22 / 117
第22話 ヌシとの戦い
しおりを挟む
問題の村に到着した俺達は、まず依頼主である村長の話を聞きに行くことにした。念には念を入れて、彼の話から何か手がかりを探ろうというわけだ。
「あの山にヌシが住んでいることは、先代の村長からも聞かされていました。しかし、これまで特に被害がなかったので、深くは気にしてはいませんでした。ところが、最近になって急に村の近くに姿を現し、『ヒ ヲ ササゲヨ』と言ってきたんです。私達には何のことかわからず、何も対処しないでいたら、家畜が襲われるようになってしまいまして……。それで、どうにかしてもらおうと、以前助けていただいたメイさんに依頼を出した次第です」
村長の説明は、メイから自然に聞いていた話と一致していた。
どうやら、パーティを組んだからといって村長の話が変わるということはなさそうだ。
「村長、火について何か心当たりはありませんか? ヌシが火に弱いとか、火に特別な反応を示すとか?」
「いえ、特には……。ヌシが姿を現すまで、あの山にヌシがいることさえ忘れかけていたくらいなので……」
念のために聞いてみたが、何の参考にもならない答えが村長から返ってきた。
「では、村でヌシについて詳しい人はいませんか?」
「村長の私ですら先代の村長から話に聞いていた程度なので、恐らく誰も……。もしかしたら長老なら何か知ってるかもしれませんが、最近はちょっとボケてきてましたから……」
村長は申し訳なさそうに頭をかいている。
長老か……。ゲーム的には、なにか重要な情報を握っている可能性もあるが……。
「メイ、長老に話を聞いたことはあるのか?」
「ああ。……だけど、残念ながら参考にはならないと思うぞ?」
「ん? どうしてだ?」
「……まぁ、話してみればわかる」
「――――?」
メイのどこか達観したような声と表情に、俺とクマサンとミコトさんの3人は首をかしげる。
不思議に思いつつも、俺達はメイの案内で長老の元へ向かうことにした。
村の中でもひときわ古びた建物が長老の屋敷だった。木造の壁は所々にひびが入り、屋根もかなり年季が入っているようだった。
俺達はその屋敷の中で、ひっそりと佇む一人の老人――頭は薄くなっているが、その代わりに白いひげが見事に伸びた、この村の長老に声をかける。
「あなたが長老さんですか?」
「……いやいや、わしは伝説の勇者ではないぞ」
「…………」
俺は一瞬言葉を失ったが、気を取り直して別の質問を投げかける。
「ヌシについて何かご存じありませんか?」
「さぁ、昨日何を食べたかは覚えておらんのぉ」
「…………」
俺は無意識にため息をつき、隣のクマサンと顔を見合わせた。
メイの言ってた意味が、俺にもよくわかった。
確かに、この長老から有益な情報を引き出すのは難しそうだ。
俺達は、念のためほかの村人の話も聞いて回ったが、残念ながらというか、案の定というか、たいした情報は得られなかった。
「これ以上村で話を聞いて無駄でしょう。ヌシのいる山へ行きませんか? そこで倒してしまえれば、問題は解決するはずですから」
ミコトさんの提案に反対する者はいなかった。
俺達は村で体力とSPを全回復させると、意を決してヌシが棲むという山へと向かった。
VRゲームの山道はリアルと同じように険しい。
しかし、ありがたいことにゲームの中ではどれだけ急斜面を歩いても疲れることはない。
移動時間は必要になるものの、疲労は感じずに済むのは助かる。
道中、モンスターに出くわすこともなく、俺達は万全の状態で目的地にたどり着いた。
ヌシが棲むという洞窟の入り口には、大きな岩が砕けた跡のようなものが残っていた。
ヌシの存在を示す目印か何かだろうか?
