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プロローグ、初めまして新しい私

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ーー プロローグ


「もう生きていたくない。」
彼女は発作的に死を選んでしまった。

後悔がないと言えば嘘になる、まだ成人していない息子や自分のことを助けてくれていた夫のことを思うと・・自分勝手な行動だったとも思えた。
でももう耐えきれなかった、これ以上家族の負担になることも耐えられなかった。
50年を超える人生で思い出せば色々な楽しい思い出もあるが、それを上回る辛い思いでも同じように思い出される。

ふと気づくと彼女は見知らぬ空間に立っていた。
「ここは何処なの?これが死後の世界?」
と思いながら道がないために、その場で戸惑っていた。
すると突然、声が聞こえてきた
「ようこそ、私の管理する世界の入り口に。貴方を喜んで迎えるわ。今まで出来なかったことややりたいことがあるだろうけど、こちらの世界なら自由よ。それに危険はあるけど魔法もあるから、頑張ってみて。そうそうどんな家庭に生まれたいか希望を聞いておこうかしら。」
と、頭に直接流れる声。
「・・私は・・死んだんですよね。もう苦しみから解放されたんですよね。」
「ああ、忘れていたわね。貴方には既に精神耐性のスキルがあるから、今度の人生では気にしなくていいのよ。」
「そうなんですね。それならお金持ちの家に産まれてみたいです。優しい家族のいる家庭に。」
「・・そう、分かったわ。貴方の希望を出来るだけ叶えるわね。それでは良い人生を。」
という言葉と共に女性は、赤ん坊としてある家族の元に送られた。


ーー 初めまして、新しい私。

「オギャー、オギャー。」
元気な赤ん坊の声が響く。
「奥様、元気なお嬢様ですよ。」
産婆の女性が赤ん坊を取り上げて、母になった女性に赤ん坊を見せる。
「まあ、私の赤ちゃんね。こんにちわ、私がママよ。」
赤ん坊に声をかけて女性は満足気味に、部屋に入ってきた夫に
「貴方見てください、娘の顔を。」
「おお、かわいいね、君に似て美人になるよ。」
夫は優しい声でそう言って、妻を労った。

その頃赤ん坊は、戸惑っていた。
まだ目が見えないけど・・私生まれ変わったみたいね。
どんな家族なのかしら?とても夫婦仲が良さそうだけど・・。

90日後。
彼女は初めてこの世界の自分の姿を目にした。
首が座ってきた彼女を侍女のハンナが、着替えさせながら髪を解き着飾ってその姿を彼女に手鏡で見せてくれたのだ。
「ええ!私こんな顔なんだ。髪がオレンジぽくて目がグリーン。まるで西洋のお人形みたい。」
まじまじと自分の顔を見た彼女は、まだ喋れない口で
「ウキャウキャ」(「初めまして、新しい私。」)
と喜んでいた。
「まあ、自分の姿が面白いのですね。やっぱり女の子ですよね。」
ハンナは、その日から良く姿を鏡で見せてくれるようになった。


ーー もう一歳。


スクスクと育った彼女は、一才の誕生日を迎えた。
まだこの世界がどんな世界か分からない。
あの時の話では・・危険と魔法があると言ってたわね。
危険に対して慎重に生きなきゃダメよね。
魔法で自分を守れるようにするべきよね。
どうしたら魔法使えるのかしら?
興味と不安が・・でも大丈夫みたい。
昔みたいな不安じゃないわ、今度こそ頑張って幸せになるわ。

そんなことを思いながら、彼女はゲージからの脱柵を謀る。

「外の様子が知りたいわ。どんな風景が見えるのかしら?車は?飛行機はあるのかしら?」
とまだ舌足らずなため、心の中で独り言を言いながら部屋のドアを開けようとするが、手が届かない。
近くにあったクッションをかき集めて、山積みにする。
クッションの山を掻き分けながら登り、やっと手がドアの取手に届いた。
ドアが開くと共に廊下の転げ出る。
「ちょっと痛かったわね。次はうまくしなくっちゃ。」
決意を新たに廊下をよちよちと歩く、この世界での名をベティーと呼ばれる彼女。

子供のためかいやに広い廊下だね。
腰高窓からは青い空と白い雲しか見えない。

部屋のドアがやたらと多い、ここは豪邸なの?
やっとしたに続く階段を見つける、階段を降りようと思うが段差が大きくて難しい。
「今日はここまでだね。誰かに見つかる前にお部屋に戻ろう」
きた道をまたよちよちと歩いて戻る。
こんなことを一月続けていたら、すっかり上手に歩けるようになったベティー。
「今日こそは階段を克服してみせるわ。」
意を決して階段に挑戦する。

階段に対して後ろ向きになると、右足からそっと階段を下のほうに伸ばしてゆく、当然立っては無理なので両手両足をつく形からのとなる。
なんとか右足が月の階段に足がついた、後ろの体重をずらすように身体を下げると左足を下げる。
こうして慎重に14段の階段を降り切った。

