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異世界でお菓子屋さんを開きました 第三章 本編(和菓子編 後半)
過去話 黒夜と緑③
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……………………………………………………………
過去話 黒夜と緑③
※黒夜side
………………………………………………………………
お茶の準備が終わり、平然を装い
緑の元へお茶を持ってきた。
「お待たせ緑、お茶を持ってきたよ」
コトッ…
緑の目の前に
薬入りの湯呑みを置いた。
緑「ありがとう黒夜君 いただきます」
緑は疑う事もなく、湯呑みに
口を付ける
……飲んだ事を確認する
あとは薬の効果を待つだけ…
緑「ねえ、黒夜君?ちょっと良いかな」
「なっ何、緑?」
急に振り向いてきたから、
思わず声が裏返る
びっくりした…お茶の味が可笑しいって
言われるのかと思った。
緑「今から言う事は、私の独り言だと
思って聞いてね…
黒夜君は何も気にしなくて良いから」
「……分かった」
何だろう…何を言われるんだろう
永遠の別れの言葉だったら嫌だな
…させないけど
そう思いながら、
次の言葉を待っていると…
緑「………………」
緑はそっと僕に近寄り、優しく抱きしめた。
黒夜「みっ…緑////」
緑「…ごめん…今だけだから
すぐ離れるから…このまま聞いて
私ね…貴方の事【好き】でした」
黒夜「……えっ………」
緑「…優しくて、私が泣いていた時は
いつも慰めてくれて
…王子様みたいだったな…」
黒夜「…緑っ」
緑「……ごめん、こんな汚い感情を
抱いてしまって、黒夜君は純粋に私の事
友達として接してくれたのに…
………でも大丈夫…私と会うのは
これで最後…だからっ……」
すっ…と緑は僕から離れ、
こう言いかけた
緑「黒夜君…今聞いた内容は忘れて
もし、君に好きな人ができたら
諦めずに……あっあれ…」
言いかけた所で、
緑の身体が小刻みに震え出した
次第に緑は薬の症状で身体が
動かせなくなり、遂にはバタンと倒れ、
うつ伏せの状態になった。
緑「……痺れて…動けない……視界がっ
黒夜君……は……大丈夫?」
自分が動けない状態なのに、
僕を疑わず、気にかけてくれる
優しい彼女…
そんな彼女に対して僕は
残酷な言葉を投げかけた
「やっと…薬の効果が聞き始めたか」
緑「……?!……どう…言う事っ……ぅぅ」
はくはくと口を震わせ、
緑は必死に言葉を発せる
「緑、勝手に自己完結にしないでよ
それと…ごめんね こうでもしないと
2度と僕に会わないつもりだったでしょ?」
緑「………っ!!……~~っ!!!」
次第に言葉が出なくなり、
目と首を動かす以外の意思表示が
出来なくなってしまった。
言葉なくても彼女の目を見れば分かる
多分きっと…「何をするつもりなの?」
「お願い目を覚まして黒夜君」だろう
「何をするつもりって?それは今から
僕と「契り」をするんだよ
契りって性行為の事だよ
処女を喪失して僕の子をお腹に宿らせば
緑の結婚なんてなくなるでしょ
あっ、緑とお腹の子は責任持って
僕が幸せにするから安心して?」
緑「っ……っ……!!」(首を横に振る)
「何?嫌だ?契りが初めてだって?