しかし、戦闘に影響するようなものではなさそうなので、特に気を留める必要はなさそうだった。
「ここでしばらく待てば、洞穴からヌシが出てくる」
メイの言葉に、俺達の緊張が一気に高まる。
岩の跡のことなどすっかり忘れ、俺は戦闘への意識を集中させた。
しばらくすると、メイの言う通り、洞穴の中から白い四つ足の獣がゆっくりと姿を現した。
体長は2メートルほどで、猛き猪には及ばないが、狼系モンスターとしてはかなりの巨体だ。
ヌシは洞穴から出ると、まるでこちらを見定めるかのように静かに立ち止まり、その大きな口を開いた。低く響く声が空気を震わせる。
「ヒ ヲ ササゲヨ」
その言葉は片言ながらも明確に人の言葉だった。さすがヌシと呼ばれる存在、ただの獣ではないことを雄弁に示していた。
「こちらから手を出さなければ、襲ってくることはない。だから、しっかり準備を整えてから攻撃を始めよう」
事前にメイから聞いていたことだったが、経験者の彼女が改めてこの場で言ってくれると、俺達は冷静になれる。
ヌシという脅威を目の前にしながら、俺達は一斉に頷き、ミコトさんから攻撃と防御を増強するバフを受け、慎重に戦闘準備を進めた。
さぁ、ここからが勝負だ!
クマサンがヌシの正面に立ち、俺は背後に回る。ミコトさんとメイは少し距離を置き、それぞれの位置にスタンバイした。
「スキル、挑発」
その声は、戦闘開始の合図でもあった。
先制でクマサンがヌシのターゲットを取ってくれたのを確認し、俺は構えていた包丁を振り下ろす。
「スキル、みじん切り!」
【ショウの攻撃 ヌシにダメージ325】
よし! ヌシが相手でも料理スキルは使用可能だ! ダメージも問題なく入っている。
クマサンやミコトさんは俺のスキルにもそのダメージ量にも慣れたもので、平然としている。だが、メイだけはそうではなかった。
「ちょっと待て! なぜ料理スキルが戦闘で使えるんだ!? それに、戦闘職でも出せないようなそのダメージは一体なんなんだ!?」
メイは驚愕の表情で俺を見つめ、今の状況を忘れたかのようだった。
戦いに慣れた戦闘職なら、こういう時でも頭を切り替えて戦闘行動を取れるのだろうが、非戦闘職の鍛冶師である彼女は、そういうわけにもいかないようだ。
「料理人にとっては狼も食材ということだ! 効くものは効くと割り切って、今は自分の仕事に集中してくれ!」
「――――! す、すまない!」
俺の言葉で我に返ったメイは、慌ててサブ職業の黒魔導士として魔法スキルを使い始めた。魔法スキルには詠唱時間が必要で、俺の料理スキルのように即時発生するものではない。
しばしの詠唱の後、ヌシに向かってメイが手を掲げる。
「ファイア!」
【メイの攻撃 ヌシにダメージ55】
ダメージ量を見る限り、火が弱点というわけではなさそうだ。
このダメージでは、メイの魔法攻撃は正直ダメージソースとしてはそれほど期待できないだろう。やはり、メインのダメージソースは俺ということになる。
ここはメイに俺の格好いいところを見せてやろうじゃないか。
俺はクマサンから敵ターゲットを奪わないよう気を配りながら、次々と料理スキルを叩き込んでいった。ヌシの体力は順調に減っていく。
正直なところ、以前戦った猛き猪に比べれば、ヌシは全然たいしたことがない。所詮、鍛冶師専用クエストのイベントモンスターに過ぎず、ネームドモンスターと比べるべくもないと、内心余裕さえ感じ始めていた。
だが、その時、事態が一変した。
「ウオォォォォォォォン!」
ヌシの残り体力ゲージが半分を切った瞬間、突如として響き渡る咆哮が空気を震わせた。予想外の行動に俺は驚き、メイの方に顔を向けた。
「メイ! この行動は知っているか!?」
「ヌシのこんな動きは私も初めて見る! そもそも、一人ではここまで体力を削れてない!」
なるほど。
ここから先はメイにとっても未知の領域というわけか。
「みんな! 油断するな! 気を引き締めていくぞ!」
俺が皆に声をかけた瞬間だった。
ヌシから衝撃波とともに無数の針のようなものが飛んできた。
