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再びの学校生活へ

聖の情熱※

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聖の懇願めいたその呟きに、俺は聖の膝から降りた。少し恥ずかしい気持ちがしたけれど、聖の願いに応えたかった。目の前で服を脱ぐと、呆然としている聖をベッドへ突き飛ばした。

「お、おい…。」

少し乱暴にしたのは気恥ずかしさを誤魔化すためだ。俺は発情期以来の酷く爛れた生活で、すっかりこの手の色事に慣らされてしまった。聖はそんな俺を戸惑いながらも、期待に満ちた眼差しで見つめて言った。


「…椿が言ったことは本当だったみたいだな。雪が本気出したら魔性に変わるのか。」

俺は少し笑って言い返した。

「…魔性じゃないよ。俺は聖に愛されたいだけ。」

聖は喉をゴクリと動かすと、俺に手を差し伸ばした。


それからはどちらが求めたのか、それとも二人が共に求めたのか、愛撫もそこそこに聖は俺の奥へと突き上げた。荒い息遣いの聖は我慢が出来ないように俺を揉みくちゃにして、俺はその猛り切った聖の力強さに翻弄された。けれど俺にぶつけてくる情熱が、これまでの表に出さなかった聖の思いのような気がして、俺はいつに無く興奮してあっという間に高みへと連れて行かれてしまった。

「あ、あああっ、聖っ!だめ、逝くっ!」

仰向けになった聖は俺をグッと引き寄せるとクルっと位置をひっくり返して、雄のギラついた眼差しで俺を見つめて言った。


「雪、もうちょっと付き合ってくれ。」

そう言うと俺の太腿をがっちり捕まえて押し広げた。聖の太くて逞しいそれは、俺を更に押し開いて上からゆっくり抉り続けた。強烈な快感に俺は喉から溢れる嬌声を止める事も出来ず、身をよじって怖いくらいの気持ちよさから逃れようとした。焦らされてるのか、俺が溢れ出る寸前でお預けを食らっていて、俺は苦しいくらいのたどり着けないもどかしさに泣いていた。

「あぁ、雪、雪、好きだ。俺にはお前だけだ…。」


そう言うと聖は自制を投げ捨てて、俺を凄まじい勢いで高みへと連れていった。俺と聖は確かに同じ快感の中にいたはずだったけれど、俺の意識は途中で途切れてしまって、気がつけば俺は湯船の中で聖に優しく全身を撫でられていた。

「んっ。…聖?」

聖は俺を覗き込んで、蕩けるような甘い顔で言った。

「雪、目が覚めたか。悪い。ちょっとやり過ぎちゃったみたいで…。俺も雪が相手だと我を忘れるっていうか。でも、最高だった。好きな相手とするってこんな凄いんだな。今までのあれって何だったんだろ…。」
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