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御礼小噺
御礼小噺②
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いつもお読み頂きありがとうございます。
ついこの間、お気に入りに登録して下さった方が100名を超えコロポックル愛護週間に突入していたと思ったのですが、気付けば1000名に…:(;゙゚'ω゚'):
コロポックル国際デーか何かが制定されたのでしょうか??
作者は恐縮しっぱなしです。
拙い駄文ではありますが、もしよかったらもうしばらくお付き合いしてもらえると嬉しいです(o^^o)
~…~…~…~…~…
最近は雨の日ばかりだ。
雨の日はつまらない。
晴れている日は、外で熊や虎と遊べるし、隊舎に連れて行ってもらえれば馬や鳥とも会えるのだが雨の日は濡れてしまうからみんなと遊べないのだ。
自分は傘があるが、みんなは毛がびしょびしょになってしまうので風邪でもひいたら大変だ。
なので雨の日は部屋の中で大人しく一人でお絵描きをする事が多い。
団長の部屋にいれば、熊が近くにいてくれるので寂しくはないがギル兄様は騎士団のお仕事もお勉強もあるので、終わるまでは一緒にいられない。
そこはちょっと辛いが我慢はできる。
そんな今日も、外は雨が降っていた。
そろそろお絵描きも飽きてしまったが、今日はなんと遊び相手がいるのだ。
ルイが団長の部屋で仕事があるらしく、鳥が一緒に来てくれたのだ。
熊と鳥と遊ぶ為、いそいそとお絵描き道具をしまう。
部屋の隅に自分専用になった大きな布を敷いて、そこに2匹に座ってもらった。
仕事中の二人の邪魔は出来ないので小声で遊ぶ事にした。
「あなちゃ、ごはん、でちゅよ」
鳥の前に空のコップを置くと、嘴で突いて食べる真似をしてくれる。
「きょうは、おちごと、どうでちた?」
鳥は青い炎を纏い淡く光るとクエっと鳴いた。
「まあ、ひかっちゃの?すごい!きょうは、おいわいねぇ」
すると今度は熊が自分の頬を舐めた。
「どおちたの?きょうは、おいわいよ。いいこ、ちててねぇ」
熊の頭を撫で、抱きつきながら背中には手が回らなかったので脇腹辺りをポンポンと叩くと寝たフリをしてくれる。
「なんて、おりこうしゃんなのぉ」
鳥が熊の頭を器用に片翼で撫でる真似をした。
「まっちぇちぇねぇ。ふたりに、ごちそう、ちゅくるからねぇ」
「団長、俺はもう仕事出来ません。我慢しすぎて腹が痛いです」
ルイが肩を震わせながら部屋の隅を見ないようにしている。
私の可愛い義息子がおままごとをしているのだ。
たぶん義息子がお母さん役なのだろう。
お父さん役が鳳凰のルアンで子供役が魔熊のシーザーだ。
何故そのチョイスなのか。
逆の方がしっくりくる気はするが、義息子が楽しそうなのでそこは問題ではない。
問題なのはルアンとシーザーだろう。
魔法を使ったり、光ったりと義息子とは話せないはずなのに役になりきっている様に見える。
ルアンが何と言っているかはわからないが、シーザーはノリノリだ。
「お腹が空いた」と頬を舐めていたのだから間違いない。
時計を見るとオヤツの時間だ。
私は引き出しから焼き菓子を取り出すと義息子に近付いた。
「こんにちは!白熊急便です。お届け物ですよ」
今度こそ耐えきれずに後ろで笑い転げているルイを気にせず、義息子の楽しそうな笑顔を見ながら私もノリノリでおままごとに参加した。
「お前はボクの部下役だろ。ボクを褒め称えながら登場しろよ。もちろんそこの男みたいに手土産も忘れるな」
ルイの強制参加が決まったのは数分後だった。
ついこの間、お気に入りに登録して下さった方が100名を超えコロポックル愛護週間に突入していたと思ったのですが、気付けば1000名に…:(;゙゚'ω゚'):
コロポックル国際デーか何かが制定されたのでしょうか??
作者は恐縮しっぱなしです。
拙い駄文ではありますが、もしよかったらもうしばらくお付き合いしてもらえると嬉しいです(o^^o)
~…~…~…~…~…
最近は雨の日ばかりだ。
雨の日はつまらない。
晴れている日は、外で熊や虎と遊べるし、隊舎に連れて行ってもらえれば馬や鳥とも会えるのだが雨の日は濡れてしまうからみんなと遊べないのだ。
自分は傘があるが、みんなは毛がびしょびしょになってしまうので風邪でもひいたら大変だ。
なので雨の日は部屋の中で大人しく一人でお絵描きをする事が多い。
団長の部屋にいれば、熊が近くにいてくれるので寂しくはないがギル兄様は騎士団のお仕事もお勉強もあるので、終わるまでは一緒にいられない。
そこはちょっと辛いが我慢はできる。
そんな今日も、外は雨が降っていた。
そろそろお絵描きも飽きてしまったが、今日はなんと遊び相手がいるのだ。
ルイが団長の部屋で仕事があるらしく、鳥が一緒に来てくれたのだ。
熊と鳥と遊ぶ為、いそいそとお絵描き道具をしまう。
部屋の隅に自分専用になった大きな布を敷いて、そこに2匹に座ってもらった。
仕事中の二人の邪魔は出来ないので小声で遊ぶ事にした。
「あなちゃ、ごはん、でちゅよ」
鳥の前に空のコップを置くと、嘴で突いて食べる真似をしてくれる。
「きょうは、おちごと、どうでちた?」
鳥は青い炎を纏い淡く光るとクエっと鳴いた。
「まあ、ひかっちゃの?すごい!きょうは、おいわいねぇ」
すると今度は熊が自分の頬を舐めた。
「どおちたの?きょうは、おいわいよ。いいこ、ちててねぇ」
熊の頭を撫で、抱きつきながら背中には手が回らなかったので脇腹辺りをポンポンと叩くと寝たフリをしてくれる。
「なんて、おりこうしゃんなのぉ」
鳥が熊の頭を器用に片翼で撫でる真似をした。
「まっちぇちぇねぇ。ふたりに、ごちそう、ちゅくるからねぇ」
「団長、俺はもう仕事出来ません。我慢しすぎて腹が痛いです」
ルイが肩を震わせながら部屋の隅を見ないようにしている。
私の可愛い義息子がおままごとをしているのだ。
たぶん義息子がお母さん役なのだろう。
お父さん役が鳳凰のルアンで子供役が魔熊のシーザーだ。
何故そのチョイスなのか。
逆の方がしっくりくる気はするが、義息子が楽しそうなのでそこは問題ではない。
問題なのはルアンとシーザーだろう。
魔法を使ったり、光ったりと義息子とは話せないはずなのに役になりきっている様に見える。
ルアンが何と言っているかはわからないが、シーザーはノリノリだ。
「お腹が空いた」と頬を舐めていたのだから間違いない。
時計を見るとオヤツの時間だ。
私は引き出しから焼き菓子を取り出すと義息子に近付いた。
「こんにちは!白熊急便です。お届け物ですよ」
今度こそ耐えきれずに後ろで笑い転げているルイを気にせず、義息子の楽しそうな笑顔を見ながら私もノリノリでおままごとに参加した。
「お前はボクの部下役だろ。ボクを褒め称えながら登場しろよ。もちろんそこの男みたいに手土産も忘れるな」
ルイの強制参加が決まったのは数分後だった。
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