【完結】めぐり逢い

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本編めぐり逢い

第5話 550年後、今へ(前半)①

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………………………………………

「えっ？！」

「レキーさん！！」

「久しぶりルイ…」

…数年ぶりに再会した二人
果たして二人の運命は
いかに？

………………………………………

え～と…話の内容が全く
違うじゃないかと思っている皆さん
ごめんなさい、これ…

今、私が読んでいる漫画の
内容です

タイムスリップして３ヶ月がすぎた頃…

やっと今日のお仕事が終わり
部屋でまったりと
タイムスリップする際、
持ってきた漫画を読んでます

でも漫画を読む時は
内心ヒヤヒヤしています

だってこの時代だと漫画という
存在はないから
（水墨画とか浮世絵はあるけど…）

バレないように読まないと…
見つかった場合
没収されて捨てられるからね
きっと…

と言うことで……

さあ～誰かが来る前に
さっさと続きを読もう！
この後、再会した二人は
どうなるのかな～♪

えまつ「お姉ちゃん何の漫画よんでるの？」

ひょこっ！

　

「…………」

　

いきなり声が聞こえたので

「ほわー！！」

えまつ「？！」

変な声をあげてしまった

はー…びっくりした…
誰かと思えば
よかったぁ…えまつで

他の人だったら漫画が
バレるところだった…

ほっとしたところで

えまつ「え…？どうしたのお姉ちゃん…」

心配するよそに
えまつは少し避けていた

…そんなに
どん引きしなくても（涙）

「ううんっ…何でもない！
大丈夫、今ね(Dear君と出逢えて)って
いう漫画を読んでたところ」

えまつ「へえ～その漫画、面白い？」

「面白い！えまつにもオススメ！
この話はとても貧乏な主人公ルイと
お金持ちのレキーとの人種の違う愛の物語で…」

熱心に漫画について語りだす　
まつかに対して

えまつは…
《しまった…お姉ちゃん、漫画について語りだすと
話が長いんだっけ…１5分ぐらい語るんだろうな
とほほ…》

えまつの予感は見事に的中し
まつかは顔を輝かせながら
１５分間、漫画の内容を語った

15分後…

「それでね、そろそろ次の巻が
現代では発売する予定
なんだけど…」
　

えまつ（やっと話がおわった…）

「…買えないよね…やっぱり
この時代じゃ漫画なんてないし…」

むしろ漫画すらの
存在なんてまだ…
うーんどうしよう…

えまつ「お姉ちゃんそれだったら
おじいちゃんに頼もうよ！
550年後にまた行けないかって」

「そっか！ナイスアイディア！
あっ…けど…おじいちゃん
了承してくれるかな？」

えまつ「大丈夫～大丈夫～
じゃあ早速おじいちゃんよんでみるね」

「えっ…もう呼ぶの？！」

えまつ「うん！考えたことは
すぐに行動に移せって
担任の先生がいってたから」

えまつは大きく息をすって
おじいちゃんを呼んだ

さすがえまつ！行動が早いな
私もすぐにできたら…

…が呼ばれて来たのは
ぽっぽちゃんだった

ぽっぽちゃん「まーままー！
（今晩はまつか！えまつ！）」

えまつ「わーおじいちゃんじゃなく
ぽっぽちゃんだうれしーな」

見るとぽっぽちゃんは
手紙をくわえていた

えまつ「ぽっぽちゃんその手紙は？」

ぽっぽちゃん「ままーま、まーまま
（神様からの手紙よえまつとまつか宛ての）」

手紙はきれいな空色の封筒に
雲の形のシールがはられてる

ぽっぽちゃん「まーまままーま、ままー
（神様は忙しくて今はこれないからこの手紙を
読んでくれって）」

私は鳩の言葉がわからないので
ぽっぽちゃんの横でえまつが

えまつ「お姉ちゃん、ぽっぽちゃんが言うには
おじいちゃん今は忙しくて
来れないから変わりに手紙を
読んで欲しいって」

通訳してくれた

なるほど～
私たち宛ての手紙かあ…
でもなんで手紙を
読んでほしいのかな？

えまつ「もしかしておじいちゃん、
さっきの話をどこかで聞いて
OKしてくれるとか！」

えまつはワクワクしながら
いってるけど…

「まさか…ないない
そんな上手い話あるわけ…」

前回の時だって
スカイダイビングされて
ひどい目にあいそうになったんだから
そんなはずは、まず絶対にない！
（第2話《ついた場所は…》参照）

そう思いながら
おもむろに手紙を開くと

「　！！　」

本当にそうだった…

「えっ？！本当に書いて
あった見てよ、えまつ！」

えまつ「わぁ本当だきっとどこかで
聞いてたんだね」

手紙に書かれてた内容は…

～お嬢さん、えまつちゃんへ～
………………………………………

ハロハロォおっひさあ～
毎日enjoyしてるぅ？

わし、神様連合会の皆と
温泉旅行いっとるから
今はお嬢さんたちのほうへ
すまんの～

……………………………………