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ダンジョン2日目
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次の日私たちは、10階層の転移人の前に戻ってきていた。
「よし今日は、30階層を目指すぞ!」
部長の言葉に確り頷く私も既に冒険者ということでしょうか。
11階層から人型の魔物が多く現れ始めた。
「これがゴブリン、そしてこれがオークだ。多分この階層主はオーガあたりであろう。」
部長はそう言いながら人型の魔物の倒し方を私にレクチャーしながら階層を進む。
「恵くんもかなり動けるようになってきたようだ、この調子ならフロアボス君一人で大丈夫だね。」
と言うとボス部屋の扉を潜った私を置いて、外に出たのです。
ボス部屋の扉がゆっくり閉まる、ボスであるオーガが3体現れる!
「え!私だけ!・・・え、え・・、そんなー!」
と言っている間にも私に一体のオーガが迫ってくる。
私は無詠唱で、身体強化5、物理障壁3、魔法障壁2、並列思考を発動してオーガを迎え撃つ。
オーガの色違いは亜種の上位種だ、魔法を使うかの性がある。
2体目を切り捨てようとしたところで、死角から亜種のオーガが魔法攻撃を繰り出した。
「やっぱり。魔法障壁を張っていて正解だわ。」
「パーン!」
土魔法のアースニードルをはね返す。
想定外の反応にボスオーガは一瞬動きを止める。
「チャンス!」
私は2体のオーガを纏めて斬り捨てるように剣を振りながらの見えない刃を伸ばす。
「スパーン!」
小気味良い音を立ててオーガ二体が上下に分かれて朽る。
「パチパチパチ」
気づくと扉の外に出ていったはずの部長が拍手しながら姿を現す。
「部長ー、隠密で見ていたんですね。」
と言う私に
「さあー、宝探しだ。奥の部屋に行っておいで。」
と言う言葉にせかされて私は、今開いた小部屋に足を踏み入れる。
そこにはまたしても金の宝箱が。
「有りました!金です!」
蓋を開ける私の目にその日一番のお宝が。
さらに30階層、ミノタウルス10体が私の前に現れる。
「半分は僕が処理してやろう。残りをお願いするよ。」
部長の言葉に頷きながら詠唱を始める。
「身体強化MAX、物理耐性MAX、重力魔法5」
と物理魔法MAXで戦いを開始する、ミノタウルスは正面から倒してこそ近宝箱である。
私の背ほどあるトマホークを片手ソードで受け止めてからの突き返しだ!
重心が崩れたところを袈裟斬りに切り捨てながら、次のミノタウルスに狙いをつけながら体を開く。
後ろから体当たりをかましてくるミノタウルスが私にぶつかったと、ダンプに跳ねられたように手足をあらぬ方向に折れ曲げながら飛ばされる。
「2!」
そのまま狙っていたミノタウルスの上半身を斬り飛ばして、縮地で次の獲物の前に。
「3!」
回し蹴りを大きな腹に突き込む、足が背中に突き抜けるがその足をミノタウルスに掴まれる。
私は慌てることなく身を翻して反対の足をミノタウルスの首に。
吹き飛ぶミノタウルスの首。
「4!」
残り1匹に足を振り抜きながら首の無いミノタウルスを投げつける。
そのミノタウルスを避けたミノタウルスが次に見たのは、目の前に迫る銀の刃。
「5!」
と言う私の言葉と同じくして、5体目のミノタウルスが崩れ落ちる。
「ふーっ。」
息を吐きながら部長を見ると手を振りながら私を見ていた。
その日私たちは、金箱2つをゲットして冒険者ギルドに凱旋した。
「よし今日は、30階層を目指すぞ!」
部長の言葉に確り頷く私も既に冒険者ということでしょうか。
11階層から人型の魔物が多く現れ始めた。
「これがゴブリン、そしてこれがオークだ。多分この階層主はオーガあたりであろう。」
部長はそう言いながら人型の魔物の倒し方を私にレクチャーしながら階層を進む。
「恵くんもかなり動けるようになってきたようだ、この調子ならフロアボス君一人で大丈夫だね。」
と言うとボス部屋の扉を潜った私を置いて、外に出たのです。
ボス部屋の扉がゆっくり閉まる、ボスであるオーガが3体現れる!
「え!私だけ!・・・え、え・・、そんなー!」
と言っている間にも私に一体のオーガが迫ってくる。
私は無詠唱で、身体強化5、物理障壁3、魔法障壁2、並列思考を発動してオーガを迎え撃つ。
オーガの色違いは亜種の上位種だ、魔法を使うかの性がある。
2体目を切り捨てようとしたところで、死角から亜種のオーガが魔法攻撃を繰り出した。
「やっぱり。魔法障壁を張っていて正解だわ。」
「パーン!」
土魔法のアースニードルをはね返す。
想定外の反応にボスオーガは一瞬動きを止める。
「チャンス!」
私は2体のオーガを纏めて斬り捨てるように剣を振りながらの見えない刃を伸ばす。
「スパーン!」
小気味良い音を立ててオーガ二体が上下に分かれて朽る。
「パチパチパチ」
気づくと扉の外に出ていったはずの部長が拍手しながら姿を現す。
「部長ー、隠密で見ていたんですね。」
と言う私に
「さあー、宝探しだ。奥の部屋に行っておいで。」
と言う言葉にせかされて私は、今開いた小部屋に足を踏み入れる。
そこにはまたしても金の宝箱が。
「有りました!金です!」
蓋を開ける私の目にその日一番のお宝が。
さらに30階層、ミノタウルス10体が私の前に現れる。
「半分は僕が処理してやろう。残りをお願いするよ。」
部長の言葉に頷きながら詠唱を始める。
「身体強化MAX、物理耐性MAX、重力魔法5」
と物理魔法MAXで戦いを開始する、ミノタウルスは正面から倒してこそ近宝箱である。
私の背ほどあるトマホークを片手ソードで受け止めてからの突き返しだ!
重心が崩れたところを袈裟斬りに切り捨てながら、次のミノタウルスに狙いをつけながら体を開く。
後ろから体当たりをかましてくるミノタウルスが私にぶつかったと、ダンプに跳ねられたように手足をあらぬ方向に折れ曲げながら飛ばされる。
「2!」
そのまま狙っていたミノタウルスの上半身を斬り飛ばして、縮地で次の獲物の前に。
「3!」
回し蹴りを大きな腹に突き込む、足が背中に突き抜けるがその足をミノタウルスに掴まれる。
私は慌てることなく身を翻して反対の足をミノタウルスの首に。
吹き飛ぶミノタウルスの首。
「4!」
残り1匹に足を振り抜きながら首の無いミノタウルスを投げつける。
そのミノタウルスを避けたミノタウルスが次に見たのは、目の前に迫る銀の刃。
「5!」
と言う私の言葉と同じくして、5体目のミノタウルスが崩れ落ちる。
「ふーっ。」
息を吐きながら部長を見ると手を振りながら私を見ていた。
その日私たちは、金箱2つをゲットして冒険者ギルドに凱旋した。
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