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185 人間? 亜人? 敵?
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俺がショタ神の所に行っている間、西に広がる山脈を要塞化する目的で、西へと重点的に伸び楕円形になっていた領域ですが、現在はコアさんにお願いして、円形に広げる様にしてもらっている。その甲斐もあって、今ではそこそこ綺麗な円形となっていた領域ですが、未だに東は狭いままだったりする。
山に残った森に生息する駆除対象の邪魔物を殲滅しながら進んでいる為、進行がゆっくりな事もあるが、山の向こうまで行くと敵に存在を察知される可能性が上がるのが一番の理由だ。
東の山、土属性との親和性が高かったのか、【魔力結晶】のお陰でどんどん高くなる高山エリアの山頂は、西から流れて来る風を遮る為、空気中に含まれる【水属性】の魔力や水分が、衝突することで、常に雲で覆われている。
特に、テンテンさんとトバリさんによって雲の結界が張られてからは、徹底してその姿は隠されている。山が大きく成っている事にも、気が付いて居ないのではなかろうか? 獣人さん方曰く、もともと頂上は曇りがちで、雲が晴れるのは稀だったらしいですしね。
そして、ルナさんとクロスさんに頼み、隠密性と戦闘能力が高く、且つ上空を移動できる子達を見繕って貰い、周辺を上空から観測して貰う事で、アルベリオン王国周辺の村や町の位置は、こちら側……アルベリオン王国で言うところの国土の西側だけですが、大まかに把握している。言葉だけで伝えたい距離が分かるのは、何気に凄いですよね、<翻訳>は偉大だ。
プルさんやクロスさん率いる警邏隊や工作隊、アンコさん率いる隠密部隊も地上から観測していたりしますが、東の奥には派遣していない。勇者何て物騒な存在が居る地域に派遣するほど、切羽詰まって居ませんでしたし、現状はその程度です。
……そう言えば、人間との接敵に伴い、南西への領域拡張が滞っていましたっけ。それに、東の山の向こうに広がっていた森もほとんど残って居ませんし、今度は北の領域を重点的に伸ばしておきましょうか。
~ 了解、領域拡張の方向を変更いたします ~
よろしくお願いします。いや~、コアさんに任せれば良いのは、細かい設定をしなくて済んで楽ですね~。
話を戻すと、世界樹さんの根は、その領域のさらに奥にまで到達しており、とうとう人っぽい生物の存在を感知したらしい、して仕舞ったらしい……は~~~。
接触すれば、本格的な侵略を考える必要が出ると思っていましたが……う~ん、それ以上に面倒な気配がひしひしとするぞ~。
ダンジョンマップを確認する。世界樹さんはダンジョンの一部となっているので、領域外でもその姿だけなら観測できますからね。
……何気にこれも、他のダンジョンとは違う要素な気が。DPを使わずとも、領域外に領域を広げられるとか、世界樹さんは恐ろしい存在に成ったもんです。
表示されたマップから、世界樹さんの根が東の領域外に向けて、相当な長さまで伸びていることが確認できる。見た感じでは、丁度一番近い村の真下位まで伸びている様ですね。ここまで距離がピッタリとは、観測した子達の情報の正確さが伺えます。
獣人さん方の説明では、国の領土に攻めて来たのは全て人間。<鑑定>持ちが居るので、先ず間違いは無いとの事。更に、潜入しているポーさんの情報収集部隊は、情報の集まる王都で主に活動しているらしく、ある意味隠れる場所が少なく見つかりやすい田舎には、情報も無いと言う事で近づかないらしい。人材も限られますし、<鑑定>は何気に高等スキル、持って居る方も少ないのでしょう。効率よく運用しようとしたら、そうなるか。
亜人と人間は、見た目だけではそれ程変わらない。人間と言ってもその範囲はかなり広いですし、性格も千差万別で、それだけで判断はできない。
