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新しいゼスト王国
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ーー ゼスト王国の改革
領主が不慮に死を遂げたゼスト王国王都では次の領主を誰にするかで揉めていた。
評判の悪かった領主一族であった為、領主一族である人族以外の種族から不満が出たのである。
獣人族の代表者が
「話によると黒き神が古竜を従えてこの国に立ち寄っていると噂がある。本当であれば以前の様な領主ではこの国が滅ぶ恐れがある、ここは確かな人物を領主として立てるべきだ。」
と言い出したのだ。
もっともな話だがそれをわざわざ言わなければいけないほど、この王都は腐れているのか?
ゼスト王国は他の王国と成り立ちが違っている。
それぞれの種族の住む地域があり、王都はそれが自由に行き来するための共通の地域という立ち位置で、国王が住んでいるわけではない。
現国王は、人族のカムス=ゼスト3世という名で、王都の北にその拠点を持つ。
今回王都の領主が不審な死を遂げたとこから、領主故人の不正が次々に表にではじめたことで、王国内に不信感が出始めているのだ。
不正に着いては俺が見つけた資料が出回っているのだが。
そこで新しい領主には、違う者が良いという声が大きくなって王国も無視できなくなった。
まあ、不正の内容が酷かったから当然と言える。
そこで王国から詳しく調べるための役人が遣わされた。
この役人がまた酷かったから、俺がまた証拠を揃えて公開した。
するともう人に任せられぬと、王家の王子が出てきた。
王子は自分が連れてきた家臣に捜査を指示した。
すると出るわ出るわの今までの不正、ここで王子は一計を案じた。
「次の領主は人族以外から選任すると」
すると今まで利権に食い込んでいた商人やその他の役人が、慌て始めた。
ここで危機感を1番感じた商人と汚職まみれの役人が手を組み、王子の暗殺を企てたのだった。
この世界には裏社会が当然存在する。
それが職業として成立している
[闇ギルド]と呼ばれる職業である。
これはスキルが暗殺や監視に情報収集に秀でた者を、職員として依頼の応じるにであるが一応ルールというのも存在するが、基本金次第の様だ。
依頼を受けた闇ギルドは、相手が相手だけにかなりの高額な依頼料を先払いで請求した。
依頼料を受け取った闇ギルドは今度は依頼の完遂が絶対条件となった。
王子一行が宿泊する宿が襲われた。
正面及び裏出口から火を放ち焼殺そうとしたのだ。
警護の騎士が命を張って王子を外に逃す、それを追って暗殺者が追う。
そしてその逃走先が俺の屋敷だった。
「ドンドン!」
ドアを激しく叩く音。
ルシファーがドアを開けると、若い男が転がり込んできた。
「頼む匿ってくれ」
そういう男の体は多少火傷の跡が有り、今火を噴き上げている宿屋から来たのだろうと分かるものだった。
どうしたものかと思案中のルシファーが俺を呼びにきた。
玄関ホールに出てきた俺は、息を切らしている男に
「お前は誰だ?何の様でここに来た。」
と問えば
「僕は王子のダニエルだ。今暗殺者に襲われて逃げてきた、匿ってくれ。」
と言うので、
「誰に狙われたんだ?ここに逃げ込むところは見られてないのか?」
と聞くと
「こんな時に何を聞く。匿えと言っているんだ。言う通りにすればいいんだ。」
と命令してきたので、俺は男をドアの外のつまみ出して
「偉そうに何を言う。助けて欲しいものの態度ではないな。他を当たれ、迷惑だ。」
と言ってドアを閉めようとすると、ドアに手を入れて
「僕は王子だと言っているんだ。言うことを聞け!」
と言うので蹴り飛ばしてドアを閉めた。
途方に暮れる王子のすぐ後ろに暗殺者が現れた。
「何処に逃げるんですか?もう逃げる場所はありなせんよ王子。」
と言いながらナイフを持って近づいてきた。
「誰の指図で僕の命を狙うんだ?」
と言う王子の言葉に無言で首を横に振る暗殺者。
王子はもうダメだと覚悟したその瞬間、殺し屋に落雷が落ちてきた。
黒焦げになる殺し屋、その姿を見て王子はさらに震え出す。
すると先ほどの屋敷のドアが開き、王子を掴むと家の中に引き入れた。
「何故?さっきは外の追い出したのに。」
と言う王子に
「殺し屋を連れてきたやつを入れたら、ここも火をつけられるだろうが、そのくらい考えて逃げろよ。」
と言う家主と思える若い男。
「ああ僕も浅慮だった。」
と素直に頭を下げた。
すると男の顔から剣が薄れた。
男の後ろから出てきた少女2名が王子の怪我を手当てしてお茶を出してきた。
出されたお茶を飲みながら王子は
「多分この王都の不正を捜査しに来た僕が邪魔に思えたんだろう。」
と言いながらここはどなたのお屋敷だい?と聞いていた。
「ここはファースト様のお屋敷です。ここより安全な場所はございませんが、謙虚な気持ちでいてくださいね。」
と王子に謙虚でいろと言う、王子はその言葉に引っ掛かりを覚えたが黙って従うことにした。
その後も屋敷の近くで落雷の音が数度響いた。
「ここは雨も降らないのに雷が落ちるのかい?」
王子が堪らなくなりルシファーに尋ねた。
「あれは多分、暗殺者が天罰を受けているのでしょう。」
と言うのを聞いて王子が
「流石に王子の僕に暗殺者を向けたことに神が怒ったんだろう。」
と言うと、ルシファーが真剣な顔で顔を横に振ると
「あれらはファースト様のお屋敷に無断で入ったから天罰が落ちているのです。あなたの命はそこまで大きなものではありません。」
と注意した。
王子は思わず、何を言っているのだこの娘はと思ったが、その後は黙っていた。
1時間ほどすると護衛の騎士が屋敷に訪れた。
「ここに王国の王子が避難されていないか?」
と言う声を聞いて王子が顔を出す
「おお、王子無事でしたか。さあ我らと移動しましょう。」
と言うと何処かに立ち去った。
その姿を見ながらファーストは、
「お礼も言えないとは、ダメだなこの王国は。」
とつぶやいていた。
その後暗殺者が全て雷に打たれ死んでしまった闇ギルドの幹部宅にも、雷が落ちて屋敷ごと灰になった。
依頼をしていた商人や役人も捜査の手が近づき始め、夜逃げする様に王都から姿を消したが、悉く森で死体が見つかった。
ここ怪奇な事件はこれ以上深くは捜査されることはなかったが、それは王宮にふらりと現れた少年を見かけた後だった様だ。
国王はその後各地の領主に「不正は厳罰を持って対応する」と普段以上の厳命を下した。
この先しばらく王国ないでは目立つ不正は減ったと言う。
領主が不慮に死を遂げたゼスト王国王都では次の領主を誰にするかで揉めていた。
評判の悪かった領主一族であった為、領主一族である人族以外の種族から不満が出たのである。
獣人族の代表者が
「話によると黒き神が古竜を従えてこの国に立ち寄っていると噂がある。本当であれば以前の様な領主ではこの国が滅ぶ恐れがある、ここは確かな人物を領主として立てるべきだ。」
と言い出したのだ。
もっともな話だがそれをわざわざ言わなければいけないほど、この王都は腐れているのか?
ゼスト王国は他の王国と成り立ちが違っている。
それぞれの種族の住む地域があり、王都はそれが自由に行き来するための共通の地域という立ち位置で、国王が住んでいるわけではない。
現国王は、人族のカムス=ゼスト3世という名で、王都の北にその拠点を持つ。
今回王都の領主が不審な死を遂げたとこから、領主故人の不正が次々に表にではじめたことで、王国内に不信感が出始めているのだ。
不正に着いては俺が見つけた資料が出回っているのだが。
そこで新しい領主には、違う者が良いという声が大きくなって王国も無視できなくなった。
まあ、不正の内容が酷かったから当然と言える。
そこで王国から詳しく調べるための役人が遣わされた。
この役人がまた酷かったから、俺がまた証拠を揃えて公開した。
するともう人に任せられぬと、王家の王子が出てきた。
王子は自分が連れてきた家臣に捜査を指示した。
すると出るわ出るわの今までの不正、ここで王子は一計を案じた。
「次の領主は人族以外から選任すると」
すると今まで利権に食い込んでいた商人やその他の役人が、慌て始めた。
ここで危機感を1番感じた商人と汚職まみれの役人が手を組み、王子の暗殺を企てたのだった。
この世界には裏社会が当然存在する。
それが職業として成立している
[闇ギルド]と呼ばれる職業である。
これはスキルが暗殺や監視に情報収集に秀でた者を、職員として依頼の応じるにであるが一応ルールというのも存在するが、基本金次第の様だ。
依頼を受けた闇ギルドは、相手が相手だけにかなりの高額な依頼料を先払いで請求した。
依頼料を受け取った闇ギルドは今度は依頼の完遂が絶対条件となった。
王子一行が宿泊する宿が襲われた。
正面及び裏出口から火を放ち焼殺そうとしたのだ。
警護の騎士が命を張って王子を外に逃す、それを追って暗殺者が追う。
そしてその逃走先が俺の屋敷だった。
「ドンドン!」
ドアを激しく叩く音。
ルシファーがドアを開けると、若い男が転がり込んできた。
「頼む匿ってくれ」
そういう男の体は多少火傷の跡が有り、今火を噴き上げている宿屋から来たのだろうと分かるものだった。
どうしたものかと思案中のルシファーが俺を呼びにきた。
玄関ホールに出てきた俺は、息を切らしている男に
「お前は誰だ?何の様でここに来た。」
と問えば
「僕は王子のダニエルだ。今暗殺者に襲われて逃げてきた、匿ってくれ。」
と言うので、
「誰に狙われたんだ?ここに逃げ込むところは見られてないのか?」
と聞くと
「こんな時に何を聞く。匿えと言っているんだ。言う通りにすればいいんだ。」
と命令してきたので、俺は男をドアの外のつまみ出して
「偉そうに何を言う。助けて欲しいものの態度ではないな。他を当たれ、迷惑だ。」
と言ってドアを閉めようとすると、ドアに手を入れて
「僕は王子だと言っているんだ。言うことを聞け!」
と言うので蹴り飛ばしてドアを閉めた。
途方に暮れる王子のすぐ後ろに暗殺者が現れた。
「何処に逃げるんですか?もう逃げる場所はありなせんよ王子。」
と言いながらナイフを持って近づいてきた。
「誰の指図で僕の命を狙うんだ?」
と言う王子の言葉に無言で首を横に振る暗殺者。
王子はもうダメだと覚悟したその瞬間、殺し屋に落雷が落ちてきた。
黒焦げになる殺し屋、その姿を見て王子はさらに震え出す。
すると先ほどの屋敷のドアが開き、王子を掴むと家の中に引き入れた。
「何故?さっきは外の追い出したのに。」
と言う王子に
「殺し屋を連れてきたやつを入れたら、ここも火をつけられるだろうが、そのくらい考えて逃げろよ。」
と言う家主と思える若い男。
「ああ僕も浅慮だった。」
と素直に頭を下げた。
すると男の顔から剣が薄れた。
男の後ろから出てきた少女2名が王子の怪我を手当てしてお茶を出してきた。
出されたお茶を飲みながら王子は
「多分この王都の不正を捜査しに来た僕が邪魔に思えたんだろう。」
と言いながらここはどなたのお屋敷だい?と聞いていた。
「ここはファースト様のお屋敷です。ここより安全な場所はございませんが、謙虚な気持ちでいてくださいね。」
と王子に謙虚でいろと言う、王子はその言葉に引っ掛かりを覚えたが黙って従うことにした。
その後も屋敷の近くで落雷の音が数度響いた。
「ここは雨も降らないのに雷が落ちるのかい?」
王子が堪らなくなりルシファーに尋ねた。
「あれは多分、暗殺者が天罰を受けているのでしょう。」
と言うのを聞いて王子が
「流石に王子の僕に暗殺者を向けたことに神が怒ったんだろう。」
と言うと、ルシファーが真剣な顔で顔を横に振ると
「あれらはファースト様のお屋敷に無断で入ったから天罰が落ちているのです。あなたの命はそこまで大きなものではありません。」
と注意した。
王子は思わず、何を言っているのだこの娘はと思ったが、その後は黙っていた。
1時間ほどすると護衛の騎士が屋敷に訪れた。
「ここに王国の王子が避難されていないか?」
と言う声を聞いて王子が顔を出す
「おお、王子無事でしたか。さあ我らと移動しましょう。」
と言うと何処かに立ち去った。
その姿を見ながらファーストは、
「お礼も言えないとは、ダメだなこの王国は。」
とつぶやいていた。
その後暗殺者が全て雷に打たれ死んでしまった闇ギルドの幹部宅にも、雷が落ちて屋敷ごと灰になった。
依頼をしていた商人や役人も捜査の手が近づき始め、夜逃げする様に王都から姿を消したが、悉く森で死体が見つかった。
ここ怪奇な事件はこれ以上深くは捜査されることはなかったが、それは王宮にふらりと現れた少年を見かけた後だった様だ。
国王はその後各地の領主に「不正は厳罰を持って対応する」と普段以上の厳命を下した。
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