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45 迷宮、本格始動!!
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~最終集計が完了しました~
~侵入者を撃退しました。1,576,800 DPを取得しました~
現在時刻10:10:38
蟲の迷宮(仮) 残り猶予 233:14:08(停止中)
LV(レベル):2
特性:植物・水
DP:2,740,816
迷宮 創造 作成 倉庫 その他
ははは、もう笑うしか無いですね。
「そんなに凄いなの?」
「解毒に使ったDPが、一万ちょっとです」
「・・・ひょっとして、私って安上がりなの?」
「安上がりと言うよりも、頑丈ですかね?」
でなければ、毒で死んでいるでしょうしね。流石世界樹・・・ん?【蟲の迷宮】?
「コアさん、仮の名前が【蟲の迷宮】になっているんですけど?」
~現在迷宮の名称は確定されていない為、世界の記憶(ワールド・レコード)の情報より、最も適した名称が割り当てられています~
「このまま確定したら?」
~特別の条件を満たさない限り、変更されません~
「つまり、このままいくとこの名称で決定すると・・・世界樹がどこにも無いですね」
「な、なの!?どうしたら確定されるなの!?」
~特定多数の存在に認識されることで確定されます~
「つまりは、虫達の方が世界樹さんよりも目立っているから、今の名前になったと・・・今のところ、世界樹さんの影薄いですからね~」
「な!そんな事ないなの!」
「でも今まで、表立って何もしていませんし?虫族の魔物がこれだけ活躍すれば・・・ね?」
「じゅ、じゃあ、どうすればいいなの!?」
「今のままじゃいやですか?」
「世界樹としての矜持があるなの!」
ほうほう、なるほど。
「では、一目見て世界樹だと分かる様になれば変わるのでは?」
「一目見て・・・?」
「ですので、しっかり休んで大きく成れば、遠くからでも分かる様になるでしょうし、先に認識されるようになりますよ、なんせ世界樹なんですから、大きくなるのでしょ?」
「なるほどなの!なら、どんどん大きくなるなの!」
ふふふ、これで無茶な暴走は抑えられるでしょう。今は、環境改善が最優先ですからね、回復に努めてもらわねば。
後変わっているところは、残り猶予が伸びているところですかね。これは、世界樹さんの体調が改善されているからでしょうね。この調子でいけば、表示が無くなるのもそう遠い事じゃないでしょう。
最後は・・・DPですかね。
「ほんと、とんでもない数値になっていますね、何から始めましょうか。世界樹さん、どうします?」
「お友達を増やすなの!」
「それは後にして、コアさん、領域拡張100DP分お願いします。あ、一番効率のいいやり方で」
~承知しました~
「無視なの?!」
驚愕の表情を浮かべながら、世界樹さんが叫ぶ。いや、だってねぇ・・・
「増やしても良いですけど、食べ物が無いですよ?このままじゃ、餓死待ったなしです」
「うぐぅ。なら食べ物いっぱい増やすなの!」
それが妥当ですかね?世界樹さんの特性のお陰で、植物の成長は異常に速いですから、すぐに整うでしょう。
ちなみに、領域拡張は球状に広げるのが、一番無理がないみたいです。歪な形に広げると、無駄なコストが掛かるんですよね~。
~領域拡張が終了いたしました~
あれ?今回はやくね?・・・なぜか、デジャブが・・・
~他者の領域に接触しました~
~領域内に侵入者が現れました~
【ベテルボロ・ラッチ】【卵】
まだ居たんですか!?ここは・・・崩れ落ちた世界樹の中か。どこの世界にも、引きこもりは居るんですね。
これだけ食料(世界樹の残骸)が残っていれば、出ていく必要も無いですし。居てもおかしくないか。
・・・で?この【卵】ってな~ぁに?
【卵】:【ベテルボロ・ラッチ】の卵。
「「・・・」」
うん、わかっていましたよ!こん畜生!!
「駆逐するなの!!」
「クロスさん、害虫の排除をお願いします。土の中にも卵があるのでその処理も。方法は一任します」
(ハ!承りました!排除する際は可能な限り迷宮内で行います。亡骸等については、こちらで使用してもよろしいでしょうか?)
「構いません、肥料にするなり、食料にするなり自由に扱って下さい。あ、ついででいいので、倒れた世界樹もバラしておいて下さい。植物の肥料の代わりになるでしょう。アルトさんが使っても構わないですよ」
今の皆さんの実力なら、やられることは無いでしょう。駆逐してもらっている間に、何を散布するか決めましょうか。世界樹さんも【生産】画面を見られるみたいですし、選んでもらいますか。あ、それよりも・・・
「そうだ、世界樹さんも【創造】してみますか?」
「え?う~んと、・・・私じゃできないみたいなの」
「あれ、そうなんですか。サブマスターだからですかね?」
~迷宮の機能はスキル<ダンジョンクリエイト>によるものです~
~サブマスター世界樹はスキルを所持しておりません~
あぁ、この機能はスキルによるものだったんですか。
つまり、コアさんのダンジョンとしての能力と、スキル<ダンジョンクリエイト>の能力と二つあるって事ですか。
迷宮運営については、俺しかできないと。
「じゃぁこの中で、ほしいものありますか?無ければ新しく【創造】しますが」
「えっとね!これと、これと、これと―――」
「でしたら、これもどうです?」
「それ良いなの!ならこれも―――」
「でも、これは寒冷地用でして―――」
のんびりまったり、選んでいく。事前準備の段階が、一番楽しいってありますよね。実際実行するのは、コアさんですし。
こんな気楽に選べるなんて、今までからしたら考えられない事ですね。
~侵入者を撃退しました。1,576,800 DPを取得しました~
現在時刻10:10:38
蟲の迷宮(仮) 残り猶予 233:14:08(停止中)
LV(レベル):2
特性:植物・水
DP:2,740,816
迷宮 創造 作成 倉庫 その他
ははは、もう笑うしか無いですね。
「そんなに凄いなの?」
「解毒に使ったDPが、一万ちょっとです」
「・・・ひょっとして、私って安上がりなの?」
「安上がりと言うよりも、頑丈ですかね?」
でなければ、毒で死んでいるでしょうしね。流石世界樹・・・ん?【蟲の迷宮】?