完全に見極めるには超高レベルの<鑑定>を掛けるか、人間特有の嫌な気配を察知できる、世界樹さんの様な存在でなければならない。当然、偵察に行った子達や、ポーさんの諜報員では、判断することなどできないでしょう。
国民すべてが人間であれば、全く気にせずに潰せるものを、選別の必要が出てきましたね。人間が全て駆除対象となったことで、攻めるのも楽になったと思ったのに……。
まぁ、<深化>のお陰で、処理能力も機能も潤沢ですし、そこは如何とでもなりますね。問題は世界樹さんの方か。
「取り敢えず、世界樹さんは如何したいですか?」
「なの、関係ない亜人なら、私は如何こうする心算は無いなの。敵は国なの、気持ち悪い人間なの」
「では、この亜人だと思われる方達は、取り敢えず保留って事で。隠密部隊に情報を探らせて、生活の様子でも見てみますか」
世界樹さん曰く、特殊な存在は感じ取れないとの事なので、探らせるにはいい機会でしょう。世界樹さんの感知は、周囲に魔力が撒き散らされて仕舞い頻繁には使えない。そのせいで急激に環境が変われば、それこそ変なものを呼び込みかねない。控えめに行きましょう。
「なのなの、了解なの」
普通の村人なら、世界樹さんに敵対した軍人とは無関係とも取れますし、本人もそれで納得している様子ですね。
てか、もう世界樹さんの敵が人間に置き換わっている気が……実際人間は害悪ですし、アルベリオン王国の中枢が人間に置き換わっているなら、最終目標は変わらないですね。
もし国のトップも亜人なら、その時はその時で責任を取らせましょうか。まぁ、言い訳の場位は用意しても良いでしょう、本人の口から理由を聞ければ、世界樹さんの決意も定まるってもんです。
「って、訳ですので、クロスさーん。1チーム程隠密班をお願いできますか?」
「ハ! 戦闘職が居ないのでしたら、問題ないと思われます。お任せください」
「お願いしますね~」
「因みに主様、複数のチームを送ってもよろしいでしょうか?」
おん? それ程大きな村でも無いですし、無駄に送っても発見される可能性が上がりますし……何かありましたっけ?
「その……仕事の割り当てと、実地での経験不足の解消が」
あぁ、隠密訓練は領域内の魔物に対してや、身内同士でやり合ったりしていましたが、同じ相手ばかりでは、経験が足りなくなる可能性がありますね。変な癖がついても面白くないですし……相手が唯の一般人なら、問題ないでしょう。
しかし、仕事が足りないのは、上司として看過できない問題ですね。う~む……そろそろ、他にも侵入する範囲を広げましょうか。
ゴトーさんにでも回せば、良い様に使ってくれるでしょう。何気に行動範囲が拡大していますし。
「それでしたら、長期の潜入に適したものが良いですね、お任せください、見繕っておきます」
「お願いしますね~」
う~ん、優秀な部下を持つと、仕事が楽ですね~。ま、クロスさんばかりに仕事を押し付けるのもあれなので、本人は喜んでいそうですが、こっちもこっちで動きましょうか。
「プルさ~ん。ちょっとゴトーさんにまで連絡とってもらえます?」
(は~い。つなぐね~)
俺の呼びかけに、プルさんがプルプルと震えながら、ゴトーさんに向けてコールする。暫くすると、がちゃりと<念話>による音がして、繋がったことを知らせてくれる。それ、気に入ったので?
「もしもしゴトーさん、今お時間大丈夫ですか?」
(おや、マイロードからお声掛け頂けるとは、珍しいですな。こちらは問題ありませんぞ)
電話なんてない世界ですからね、仕事の途中で切り上げる理由にできないのに、こちらから掛けるのもどうかと思いまして、こちらからは通信を控えていたんですよね。夜になれば、ゴトーさんの方から連絡が来ますし。
(して、ご用は?)
「以前、カッターナで伝手があると言っていましたよね? ちょっと商売でもしてみませんか?」
(商売…金…土地…ほうほう……ほうほうほう!)
