【完結】めぐり逢い

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本編 めぐり逢い

第3話 新たな始まり①

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どうもおはようございます。
松原まつかです

タイムスリップして
この地に舞い降りて…やっと3週間…

今は勘太郎様という偉い人の
お城の周辺で働き、
居候させてもらっています!

ここは文化や風習は現在時代とは
異なるので生活は大変です。

…後にお城のお世話の上司には
目をつけられてるけど…

あの虐待生活よりかは
数倍マシっ!!




今の状態を例えると…




そう…今や私とえまつは
フリーバード(自由の鳥)!!
まさにここがパラダイス☆




ウハハハ!母親!
ザマーミロ!!


今頃…家事とか自分で出来ないから
困ってるだろうな!絶対!!


だって、毎日私とえまつに
家事とか色々パシってたもん。
自業自得よ!!

おっと…いけない、いけない
言葉づかいが悪くなってた…


あっ…それとこの城で働いて今まで
一番嬉しかった事があったの!


それは…



???「おはよー!まつか~」



人生初、お友達が出来ました!
(今まで友達がいなかった)

彼女の名前は《おあけ》ちゃん
私と同い年で
自分には ない明るい性格です


まさかこんな自分に友達が
できるなんて…

夢にも思わなかった!
感動して私、泣きそう!!

大げさだなあと思われるけど
私とってはまさに奇跡


…だって今まで


私から近づいても
話そうとしてもみんな…


小学生のときからずっと…


同級生1「ねぇ?あの子松原さんじゃない」

同級生2「その子がどうかしたの?」


同級生1「えっ?!あの子の事知らないの!!あの子はねえ…」


クラスメートは母親に殴られて怪我した傷を
気味悪がれ、変な噂にでっち上げ


同級生2「ヤダァそれ本当?!コワーイ!!」


同級生1「見て!あの子が近づいてきてるよ、逃げようよっ!」

…なんで逃げるの?


同級生2「来るな!!化け物!」



私…この人に対して悪い事なんて
これっぽっちもしてないのに…

ねえ…お願いだから私を…
ひとりぼっちにしないで…


そんな思いは虚しく噂は
広まり私はひとりぼっちになった。

寂しかった、
誰も私に話してこなかったことが

泣きたかった。
話そうとしてもみんな怯えて
逃げてしまうことが…



でも…



えまつが生まれたおかげで…
ひとりぼっちじゃなくなった。


えまつが生まれた時は
たとえ血が繋がってなくても
嬉しかった

まだその時も友達がほしいと
いう思いもあったけど

だからやっと、
自分に友達が出来たことに
すごく幸せに感じる





おお…神よ、



私はこんなに幸せになって
バチはあたらないんでしょうか…
 (自分の世界に入ってる)


おあけ「おーい?まつか
まつかってば!あっちの世界に行ってるよ」


ゆさゆさ…


…はっΣ!


嬉しさのあまり、
自分の世界に入ってしまった。

「おっ、おはようおあけちゃん!
そんなに慌ててどうしたの?」


…平常心、平常心



おあけ「あっ、やっと気づいた!
あのねまつか…さっき朝食の時なんだけど…」


びくっ!


おあけちゃん…それ
忘れようと思ったのに(涙)


実はさっき…
朝からやっちゃいました!私…

実は朝、汁物を運ぼうと
した時床の段差につまずき…

汁物はすべて上司のほうへ…



ひゅーん
がしゃっ



上司「アッツウゥー!!」

 …かかってしまいました


「ひぇ!!申し訳ございません!!」


何度も謝ったけど許して
くれないだろうな…

めちゃくちゃ怖い顔で
睨んでたし…


おあけ「それで汁物にかかった蕾さま(上司の名前)は…」



ごく…


おあけ「なんと!火傷でお仕事
数日休む事になったんだって!やったー☆」


へ?おあけちゃん凄く喜んでる


おあけ「ありがとう!まつか
実はあの人、いつも人には厳しくして
自分には甘いから みんな気に食わなかったの」

そうだったんだ
蕾さまみんなに嫌われてたんだ…可哀想に…


おあけ「みんなもまつかにありがとうだって!」 

「そっ…そっか(^-^;」

これは喜んで良いんだろうか…



そんな会話が盛り上がっている時…



勘太郎「まつか殿~おあけ殿~」


勘太郎様がこちらに向かって来た。











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