから鍛え直してくれる……っ!」
「え、いや、あの兄上、僕ちょっと下痢で便秘で胃も痛いし心臓発作起こしてるんで!」
びびりまくったエミリオが、野兎のように震えながらアリーの背後に隠れた。そしたらマクシミリアンからダイヤモンドダストのごとき冷気が発せられ、エミリオの心臓を貫いちゃったらしい。八方ふさがりとなった彼はへなへなとその場に崩れ落ちた。
「たしかにエミリオは軟弱すぎるな。ディランという立派な兄がいるのだから、見習ってせいぜい己を鍛えるがいい。エルバートは海の国だからな、海中の岩石の上で鍛錬してもよし。魚が嫌いなら、我が国お勧めの山を紹介してもいいが」
「はははマクシミリアン、ご厚情痛み入る。しかしエルバートと言えばやはり海だからな。荒ぶる磯際の岩石に三日三晩縛りつけておけば、エミリオの根性も入れ替わるに違いない」
いやそれ死ぬやつ、とは思ったが、アリーは空気を読んで黙っていた。
さっき精霊とイベルが光の天使を思いっきり疲弊させたので、現状のミアにエミリオを魅了できるだけの魔力は残っていない。ここでディランがエミリオの首根っこを掴んで帰れば、聖女ミアの道筋が2つ同時に潰える。
<筋肉が! 筋肉がエルバート王国を救った! やったよたっくんとアベル、筋肉はマジで国を救うよおおおお!>
過去9回も処刑されてしまったので、アリーはエルバートの顛末を知っているわけではない。
しかし兄と弟が同じ女(いちおう聖女)に惚れ、しかも王太子の方には公爵令嬢アリーシアのように決められた婚約者がいて──どう考えても、エルバートの行く末もろくなもんじゃなかっただろう。
「ま、まあ待てディランよ。せっかく来たのだから、こちらにおわす光の聖女と歓談して行け。聖女ミアは天女のように美しい上に、強力な治癒魔法が使える、まさに神の使いなのだ」
国王アガイルが焦ったような声を上げた。恐らくミアの魅了で『言わされて』いるのだろう。ミアの顔がぱあああっと輝き、期待を込めた瞳がディランをとらえた。
「おお、聖女ミア。そうだその件もあったな。アガイル王、マクシミリアン、同盟国の王太子としてお願いしたい。ミア嬢に関する調査結果は、すべてエルバートへも送って頂きたい。彼女に罪はないだろうが、異世界から唐突に人が降ってくるなど、検疫、国防の観点からしてゆゆしき事態だ。今後同様の事態を防げるものなら、確実に防いだ方がいい」
ディランは一切ミアを見ず、一息にそう言ってのけた。
「聖女ミアに非があるわけではないだろうが、ディランの心配はもっともだ。早急に手配しよう」
マクシミリアンが力強くうなずき、二人の王太子がごつすぎる手でがっつり握手を交わす。
《ご主人、筋肉には付与効果『まっとう』があるのだろうか?》
《いやたっくん、今アリー『じーん』で忙しいから、聞いてませんって》
聖女ミアは死にかけの魚のように口をぱくぱくさせている。アガイルの隣で呆然としていた王妃ベルフィアが、呆然とした顔つきのまま声を出した。
「ディラン……うちのマクシミリアンが聖女様を王太子妃に迎えるかもしれないのよ? 羨ましいとか、悔しいとか思わないの?」
「なんとも不思議なことをおっしゃる。私にはすでに婚約者がおりますし、こう言っては何ですが、唐突に降ってきた存在ならば、唐突に帰ってしまう可能性も高いのでは? もし我が国で同様の事例があり、聖女として認定したならば、衣食住はもちろん高い報酬は用意しますが……」
ディランはそこでちらっとミアを見て「気の毒に」と言わんばかりの顔つきになった。ミアが彼から得られたものは、わずかな同情のみとなった。
「では、私はこれで。行きに時間を費やしてしまったので、少々急ぎませんと。マクシミリアン、近いうちに我が国へも遊びに来てくれ。行くぞ、エミリオ」
むんずと首根っこを掴まれたエミリオからは、何の返事も聞かれなかった。怒涛の展開に、ただのしかばねになってしまったようだ。
「また会おう、強敵よ!」
マクシミリアンが叫ぶように言うと、振り返ったディランがふっと笑みを漏らした。
《うわー暑苦しい。好敵手とか宿敵とか強敵とかいう言葉が、マクシミリアンとディランの頭の中では全部『友』で統一されてます》
《我、正直もうお腹いっぱい……》
アリーは心の友たちの声を聞きながら、ただひたすら『じーん』としていた。傍観者をしつつちょっとミアを挑発してたら、ひとつの国が確実に危機を脱した。それはこの上もなく嬉しいことだった。
わら半紙10枚くらいなら余裕で挟まりそうな程眉間の皺を深くして、ディランはエミリオを睨みつけた。
「敵を知り己を知れば百戦殆からず……私は王太子として己を鍛えに鍛え、エルバートの発展のために尽力している。それに引き換えエミリオ、お前は一体何をしていたのだ。こちらが遊学先に送る手紙はことごとく無視、たまに連絡があったかと思えば金の無心。王族ゆえに、我らは汗をかかねばならぬというのに……」
ディランの背後でごごごごご、という擬音が発生する。自然4属性の精霊たちが荒ぶる鷹のポーズを決めていた。ものすごく強そうっていうか、弱き者を愛する精霊にしてはアウトローな見た目だ。