アルベリオン王国もカッターナ連合国も、一緒くたに一掃は難しそうですからね。ちょっと搦て手を使う必要がありそうです、亜人や獣人がいる国なんですから、その事も考慮して、行動しようじゃないですか。
「メルルルルル、マイロードも悪ですなぁ」
「いやいや、瞬時に気が付くゴトーさんこそ~」
「メルメルメル」
「くくく」
「くくくくくく」
さて、悪巧み、もとより作戦会議と行きましょう。圧倒的優位性を、存分に生かそうじゃありませんか。
山に残った森に生息する駆除対象の邪魔物を殲滅しながら進んでいる為、進行がゆっくりな事もあるが、山の向こうまで行くと敵に存在を察知される可能性が上がるのが一番の理由だ。
東の山、土属性との親和性が高かったのか、【魔力結晶】のお陰でどんどん高くなる高山エリアの山頂は、西から流れて来る風を遮る為、空気中に含まれる【水属性】の魔力や水分が、衝突することで、常に雲で覆われている。
特に、テンテンさんとトバリさんによって雲の結界が張られてからは、徹底してその姿は隠されている。山が大きく成っている事にも、気が付いて居ないのではなかろうか? 獣人さん方曰く、もともと頂上は曇りがちで、雲が晴れるのは稀だったらしいですしね。
そして、ルナさんとクロスさんに頼み、隠密性と戦闘能力が高く、且つ上空を移動できる子達を見繕って貰い、周辺を上空から観測して貰う事で、アルベリオン王国周辺の村や町の位置は、こちら側……アルベリオン王国で言うところの国土の西側だけですが、大まかに把握している。言葉だけで伝えたい距離が分かるのは、何気に凄いですよね、<翻訳>は偉大だ。
プルさんやクロスさん率いる警邏隊や工作隊、アンコさん率いる隠密部隊も地上から観測していたりしますが、東の奥には派遣していない。勇者何て物騒な存在が居る地域に派遣するほど、切羽詰まって居ませんでしたし、現状はその程度です。
……そう言えば、人間との接敵に伴い、南西への領域拡張が滞っていましたっけ。それに、東の山の向こうに広がっていた森もほとんど残って居ませんし、今度は北の領域を重点的に伸ばしておきましょうか。
~ 了解、領域拡張の方向を変更いたします ~
よろしくお願いします。いや~、コアさんに任せれば良いのは、細かい設定をしなくて済んで楽ですね~。
話を戻すと、世界樹さんの根は、その領域のさらに奥にまで到達しており、とうとう人っぽい生物の存在を感知したらしい、して仕舞ったらしい……は~~~。
接触すれば、本格的な侵略を考える必要が出ると思っていましたが……う~ん、それ以上に面倒な気配がひしひしとするぞ~。
ダンジョンマップを確認する。世界樹さんはダンジョンの一部となっているので、領域外でもその姿だけなら観測できますからね。
……何気にこれも、他のダンジョンとは違う要素な気が。DPを使わずとも、領域外に領域を広げられるとか、世界樹さんは恐ろしい存在に成ったもんです。
表示されたマップから、世界樹さんの根が東の領域外に向けて、相当な長さまで伸びていることが確認できる。見た感じでは、丁度一番近い村の真下位まで伸びている様ですね。ここまで距離がピッタリとは、観測した子達の情報の正確さが伺えます。
獣人さん方の説明では、国の領土に攻めて来たのは全て人間。<鑑定>持ちが居るので、先ず間違いは無いとの事。更に、潜入しているポーさんの情報収集部隊は、情報の集まる王都で主に活動しているらしく、ある意味隠れる場所が少なく見つかりやすい田舎には、情報も無いと言う事で近づかないらしい。人材も限られますし、<鑑定>は何気に高等スキル、持って居る方も少ないのでしょう。効率よく運用しようとしたら、そうなるか。
亜人と人間は、見た目だけではそれ程変わらない。人間と言ってもその範囲はかなり広いですし、性格も千差万別で、それだけで判断はできない。
完全に見極めるには超高レベルの<鑑定>を掛けるか、人間特有の嫌な気配を察知できる、世界樹さんの様な存在でなければならない。当然、偵察に行った子達や、ポーさんの諜報員では、判断することなどできないでしょう。
国民すべてが人間であれば、全く気にせずに潰せるものを、選別の必要が出てきましたね。人間が全て駆除対象となったことで、攻めるのも楽になったと思ったのに……。