足音を耳にして私は、直ぐ近くの物陰に隠れる。
侍女のハンナだ、時間があまりない外へ。
足跡が聞こえなくなったところで、玄関へと歩く。
自分の歩みがあまりに遅いが今は仕方ない、「しまった!」扉に手が届かない。
玄関扉までたどり着いたが、開けることのできないことでガックリと肩を落とす私に、いつの間にか後ろに来ていたハンナが。
「お嬢様、お外が見てみたいのですか?」
と声をかけてきた、振り向きながらコクリと頷く私に。
私を抱き上げたハンナが扉を開ける、異世界の風景が目に飛び込んできた。
「凄いわ、ものすごく田舎なにょ?」
と思わず口にした私にハンナは
「とんでもございません、大きな街ですよホワイト伯爵領は。」
と教えてくれた。

私の目の前に広がる風景は、未歩道の道と一部を石が敷き詰められた馬車道のような道路、その周囲は牧歌的な風景が広がり、ここが少し丘のように高くなっているのがわかる。
首を回すと石造りの街並みが見えて、周囲を高く丈夫な塀が囲っているのがわかる。
どれだけ時間をかけてこの塀と街を作ったのだろう?
私は海外力をしたことがなかったが、是非みてみたいと思っていたヨーロッパの古い街並みを彷彿とさせるこの街が、一眼で好きになった。
「とてもうちゅくしいですね。」
舌足らずの言葉で、感想を言う私にハンナが
「そうですよ、私も大好きです。」
と応じてくれた。


ーー 3歳になる。


その後もちょくちょく脱柵を謀る私に、ハンナがとうとうゲージを撤去してくれた。
そういえば両親の姿をあまりみないのはなぜ?
「ハンニャ、そうしておきゃあさまはここにいらっしゃらにゃいの?」
「ご当主である旦那様と王都で、お仕事をされているからでっすよ。」
と教えてくれたがなんのお仕事かは分からなかった。

最近では敷地内までなら自由に出られるようになった私は、お転婆娘を謳歌していた。
「お嬢様、またこんなに泥だらけになって・・。」
といつもハンナに叱られていた。

3歳の誕生日には、滅多に帰ってこない両親が屋敷に戻ってきて、私の誕生日を祝ってくれたわ。
「ベティー、おめでとう。これはね王都で流行りのスカーフよ。」
とお母様が綺麗な柄のスカーフをプレゼントしてくれた。
「おめでとう私のかわいい娘。これは君のために作らせたアクセサリーだよ。」
とお父様がネックレスをプレゼントしてくれた、三日月のような形に青い石がはめてある。
「ありがとう、お母様お父様。」
とお礼を言って、楽しい食事を一緒にいただいた。
両親がそばにいないのは少し寂しいけど、優しい両親のもと幸せだわ。

3歳になった私に、お母様は新たに家庭教師を雇うことにしたようだ。

「初めましてベティー様、私は礼法とダンスを教えるためにきましたロッテンマイアと申します。」
と大人な挨拶をいただいた私も、うる覚えの令嬢の挨拶を返す。
「初めまして、私は歴史と教養を教えるためにきました、クリティーと申します。」
と別女性が挨拶を
「こちらこそよろしくて。」
と挨拶を返す。
「初めまして、私は魔法と剣術を教えるレビューです。」
一際、目立つ彼女の美貌の顔に長い耳が見えた。
「こんにちわです。貴方はエルフさんですか?」
と問えば
ニコリと笑顔で頷いた。
急に3人もの家庭教師、私大丈夫かしら?


ーー いつの時代、世界でも勉強はあるのね。

その日から私の日課にお勉強が加わった。
楽しかったのは、エルフさんが教えてくれる魔法と剣術。
礼法とお勉強は退屈だったわ、私は身体を動かすことが好きみたい。

でもねこの世界にスポーツや遊戯がとても少ないことがよく分かったわ。
何故って、この世界はそこまで余裕がないようなのそして危険なの。
街の周りに高い壁があるのがその証拠、この壁は魔物と言う怖い生き物から街をも守るものだと聞いたの。
街の外にはその怖い生き物がいるらしいわ。

そいえば・・・ううん!もう過去のことよ。

身体を動かすのは好き、剣を振りながら魔物を想定して型の練習をする。
「魔物って?」
そう質問すると
「魔力に飲み込まれた異形の生き物です。」
と教えてもらった、とても怖そう。

その後もダンスや礼法とお嬢様らしい勉強をしながら、身体を動かしていつの間にか2年の月日が経った。

5歳の誕生日を迎え、私は社交というものにデビューすることになった。
お母様が私をあるパーティーに同行する。
「ベティー、今日のパーティーは公爵様のお嬢様の社交デビューのパーティーよ。貴方と同じ5歳になられたそう。これからお付き合いがあるでしょうから、ご挨拶しておくのよ。」
と言われ、ひな壇を見るといかにもお嬢様という感じの少女が見えた。

お母様とご挨拶に向かう
「初めまして、キャロライン様。ベティーと申します。」
とお嬢様の挨拶をすると
「初めましてベティー、貴方とお友達になりたいわ。今後もよろしくね。」
と挨拶を返され、笑顔で頷いた私。
私は心の中で『本当にお嬢様らしい子とお友達になったわ。』と興奮していた。