怯えなくて大丈夫だよ
できる限り優しくす……やっぱり無理
勝手に僕の気持ちを決めつけて、
他の男と結婚しようとしたから
僕の想いをちゃんと理解して貰わないと…」
緑「……っ………」
絶望した表情になり
ボロボロと涙を流す緑…
その表情さえ、愛おしいと思うなんて
僕は重症だ…あぁ可愛いな緑は本当に
……もう
動く事ができない緑を良い事に、
仰向けにさせ、覆い被さった。
そして…
「愛してるよ 緑
だからっ…ちゃんと僕を受け入れて」
甘い言葉を耳元で囁き、
無理矢理、自分の唇を彼女の唇に押し付けた。
初めて触れた唇は柔らかくて、
甘い味がした。
過去話 黒夜と緑③
※黒夜side
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お茶の準備が終わり、平然を装い
緑の元へお茶を持ってきた。
「お待たせ緑、お茶を持ってきたよ」
コトッ…
緑の目の前に
薬入りの湯呑みを置いた。
緑「ありがとう黒夜君 いただきます」
緑は疑う事もなく、湯呑みに
口を付ける
……飲んだ事を確認する
あとは薬の効果を待つだけ…
緑「ねえ、黒夜君?ちょっと良いかな」
「なっ何、緑?」
急に振り向いてきたから、
思わず声が裏返る
びっくりした…お茶の味が可笑しいって
言われるのかと思った。
緑「今から言う事は、私の独り言だと
思って聞いてね…
黒夜君は何も気にしなくて良いから」
「……分かった」
何だろう…何を言われるんだろう
永遠の別れの言葉だったら嫌だな
…させないけど
そう思いながら、
次の言葉を待っていると…
緑「………………」
緑はそっと僕に近寄り、優しく抱きしめた。
黒夜「みっ…緑////」
緑「…ごめん…今だけだから
すぐ離れるから…このまま聞いて
私ね…貴方の事【好き】でした」
黒夜「……えっ………」
緑「…優しくて、私が泣いていた時は
いつも慰めてくれて
…王子様みたいだったな…」
黒夜「…緑っ」
緑「……ごめん、こんな汚い感情を
抱いてしまって、黒夜君は純粋に私の事
友達として接してくれたのに…
………でも大丈夫…私と会うのは
これで最後…だからっ……」
すっ…と緑は僕から離れ、
こう言いかけた
緑「黒夜君…今聞いた内容は忘れて
もし、君に好きな人ができたら
諦めずに……あっあれ…」
言いかけた所で、
緑の身体が小刻みに震え出した
次第に緑は薬の症状で身体が
動かせなくなり、遂にはバタンと倒れ、
うつ伏せの状態になった。
緑「……痺れて…動けない……視界がっ
黒夜君……は……大丈夫?」
自分が動けない状態なのに、
僕を疑わず、気にかけてくれる
優しい彼女…
そんな彼女に対して僕は
残酷な言葉を投げかけた
「やっと…薬の効果が聞き始めたか」
緑「……?!……どう…言う事っ……ぅぅ」
はくはくと口を震わせ、
緑は必死に言葉を発せる
「緑、勝手に自己完結にしないでよ
それと…ごめんね こうでもしないと
2度と僕に会わないつもりだったでしょ?」
緑「………っ!!……~~っ!!!」
次第に言葉が出なくなり、
目と首を動かす以外の意思表示が
出来なくなってしまった。
言葉なくても彼女の目を見れば分かる
多分きっと…「何をするつもりなの?」
「お願い目を覚まして黒夜君」だろう
「何をするつもりって?それは今から
僕と「契り」をするんだよ
契りって性行為の事だよ
処女を喪失して僕の子をお腹に宿らせば
緑の結婚なんてなくなるでしょ
あっ、緑とお腹の子は責任持って
僕が幸せにするから安心して?」
緑「っ……っ……!!」(首を横に振る)
「何?嫌だ?契りが初めてだって?
怯えなくて大丈夫だよ
できる限り優しくす……やっぱり無理
勝手に僕の気持ちを決めつけて、
他の男と結婚しようとしたから
僕の想いをちゃんと理解して貰わないと…」
緑「……っ………」
絶望した表情になり
ボロボロと涙を流す緑…
その表情さえ、愛おしいと思うなんて
僕は重症だ…あぁ可愛いな緑は本当に
……もう
動く事ができない緑を良い事に、
仰向けにさせ、覆い被さった。
そして…
「愛してるよ 緑
だからっ…ちゃんと僕を受け入れて」
甘い言葉を耳元で囁き、
無理矢理、自分の唇を彼女の唇に押し付けた。
初めて触れた唇は柔らかくて、
甘い味がした。
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