まぁ、<深化>のお陰で、処理能力も機能も潤沢ですし、そこは如何とでもなりますね。問題は世界樹さんの方か。
「取り敢えず、世界樹さんは如何したいですか?」
「なの、関係ない亜人なら、私は如何こうする心算は無いなの。敵は国なの、気持ち悪い人間なの」
「では、この亜人だと思われる方達は、取り敢えず保留って事で。隠密部隊に情報を探らせて、生活の様子でも見てみますか」
世界樹さん曰く、特殊な存在は感じ取れないとの事なので、探らせるにはいい機会でしょう。世界樹さんの感知は、周囲に魔力が撒き散らされて仕舞い頻繁には使えない。そのせいで急激に環境が変われば、それこそ変なものを呼び込みかねない。控えめに行きましょう。
「なのなの、了解なの」
普通の村人なら、世界樹さんに敵対した軍人とは無関係とも取れますし、本人もそれで納得している様子ですね。
てか、もう世界樹さんの敵が人間に置き換わっている気が……実際人間は害悪ですし、アルベリオン王国の中枢が人間に置き換わっているなら、最終目標は変わらないですね。
もし国のトップも亜人なら、その時はその時で責任を取らせましょうか。まぁ、言い訳の場位は用意しても良いでしょう、本人の口から理由を聞ければ、世界樹さんの決意も定まるってもんです。
「って、訳ですので、クロスさーん。1チーム程隠密班をお願いできますか?」
「ハ! 戦闘職が居ないのでしたら、問題ないと思われます。お任せください」
「お願いしますね~」
「因みに主様、複数のチームを送ってもよろしいでしょうか?」
おん? それ程大きな村でも無いですし、無駄に送っても発見される可能性が上がりますし……何かありましたっけ?
「その……仕事の割り当てと、実地での経験不足の解消が」
あぁ、隠密訓練は領域内の魔物に対してや、身内同士でやり合ったりしていましたが、同じ相手ばかりでは、経験が足りなくなる可能性がありますね。変な癖がついても面白くないですし……相手が唯の一般人なら、問題ないでしょう。
しかし、仕事が足りないのは、上司として看過できない問題ですね。う~む……そろそろ、他にも侵入する範囲を広げましょうか。
ゴトーさんにでも回せば、良い様に使ってくれるでしょう。何気に行動範囲が拡大していますし。
「それでしたら、長期の潜入に適したものが良いですね、お任せください、見繕っておきます」
「お願いしますね~」
う~ん、優秀な部下を持つと、仕事が楽ですね~。ま、クロスさんばかりに仕事を押し付けるのもあれなので、本人は喜んでいそうですが、こっちもこっちで動きましょうか。
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(は~い。つなぐね~)
俺の呼びかけに、プルさんがプルプルと震えながら、ゴトーさんに向けてコールする。暫くすると、がちゃりと<念話>による音がして、繋がったことを知らせてくれる。それ、気に入ったので?
「もしもしゴトーさん、今お時間大丈夫ですか?」
(おや、マイロードからお声掛け頂けるとは、珍しいですな。こちらは問題ありませんぞ)
電話なんてない世界ですからね、仕事の途中で切り上げる理由にできないのに、こちらから掛けるのもどうかと思いまして、こちらからは通信を控えていたんですよね。夜になれば、ゴトーさんの方から連絡が来ますし。
(して、ご用は?)
「以前、カッターナで伝手があると言っていましたよね? ちょっと商売でもしてみませんか?」
(商売…金…土地…ほうほう……ほうほうほう!)
アルベリオン王国もカッターナ連合国も、一緒くたに一掃は難しそうですからね。ちょっと搦て手を使う必要がありそうです、亜人や獣人がいる国なんですから、その事も考慮して、行動しようじゃないですか。
「メルルルルル、マイロードも悪ですなぁ」
「いやいや、瞬時に気が付くゴトーさんこそ~」
「メルメルメル」
「くくく」
「くくくくくく」
さて、悪巧み、もとより作戦会議と行きましょう。圧倒的優位性を、存分に生かそうじゃありませんか。
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