【ヌシが毛針を放った
ショウにダメージ120
クマサンにダメージ120
ミコトにダメージ120
メイにダメージ120】
メッセージが次々と表示され、俺達全員が均等にダメージを受けたことを理解する。
ヌシから距離を取っていたミコトさんやメイにまでこの攻撃が届くとは、その攻撃範囲の広さは異常だった。
さらに、防御力の高いクマサンと、それ以外の俺達軽装のメンバーが同じダメージを受けている。
つまり今のは、広範囲の防御も属性も無視した攻撃ということになる。
俺は背中に冷たい汗を感じた。
「あの山にヌシが住んでいることは、先代の村長からも聞かされていました。しかし、これまで特に被害がなかったので、深くは気にしてはいませんでした。ところが、最近になって急に村の近くに姿を現し、『ヒ ヲ ササゲヨ』と言ってきたんです。私達には何のことかわからず、何も対処しないでいたら、家畜が襲われるようになってしまいまして……。それで、どうにかしてもらおうと、以前助けていただいたメイさんに依頼を出した次第です」
村長の説明は、メイから自然に聞いていた話と一致していた。
どうやら、パーティを組んだからといって村長の話が変わるということはなさそうだ。
「村長、火について何か心当たりはありませんか? ヌシが火に弱いとか、火に特別な反応を示すとか?」
「いえ、特には……。ヌシが姿を現すまで、あの山にヌシがいることさえ忘れかけていたくらいなので……」
念のために聞いてみたが、何の参考にもならない答えが村長から返ってきた。
「では、村でヌシについて詳しい人はいませんか?」
「村長の私ですら先代の村長から話に聞いていた程度なので、恐らく誰も……。もしかしたら長老なら何か知ってるかもしれませんが、最近はちょっとボケてきてましたから……」
村長は申し訳なさそうに頭をかいている。
長老か……。ゲーム的には、なにか重要な情報を握っている可能性もあるが……。
「メイ、長老に話を聞いたことはあるのか?」
「ああ。……だけど、残念ながら参考にはならないと思うぞ?」
「ん? どうしてだ?」
「……まぁ、話してみればわかる」
「――――?」
メイのどこか達観したような声と表情に、俺とクマサンとミコトさんの3人は首をかしげる。
不思議に思いつつも、俺達はメイの案内で長老の元へ向かうことにした。
村の中でもひときわ古びた建物が長老の屋敷だった。木造の壁は所々にひびが入り、屋根もかなり年季が入っているようだった。
俺達はその屋敷の中で、ひっそりと佇む一人の老人――頭は薄くなっているが、その代わりに白いひげが見事に伸びた、この村の長老に声をかける。
「あなたが長老さんですか?」
「……いやいや、わしは伝説の勇者ではないぞ」
「…………」
俺は一瞬言葉を失ったが、気を取り直して別の質問を投げかける。
「ヌシについて何かご存じありませんか?」
「さぁ、昨日何を食べたかは覚えておらんのぉ」
「…………」
俺は無意識にため息をつき、隣のクマサンと顔を見合わせた。
メイの言ってた意味が、俺にもよくわかった。
確かに、この長老から有益な情報を引き出すのは難しそうだ。
俺達は、念のためほかの村人の話も聞いて回ったが、残念ながらというか、案の定というか、たいした情報は得られなかった。
「これ以上村で話を聞いて無駄でしょう。ヌシのいる山へ行きませんか? そこで倒してしまえれば、問題は解決するはずですから」
ミコトさんの提案に反対する者はいなかった。
俺達は村で体力とSPを全回復させると、意を決してヌシが棲むという山へと向かった。
VRゲームの山道はリアルと同じように険しい。
しかし、ありがたいことにゲームの中ではどれだけ急斜面を歩いても疲れることはない。
移動時間は必要になるものの、疲労は感じずに済むのは助かる。
道中、モンスターに出くわすこともなく、俺達は万全の状態で目的地にたどり着いた。
ヌシが棲むという洞窟の入り口には、大きな岩が砕けた跡のようなものが残っていた。
ヌシの存在を示す目印か何かだろうか?