「コアさん、仮の名前が【蟲の迷宮】になっているんですけど?」
~現在迷宮の名称は確定されていない為、世界の記憶(ワールド・レコード)の情報より、最も適した名称が割り当てられています~
「このまま確定したら?」
~特別の条件を満たさない限り、変更されません~
「つまり、このままいくとこの名称で決定すると・・・世界樹がどこにも無いですね」
「な、なの!?どうしたら確定されるなの!?」
~特定多数の存在に認識されることで確定されます~
「つまりは、虫達の方が世界樹さんよりも目立っているから、今の名前になったと・・・今のところ、世界樹さんの影薄いですからね~」
「な!そんな事ないなの!」
「でも今まで、表立って何もしていませんし?虫族の魔物がこれだけ活躍すれば・・・ね?」
「じゅ、じゃあ、どうすればいいなの!?」
「今のままじゃいやですか?」
「世界樹としての矜持があるなの!」
ほうほう、なるほど。
「では、一目見て世界樹だと分かる様になれば変わるのでは?」
「一目見て・・・?」
「ですので、しっかり休んで大きく成れば、遠くからでも分かる様になるでしょうし、先に認識されるようになりますよ、なんせ世界樹なんですから、大きくなるのでしょ?」
「なるほどなの!なら、どんどん大きくなるなの!」
ふふふ、これで無茶な暴走は抑えられるでしょう。今は、環境改善が最優先ですからね、回復に努めてもらわねば。
後変わっているところは、残り猶予が伸びているところですかね。これは、世界樹さんの体調が改善されているからでしょうね。この調子でいけば、表示が無くなるのもそう遠い事じゃないでしょう。
最後は・・・DPですかね。
「ほんと、とんでもない数値になっていますね、何から始めましょうか。世界樹さん、どうします?」
「お友達を増やすなの!」
「それは後にして、コアさん、領域拡張100DP分お願いします。あ、一番効率のいいやり方で」
~承知しました~
「無視なの?!」
驚愕の表情を浮かべながら、世界樹さんが叫ぶ。いや、だってねぇ・・・
「増やしても良いですけど、食べ物が無いですよ?このままじゃ、餓死待ったなしです」
「うぐぅ。なら食べ物いっぱい増やすなの!」
それが妥当ですかね?世界樹さんの特性のお陰で、植物の成長は異常に速いですから、すぐに整うでしょう。
ちなみに、領域拡張は球状に広げるのが、一番無理がないみたいです。歪な形に広げると、無駄なコストが掛かるんですよね~。
~領域拡張が終了いたしました~
あれ?今回はやくね?・・・なぜか、デジャブが・・・
~他者の領域に接触しました~
~領域内に侵入者が現れました~
【ベテルボロ・ラッチ】【卵】
まだ居たんですか!?ここは・・・崩れ落ちた世界樹の中か。どこの世界にも、引きこもりは居るんですね。
これだけ食料(世界樹の残骸)が残っていれば、出ていく必要も無いですし。居てもおかしくないか。
・・・で?この【卵】ってな~ぁに?
【卵】:【ベテルボロ・ラッチ】の卵。
「「・・・」」
うん、わかっていましたよ!こん畜生!!
「駆逐するなの!!」
「クロスさん、害虫の排除をお願いします。土の中にも卵があるのでその処理も。方法は一任します」
(ハ!承りました!排除する際は可能な限り迷宮内で行います。亡骸等については、こちらで使用してもよろしいでしょうか?)
「構いません、肥料にするなり、食料にするなり自由に扱って下さい。あ、ついででいいので、倒れた世界樹もバラしておいて下さい。植物の肥料の代わりになるでしょう。アルトさんが使っても構わないですよ」
今の皆さんの実力なら、やられることは無いでしょう。駆逐してもらっている間に、何を散布するか決めましょうか。世界樹さんも【生産】画面を見られるみたいですし、選んでもらいますか。あ、それよりも・・・
「そうだ、世界樹さんも【創造】してみますか?」
「え?う~んと、・・・私じゃできないみたいなの」
「あれ、そうなんですか。サブマスターだからですかね?」
~迷宮の機能はスキル<ダンジョンクリエイト>によるものです~
~サブマスター世界樹はスキルを所持しておりません~
あぁ、この機能はスキルによるものだったんですか。
つまり、コアさんのダンジョンとしての能力と、スキル<ダンジョンクリエイト>の能力と二つあるって事ですか。
迷宮運営については、俺しかできないと。
「じゃぁこの中で、ほしいものありますか?無ければ新しく【創造】しますが」
「えっとね!これと、これと、これと―――」
「でしたら、これもどうです?」
「それ良いなの!ならこれも―――」
「でも、これは寒冷地用でして―――」
のんびりまったり、選んでいく。事前準備の段階が、一番楽しいってありますよね。実際実行するのは、コアさんですし。
こんな気楽に選べるなんて、今までからしたら考えられない事ですね。
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