《なるほどなるほど。アリー、おばあちゃんたちが言うには『掟に反した振る舞いによって精霊の称号を剥奪された子たちだよ。あれまあ立派になって』だそうです》
《ふむ、ディランとの出会いには壮絶なドラマがありそうだな。そこは長くなりそうだから、我は聞きたくない》
たっくんと黒点の言葉に、アリーは内心で盛大にうなずいた。マクシミリアンたちだけでもお腹いっぱいなのに、そこまでのドラマ性のおかわりは正直御遠慮したい。
「アガイル王、マクシミリアン、私はここへ愚弟を連れ戻しに参ったのです。エミリオはこの大舞踏会に、必ず顔を出すだろうと踏んでおりましたから。エミリオ、もう逃げられんぞ。お前の惰弱な根性、貧弱すぎる体をいちから鍛え直してくれる……っ!」
「え、いや、あの兄上、僕ちょっと下痢で便秘で胃も痛いし心臓発作起こしてるんで!」
びびりまくったエミリオが、野兎のように震えながらアリーの背後に隠れた。そしたらマクシミリアンからダイヤモンドダストのごとき冷気が発せられ、エミリオの心臓を貫いちゃったらしい。八方ふさがりとなった彼はへなへなとその場に崩れ落ちた。
「たしかにエミリオは軟弱すぎるな。ディランという立派な兄がいるのだから、見習ってせいぜい己を鍛えるがいい。エルバートは海の国だからな、海中の岩石の上で鍛錬してもよし。魚が嫌いなら、我が国お勧めの山を紹介してもいいが」
「はははマクシミリアン、ご厚情痛み入る。しかしエルバートと言えばやはり海だからな。荒ぶる磯際の岩石に三日三晩縛りつけておけば、エミリオの根性も入れ替わるに違いない」
いやそれ死ぬやつ、とは思ったが、アリーは空気を読んで黙っていた。
さっき精霊とイベルが光の天使を思いっきり疲弊させたので、現状のミアにエミリオを魅了できるだけの魔力は残っていない。ここでディランがエミリオの首根っこを掴んで帰れば、聖女ミアの道筋が2つ同時に潰える。
<筋肉が! 筋肉がエルバート王国を救った! やったよたっくんとアベル、筋肉はマジで国を救うよおおおお!>
過去9回も処刑されてしまったので、アリーはエルバートの顛末を知っているわけではない。
しかし兄と弟が同じ女(いちおう聖女)に惚れ、しかも王太子の方には公爵令嬢アリーシアのように決められた婚約者がいて──どう考えても、エルバートの行く末もろくなもんじゃなかっただろう。
「ま、まあ待てディランよ。せっかく来たのだから、こちらにおわす光の聖女と歓談して行け。聖女ミアは天女のように美しい上に、強力な治癒魔法が使える、まさに神の使いなのだ」
国王アガイルが焦ったような声を上げた。恐らくミアの魅了で『言わされて』いるのだろう。ミアの顔がぱあああっと輝き、期待を込めた瞳がディランをとらえた。
「おお、聖女ミア。そうだその件もあったな。アガイル王、マクシミリアン、同盟国の王太子としてお願いしたい。ミア嬢に関する調査結果は、すべてエルバートへも送って頂きたい。彼女に罪はないだろうが、異世界から唐突に人が降ってくるなど、検疫、国防の観点からしてゆゆしき事態だ。今後同様の事態を防げるものなら、確実に防いだ方がいい」
ディランは一切ミアを見ず、一息にそう言ってのけた。
「聖女ミアに非があるわけではないだろうが、ディランの心配はもっともだ。早急に手配しよう」
マクシミリアンが力強くうなずき、二人の王太子がごつすぎる手でがっつり握手を交わす。
《ご主人、筋肉には付与効果『まっとう』があるのだろうか?》
《いやたっくん、今アリー『じーん』で忙しいから、聞いてませんって》
聖女ミアは死にかけの魚のように口をぱくぱくさせている。アガイルの隣で呆然としていた王妃ベルフィアが、呆然とした顔つきのまま声を出した。
「ディラン……うちのマクシミリアンが聖女様を王太子妃に迎えるかもしれないのよ? 羨ましいとか、悔しいとか思わないの?」
「なんとも不思議なことをおっしゃる。私にはすでに婚約者がおりますし、こう言っては何ですが、唐突に降ってきた存在ならば、唐突に帰ってしまう可能性も高いのでは? もし我が国で同様の事例があり、聖女として認定したならば、衣食住はもちろん高い報酬は用意しますが……」
ディランはそこでちらっとミアを見て「気の毒に」と言わんばかりの顔つきになった。ミアが彼から得られたものは、わずかな同情のみとなった。
「では、私はこれで。行きに時間を費やしてしまったので、少々急ぎませんと。マクシミリアン、近いうちに我が国へも遊びに来てくれ。行くぞ、エミリオ」
むんずと首根っこを掴まれたエミリオからは、何の返事も聞かれなかった。怒涛の展開に、ただのしかばねになってしまったようだ。
「また会おう、強敵よ!」
マクシミリアンが叫ぶように言うと、振り返ったディランがふっと笑みを漏らした。
《うわー暑苦しい。好敵手とか宿敵とか強敵とかいう言葉が、マクシミリアンとディランの頭の中では全部『友』で統一されてます》
《我、正直もうお腹いっぱい……》
アリーは心の友たちの声を聞きながら、ただひたすら『じーん』としていた。傍観者をしつつちょっとミアを挑発してたら、ひとつの国が確実に危機を脱した。それはこの上もなく嬉しいことだった。
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