しかし、戦闘に影響するようなものではなさそうなので、特に気を留める必要はなさそうだった。
「ここでしばらく待てば、洞穴からヌシが出てくる」
メイの言葉に、俺達の緊張が一気に高まる。
岩の跡のことなどすっかり忘れ、俺は戦闘への意識を集中させた。
しばらくすると、メイの言う通り、洞穴の中から白い四つ足の獣がゆっくりと姿を現した。
体長は2メートルほどで、猛き猪には及ばないが、狼系モンスターとしてはかなりの巨体だ。
ヌシは洞穴から出ると、まるでこちらを見定めるかのように静かに立ち止まり、その大きな口を開いた。低く響く声が空気を震わせる。
「ヒ ヲ ササゲヨ」
その言葉は片言ながらも明確に人の言葉だった。さすがヌシと呼ばれる存在、ただの獣ではないことを雄弁に示していた。
「こちらから手を出さなければ、襲ってくることはない。だから、しっかり準備を整えてから攻撃を始めよう」
事前にメイから聞いていたことだったが、経験者の彼女が改めてこの場で言ってくれると、俺達は冷静になれる。
ヌシという脅威を目の前にしながら、俺達は一斉に頷き、ミコトさんから攻撃と防御を増強するバフを受け、慎重に戦闘準備を進めた。
さぁ、ここからが勝負だ!
クマサンがヌシの正面に立ち、俺は背後に回る。ミコトさんとメイは少し距離を置き、それぞれの位置にスタンバイした。
「スキル、挑発」
その声は、戦闘開始の合図でもあった。
先制でクマサンがヌシのターゲットを取ってくれたのを確認し、俺は構えていた包丁を振り下ろす。
「スキル、みじん切り!」
【ショウの攻撃 ヌシにダメージ325】
よし! ヌシが相手でも料理スキルは使用可能だ! ダメージも問題なく入っている。
クマサンやミコトさんは俺のスキルにもそのダメージ量にも慣れたもので、平然としている。だが、メイだけはそうではなかった。
「ちょっと待て! なぜ料理スキルが戦闘で使えるんだ!? それに、戦闘職でも出せないようなそのダメージは一体なんなんだ!?」
メイは驚愕の表情で俺を見つめ、今の状況を忘れたかのようだった。
戦いに慣れた戦闘職なら、こういう時でも頭を切り替えて戦闘行動を取れるのだろうが、非戦闘職の鍛冶師である彼女は、そういうわけにもいかないようだ。
「料理人にとっては狼も食材ということだ! 効くものは効くと割り切って、今は自分の仕事に集中してくれ!」
「――――! す、すまない!」
俺の言葉で我に返ったメイは、慌ててサブ職業の黒魔導士として魔法スキルを使い始めた。魔法スキルには詠唱時間が必要で、俺の料理スキルのように即時発生するものではない。
しばしの詠唱の後、ヌシに向かってメイが手を掲げる。
「ファイア!」
【メイの攻撃 ヌシにダメージ55】
ダメージ量を見る限り、火が弱点というわけではなさそうだ。
このダメージでは、メイの魔法攻撃は正直ダメージソースとしてはそれほど期待できないだろう。やはり、メインのダメージソースは俺ということになる。
ここはメイに俺の格好いいところを見せてやろうじゃないか。
俺はクマサンから敵ターゲットを奪わないよう気を配りながら、次々と料理スキルを叩き込んでいった。ヌシの体力は順調に減っていく。
正直なところ、以前戦った猛き猪に比べれば、ヌシは全然たいしたことがない。所詮、鍛冶師専用クエストのイベントモンスターに過ぎず、ネームドモンスターと比べるべくもないと、内心余裕さえ感じ始めていた。
だが、その時、事態が一変した。
「ウオォォォォォォォン!」
ヌシの残り体力ゲージが半分を切った瞬間、突如として響き渡る咆哮が空気を震わせた。予想外の行動に俺は驚き、メイの方に顔を向けた。
「メイ! この行動は知っているか!?」
「ヌシのこんな動きは私も初めて見る! そもそも、一人ではここまで体力を削れてない!」
