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異世界でお菓子屋さんを開きました 最終章
第3話 この世へと続く道①
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第3話 この世へと続く道①
………………………………………………………………
前回のあらすじ
オーロラさんと武虎さんと
お友達になりました。
彼女達は、
この世への道のりを知っていて、
なんと!送ってくれると言ってくれた。
……………………………………………………
「えっ…!!良いんですか
道のりを教えてくれる上に
送ってくださるんですか?!
あっ…ありがとうございます」
オーロラ「いえいえ、そんなの当たり前よ
迷える魂をこの世へ届けるのが、
私の役目ですもん!ねっ武虎ちゃん!」
武虎「ええ!もちろんです!
当たり前じゃないですか
道を教えるだけなんてあり得ませんよ」
2人が側にいてくれると心強い。
知らない場所に1人で寂しく
歩き続けるなんて、
心細かったし、何より…
この世にたどり着けるかどうか…
不安だった。
「本当にありがとうございます!
助かります!何かお礼を…おかっ……」
待って……ここには材料と台所がないから
お菓子は作れない……よね?
それに…幽霊さん達って
食べ物が食べられるかどうか…
なら……
「お礼になれるか分かりませんが、
もし、私がこの世へ戻れたら…
『この世の方への伝言やお手紙』は
どうでしょうか」
オーロラ/武虎「……!!」
私の出したお礼内容に、
2人の顔はパァァと明るくなって、
それぞれ私の手を掴んだ。
オーロラ「ありがとう!真澄さん
私、この世に残した家族がとても心配で
いっぱい伝えたい事があるの
手紙が必要になるかな」
武虎「私も…雛美火様にガツンと
言いたい事があります!!
手紙は書き終わったら、渡しますね」
「分かりました
オーロラさん…武虎さん…
道中、よろしくお願い致します」
オーロラ/武虎「「 まかせて! 」」
私は2人に対し、深く頭を下げた。
………………………………………………………………
……………………………………………………
…………………………………………
…と言う事で、1日休みを取った後、
この世への道を…
オーロラさんと武虎さんの案内の元
歩みを進めた。
……だけど、
道中は予想以上に過酷だった。
「ふぁぁ…綺麗な花…
触っていいかな?」
ソロ~…(花に触れそうな瞬間…)
オーロラ「あっ!!真澄さん
その花は触っては駄目!
一発であの世行きよ!」
バッ!!(花から一気に距離を取る)
「ひっ!!あっありがとうございます!」
あの世に咲く植物を生きている者が
触れると一発であの世送りだったり…
悪霊「~~~~!!」
武虎「ぎゃぎゃー!!出たぁぁ!
悪霊~!!!」
オーロラ「いやぁぁぁ!!!
怖い怖い怖い!!」
「…ひぇ!……にっ逃げましょう!」
中には幽霊が悪霊化して、
良い幽霊と生きた人を
追いかけてくる事も…
悪霊に捕まったら最後。
私たちは食べられてしまう。
だけど…
「あっ…あれ、
悪霊の姿がいない?
あっ……あんな遠くに……」
オーロラ「…そう言えば、
悪霊って早く走れなかったみたい…
普段、天国にいるから…すっかり
忘れてた…」
武虎「私も…天国に悪霊なんて
いませんからね
歩いても大丈夫そうですね」
悪霊は足が遅いので、
私達に追いつく事はなかった。
なんだかんだ問題にあたっても、
オーロラさんと武虎さんのお陰で、
順調に歩みを進める事ができ、
全体の1/3を達成する事ができた。
この調子でいけば、あと少しで
この世に戻れる…
頑張れ真澄!この世に戻ったら、
お菓子をいっぱい作るんだから、
牡丹王国の10個目のお菓子を作る使命だって、
あるんだから!
やりたい事を思い浮かべ、
一歩一歩と歩き続けた。
第3話 この世へと続く道①
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前回のあらすじ
オーロラさんと武虎さんと
お友達になりました。
彼女達は、
この世への道のりを知っていて、
なんと!送ってくれると言ってくれた。
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「えっ…!!良いんですか
道のりを教えてくれる上に
送ってくださるんですか?!
あっ…ありがとうございます」
オーロラ「いえいえ、そんなの当たり前よ
迷える魂をこの世へ届けるのが、
私の役目ですもん!ねっ武虎ちゃん!」
武虎「ええ!もちろんです!
当たり前じゃないですか
道を教えるだけなんてあり得ませんよ」
2人が側にいてくれると心強い。
知らない場所に1人で寂しく
歩き続けるなんて、
心細かったし、何より…
この世にたどり着けるかどうか…
不安だった。
「本当にありがとうございます!
助かります!何かお礼を…おかっ……」
待って……ここには材料と台所がないから
お菓子は作れない……よね?
それに…幽霊さん達って
食べ物が食べられるかどうか…
なら……
「お礼になれるか分かりませんが、
もし、私がこの世へ戻れたら…
『この世の方への伝言やお手紙』は
どうでしょうか」
オーロラ/武虎「……!!」
私の出したお礼内容に、
2人の顔はパァァと明るくなって、
それぞれ私の手を掴んだ。
オーロラ「ありがとう!真澄さん
私、この世に残した家族がとても心配で
いっぱい伝えたい事があるの
手紙が必要になるかな」
武虎「私も…雛美火様にガツンと
言いたい事があります!!
手紙は書き終わったら、渡しますね」
「分かりました
オーロラさん…武虎さん…
道中、よろしくお願い致します」
オーロラ/武虎「「 まかせて! 」」
私は2人に対し、深く頭を下げた。
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…と言う事で、1日休みを取った後、
この世への道を…
オーロラさんと武虎さんの案内の元
歩みを進めた。
……だけど、
道中は予想以上に過酷だった。
「ふぁぁ…綺麗な花…
触っていいかな?」
ソロ~…(花に触れそうな瞬間…)
オーロラ「あっ!!真澄さん
その花は触っては駄目!
一発であの世行きよ!」
バッ!!(花から一気に距離を取る)
「ひっ!!あっありがとうございます!」
あの世に咲く植物を生きている者が
触れると一発であの世送りだったり…
悪霊「~~~~!!」
武虎「ぎゃぎゃー!!出たぁぁ!
悪霊~!!!」
オーロラ「いやぁぁぁ!!!
怖い怖い怖い!!」
「…ひぇ!……にっ逃げましょう!」
中には幽霊が悪霊化して、
良い幽霊と生きた人を
追いかけてくる事も…
悪霊に捕まったら最後。
私たちは食べられてしまう。
だけど…
「あっ…あれ、
悪霊の姿がいない?
あっ……あんな遠くに……」
オーロラ「…そう言えば、
悪霊って早く走れなかったみたい…
普段、天国にいるから…すっかり
忘れてた…」
武虎「私も…天国に悪霊なんて
いませんからね
歩いても大丈夫そうですね」
悪霊は足が遅いので、
私達に追いつく事はなかった。
なんだかんだ問題にあたっても、
オーロラさんと武虎さんのお陰で、
順調に歩みを進める事ができ、
全体の1/3を達成する事ができた。
この調子でいけば、あと少しで
この世に戻れる…
頑張れ真澄!この世に戻ったら、
お菓子をいっぱい作るんだから、
牡丹王国の10個目のお菓子を作る使命だって、
あるんだから!
やりたい事を思い浮かべ、
一歩一歩と歩き続けた。
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