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人間生活始まるよ〜?
僕のお仕事
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「ハルマ、そこの計算を頼む。」
僕は返事良く立ち上がると、積み上がった雑紙の様な書類を手に抱えて戻ると、自分で作った書式に整理し始めた。僕がこの騎士団の事務方で働くようになってから丁度一週間になる。
あの日、指揮官室に向かうと、鬼軍曹って感じのいかめしい指揮官と、僕にいつも親切な副指揮官と面接したんだ。俺は前日からどんな仕事をしたいか考えていた。
どう考えても非力な僕は、事務的な事ならどんな事も出来そうだと思った。でもこの世界の常識を知らないので、対外的な事は無理だ。単純な数字の積み上げの経理的なものならいける気がした。
それを伝えると、丁度人員不足で増員を求められていた資金部門に配置される事になった。それと同時に、騎士団事務方の制服も配給されるみたいだ。
通常なら予備の制服があるのだそうだ。でも予想通り、僕に合うサイズのものがなかったので、王都の服屋で仕立てることになった。僕としても時間は掛かっても身体に合うものを着たかったので文句は無かった。
資金部門は騎士団でのあらゆる経費や物品の購入、物品の管理まで扱っていた。副指揮官に連れられて出向いた部屋は、それこそ皆が殺気立っていて、これは新人にはキツイんじゃないのかなって心細くなったのを覚えている。
初めて書類を眺めた時、不思議なことに僕には日本語にしか見えなかった。これは異世界転生チート?と喜んだ。僕の書く日本語も勝手にこちらの言語に変換されるみたいで、不思議だった。
日本語を書いているつもりなのに、手は違う言語を書いてるんだ。ちょっと慣れるまでは時々フリーズしてた。今はそう言うものだと割り切って、細かいことは考えない様にしている。
だいたい、僕がちょっと前まで馬として走り回っていたんだよ?考えたって答えなんか出ない。それに、僕にはひとつ懸念があった。人間に戻ったキッカケが分からないという事。
それって、何かの拍子に僕が馬のフォルに戻っちゃうって事なんじゃないかな。僕は書類が山積みになっている部屋を見回して考えた。
もし今僕が馬になったら、この書類はバッサーって崩壊して、みんなが阿鼻叫喚して、僕は書類を踏まない様に足踏みして…。ふふふ、めちゃマンガっぽい。一生忘れられない出来事になりそう。
あ、でも魔物扱いされて成敗されたら困るな。あの剣でブスッとされたら、マジで痛そうだもんね。
僕はそんな事を考えながら、思わずニヤニヤしながら仕事の続きに勤しんだ。そんな僕を周囲の人達がチラチラ見てることには全然気づかなかった。
僕は返事良く立ち上がると、積み上がった雑紙の様な書類を手に抱えて戻ると、自分で作った書式に整理し始めた。僕がこの騎士団の事務方で働くようになってから丁度一週間になる。
あの日、指揮官室に向かうと、鬼軍曹って感じのいかめしい指揮官と、僕にいつも親切な副指揮官と面接したんだ。俺は前日からどんな仕事をしたいか考えていた。
どう考えても非力な僕は、事務的な事ならどんな事も出来そうだと思った。でもこの世界の常識を知らないので、対外的な事は無理だ。単純な数字の積み上げの経理的なものならいける気がした。
それを伝えると、丁度人員不足で増員を求められていた資金部門に配置される事になった。それと同時に、騎士団事務方の制服も配給されるみたいだ。
通常なら予備の制服があるのだそうだ。でも予想通り、僕に合うサイズのものがなかったので、王都の服屋で仕立てることになった。僕としても時間は掛かっても身体に合うものを着たかったので文句は無かった。
資金部門は騎士団でのあらゆる経費や物品の購入、物品の管理まで扱っていた。副指揮官に連れられて出向いた部屋は、それこそ皆が殺気立っていて、これは新人にはキツイんじゃないのかなって心細くなったのを覚えている。
初めて書類を眺めた時、不思議なことに僕には日本語にしか見えなかった。これは異世界転生チート?と喜んだ。僕の書く日本語も勝手にこちらの言語に変換されるみたいで、不思議だった。
日本語を書いているつもりなのに、手は違う言語を書いてるんだ。ちょっと慣れるまでは時々フリーズしてた。今はそう言うものだと割り切って、細かいことは考えない様にしている。
だいたい、僕がちょっと前まで馬として走り回っていたんだよ?考えたって答えなんか出ない。それに、僕にはひとつ懸念があった。人間に戻ったキッカケが分からないという事。
それって、何かの拍子に僕が馬のフォルに戻っちゃうって事なんじゃないかな。僕は書類が山積みになっている部屋を見回して考えた。
もし今僕が馬になったら、この書類はバッサーって崩壊して、みんなが阿鼻叫喚して、僕は書類を踏まない様に足踏みして…。ふふふ、めちゃマンガっぽい。一生忘れられない出来事になりそう。
あ、でも魔物扱いされて成敗されたら困るな。あの剣でブスッとされたら、マジで痛そうだもんね。
僕はそんな事を考えながら、思わずニヤニヤしながら仕事の続きに勤しんだ。そんな僕を周囲の人達がチラチラ見てることには全然気づかなかった。
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