なるほど。
ここから先はメイにとっても未知の領域というわけか。
「みんな! 油断するな! 気を引き締めていくぞ!」
俺が皆に声をかけた瞬間だった。
ヌシから衝撃波とともに無数の針のようなものが飛んできた。
【ヌシが毛針を放った
ショウにダメージ120
クマサンにダメージ120
ミコトにダメージ120
メイにダメージ120】
メッセージが次々と表示され、俺達全員が均等にダメージを受けたことを理解する。
ヌシから距離を取っていたミコトさんやメイにまでこの攻撃が届くとは、その攻撃範囲の広さは異常だった。
さらに、防御力の高いクマサンと、それ以外の俺達軽装のメンバーが同じダメージを受けている。
つまり今のは、広範囲の防御も属性も無視した攻撃ということになる。
俺は背中に冷たい汗を感じた。
126
お気に入りに追加
363
あなたにおすすめの小説
バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話
紅赤
ファンタジー
ここは、地球とはまた別の世界――
田舎町の実家で働きもせずニートをしていたタロー。
暢気に暮らしていたタローであったが、ある日両親から家を追い出されてしまう。
仕方なく。本当に仕方なく、当てもなく歩を進めて辿り着いたのは冒険者の集う街<タイタン>
「冒険者って何の仕事だ?」とよくわからないまま、彼はバイトで冒険者を始めることに。
最初は田舎者だと他の冒険者にバカにされるが、気にせずテキトーに依頼を受けるタロー。
しかし、その依頼は難度Aの高ランククエストであることが判明。
ギルドマスターのドラムスは急いで救出チームを編成し、タローを助けに向かおうと――
――する前に、タローは何事もなく帰ってくるのであった。
しかもその姿は、
血まみれ。
右手には討伐したモンスターの首。
左手にはモンスターのドロップアイテム。
そしてスルメをかじりながら、背中にお爺さんを担いでいた。
「いや、情報量多すぎだろぉがあ゛ぁ!!」
ドラムスの叫びが響く中で、タローの意外な才能が発揮された瞬間だった。
タローの冒険者としての摩訶不思議な人生はこうして幕を開けたのである。
――これは、バイトで冒険者を始めたら最強だった。という話――
箱庭から始まる俺の地獄(ヘル) ~今日から地獄生物の飼育員ってマジっすか!?~
白那 又太
ファンタジー
とあるアパートの一室に住む安楽 喜一郎は仕事に忙殺されるあまり、癒しを求めてペットを購入した。ところがそのペットの様子がどうもおかしい。
日々成長していくペットに少し違和感を感じながらも(比較的)平和な毎日を過ごしていた喜一郎。
ところがある日その平和は地獄からの使者、魔王デボラ様によって粉々に打ち砕かれるのであった。
目指すは地獄の楽園ってなんじゃそりゃ!
大したスキルも無い! チートも無い! あるのは理不尽と不条理だけ!
箱庭から始まる俺の地獄(ヘル)どうぞお楽しみください。
【本作は小説家になろう様、カクヨム様でも同時更新中です】
【画像あり】転生双子の異世界生活~株式会社SETA異世界派遣部・異世界ナーゴ編~
BIRD
ファンタジー
【転生者モチ編あらすじ】
異世界を再現したテーマパーク・プルミエタウンで働いていた兼業漫画家の俺。
原稿を仕上げた後、床で寝落ちた相方をベッドに引きずり上げて一緒に眠っていたら、本物の異世界に転移してしまった。
初めての異世界転移で容姿が変わり、日本での名前と姿は記憶から消えている。
転移先は前世で暮らした世界で、俺と相方の前世は双子だった。
前世の記憶は無いのに、時折感じる不安と哀しみ。
相方は眠っているだけなのに、何故か毎晩生存確認してしまう。
その原因は、相方の前世にあるような?
