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行きたい学部

焦らされて※

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祥一朗の甘やかな口づけに、俺はすっかり蕩けてしまった。唇を甘く喰んで、舌先でくすぐるように唇の裏側をなぞられた。俺はもっと口の中を撫でられたくて、祥一朗の首に手を回して顔を傾けると、祥一朗が本気を出して俺を貪り出した。

隣にいた秋良は俺の背中や肩にキスをし始めて、その手は俺の胸をくすぐり、何度も焦らすように胸の尖りを弾いた。俺がキスしながら呻くと、祥一朗はつと顔を離して、俺の喉から溢れる甘えるような音を楽しんでいるようだった。


「雪弥、気持ちいい?私は雪弥のその喘ぎ声が好きなんだ。ほら、甘えて、もっとって聞こえる…。秋良、雪弥の昂りを可愛がってやってくれ。」

そう言って、俺をぐいっと抱き起こすとベッドサイドギリギリに膝立ちにさせた。そして背後から、首筋や耳を甘噛みしながらゆっくりと両胸の尖りを摘んでこね始めた。俺は妙に不安定な体勢に、何が始まるのか期待と不安の入り混じった気持ちで胸がドキドキした。


「緊張してるのかい?大丈夫…、雪弥が怖がることは絶対しないから。」

そう言って胸先をぐいっと押し込んだので、俺は大きく嬌声をあげてしまった。いつの間にかベッドサイドに立っていた秋良が屈んで俺に口づけた。祥一朗にイタズラされて上げる喘ぎ声は全部秋良に飲み込まれて、おれは口の端からダラダラと唾液を垂らしてしまっていた。

「雪、興奮してる?凄い唾液の量だ。この中に俺のこれを入れてかき混ぜたら気持ち良いだろうな。」


そう言って俺の片手を秋良の昂りに誘導して掴ませた。秋良のそれはもうすっかり育っていて、俺は甘やかな気持ちでそのなめらかな先端の丸みを撫で回した。

触れるほどにビクビクとうごめく秋良のそれは可愛い生き物のようで、俺の胸を可愛がる祥一朗の手の動きと同じようなスピードで、ますます指先を動かした。


「うん、…っ、ぐっ、ぁんっ、ん…。」

秋良に口の中を舌を突き入れるように愛撫されて、俺は無意識にお尻を突き出して、背後にいる祥一朗の昂りに擦り付けていた。早くこの硬くて太ましい祥一朗自身で俺の中を満たしたい。

俺の焼けるような頭の中は、それでいっぱいになっていた。俺のくねるような腰の動きでびくつく、祥一朗のすっかり濡れた昂りは、ベチベチと俺の際どい場所を擦って今すぐに潜り込みそうだった。

けれども焦らされて、胸の尖りをつねられた俺は秋良の唇に甘くため息を吐くばかりでしまいには、泣き声で懇願してしまった。


「ああっ、祥一朗入れてっ、もう待てないっ!」

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