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篤哉side理玖を噛んだ※

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俺は腕の中で意識を飛ばしてぐったりしている理玖を抱きしめながら、幸せを噛み締めていた。さっきまで長い射精が続いていた俺の昂りはようやく根元のノットも小さくなって、理玖の中からずるりと出た。

理玖の首元から俺を昂らせる美味そうな甘い匂いを、俺が理玖を噛んで番にしてしまったせいで、もう他のアルファが嗅ぐ事ができないと思うと、俺は嬉しさで笑い出しそうだった。


まだ中学三年生の理玖がこれから出会っただろうアルファとの可能性を、この早い時期に摘み取ってしまったのは、少し罪悪感も感じる。一方で、俺たちの間に他人が入ってくるなどあり得ないのでこの事は至極当然の様な気がした。

そうは言っても、いくらなんでも早いんじゃ無いかと三好家の面々は顔を顰めそうだなと想像して、俺は苦笑いしていた。ふと腕の中の理玖が身動きしたのを感じて、俺は自分でも聞いたことのない甘い声でささやいた。


「…理玖?目が覚めたか?これを先に飲んで。」

トロンとした色っぽい眼差しで俺を見つめる理玖は壮絶に色っぽくて、俺はあっという間に臨戦体制になってしまった。理玖のヒートは強烈だな。理玖もさっきより顔を赤らめている。

「…あっくん。何をのむの?」


俺は理玖の口の中に避妊薬をそっと入れると、ボトルから水を飲むと口移しで理玖に飲ませた。コクコクと小さな子供の様に飲む理玖は可愛らしかったけれど、理玖は俺をとろりと見つめて言った。

「はぁ…、美味しい。あっくんもっとちょうだい…?」

そう言って柔らかな唇を開けて、俺に舌を突き出した。俺は喉をゴクリと動かすと、もう一度水を口いっぱいに含んで、理玖に飲ませた。


俺は堪え性がないんだろう。理玖のヒートに当てられてる俺はそれを言い訳に、のぼせた頭の何処かで理玖をとことん貪る事にある種支配欲さえ満たされて、理玖の甘い口内を舌で撫で回した。

時折甘い理玖のねだる様な声が耳をくすぐった。俺はお互いに揉みくちゃに身体を撫で回しながら、理玖の両腿を抱え上げると、ぐずぐずに蕩けた窄みにそそり立った剛直を一気に突き入れた。


「ああああぁっ!い、んんっ!あっ、あぁっ!」

仰反る理玖の甘い首筋に唇を押し当てて、俺は強烈な快感を感じた。突き入れて何度も動いてないのに、理玖のそこは俺にしがみついて離れない。動くたびに絞り上げられて、俺は奥へ奥へと誘い込まれた。

直ぐに俺は、自身の根元のノットが大きく膨らみきったのを感じた。ああ、ここは俺だけの場所だ。誰も立ち入ることを許さない俺だけの楽園なんだ。
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