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篤哉side溶かされて※

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両手を頭上でネクタイに縛られて、クッションに埋もれる俺に跨った理玖は、唇を僅かに開けて息を吐き出しながら、ゆっくりと俺を理玖のドロドロの窄みに呑み込んでいった。理玖は眉間に皺を寄せて、細めた目を俺に向けていた。その扇状的な色めかしい眼差しに、俺は腰を突き出さないようにするのが精一杯だった。

あの可愛くて素直な理玖が、こんな魔性の堕天使になるなんて誰が想像しただろう。シロップより甘い理玖の喉から出る喘ぎ声は俺を煽って、我慢できずに腰を突き出した。


「んあっ!ああっ、うん、はぁはぁっ。」

俺の自然に揺れる腰と一緒に、理玖が俺の胸に手をついてぬちゃぬちゃといやらしい水音を立てながら身体を上下に動かす。ヒートはすっかり終わったというのに、貪るようなその理玖の貪欲さに、俺はすっかり当てられてしまった。

この3年間我慢して来た、その鬱憤を晴らすかのように俺はガツガツと下から突き上げた。悲鳴に似た嬌声を上げて直ぐに理玖がガクガクと逝ってしまった。俺はその締め付けに追い立てられるように、縛られた腕の中に理玖を閉じ込めると無我夢中で更に腰を突き出した。


すっかり理玖に煽られていた俺はこらえることも出来ずに、あっという間にうねる理玖の奥へ奥へと本能のままに射精し続けた。途切れることのない引きしぼられるような快感が続いて、理玖もまた俺の腕の中で、タラタラと白濁を俺の腹に溢し続けた。

アルファは射精する際は根元にノットが大きく膨らむので、理玖に入り込んだそれが縮まるまで直ぐに離れることが出来ない。俺はそれを理玖を堪能する時間だと心の中で喜んでいるんだ。


クッタリと汗ばんでも甘い理玖の体臭を嗅ぎながら、俺は髪に、頬に、口づけしたい場所にはどこにでもキスしまくっている。いつもは恥ずかしがる理玖もこの時ばかりは無抵抗で、俺は自分だけの番を堪能しているんだ。

これって一種のグルーミングかもしれないな。

「…あっくん、何で動いちゃうの?」

気を飛ばしていた理玖が復活した途端俺に文句を言ってきた。俺は理玖に優しくネクタイを外すように頼むと、理玖はぼんやりしながら外してくれた。


俺は理玖に入ったままコロンと理玖をベッドに押し付けると、不穏な空気を感じて慌てている理玖ににっこり微笑んで言った。

「理玖からのご褒美、嬉しかった。だからお礼はたっぷりしなくちゃな?」
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