公爵家には上に兄が2人いて、妹であるキャロライン様を大変可愛がっているようだ。
私も優しいお兄様が欲しかったな。

そして5歳のお披露目のダンス。
この世界は5歳の年に社交のお披露目でダンスをするようです、私も最近なぜかダンスの練習時間が長いと思っていたけど、こう言う理由だったのね。
ビジにダンスのお披露目が終わるとお腹が空いたので、お料理を少しばかり食べようとテーブルに近づくも少々私には高くて・・困っていると。
「何が食べたいの?」
とキャロライン様の上のお兄様が声をかけてきた
「はい、少し甘いものが食べたくて。」
と答えると「分かった」と言いながら、いくつかのケーキやクッキーを皿に取り分けて
「さあお嬢様、どうぞ。」
と渡してくれた
「ありがとう存じます。」
とお礼を言いながら近くのテーブルで、お茶を飲みながら甘いお菓子を食べていると。
「私にも下さらないかしら。お兄様。」
とキャロライン様が私の横の席にお座りになられた。
「私、お腹が空いてしまって・・お先に頂いていましたわ。キャロライン様をお誘いすればよかったですね。」
と断りを入れると
「いいえ、構いませんわ。私と同格で接していただいた方が気が楽ですもの。」
と笑顔で答えるとキャロライン様は、本気で言っているみたいだった。

そのパーティーはその後も特別なアクシデントなどなく、つつがなく終了した。


ーー レベルを上げるわよ


家庭教師の1人、私に魔法と剣を教えてくれるエルフのレビューが
「お嬢様、今度森に行きましょう。そこでレベルを上げて基礎パラメータを上げるとこにしましょう。」
と今後の予定を話してくれた。
「森に行くのね?私大丈夫かしら?」
と不安を漏らすと、レビューがニコリと笑いながら
「大丈夫ですよ、直ぐになれますから。」
と太鼓判を押してくれた。

3日後、レビューと一緒に馬車に乗り、近くの森へと向かう。
馬車に乗るのもまだ2回目、外の風景が珍しく窓から覗いていると
「ベティー様は深窓のご令嬢ではございませんね。ふふふ。」
と笑われた。

森に着くとズボンとコート姿の私、ズボンは動きやすさでコートは魔法の効果が付与されたもの。
「このコートの効果はなんなの?」
と聞けば
「気配隠匿と物理耐性中の効果があるわ。」
と答えてくれた。
とても物騒な響きの効果ね、と思いつつ腰の剣を見ながら
「これは?」
と聞くと
「重量軽減、切れ味向上、風の属性よ。」
と教えてくれた、だから軽いんだ。

気楽に森の道を歩いていると、突然手で合図を受ける。
「あれは待ってとか静かにという合図だわ」
と思いながらようすをみていると、向こうから私より少し大きな矮小で醜い小鬼(ゴブリン)が1匹歩いてくるのが見えた。
あれが最初の獲物ね。

剣を抜きゴブリンの側面に回り込み目の前を通過するのを待つ、目の前を無防備に通過した。
合図を待って私は私村から飛び出すと同時に、ゴブリンの右肩口から左脇に剣を振り抜く。
「スパーン!」
と、いう音と共にゴブリンの体がズレながら倒れる、私は素早くその場から離れる返り血を嫌ったのだ。

「お見事です。」
とレビューが手を叩いて褒めてくれた、ゴブリンならまだ多くても大丈夫だ。
ちょうどその時頭の中に
「ゴブリンの討伐を確認しました、レベルが上がります。初めての討伐とレベルアップにボーナス特典があります。」
というメッセージが頭に流れた。
「これが異世界の常識なのね、早く魔法が使いたいわ。」
とワクワクしながら、次のゴブリンを探す。

その日は3回ゴブリンを討伐し、1回コボルトと言う犬頭の魔物を討伐した。
このような経験を10回ほど続けた後、教会でステータスカードをもらうものだと聞いた。
「ステータスガード?」
と呟いたその時、私の目の前に私のステータスが現れたのだが・・これは聞くべきなのか?
「あのお・・、レビューさんお聞きしたいことが、あります。」
「はいなんですか?」
「先程、教会でステータスカードをと聞きましたが、ステータスはそれ以外は確認できないのでしょうか?」
「基本的にはそうです、ただしスキルとしての鑑定と昔話の勇者などが持っていたと言われる、自己管理用のステータスを見ることができるスキルがあると言われていますが、今では眉唾もので信じられていませんね。」
「・・そうなんですね。」
と答えるしかなかった。

ステータス
ベティー=ホワイト  5歳   女  ヒューマン   レベル15
HP 500(体力)      MP 800(魔力量)     VIT 200(耐久力)      
STR 150(力)      AGI 100(敏捷性)      LUK 200(幸運)
スキル
 剣術2     魔力操作1     生活魔法   風魔法1    精神耐性5   
加護
 イシルダー神の加護


普通の人がレベル15の時のパラメータがどのくらいか分からないけど、もう魔法が使えそうなんてことはないよね。
しかも神様の加護付きなんて。
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