宝石の呪いで逆ハーになりましたが、やっぱり嬉しくありません！

【脚本風】紅ちゃんの１８歳の誕生日

誕生日の当日に２

～入浴後～


紅（のぼせた……）

蒼衣、にこやかに「駅前は冠水している地域もあると聞きました。今夜はこちらで休んでいかれると良いかと」

紅「あの……蒼衣さまと一緒だと休めないんですが」ムッとして。

蒼衣「明日は休みなのですから、ゆっくりできますでしょう？」

紅「どうして前期試験とかぶってくれなかったのかと恨みたくなりますね」今は大学の試験期間だったはずじゃ……。

蒼衣「全力で調整しましたからね」

紅「全力の使い方、間違えていませんか？」呆れて。

蒼衣「こうでもしないと、貴女はどこかに行ってしまいますからね。やれることには全力で挑まねばいけないでしょう」

紅「…………」

蒼衣「これでも抑えているのですよ？」紅の顎の下に手を置いて顔を上げさせる。「ずっと私の目が届く場所に貴女を置いておきたいのですから」

紅「め、目がマジですけど、正気で言ってます？」

蒼衣「私を狂わせているのは貴女でしょう？」

紅「早く目が覚めるといいですね」引きつった笑み。

蒼衣「おとなしく私に囚われてくださることを祈っていますよ」にっこり。

紅（どこで間違ったのかしらね……）外泊の連絡を家にする。今夜を無事に過ごせるかは、まだわからない。

《終わり？》