【完結】めぐり逢い

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本編 めぐり逢い

第3話 新たな始まり⑤

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おあけ「まっつかー!!掃除の手伝い
来た…ええぇ?!」

あれっ?おあけちゃんが驚いてる
なんで?

おあけ「どうしたのまつか?!その部屋!!」


…部屋??いやさっき掃除して
綺麗にしたはず…

掃除したはずの部屋をみると
汚くなっていた


あのじいさん!!

時間をかけて掃除を
したのに!!



…結局、私はまた
おあけちゃんと
二人で掃除することになった




…………

………………

………………………



「はあ~やっと掃除が
終わった~」

同じ部屋を二度も掃除したから
一時は汚くならないでしよ





なんせ…1時間かけて掃除したからね
おあけちゃんがいて
よかった…






「「 これ以上おおごとを
起こすんじゃないぞ 」」



あの時、おじいさんが言った
あの言葉、

まだ頭の中に響いている
忘れないようにしないと…

後、部屋を汚くしたこともね!!
(まだ根に持ってる)
 
さあ、掃除の次は庭の掃除と
食材を洗い…

まだまだやることが
いっぱいあるから
さっさっと終わらせよ!

まずは庭掃除のするため
お城の庭園にいこうと
した所に…


空羅「ふざけんな!くそ鳩!!
なにがえまつは私のものだぁ?
ほざいたこと言うな!」


聞き覚えのある声が
聞こえてきた。






…この声はもしかして

  
 


ぽっぽちゃん「ままっ?!まっまー! 
(はあっ?!ふざけてないわよ!)」

えまつ「あっははは~*二人とも仲良しだね~」

やっぱり、えまつと
ポッポちゃんと空羅君だ!

あの、えまつ…
ぽっぽちゃんと空羅君は
明らかにケンカしてるよ

なんか修羅場っぽいような…
何でケンカしてるのかな

えまつ「あっお姉ちゃん!見て
空羅さんとポッポちゃんが
面白いよ」

いやいや、面白くない!
むしろこわいよ…
今にも殴り合いが始まりそうだよ

ひぃ!!ぽっぽちゃんと
空羅君がこっちを
振り向いた!!


ぽっぽちゃん「まっま!まっままー
(まつか!きいてよコイツが
えまつを!)」

ポッポちゃんがまーまーと
何かを訴えてる…

「えっ…えっとえまつ?
ポッポちゃん何て言ってるか
わかる?」

えまつ「うん分かるよ!
『まつかきいてよコイツが
えまつを!』だって」


空羅「おい!テメー俺が悪人みたい
じゃねえかまつか姉貴!
俺の意見を聞いてくれ」


…姉貴って初めて言われた

空羅「俺はえまつと普通に
遊んでたんだそれなの
この鳩が突然止めにきたんだ」

ぽっぽちゃん「まも!?まままーままー!
(ちょっとあんたが
危なっかしい遊び方を
していたからでしょ!!)」

空羅「うぐっ!!」

えまつ「ぽっぽちゃん私あの遊び
とても楽しかったよ」

空羅「ほーら鳩!!えまつも
楽しかっただってよ!」


えまつ「でも心配してくれて
ありがとうぽっぽちゃん!」にこっ!

ぽっぽちゃん「まー…(えまつ…)」キュン…!

空羅「なっ…!!」


…あーまたケンカが始まった

でもこれも微笑ましい光景
なんだよね…

えまつがもし…空羅君と
出会わなかったら、こんな
日々は送れなかった


よかった…


ホロリ…
あの壮絶な話を聞いた後だから、
思わず涙がでた。


空羅・ぽっぽちゃん「「!?」」


えまつ「お…お姉ちゃん?どうしたの?」

空羅「おい大丈夫か?調子がわるいのか?」

ぽっぽちゃん「ままー?まー!(どうしたの?まつか!)」

…ふっ、これは感動の涙なのだよ

えまつ…空羅君…
二人が出会ってくれて…

「ありがとう…それじゃあ
お姉ちゃんはお庭の掃除があるから
ぽっぽちゃんお願いね」


そしてこれからも平和が
続きますよーに! 


「じゃ、また!!」

心配~ないからね~♪
君のお~もいが~……

…と歌いながら
私は次の仕事場へ向かった


空羅「…おい…どうしたんだ?まつか姉貴??」

ぽっぽちゃん「まー…?(さあ…?)」

二人は首を傾げた。






………………


……………………


………………………………



♪負けないこと
投げ出さないこと
信じ抜くこと~~♪



そろそろ歌うのは
やめて…


後ちょっとでお庭の庭園に
つくかな?

えーっと…
この道を右に曲がって
このまま真っ直ぐ………

お庭の庭園に到着!!

私、この場所景色が綺麗で
静かな場所だから好きだなあ…


ああ、スッゴく和む…
幸せ…

おや誰かが座って
勉強している?



よーく目をこらして
みると…勘太郎様だ…


本日二回もあっちゃたよ

キョロキョロ…よしっ今は
家来の人達はいないよね

今朝は勘太郎から声を
かけられたから、


今度は私が…

「あ…あの…こんにちは勘太郎様…」


すると勘太郎様は
顔をあげ、

勘太郎「!!まつか殿、お主と話がしたかった!」

「えっ…??」


勘太郎様は慌てて


勘太郎「あ…いや、どうしたんだ?ここに来て?」

「は、はい私は庭園の掃除に参りました!」


それにしても…


ちらっ




凄い大量の書物が
いっぱいある…

「勘太郎様は何をなさっているのですか?」

勘太郎「ああ…俺は今はちょうど国の特産品の売上を書物にまとめている所なんだ」

…私と近い年なのにやってることが
すごいなあ…

「大変そうですね…あまり
無理なさらないで下さい」

勘太郎「……ありがとう///そ、それとまつか殿!!

ちょっとお主に手伝って
ほしい事があるのだがよろしいか?」
 
「はい、大丈夫です。私は何をすれば
よろしいでしょうか」

手伝ってほしいことって何だろう?


勘太郎「実は……」

勘太郎様は周りに誰かいないか
辺りを見渡し確認してから

小声で手伝ってほしいことを
私に話した


ゴニョゴニョ…


ふん、ふんふん…ん
…え…えぇ~~?!


まさか本気でやるの?!!


勘太郎「城の仕事をこの目でしっかり
見たいんだ、よろしく頼むぞ
まつか殿!」


勘太郎様…めっちゃ燃えてる
燃えてるよ

でもどうしよう…

そんな大役、
私には無理だよ!!






果たして…まつかが勘太郎に
任された事とは?







        つ・づ・く












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