「ニンゲン」によって一度滅びた世界。
二足歩行の猫たちが文明を築いている時代。
それを見守る千年の寿命をもつ「世界樹の民」。
双子の勇者の転生者たちの物語です。
現世は親友、前世は双子の兄弟、2人の関係の変化と、異世界生活を書きました。
画像は作者が遊んでいるネトゲで作成したキャラや、石垣島の風景を使ったりしています。
AI生成した画像も合成に使うことがあります。
編集ソフトは全てフォトショップ使用です。
得られるスコア収益は「島猫たちのエピソード」と同じく、保護猫たちのために使わせて頂きます。
2024.4.19 モチ編スタート
5.14 モチ編完結。
5.15 イオ編スタート。
5.31 イオ編完結。
8.1 ファンタジー大賞エントリーに伴い、加筆開始
8.21 前世編開始
9.14 前世編完結
9.15 イオ視点のエピソード開始
9.20 イオ視点のエピソード完結
9.21 翔が書いた物語開始
残念英雄のサエナイ様!〜ゲームの世界ならチートで無双できると思った?〜
瀬野 或
ファンタジー
〝召喚されたゲームの世界は、俺が知っている世界じゃなかった──〟
ステータスはゲームそのまま。これならきっとチート無双できる。
魔王? そんなのワンパン余裕だぜ。 ──そう、俺は思っていた。
だが、それは大きな勘違いだったんだ……。
剣なんて振ったことないし、魔法はどうやって発動する?
習得した剣技なんてもっての他だ──。
それでも俺は戦わなければならない……それが、【英雄】の運命だから。
【ロード・トゥ・イスタ】というMMORPGをソロで遊んでいた引きこもりの俺は、まさか自分が遊んでいたゲームの世界に召喚されるなんて思ってもいなかった。
自分の無力さを痛感しながらも、なにができるのか模索しながら、秋原礼央は【英雄レオ】として、この世界で苦悩しながら生きていく──。ゲーム世界召喚系ファンタジー作品。
俺と幼女とエクスカリバー
鏡紫郎
ファンタジー
憧れた世界で人をやめ、彼女と出会い、そして俺は初めてあたりまえの恋におちた。
見知らぬ少女を助け死んだ俺こと明石徹(アカシトオル)は、中二病をこじらせ意気揚々と異世界転生を果たしたものの、目覚めるとなんと一本の「剣」になっていた。
最初の持ち主に使いものにならないという理由であっさりと捨てられ、途方に暮れる俺の目の前に現れたのは……なんと幼女!?
しかもこの幼女俺を復讐のために使うとか言ってるし、でもでも意思疎通ができるのは彼女だけで……一体この先どうなっちゃうの!?
剣になった少年と無口な幼女の冒険譚、ここに開幕
これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅
聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
補助魔法しか使えない魔法使い、自らに補助魔法をかけて物理で戦い抜く
burazu
ファンタジー
冒険者に憧れる魔法使いのニラダは補助魔法しか使えず、どこのパーティーからも加入を断られていた、しかたなくソロ活動をしている中、モンスターとの戦いで自らに補助魔法をかける事でとんでもない力を発揮する。
最低限の身の守りの為に鍛えていた肉体が補助魔法によりとんでもなくなることを知ったニラダは剣、槍、弓を身につけ戦いの幅を広げる事を試みる。
更に攻撃魔法しか使えない天然魔法少女や、治癒魔法しか使えないヒーラー、更には対盗賊専門の盗賊と力を合わせてパーティーを組んでいき、前衛を一手に引き受ける。
「みんなは俺が守る、俺のこの力でこのパーティーを誰もが認める最強パーティーにしてみせる」
様々なクエストを乗り越え、彼らに待ち受けているものとは?
※この作品は小説家になろう、エブリスタ、カクヨム、ノベルアッププラスでも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる