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共に生きる者達
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ーー 王家の宝物庫でご先祖の遺品を見る
俺は王家に俺のご先祖である、ダンジョウ=カゲヤマの遺品を見せてほしいと
願い出た、すると承諾の連絡があり王都に赴いている。
王城に上がり、王に拝謁すると、王が一枚の紙を俺に見せ。
「これを読み上げてくれ」
と言いつけた。
俺は紙を手に取り、紙を見ると、
「この者、我が子孫に間違いなく、我が権能を全て移譲するものである、
ただし本人が望む時のみに。
影山 弾正 」
と書かれていたので、そのまま読み上げると、国王が
俺より下座に移動し、頭を下げると
「ダンジョウ大王様の御子孫にあって、唯一の後継者と認め、申し上げます。」
と言い出しさらに
「大王様の遺言で、
ワシの後継者が現れ、国王の位を望めば、与えよ。
その者、我と同じ力を有する者なり。
決して戦うなどと言う愚かなことは、することなかれ。
夢夢忘るることなかれ。
と書かれています。」
と言うので俺は、
「俺に王は向いてないので、結構です。」
と言いながら
「別にお願いがある、大王様の遺品を見せてほしい。」
と言うと、王は
「容易きこと、付いてこれらよ。」
と言いながら俺を宝物庫に案内し扉を開けると
「1番奥にあります、どうぞごゆるりと。」
と言ってその場を去った。
俺は宝物庫の奥に進むと、漆塗りの箱を見つけ手に取り中を見ると。
そこには、手紙と薬が一つ入ってあった。
手紙を読むとそこには、日本語で
「まだ見ぬ子孫へ
この手紙を読んでいるお前は、ワシの子孫になる。
江戸時代と言う時までワシは子孫を待っていたが、待ちきれなんだ。
お前にも同じ辛さを味合わせるつもりは無い。
ここに有る薬は、不老の薬で有る。
お前が必要と思うならば、使うが良い。
これと同じ物が残って居れば、10本有るはずじゃ。
おもしろき人生を送る事を心から祈る。
ダンジョン=カゲヤマより 」
と書かれていた。
多分、一人で生きることに疲れたご先祖様は、
同じ時間を生きるものを求めたのであろうが、
薬が完成した時に必要とするものは既にこの世に居なかったのだろう。
王家を辞して自宅に帰った俺は、妻たちを呼んだ。
「俺は、ご先祖様と同じ「不老」の呪いを受けている。
ご先祖様は、3000年以上の永きに渡り孤独と戦われた様だ。
遺言と共に「不老の薬」が置いてあった、
また別のところに「老衰の薬」も置いてあるのを見つけた。
そこで君たちに問う。
俺と同じ呪いを背負い永遠を生きるのか、それとも
人としての一生を生きるのか。
どれを選んでも、俺は構わない。
ただ一つだけ忠告しよう、ただの不老であれば死ぬこともできようが、
不老不死であれば、一人しか死ぬことができぬと。
ゆっくり考えてくれ。」
そう言い残すと俺は外に出た。
ーー 共に生きる者
実は俺は、「不老の薬」と「老衰の薬」の作り方を知っていた。
鑑定と叡智で素材と作り方を知り既にその素材を持っていたのだ。
暫くすると、妻達が現れ代表でミラージュがこう言った
「私たちは貴方の妻、妻がいつまでも若い姿で貴方の側に居られる事を
喜ばないはずがないでしょ。
早く私たちに貴方と同じ呪いを分けてください。」
と。
俺は良き妻を得たもんだ。
「みなの気持ちはわかった。感謝する。」
と頭を下げ
「薬はすぐに用意しよう。」
と答えその日は皆で一緒に楽しい食事を共にした。
ーー 「不老の薬」の回収の旅
その後、約束通り妻達に薬を渡すと皆一気に飲み干した。
それを見て俺は言った、
「俺はこれから、ご先祖が残した同じ薬を回収する旅に出ようと思う。
そこで、ミラージュとクリスティーナにお願いする、
この地で俺の領地を守っておいてくれ。
定期的には帰ってくるから心配するな。
そして、アイス、ダイアナ、ハートにお願いする、
俺と一緒に旅を共にし薬と過去を回収する旅に出よう。」
と言うと二人は大きく頷き。
三人は、涙しながら
「「「よろしくお願いします。」」」
と、声を揃えて答えてくれた。
それぞれの過去を回収しよう。
俺は王家に俺のご先祖である、ダンジョウ=カゲヤマの遺品を見せてほしいと
願い出た、すると承諾の連絡があり王都に赴いている。
王城に上がり、王に拝謁すると、王が一枚の紙を俺に見せ。
「これを読み上げてくれ」
と言いつけた。
俺は紙を手に取り、紙を見ると、
「この者、我が子孫に間違いなく、我が権能を全て移譲するものである、
ただし本人が望む時のみに。
影山 弾正 」
と書かれていたので、そのまま読み上げると、国王が
俺より下座に移動し、頭を下げると
「ダンジョウ大王様の御子孫にあって、唯一の後継者と認め、申し上げます。」
と言い出しさらに
「大王様の遺言で、
ワシの後継者が現れ、国王の位を望めば、与えよ。
その者、我と同じ力を有する者なり。
決して戦うなどと言う愚かなことは、することなかれ。
夢夢忘るることなかれ。
と書かれています。」
と言うので俺は、
「俺に王は向いてないので、結構です。」
と言いながら
「別にお願いがある、大王様の遺品を見せてほしい。」
と言うと、王は
「容易きこと、付いてこれらよ。」
と言いながら俺を宝物庫に案内し扉を開けると
「1番奥にあります、どうぞごゆるりと。」
と言ってその場を去った。
俺は宝物庫の奥に進むと、漆塗りの箱を見つけ手に取り中を見ると。
そこには、手紙と薬が一つ入ってあった。
手紙を読むとそこには、日本語で
「まだ見ぬ子孫へ
この手紙を読んでいるお前は、ワシの子孫になる。
江戸時代と言う時までワシは子孫を待っていたが、待ちきれなんだ。
お前にも同じ辛さを味合わせるつもりは無い。
ここに有る薬は、不老の薬で有る。
お前が必要と思うならば、使うが良い。
これと同じ物が残って居れば、10本有るはずじゃ。
おもしろき人生を送る事を心から祈る。
ダンジョン=カゲヤマより 」
と書かれていた。
多分、一人で生きることに疲れたご先祖様は、
同じ時間を生きるものを求めたのであろうが、
薬が完成した時に必要とするものは既にこの世に居なかったのだろう。
王家を辞して自宅に帰った俺は、妻たちを呼んだ。
「俺は、ご先祖様と同じ「不老」の呪いを受けている。
ご先祖様は、3000年以上の永きに渡り孤独と戦われた様だ。
遺言と共に「不老の薬」が置いてあった、
また別のところに「老衰の薬」も置いてあるのを見つけた。
そこで君たちに問う。
俺と同じ呪いを背負い永遠を生きるのか、それとも
人としての一生を生きるのか。
どれを選んでも、俺は構わない。
ただ一つだけ忠告しよう、ただの不老であれば死ぬこともできようが、
不老不死であれば、一人しか死ぬことができぬと。
ゆっくり考えてくれ。」
そう言い残すと俺は外に出た。
ーー 共に生きる者
実は俺は、「不老の薬」と「老衰の薬」の作り方を知っていた。
鑑定と叡智で素材と作り方を知り既にその素材を持っていたのだ。
暫くすると、妻達が現れ代表でミラージュがこう言った
「私たちは貴方の妻、妻がいつまでも若い姿で貴方の側に居られる事を
喜ばないはずがないでしょ。
早く私たちに貴方と同じ呪いを分けてください。」
と。
俺は良き妻を得たもんだ。
「みなの気持ちはわかった。感謝する。」
と頭を下げ
「薬はすぐに用意しよう。」
と答えその日は皆で一緒に楽しい食事を共にした。
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その後、約束通り妻達に薬を渡すと皆一気に飲み干した。
それを見て俺は言った、
「俺はこれから、ご先祖が残した同じ薬を回収する旅に出ようと思う。
そこで、ミラージュとクリスティーナにお願いする、
この地で俺の領地を守っておいてくれ。
定期的には帰ってくるから心配するな。
そして、アイス、ダイアナ、ハートにお願いする、
俺と一緒に旅を共にし薬と過去を回収する旅に出よう。」
と言うと二人は大きく頷き。
三人は、涙しながら
「「「よろしくお願いします。」」」
と、声を揃えて答えてくれた。
それぞれの過去を回収しよう。
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